埼玉CS 大会レポート
最近のデュエルマスターズは、「ジョーカーズ参上!!」のカードに注目が集まっていますね。
新しい構築済みデッキも発売されて、新カードたちも虎視眈々と活躍の機会を待っている......って感じでしょうか。
デッキに収録されている新カードについては、ブロガーのらいだぁさんがコチラで紹介しています!
デッキ記事はこちら!
さてさて、今回の記事内容は「大会結果から見る現在の勝ち組デッキ」です!
2017年5月20日に千葉県柏市にて、第2回埼玉CSが開催されました。
本大会は、DMPランキング制度が始まって以来初となる大型の個人戦です。
200人以上の参加者が集まり、熱い勝負を繰り広げていました。
今回の自分は、プレイヤーとしてではなく運営の一員として参加。
いつもはプレイする側の人間なので、正直なところ戦いたくてムズムズしていましたが、その変わりに外側から結果を見ることによって、デッキの傾向などについて新たな発見がありました!
中でも印象的だったデッキについても紹介します!
埼玉CSホームページ http://fanblogs.jp/saitamacs/
ついに2強時代崩壊!? 背後から忍び寄るデッキたち!
まずは使用者の多かったデッキと、上位デッキを見てみましょう。画像クリックで拡大されます
使用率1位は......やっぱり「赤緑モルトNEXT」でした!
全体の約20%が使用。やはり圧倒的人気です。
ですが、ベスト16デッキタイプを見てみると...
使用者 2人
- 赤緑青バスター
- 青黒ハンデス
- 墓地退化
- 緑単ジャックループ
- 5cビッグマナ
- アナカラーデッドゾーン
- 赤青バイク
- 赤緑バイク
- 赤緑黒バスター
- モルト王
- ジョーカーズ
- 青白ダンテ
- ジャスティスループ
トップ16のデッキタイプはなんと13種類!
驚くべきことに、「モルト王」が1人いるものも、その中に「赤緑モルトNEXT」は0人です。
もう1つの環境トップと言われていた「緑単ゴエモンキー」もここまで1人しか残っていません。
あの2つのデッキが支配していた環境と比べると、大きく環境が変化したことがわかります。
上位デッキの多くに共通していることは、「赤緑モルトNEXT」と「緑単ゴエモンキー」のどちらか、または両方に有利ということでしょう。
考えてみればそれもそのはず。
これから大会に参加するとなった際に「環境トップの2つに勝てるデッキを使おう!」となるのは至極当然。
もちろん、その2つを使うことを選択する人も多くいますが、そうした場合に対戦するのはミラー、もしくは不利なデッキとなる可能性が非常に高いです。
こうなってしまうと、2強だったデッキを握るのは......ベターな選択ではあるけど、ベストな選択ではない感じです。
せっかくの強いデッキも、ガンメタされたデッキを当たり続けるのであれば意味がありません。
じゃあ、どうする......?
環境の動きがわかっても、使うデッキが決まらないのがデュエルマスターズ。今までは「赤緑モルトNEXT」と「緑単ゴエモンキー」に勝てるデッキを使っていればある程度勝つことができましたが、その影響でここまでデッキタイプが増えてくると「当たりたいデッキと全然当たらない...」という状況も増えてきます。
そこで、今回はそんな雑多な環境を勝ち抜いた「ジャスティス・ループ」をご紹介したいと思います。
呪文
計32枚
「赤緑モルトNEXT」と「緑単ゴエモンキー」の共通の弱点は、序盤の攻撃に弱いということ。
種類にばらつきがあると言っても、その弱点を狙った攻撃速度に特化したデッキが増えています。
そのデッキを逆に刈り取ろうというのがこのデッキ。
デッキの内容は以前の「天門ループ」を想像してもらうとわかりやすいと思います。
簡単なループの手順を説明すると......
1、<聖霊左神ジャスティス>2体を<ウェディングゲート>で場に出し、<連弾スパイラル>と<龍素知新>、<目的不明の作戦>を組み合わせてこれを繰り返します。
2、墓地を肥やしながらデッキがなくなる直前まで掘り進めます。
その間に<聖霊左神ジャスティス>が4体並ぶ状況にしておきます。
3、<ジャスティス>の効果で必ず<龍素知新>を唱えるようにし、1体の<聖霊左神ジャスティス>の効果で「墓地の<龍素知新>→<目的不明の作戦>→<連弾スパイラル>」。
2体のジャスティスの効果で「墓地の<龍素知新>→<目的不明の作戦>→<ウェディングゲート>」を2回行うと、1体分の効果を残しつつ、4体の<聖霊左神ジャスティス>が出た状態に戻ります。
もちろん、使った呪文が山札の下に戻るので、デッキは元通りの状態に。
4、残った1体の効果を利用して、今度は<フォース・アゲイン>をリサイクル。
<黒神龍ザルバ>をたくさん出して、相手にデッキを全て強制ドロー!
<ウェディングゲート>を踏んだ瞬間にループ突入が狙えます。
墓地に<ウェディングゲート>があれば<目的不明の作戦>でも可能!
呪文を封じるカードが無ければ、攻撃の際にトリガーをケアするのは至難の業です。
また<ドレミ団の光魂Go!>や<連弾スパイラル>が入っており、普通に防御が硬いのも魅力。
6マナまで耐えてしまえば<ウェディングゲート>の手打ちからでもループに突入できます。
「天門ループ」の面影を感じさせるこの「ジャスティスループ」。
攻撃するデッキは脳筋っぽくて嫌だ! という人にオススメです!
優勝の実績もあり、デッキの強さもお墨付きです。
最後に
今回は、運営として参加したCSから見る環境と、優勝したデッキの紹介でした。2強時代と言われ続け1ヵ月が経過し、再び環境は混沌としたものに戻りつつあります。
それをいち早く察知し、なるべく有利対面の多いデッキを選択したプレイヤーが今回の勝ち組という感じでしょうか。
いやー、他人がプレイしているのを見ていると、より一層自分でプレイしたいという気持ちが強くなりますね!
今回は外側から見た内容でしたが、今度はプレイヤーとして参加した内容をお届けできたらいいなと思います。
ではではー!