
第5回 あなたにストーンギフト!
「初心者向け(1):非ルールのポケモンの特徴」
「初心者向け(1):非ルールのポケモンの特徴」
はじめに
ごきげんよう、もっさ(@Mawssa2000)です。レギュレーションの変更に伴い、徐々に注目されているのが「ルールを持たないポケモン」すなわち「非ルール」のポケモンです。
注目されている要因については、先日紹介した<ガラルファイヤー>が<ミュウVMAX>を一撃出来たり、スターバースで<ドダイトス>の登場など、強力なポケモンが登場したことも当然挙げられます。
今回の記事は非ルールのポケモンの特徴と銘打っていますが、「そんなのは単純で、サイドを1枚しか取られないことだろう」と思われる方も多いかとは思います。
しかし、非ルールのポケモンが注目されている理由は様々あり、注目しつつも実際に大会で好成績を収めるためにはいくつかの条件があると思います。
そこで今回は非ルールのポケモンの特徴について、主に初心者の方向けに紹介したいと思います。
また、今回はあくまで、「非ルールのポケモン主体」のデッキについて触れていこうと思います。
取られるサイドの枚数は1枚
まずは基本的なところから。現在では倒すとサイドを3枚取れるポケモン(TAG TEAM・VMAXなど)もいますが、元々は1枚ずつサイドを取っていくものでした。
倒されても取られるサイドの枚数が1枚であるという特徴からプレイヤーが気を付けることを以下に挙げます。
- 相手にサイドを先行されても焦らずにプレイすることができる。ポケモンV主体のデッキと比べて比較的先攻・後攻の差が少ない。
- 非ルール2匹使ってV・VSTARを1匹倒せばお互い2枚ずつサイドを取ったことになる。
- 焦らずにといっても1匹のVに3匹以上倒されてしまうと、当然相手が優位になる。
- バトル場のポケモンがきぜつする回数が多いので、ベンチのポケモンがバトル場に出てくる回数もルールを持つポケモンが採用されているデッキよりも多くなる。
例えばバトル場の<ドダイトス>が気絶した際に、毎回ベンチから新しいドダイトスを出せればいいですが、まだ進化しておらず攻撃出来るか分からない<ナエトル>を場に出すことになってしまうかもしれません。
もし攻撃できないと判断した場合、そのナエトルをベンチに下げるために<回収ネット>や<ポケモンいれかえ>をプレイしなくてはなりません。
また、別のポケモン(例えば<トロピウス>でしょうか)で攻撃しようと途中で思っても入れ替える事ができず、攻撃が出来ないかもしれません。
入れ替える動作が多いとこのような混乱を招きやすいです。
そのような事を避けるために、ベンチに<ふうせん>がついたポケモンや逃げるエネルギーが0のポケモン(先日紹介した<ポワルン>など)を用意しておけば楽なのですが、折角入れ替える動作が多いのですからそれを上手く利用できるカードもあります。例えば、<ミュウ>です。
非ルールのポケモンのワザのダメージについて
当たり前ですが、基本的に非ルールのポケモンはルールを持つポケモンに比べて、大きなダメージを出すことはできません。出せたとしても使うエネルギーが多かったり、エネルギーをトラッシュするデメリットがあったりします。 非ルール2匹で、ポケモンV1匹を倒す、という話を先ほどしましたが、これは中程度のダメージを2回出すことによってポケモンVを倒すということです。120ダメージ出せる非ルールのポケモンであれば、2回攻撃すれば大体のVを倒せますし、3回攻撃すればVMAXも倒すことができますが、80ダメージしか出せない非ルールのポケモンでは3回攻撃してやっとポケモンV1匹を倒せるくらいのダメージなので、サイド2枚分のポケモンを倒すために3枚こちらがサイドを取られることになり、基本的には実用的ではないと判断できます。当然、弱点・ワザの効果・エネルギー効率を考慮すれば例外はあります。
上記のような攻め方をすると当然ですが、回復をするポケモンや、ベンチのポケモンに交代して攻撃してくる相手には難しい試合となります。
一方で、非ルールにもかかわらず、とんでもない火力を出せるポケモンもいます。
例えば、<カラマネロ>です。「れんげき」を持つカードを戻せば戻すだけ火力が上がります。
このようなポケモンはVMAXをも1匹で倒せるポテンシャルを持っています。
手札に3枚れんげきのカードがあるから120ダメージ出すのではなく、そのターンを<メッソン>の「どんどんよぶ」に費やして、後続のアタッカーなど盤面形成に努めることで、そのメッソンが気絶したとしても次のターンに<シロナの覇気>などを絡めながら相手のVMAXを一撃で倒せれば、倒されたメッソンを含めてもサイド2枚分のポケモンでサイド3枚分のポケモンを倒していることになります。
ただし、当然VMAXを一撃で倒すためのハードルは高いですし、ダメージを刻むこと自体が悪い選択というわけではありません。
サポートについて
非ルールのデッキは当然ですが、新しいアタッカーを用意しなければならない回数が多く、試合を通してとても忙しいデッキが多いです。
