Kouの「ぼうけんノート」第三回 | ポケモンカードゲーム | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

Kouの「ぼうけんノート」第三回 | ポケモンカードゲーム

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Kouの「ぼうけんノート」第三回

posted

by Kou

最近プライベートが充実しているお陰で、記事の更新が遅れてすみません。
ちゃんと書くようにします。引き続きよろしくお願いいたします。
この記事は、僕がポケモンカードゲームを始めた頃の話を書いていくシリーズです。
過去の記事を読んでいない方は、是非過去から読み返してください。

Kouの「ぼうけんノート」第一回
Kouの「ぼうけんノート」第二回

とりかえっこプリーズ!
物語は2003年の夏シーズンを終えて、9月。秋シーズンになりました。
その頃の僕は、週末になると隣町のカードショップまで自転車を漕いで、朝10時からのハーフ大会に参加することが楽しみでした。
今の僕からしたら、炎天下の中30分も自転車を漕いでジムバトルに参加するなんて絶対にやりたくないですが、当時の僕は楽しくて仕方が無かった。
そこに行けば対戦相手が居る。景品も貰える。そんな魅力的で楽しい遊びが他にあるの?

10時の大会終了後、山内師匠の車で移動して、他の地域の大会に参加することも楽しみでした。
ある時は「自主大会がある」と噂を聞いて、海沿いの街まで行って、主催者側よりも早く行き過ぎてソフトクリーム食べるだけになったり。
ある時は「自主大会がある」と噂を聞いて、他の参加者が誰もいない神社のお堂でひっそりと対戦したりしました。

そんな日々をこなし、前回の記事の約束の日を迎えました。
僕は憧れの黄色いフチのカード 「ポケモンカードeシリーズ」のサポーターのカードを手に入れるために、小学生の頃に集めていたカードをかき集めて用意しました。
本当にこんなカードでトレード出来るのかな?あの高価でやたらと吹っ掛けられるカードたちを...

カード紹介
当時の僕が憧れていたカードたちを紹介します!
まずは最強サポート「オーキドはかせの研究」
オーキド博士の研究.jpg
...当時2000円位したらしい。今を生きる君たちの言いたい事はわかるぜ。<サナ>って言いたいんだろ?


続いてエネコロロとのコンボで使われていた「預言者」
預言者.jpg
...わかってるって。<マオ>って言いたいんだろ?


ハーフ大会でのスーパーエース「森の番人」
森の番人.jpg
これは最近の人にはわからないかな?シロナの導きなんだよねー。


色んな意味で最強サポート「砂漠のシャーマン」
砂漠のシャーマン.jpg
...言わずもがな、<ジャッジマン>ですね。


時代は進んでしまった。あれほど強烈に強かったと思えたサポート達が、ずいぶんと可愛い存在になってしまった。
でも物語は2003年。当時はこれらを持っているかいないかで全然違ったんだ。
どうしても必要。思いを込めて、さあ、行こう!

ライバル
僕の住んでいる街は、新幹線の駅で言うと、「名古屋」の隣の「三河安城」のあたりです。
この日の目的は、「三河安城」の隣の駅の「豊橋」の間にある「豊川」という街で、行ったことのないジムバトルに参加する事です。
参加...というかトレードしたいな。そしてもうひとつ。

同世代のポケモンカード友達が欲しい。

当時の僕は高校二年生の秋。ぶっちゃけて高校の中でポケモンカードやっていることは言いづらい。
というか最近まで「俺、馬術やるために高校来てるから~」みたいな事言っていた奴が、
「ポケモンマスターに俺はなる!」みたいな事言っていたら、皆に病院を勧められてしまうw
まあ、学校では隠していたって事になる。今やバレバレだろうけどw

山内号で30分ほど揺られ、豊川の会場に着きました。
ほう 、今日はこの店でカードやるんだな...うん。「いとう乳母車店」おもちゃ屋さんなのか乳母車屋なのかよくわかんねえけど、田舎のいい感じの雰囲気の店じゃねえか。
店に入ろうとすると、常連さんに声をかけられる。
「あ、今日こっちじゃないから」
??あ、はい。目の前にある店舗ではない場所に案内された。

