今回は10月27(日)に愛知で開催されたGP2024 2ndオリジナルの参加レポートをしていきたいと思います。
「オリジナル」は「アドバンス」とは違って普段からいつも触れているフォーマットなのでより気合を入れて参加してきました!
では実際に参加してみてどうだったのか振り返っていきたいと思います。
オリジナルの環境読み
今回のGP開催1週間前に「デュエキングドリーム」が発売されましたが、<ボルシャック・ドリーム・ドラゴン>や<頂上電融 クライアッシュ"覇星" '22>、<蒼き夢双 ドギラゴン天>のようなオリジナルでも使える一部新カードを採用したデッキはいたとしても「オリジナル」では環境が変わるほどの影響は無いだろうと考えていました。使用者の多いであろうデッキタイプはいくつか予想していました。
安定感が高く数多くのラウンドを勝ち続けるのに向いているであろう「アナカラーマルル」、最強と呼び声の高い「デイガファイアーバード」、ファイアーバードに対して有利の付く数少ないデッキ「青黒コンプ」、<音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」>と<時の法皇 ミラダンテXII>を使って安全に勝利をつかむ「ラッカゴスペル」などなど。
そして、GP開催直前にCSの大会結果で「ドロマーマーシャル」の入賞報告とデッキリストが公開され、仲間内でもこの情報が共有されました。
どのデッキも対面毎に有利や不利がありますが、プレイ次第で勝率に大きく差が出るのが「オリジナル」であると考えていたので、使いたいデッキはいくつかありましたが、ここ最近で最も使用していた「青緑ジャイアント」がプレイに自信があったので使用することに決めました。
使用デッキ紹介
僕が「オリジナル」で使用したデッキは「青緑ジャイアント」です。
知らない方のために「青緑ジャイアント」の戦い方を紹介しましょう。
ゲーム序盤は相手の早期踏み倒しを<とこしえの超人>や<キャディ・ビートル>で妨害します。すると相手はこれらのメタカードを除去したくなるのですが、<同期の妖精/ド浮きの動悸>や<アシステスト・シネラリア>で守ることで、相手の動きを大幅に遅らせます。
5マナ域まで行けば<チアスカーレット アカネ>や<チアスペース アカネ>から<超重竜 ゴルファンタジスタ>へと繋げていきながら相手の盤面を破壊していきます。《超重竜 ゴルファンタジスタ》が生きてターンが返ってくると自分の手札とマナが倍になるので一気にリソースを伸ばします。増えたリソースを盤面に変換していき「革命チェンジ」や<終の怒流牙 ドルゲユキムラ>をタダで出して一気に打点を増やして殴ってもいいですし、相手の受けが堅そうな場合は<水上第九院 シャコガイル>でEXwinで勝つデッキです。
盤面で戦うデッキ相手にはかなり有利に立ち回ることができ、ループ系デッキが全くいない今はかなり追い風です。
採用カード紹介
序盤はメタクリーチャー、中盤は<チアスカーレット アカネ>や<超重竜 ゴルファンタジスタ>、終盤は相手の「ガードストライク」や<深淵の逆転撃>を肩代わりしてくれます。
<チアスカーレット アカネ>は「革命チェンジ」先が無くともパワーが7000あるので大体のクリーチャーを上から踏みつつ「メクレイド」もでき、単体のカードパワーが高いです。
<チアスペース アカネ>はジャイアントであればコスト関係なく「革命チェンジ」できるので相手によっては<キャディ・ビートル>等から「革命チェンジ」していき、早期に<超重竜 ゴルファンタジスタ>を出すという成長プランが取れたり、「ガードストライク」を持っているので受けになったりする万能なクリーチャーとなっています。
すでに何度か紹介した<超重竜 ゴルファンタジスタ>は登場時にコスト6以下のジャイアントを踏み倒しと、「ファイナルエンド」というゲーム中1回だけ手札とマナを倍にする能力を持っています。盤面展開とリソース補充の二つが出来ることから早出ししたいのと何度も使い回したいということで4枚フルで採用されています。
今回初めて紹介する方の<銀河竜 ゴルファンタジスタ>はみんなからよく「くそでかボンキゴマイム」と呼ばれています。その理由は、相手のクリーチャーはこちらのターンが来るまで攻撃もブロックもできないという能力を持っているからです。わかりやすく説明すると、「青黒コンプ」相手にシールドをブレイクして<忍蛇の聖沌 c0br4>が出てきたとします。そこから<アーテル・ゴルギーニ>を蘇生してアーテルの能力で<終末の時計 ザ・クロック>を出してターンが相手に渡ったとしても誰も攻撃することはできません。
このように《銀河竜 ゴルファンタジスタ》は「メタクリーチャー」的な側面が大きいので控えめの2枚採用となっています。
<ナイター・ファイアフライ>は2面止まることも強力なのですが、主な使用用途は<DARK MATERIAL COMPLEX>を止めるために採用されています。
《ナイター・ファイアフライ》の処理順は1体手札に戻してから1体止めるので、仮に<同期の妖精/ド浮きの動悸>が1体いても手札に返してから《DARK MATERIAL COMPLEX》を止めることが出来ます。
<輝跡!シャイニングロード・マンティス/輝跡の大地>はマナからコスト8以下の進化ではないジャイアントを場に出して相手のクリーチャー1体とバトルすることが出来ます。もちろん受けとしても強力なのですが、主な採用理由はマナに落ちたジャイアントをいつでも使えるようにしたいからです。せっかくマナが伸びるデッキなのでマナに触る手段は複数枚採用したいと思い、3枚採用することにしました。
今オリジナル環境で「青緑ジャイアント」を使うのであれば2枚ほど採用しておきたいですね。
<終の怒流牙 ドルゲユキムラ>はジャイアントが4体いれば0マナで出せるので、ゲーム中盤以降であれば簡単に出すことが出来ます。
受けの薄い相手であればさっさと殴ってしまってもいいですし、そうでなくても手札とマナを入れ替えて後のゲームプランを作りに行けたりとかなり便利な1枚となっています。
<水上第九院 シャコガイル>は最近流行りの「逆アポロ」のような受けがあまりにも硬すぎる相手の時に使用します。
<超重竜 ゴルファンタジスタ>の「ファイナルエンド」で手札とマナを倍にすると《水上第九院 シャコガイル》のEXwinまで簡単に達成できるので、かなり相性の良い1枚となっています。
実際に参加してみて
今回の大会戦績は4勝3敗の強制ドロップというとても悔しい結果となりました。プレイングではどうしようもない負け試合もありましたが、普段の練習次第ではまだまだチャンスのある試合もあり、さらに練習をしていく必要があるなと思わされた1日でした。GP2024 2ndオリジナル・アドバンス通しての反省は、「デュエキングドリーム」で登場した新カードや新デッキの対面練習をしないといけないという焦りから、対面毎の理解度が薄くなってしまっていたなと感じました。
もちろん新カードや新デッキを試すのも大事ですが、まずは今の環境トップや1度は当たると予想できる対面に関して理解を深めることを優先することが大切かもしれないと思いました。
最後に
いかがでしたでしょうか。次回のGPは来年の5月ということで、かなり先になるので今のうちにたくさん練習して予選完走、予選突破、GP優勝それぞれに合った目標を立てて沢山デュエマしていきましょう!
もしまだGPに参加したことがない方がいらっしゃいましたら、来年のGPは参加してみてはいかがでしょうか。
GPは参加して試合をするだけでなく、それまでにいかに仲間と練習して準備をするかという所が楽しかったりするのでぜひ検討してみて下さい!
ここまで読んでいただきありがとうございました。