マジでB・A・Dなラビリンス 新弾レビュー
「これでもか!」というほどパーツが殿堂入りとなった『ゴエモンループ』。
散々ブログ内でもお伝えしてきた『赤緑モルトNEXT』も、ゲームスピードを加速させてきた<スクランブル・チェンジ>が制限に。。
1年前からこのカードを投入した『NEXダンテ』と『赤緑モルトNEXT』を大会で使ってきた自分からは「短い間だったけどありがとう」という感想です。
<魔龍 バベルギヌス>は許されてもいいのではないかと思いますが......。好きなカードだったので悲しいです。
<目的不明の作戦>は散々言われていたので「やっとか」という感じです。
そして、今回はこの新殿堂を踏まえて、自分が選んだ「マジでB・A・Dなラビリンス!!」の注目カードレビューを行いたいと思います!
独断と偏見で選ぶ! 各文明イチオシカード!
オヴ・シディア
前回の共同レビューでも取り上げたカードですが、新殿堂で『ゴエモンループ』をはじめとするループデッキが衰退したことにより、『メタリカ』のようなドッシリ構えるタイプのデッキが相対的に強くなったので再評価です。
まず目を引くのは13500と狙ったように設定されたパワー。
そうです、<蒼き団長 ドギラゴン剣>に500勝っています。
今回の制限で影響を受けなかった『バスター』系統のデッキに対して、『メタリカ』は盤面が取りやすいデッキになるのではないでしょうか。
コストが重いため、流行りの<超次元ガロウズ・ホール>などでバウンスされると頭を抱えることになりますが、一度場に出せさえすれば他のメタリカたちが自分を守ってくれるので、もう一度<オヴ・シディア>を出してメタリカを補充して......という動きでリソース勝負に持ち込むことができます。
"罰怒"ブランド
圧倒的速度を誇るビートジョッキー。
発売翌日に行われた大会でも上位入賞を果たしていました。
今回の弾の中では早い段階で情報が公開されたカードですが、実際に使ってみると見た目以上の速度です。
こいつの効果で参照するのは火のクリーチャーなので、構築の自由度が高いのも魅力。
みなさん大好き<単騎連射マグナム>もSAになって突撃します。
一時期の『赤単バイク』を彷彿とさせますね。
ただ、これまで環境で速いデッキを使う利点は"『赤緑モルトNEXT』と『ゴエモンループ』に有利"というものだったので、この2つが弱体化して数を減らすことがビートジョッキーにどう影響してくるのか......。もちろん、それを差し引いてもビートジョッキーの速度は目を見張るものがあるので、今後意識するべきデッキになるでしょう。
古代楽園モアイランド
10コストのでっかいモアイが登場。
パワー18000に加えて、持っている効果もダイナミック。
これまでに<偽りの王 ナンバーナイン>など似たカードもありましたが、こいつの利点は自然文明ということ。
"マナブーストを重ねて古代楽園モアイランドを場に出す"という動きが1つの色で完結しているので、構築の難易度がかなり低くなっています。
そして、1個目の効果に目が行きがちですが、2個目の効果も強力。
攻撃してバトルを仕掛けるのはもちろん、<光牙忍ハヤブサマル>で相手の攻撃を<古代楽園モアイランド>でブロックして、効果でついでにシールドをマナ送りにするという小技もあります。
注意点があるとすれば、フィールドを展開できないだけなので、既に展開されているフィールドのDスイッチは起動されてしまうということ。
自分のD2フィールドと組み合わせて使うのがオススメです。
狂気と凶器の墓場
コロコロコミックの先行公開でも出ていた便利なリアニメイト呪文。
コスト6以下の制限があるのでこの呪文だけではあまりお得感がないかもしれませんが、唱えると墓地を2枚肥やせるというのがキモです。
これまでの<バスター>系のデッキは<絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート>を失ったことで、<蒼き団長 ドギラゴン剣>が見えない状況が多々ありました。
ですが<狂気と凶器の墓場>の登場で、墓地を肥やして<蒼き団長 ドギラゴン剣>のパーツを探す、というコンセプトのデッキが生まれるor進化を遂げるかもしれません。
5マナで普通に<リュウセイ・ジ・アース>を場に出すだけでも十分強いです。
拘束の毒 ジェリフィ
<霊騎秘宝ヒャックメー>の後継人が遂に登場!
『マッドネスカウンター』好きにはたまらない一枚なのではないでしょうか。
<霊騎秘宝ヒャックメー>と大きく異なるのは、捨てる枚数が自分で選べるという部分。
<斬隠蒼頭龍バイケン>などマッドネス効果持ちでカウンターをした後、残ったハンドで追撃を仕掛けることができます。
しかも、手札を捨てるだけではなく相手に攻撃不能効果を与えるので、これを踏ませることができればひとまず耐えられるのも強いです。
自分のターンに召喚しても相手への効果は続くので、手札に来ても腐ることはありません。
最新弾の中で期待の1枚です。
テキサス・ストーム
あれ、これって<フォース・アゲイン>じゃん!
STが付いてないとはいえ、何かに悪用できそう(使い方はまだ思いつきません)なカード。
"相手のシールドを1枚ブレイクする"という能力がメリットとなるか、デメリットとなるか......。
<ジョリー・ザ・ジョニー>を組み合わせると、出たターンの攻撃で2枚ブレイク→次のターン<テキサス・ストーム>で1枚ブレイク→もう一度攻撃で2枚ブレイク、でちょうど5枚シールドがブレイクできます。
今回の弾でジョーカーズも新たなカードが増えたので、新しい形の『ジョーカーズ』が生まれるかもしれません。
最後に
今回は、注目しているカードを各文明から1枚ずつ紹介させていただきました!新殿堂も発表され、ガラッと環境がかわることは間違いないでしょう。
これまではあまり注目されていなかった新種族のカードも、今後は活躍する機会が多くなるかもしれません。
初めて使われて「なんだこのカード?」とならないためにも、みなさんも新カードには一通り目を通しておくのがオススメです!
次はデッキ紹介やレポート記事などでお会いしましょう。ではでは~