その中で止まってしまう回数が多いと、1枚のポケモンVに3枚も4枚もサイドを献上してしまうことにつながり、巻き返しが効かなくなってしまいます。
とはいえ博士の研究を連打してしまった場合に、先ほどの例で言えば<ドダイトス>を大量にトラッシュしてしまった、<ふしぎなアメ>を全てトラッシュすることになってしまった、といったかみ合いの悪さが発生しやすいです。かといって、<マリィ>や<ジャッジマン>といったカードを使っても、ほしい枚数のナエトルを場に並べることができないかもしれません。
そこで場面によって有用なカードになるのが<モノマネむすめ>です。
また、ポケモンがきぜつする回数が多いので、<シバ>・<シロナの覇気>のようなドローサポートも有用です。
その他に<ボスの指令>が使いづらいという特徴があります。
前環境では<グレートキャッチャー>があったので、サポートを使わずに<デデンネGX>などの低HPのベンチのポケモンを狙う動きが出来たのですが、現在の環境においてはベンチのポケモンを呼び出す動きが難しくなっており、中程度のダメージを毎回出すパターンのデッキの場合、相手のバトル場のポケモンがベンチに下がって別のポケモンが攻撃してきた際に、こちらはサイドを取れないにもかかわらず、相手は毎ターンサイドを取る状況が生まれます。この状況を解決できる手段がないと勝つことが難しいです。
環境の変化に伴う追い風要素
そして、<リセットスタンプ>が使えなくなりました。先ほども述べたように非ルールのポケモンは倒されやすいので、新しいアタッカーを何回も用意する必要があります。
折角サイドを5枚取れても、リセットスタンプで手札を1枚にされてしまうと<オドリドリGX>がいたとしても、動きが止まりやすかったです。そういった不安要素が消えました。
また、<マナフィ>の登場によって、アルセウス&ディアルガ&パルキアGX同様、1ターンに複数のサイドを取ることができる、<れんげきウーラオスVMAX>や<サンダースVMAX>に対してある程度対抗できるようになりました。
さらに、VSTARが登場しました。VMAXに比べて、倒した時に取れるサイドの枚数は少ないもののHPが少ないことが特徴になります。<カラマネロ>の「れんげきテンタクル」を例に挙げるとイメージしやすいと思いますが、320ダメージと280ダメージでは要求されているれんげきのカードの枚数が1枚違います。VSTARが活躍すればするほど、非ルールのデッキにもチャンスはありそうです
。
非ルールのデッキが活躍するための条件
当然デッキが安定して回ることを前提に、一言で言えば「相手のバトル場に出てきたポケモンが誰であれ相手することができる」こと、もしくは相手の場の任意のポケモンに攻撃をできることだと思います。現状で言えば環境トップの<ミュウVMAX>に勝てるだとか「サイコジャンプ」で詰んでしまわないだとか、色々挙げることは出来ると思いますが、大まかに言えば上記のことだと思います。
前者について言えば、例えば先ほども挙げていた<カラマネロ>。相手が入れ替わろうともバトル場のポケモンをバンバン倒していけばサイドレースで優位に立てるでしょう。
一方別のポケモンに交代されてしまった場合に、攻撃はできるが倒すことはできない状況が続いてしまうデッキは厳しいです。
ただ、倒せずともダメージを与えておいた上で、後から<インテレオン>の【クイックシューター】などでベンチに下がった相手のポケモンを倒すことができれば前者の条件を満たすことができそうです。
更に弱点をつくことに着眼したデッキも環境を見て相手を絞れば前者に当てはまりそうです。
後者の条件を満たすデッキについては、<サンダー>が挙げられますね。
ボスの指令が使いづらい中で、狙った相手を逃がさない方法の一つとして、「ベンチを狙撃できる」ことが挙げられます。
おわりに
今回も短い記事でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。網羅性を重視した都合から、個々の具体的なカードの特徴まではあまり踏み込めませんでしたが、デッキを組むうえで役立てていただけると幸いです。
そして、非ルールのデッキにハードルが多い印象を抱かせてしまったかもしれません。
それはそうなのですが、ルールを持つデッキを使って相手に先攻を取られてしまうと2-2-2など、サイドを順当に取られたら負けてしまうことが非常に多い環境になっています。
例えば<ゲノセクトV>の【フュージョンシステム】・<アルセウスVSTAR>の【スターバース】を使えるルールを持つポケモン主体のデッキは<ボスの指令>をしっかり使えるデッキが多いので、最初に紹介した「取られるサイドの枚数が1枚」という非ルールの特徴がとても大きなメリットになる環境だと思います。
最後にサンプルとして非ルール主体のデッキで有名な「れんげきテンタクル」と「マッドパーティ」のデッキレシピを載せておきますので、是非試してみてください。
それでは。
れんげきテンタクル
マッドパーティ
グッズ
計21枚