生垣で覆われた道を歩いて、たどり着いたのは、地面がむき出しになって机があるだけの神社の倉庫のような場所でした。
例えるなら、となりのトトロの映画の中で、メイがトトロを追っかけてたどり着いた場所っていうか...
昼飯は道に出て隣の総菜屋でコロッケ買って食べてね。と。色んな意味で至れり尽くせりww
兎に角、14年やっててこの時だけ!机があってイスが無い、地面剥きだしで良い感じに日差しが屋根から抜けてくるトトロジムバトルでしたw

参加者の中で学生服の男が一人と、若そうな男が一人。遊んでいたのを見つけて声をかけてみた。
「僕、安城から来ましたKouです。eシリーズのカードをトレードしてもらいたくて安城から来ました。」
すると二人組は
「俺たちeシリーズのカード持ってるからいいよ。」と快くOKしてくれました。
神に感謝。旧裏のカードや現行のカードを手当たり次第見せてみる。
学生服の男の方が、リザードンのカードに興味を示し、トレードをOKしてくれました。
本当にありがたかった。昔お年玉で何故か買い込んだ「プレミアムファイル」のリザードンがこんな所で役に立つとは...
他の参加者の人たちも面白がって、沢山トレードしてくれました。トトロの人達皆良い人達や...コロッケもあるし。素敵だトトロ。

学生服の男と若そうな男は、一個下と同級生で、彼らも同世代の仲間を欲しがっていたらしく、すぐに打ち解けました。
ポケモンカードって学校では言いづらいのは同じだったらしいwやっぱり本当に好きな物ってなんか人には打ち明けづらいんだよねw
でも、身近なライバルを手に入れた。めっちゃ嬉しかった。これからこいつらと切磋琢磨して上手くなろう。またコロッケを食べにいこう。ありがとう。

学生服の男とは、現在「絶対に負けたくないライバル関係」にあります。
彼の名は佐野秀樹。HNじいタンク。共に練習し、共に世界大会に挑戦し、共に遊ぶ、素晴らしい友であり、宿敵でもあります。
彼は非常に面白く、世界大会でも英語を一切喋る事無く、外国の参加者と打ち解けていました。
「じゅうダラー」とか「悪エネ貼ります」とか「ジャパニーズ身分証明書」とか、素で喋ってしまうw
そもそも日本語も適当w喋りがあまり上手くないw14年付き合ってて一度も女の影を感じたことは無いw

でも、約束を破ったことは無い。
手を抜いて大会に臨んだこともなく、ポケモントレーナーとしても男としても非常に頼りになる。
型破りのデッキアプローチを恐れずに実行出来るのも凄い。
悔しいけど、僕に無い物を沢山持っている。多分資質的な物が僕と違う。
正直尊敬してる。尊敬もしているし、感謝もしてる。身近に常識で測れないライバルを置いてくれた運命に感謝してる。

だから、お前だけには絶対に負けない。

灼熱の大地
仲間とライバルを手に入れた僕は、目標である「勝利のオーブ」を目指し、兎に角日々の練習にいそしんでいました。
eシリーズのカードをデッキに組み込んだ僕とレックウザexは、どこに行っても負けなくなっていました。
と言ってもハーフデッキの大会に限定されるんだけどね。
上手くなりたいと思ってする練習と、何も考えず楽しむ練習では、全く伸びが違うことを知りました。

この頃はまだまだジムバトルの開催自体が少なく、今みたいに平日でも開催されているイベントなんてあるわけなく、
平日は彼女と中学の同級生と練習。週末は練習の成果を出しに大会に参加していました。

燃える。絶対に負けたくない。どんな奴が相手でも、俺は負けない。気持ち先行気味でしたが、燃えまくりでした。

秋を越えて、そろそろ始めて1年を迎える2003冬。
レックウザexの声が聞こえるほどの練習量を超えて、次の目標は「バトルロード☆スプリング」。

新しい春、今の僕の出せる全部を出し切る!


「ぼうけんノート」週一更新(予定)で第4回に続きます。

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