
1枚のカードをピックアップして、
登場から現在までの活躍を振り返る企画「デジモンカード列伝」の第2回となります。
今回のピックアップカードは「<BT11-033 ミラージュガオガモン>」
2025年3月28日より制限カードに指定されることとなったこのカードの活躍を振り返ります。
【BT11-033 ミラージュガオガモン】
デジモンワールドより<ニコライ・ペトロフ>のパートナーデジモン<ガオモン>の究極体として収録されました。
<ミラージュガオガモン>としての収録は2回目となり、1回目はBT4にてデジモンセイバーズの<トーマ・H・ノルシュタイン>のパートナーとして収録されました。
初登場時のコンセプトとしては「相手の手札が8枚以上」の場合にアクティブして連続攻撃を行える程度であまりちゃんとしたギミックにはなっていませんでした。
BT11で2回目の収録となったミラージュガオガモンはよりコンセプトがはっきりし、「相手の手札が増えると効果が発動する」という形になり、究極体のミラージュガオガモンは相手の手札が多いほど効果が強くなるようにデザインされました。
BT11の登場時としては、単体でセキュリティバウンス+メモリープラスと強いデジモンでしたがミラージュガオガモンのみでゲームに勝つ力を持っていなかった為、青デッキのサブプランとして採用されることが多かったです。(アルフォースブイドラモンデッキや青ハイブリッドデッキなど)
そしてここから怒涛の強化をもらい続けます
ガオモンとガオガモンは進化元効果はメモリープラス、そしてマッハガオガモンは進化時のLV4以下バウンスと進化元効果でアタック時のアクティブ効果を持ちます
これでガオモンの進化ラインが2種類8枚入れられるようになりました。
ここでミラージュガオガモンをメインとしたデッキが完成しました。
高速でミラージュガオガモンに進化して相手の妨害+自分のメモリーを確保し、バースト進化からのワンショットを仕掛けるデッキとなり環境TOPに躍り出ました。
それ以降BT13~BT14環境ではアルティメットカップなど大型大会でも上位入賞します。
その結果もあって2023年10月27日に「<EX4-019 マッハガオガモン>」が制限指定されます。
マッハガオガモンは失ったものの、このデッキはミラージュガオガモンとバーストモードさえあれば依然として強かった為、活躍し続けました。
(なおBT15環境は<問題児>のせいで活躍できず・・・)
そして2023年の年末に直前に制限になったマッハガオガモンよりも大変な強化カードを獲得します。
進化時にお互いドロー+進化元でジャミングを持つこのカードはミラージュガオガモンデッキを大きく強化しました。
また2023年8月25日に発売された「EX3 アニマルコロシアム」で登場したナイトクロウ/ライトファングでも青のLV6デジモンとして採用されるなど、青デッキの万能LV6枠としての立ち位置になってきました。
次は<BT16ガオガモン>が制限カードかと思われましたが、
2025年3月28日よりついに本体であるBT11ミラージュガオガモンが制限指定されることとなりました。
おわりに
デジカのデッキの中でも環境上位に一番長くいたデッキタイプではないかと思います。やはりメモリーブーストやトレーニングなど準備カードに対して妨害して相手に準備をさせず、自分だけメモリーを増やして動いていくのはどのデッキに対しても強い行動となるのでデジカのルールと一番噛み合ったデッキとも言えるでしょう。
今後のミラージュガオガモンについてですが、ミラージュガオガモンを主軸にしたデッキはさすがに構築できず、紫のアヌビモン枠のように青デッキのワイルドカードとしての採用になっていくかと思われます。
<ミラージュガオガモン:バーストモード>を使うデッキは<BT13ミラージュガオガモン>などを使ってうまくリペアできるかプレイヤーの腕にかかっていますね
今回はこの辺で終わりです。
また次回をお楽しみに!