
第9回 あなたにストーンギフト!「大会レポート(5)サンダースVMAX」
はじめに
ごきげんよう、もっさ(@Mawssa2000)です。今回も少し前の話になってしまいますが、80人規模の海外大会に出場し、準優勝だった時のデッキ紹介&大会レポートです。
使用デッキは日本では見かける頻度が低い<サンダースVMAX>のデッキでした。海外大会ではそこそこ見かける上、上位入賞も頻繁に確認されています。
今回使用した理由の一つはこの日本ではほぼ見ない「サンダースVMAX」のデッキがなぜ海外環境では勝てているのか疑問に思ったことが挙げられます。
<マナフィ>の処理については、もともと<インテレオン【クイックシューター】>+<ガラルジグザグマ>を採用しているデッキなので比較的倒しやすく、<エレメンタルバッジ>を付ければエネルギー一つで攻撃できるので、<ボスの指令>でマナフィを倒した次のターンに<モミ>を使っても再度攻撃しやすいです。よって1枚であればさほど問題ないと考えていますが、マナフィを使い回すデッキ相手は少々きついでしょう。
デッキリスト
サンダースVMAX
<サンダースVMAX>の強みの一つが、やる事がシンプル故の構築の丸さです。
何かを追加で入れるためにボールを削ったり、サポートを削ったりというストレスを感じたことがありません。海外大会で使用されるサンダースVMAXのデッキは57、8枚が大体同じと言えるでしょう。
差異が出やすい部分としては、<ボスの指令>・<モミ>などの枚数が挙げられます。個人的には<回収ネット>に関しては3枚あっても良いかなと思っています。
海外環境では<ツツジ>が使えないので今回は採用していませんが、日本環境で使うのであればツツジを採用すると良いでしょう。
また、こうした必要最低限のカードが少ないことにより、<頂への雪道>を厚く採用できる点がこのデッキの大きな強みと言えますし、<スピード雷エネルギー>もあるので、スタジアムを張り替えながら<マリィ>をプレイしやすいデッキになります。
マッチアップ
今回は80人規模大会の方を振り返っていきます。予選
1戦目 れんげきウーラオスVMAX 後攻×2戦目 アルセウスVSTAR+インテレオン(マナフィあり) 後攻◯
3戦目 れんげきテンタクル(マナフィあり) 先攻◯
4戦目 アルセウスVSTAR+ジュラルドンVMAX 後攻×
5戦目 れんげきテンタクル(マナフィあり) 先攻◯
6戦目 れんげきウーラオスVMAX 後攻◯
7戦目 れんげきインテレオンVMAX(マナフィあり) 後攻◯
決勝トナメ
1戦目 アルセウスVSTAR+ジュラルドンVMAX 後攻◯2戦目 ミュウVMAX 後攻◯
3戦目 れんげきウーラオスVMAX 後攻◯
4戦目 白馬バドレックスVMAX(マナフィあり) 後攻×
まずこのマッチングから分かる事として、<マナフィ>があってもそこそこの試合で勝利できていることが挙げられます。
当然楽勝ではないですが、やはり<ガラルジグザグマ>が良い仕事をしてくれます。
また、先攻有利といわれる現環境で後攻の試合が多かったのですが、その中でそこそこの成績を残せています。これは、多めに投入している<頂への雪道>・<マリィ>・<うねりの扇>が大きく作用した結果となります。
対戦レポート
今回は決勝トナメ1回戦目のいわゆるアルセウスジュラルドンデッキとの対戦を振り返って行こうと思います。個人的にこのマッチはアルセウスジュラルドン側が微有利だと考えています。というのも、アルセウスジュラルドンというデッキは当然<メッソン>や<ビーダル>といったシステムポケモンへの依存がないので、小刻みにサイドを取れる対象がいないことに加え、<結晶の洞窟>や<すごいきずぐすり>、<大きなおまもり>による耐久力、<スピード雷エネルギー>のついたポケモンではワザが通らないなどの要素があるからです。
そして、せっかくベンチにダメージを与えることができるデッキにも関わらず最終的にはジュラルドンVMAX単騎との対決になることが増えてしまいます。単純計算でジュラルドンVMAXが4回攻撃をすれば、サンダースVMAXを2体処理できてしまいます。一方で、サンダースVMAX側は、1回でも大きな回復を相手に挟まれれば4回以上の攻撃が必要になってしまいます。
こうした単騎高耐久のデッキに対して無力のイメージが強いのがサンダースVMAXです。しかし、実はこうした相手にもプランは残されていて、このプランを用いることで稀に弱点をつかれ高耐久である<イシヘンジンVMAX>にも勝利できています。
そのプランとは<サンダースV>の活用です。3-2-3というサイドプラン上の要素もありますが、攻撃対象が1匹であれば確率上サンダースVMAXのワザ「ダイジンライ」よりサンダースVのワザ「ミサイルばり」で攻撃した方が高いダメージを与えることができます。
今回の試合でも、<アルセウスV>の<ダブルターボエネルギー>を後手1で<うねりの扇>で戻しつつ、<マリィ>をプレイしたことから相手のエネルギーテンポが遅れました。
それによって単騎のジュラルドンVMAXが攻撃するまでに1ターン猶予がありました。その際に前にいたVMAXから後ろのVにスイッチし、「ミサイルばり」を打っておいたおかげで回復されてもきっちり4回以内の攻撃で倒すことに成功しました。
おわりに
いかがだったでしょうか。今回は日本ではあまり使用されていない、<サンダースVMAX>についてのレポートでした。
今後の日本のスタンダード環境で重要になってくることの一つに、<ツツジ>をピンチの時に打つことができるか、という点が挙げられます。
【うらこうさく】を使用することもその要求を満たす一つの解決法にはなりますが、【うらこうさく】を使えるだけではまだツツジを上手く打てるわけではないことは皆さんも常日頃苦悩していることではないでしょうか。
その中で、サンダースVMAXは攻撃するための要求が少なく、上記の通りデッキも丸く作ることができるので、<頂への雪道>とツツジを出しながら、「ダイジンライ」で相手の盤面をダメカンだらけにすることで耐久の低さというデメリットを吹き飛ばせるポテンシャルを持っているように思えます。
他の【うらこうさく】デッキに比べて枠が創出しやすいと思うので、是非試してみてください。それでは。