
「大会レポート アルセウスギラティナ」
今回は40人規模の大会に参加して7勝1敗で優勝することができましたので、その大会レポートをしようと思います。
使用したのは最近シティリーグ等で活躍している<アルセウスVSTAR>+<ギラティナVSTAR>のデッキです。
使用理由としては、以前紹介したロストゾーンを利用したデッキもそうなのですが、後攻を取るデッキが増えていることが挙げられます。<アルセウスVSTAR>のデッキは先攻であれば非常に強く、簡単に勝利出来てしまう試合も少なくありませんが、後攻であると遅れを取り返す、捲ることが難しいことで有名です。つまり、環境上先攻を取れる機会が多いならばどんどん使っていきたいという訳ですね。今回人数の規模が40人ほどということもあって、私自身直近に控えているシティリーグでの使用イメージを浮かべながら、今回はこのデッキを使ってみようと思いました。
※今回の大会は海外のレギュレーションに準拠していたため、その点だけご了承頂ければと思います。
ただ、今回使用しているデッキは<ネストボール>の代用である<クイックボール>以外は日本のスタンダードレギュレーションに準拠しており、相手のデッキに関しては分かりやすく言えばエクストラレギュレーションのデッキと戦っているようなものなので、その中で結果を出せたことは一定の評価に値すると考えます。
使用したデッキ
アルセウスVSTAR+ギラティナVSTAR
プレイヤー:もっさ
ポケモン
計19枚
戦績
1戦目 vs<ルギアVSTAR> 後攻〇2戦目 vsロストバレット(<ミラージュゲート>型) 先攻〇
3戦目 vsルギアVSTAR 後攻×
4戦目 vsルギアVSTAR 後攻〇
5戦目 <クワガノンV> 先攻〇
予選5位通過
1戦目 ルギアVSTAR 後攻〇
2戦目 クワガノンV 先攻〇
3戦目 ルギアVSTAR 先攻〇 後攻〇 ストレート勝ち ※決勝だけBO3(2本先取)
感じたこと
負けた試合は、<アルセウスVSTAR>は置けたものの、手貼りをすることができずに押し切られて負けてしまいました。アルセウス系統のデッキなら仕方のないことの一つです。
勝因として現日本環境にも通ずることとして、<かがやくサーナイト>+<Vガードエネルギー>という組み合わせがとても優秀でした。
具体的に言うと、<アルセウスVSTAR>の耐久力が280+20+30=330まで底上げされるため、例えば<バンギラスV>に<いちげきエネルギー>が4枚付いた状態での「いちげきクラッシュ」320ダメージを耐えることができます。<ギラティナVSTAR>でも同様なので、耐えた返しに「ロストインパクト」でバンギラスVを倒すことが出来ます。
今大会では、ルギアVSTAR+<パワフル無色エネルギー>の組み合わせでの攻撃を何度も耐えてくれました。<頂への雪道>が貼られていても割られても強く、耐久力を底上げしたままにしたい時はあえて頂への雪道を貼らないという展開もありました。
しかしながら、Vガードエネルギーは相手のルギアVSTARも採用しているはずです。つまり、こちらの「ロストインパクト」280ダメージを耐えられてしまう展開が発生します。
そういった点を考慮すれば、ギラティナVSTARより300ダメージ以上出せてかつ<メロン>を採用できる<キュレムVMAX>に軍配が挙がるかもしれませんが、VMAXだと<ビーダル>といったサポートポケモンを出した際に相手のサイドプランが楽になってしまうため、サポートポケモンを採用しづらくなります。
大会前にこの「相手のVガードエネルギーをどうするか」という点に不安を抱えていました。
ただ、こちらも気絶せず、<頂への雪道>+<ジャッジマン>を絡めながらの攻撃になるので、何度もアルセウスVSTARで攻撃していくことで試合を優位に進めることができました。
また、この構築の特徴として、ギラティナラインが厚く採用されている点が挙げられると思います。
ギラティナ2-2ラインで<そらをとぶピカチュウVMAX>などを1-1採用するリストも多く見かけますが、<しんかのおこう>がない以上、特に進化先が多めに入っていることがとても使いやすかったです。
決勝戦では事故ってしまったのですが、頂への雪道を貼りながら2ターン「アビスシーク」から手札を補充して勝利するということもありました。
おわりに
今回も短い記事でしたが、ご覧いただきありがとうございました。海外大会との環境乖離が大きいので、今まで人数の大きい大会しかレポート記事には書いてこなかったのですが、今後はジムバトルなど人数が少ない大会もそれを通して書けることがあれば書いていきたいと思います。
それでは。