
はじめに
ごきげんよう、もっさ(@Mawssa2000)です。執筆時点で自身のシティリーグやCLの開催が当分先であることから、最近は時々エクストラレギュレーション(海外で言うexpanded)の大会に出ています。
日本では「エクストラバトルの日」が開催されており、最近景品となるプレイマットの柄が変更されたことで話題になりました。
その中で、使えなくなってしまったCマークのカードを多く使うことができ、かつ動きの安定感の高いデッキを紹介しようと思います。それは<アルセウス&ディアルガ&パルキアGX>と<カイリューV>を使用したデッキ、通称「三神カイリュー」です。
細かいチューニングでできることを増やすこともできますが、以下のデッキを基本形と考えていただければと思います。
私自身エクストラにはほとんど触れておらず、スタンダードを主戦場としていますが、そのようなプレイヤーでも使いやすい構築にはなっています。その証拠に、出場した3回の海外大会の戦績が、60人規模の大会で準優勝、30人規模の大会で2回ベスト4になることができました。主戦場のスタンダードですらここまでの好成績はなかなか出せていません。デッキの強さを感じました。
デッキレシピ
基本的な動き
<アルセウス&ディアルガ&パルキアGX>は、スタンダードレギュレーションにおいては、2枚のエネルギーを付けて追加効果ありの「オルタージェネシスGX」をプレイしていました。
しかし、エクストラレギュレーションでは、<ダブルドラゴンエネルギー>を<グズマ&ハラ>でサーチしてくることで簡単に打つことができます。また、<嵐の山脈>と<かるいし>を同時にもってくることもできるので、後攻1ターン目における「オルタージェネシスGX」の成功率はスタンダードレギュレーションと比べてとても高いです。
この基本的なプランを通した場合、あとは<カイリューV>などのアタッカーや<アルセウス&ディアルガ&パルキアGX>によって相手のポケモンを倒しまくるという単純明快なデッキになります。
しかしながら、ダブルドラゴンエネルギーは特殊エネルギーなので、<ザオボー>や<改造ハンマー>によって容易に割られてしまいます。また、一試合で一度しか打てないGXワザの効果も、<ポケモンレンジャー>によってかき消されてしまいます。よって、前述のプランを通せる試合は少なくなります。
こうした中で、例えば最初にGXワザではなく、<カイリューV>でサイドを取りに行き、サイドプラン2-2-2で勝利を狙ったり、<クワガノンV>の「パラライズボルト」から入ってグッズを多く使うデッキの動きを止めたり、様々な選択肢の中から選ぶ工夫が必要となります。<アーゴヨン&アクジキングGX>を採用すると更に選択肢は広まり、サイドを4枚とれれば、GXワザで強引に勝利するプランが取れます。
「オルタージェネシスGX」があまりに強いGXワザである故、とりあえずこの技を打つことに焦点がいきがちですが、そのGXワザ込みでとても多くの選択肢を取ることができるのがこのデッキの良いところであり、スタンダードレギュレーションの三神ザシアンでは<メタルソーサー>や<エネルギーつけかえ>といったグッズを良いタイミングで使わなければ難しかった、他のアタッカーの運用が<カプ・コケコ◇>や<ピーピーマックス>によってほぼ自由自在に行えることが魅力の一つになります。
デッキの弱いところ
特に前述の<ポケモンレンジャー>や<ザオボー>といったカードは多くのデッキに採用されています。こうしたカードで止まってしまわないように<デデンネGX>や<クロバットV>による展開を個人の主観ですが、早めに行っておくと良い印象です。
また、特性ロックの影響が挙げられます。
その際に例えばサイレントラボのみが貼られている場合、そのスタジアムをはがしてからデデンネGXの【デデチェンジ】をプレイすれば押し切るチャンスがあるのですが、相手の場にアローラベトベトンがいる場合、デデンネGXの特性が使えないので解決できずに逆転されることが多いです。
デデンネGXのプレイを早めに行っておくと良いという先ほどの論は「最後まで山に残しておいても使えないから」という理由も一応あります。
また、<こくばバドレックスV>の「シャドーミスト」も<ダブルドラゴンエネルギー>が貼れなくなる要因であり、後攻を相手に取られると、サイレントラボを貼り替えることができず、ダブルドラゴンエネルギーを貼ることもできない厳しい展開になります。
このようなことが大会では多いので、先ほどの「基本的な動き」で述べた後者のプランをとることになりがちです。特に特殊エネルギーを使わないアタッカー、たとえば<クワガノンV>(と<グズマ>の併用)や<ゼラオラGX>を大切に使えると勝率が上がる印象はありますが、それでも依然こくばバドレックスVMAX側に分があると言えるでしょう。
さらに、VMAXが多く並び耐久をするデッキに対して、結局VMAXを2体取らなければならないので、「オルタージェネシスGX」のサイドを多く取れる利点を生かしにくくなってしまう弱点があります。これもまた<トゲキッスVMAX>に加え、こくばバドレックスVMAXが挙がります。
こうしたVMAXを相手にする際に最初に述べた後者のプランに一つプランを追加で紹介すると、「オルタージェネシスGX」による30ダメージアップへの着眼です。要するにVMAXを一撃で倒すことを狙います。
<カイリューV>の「ドラゴンゲイル」は250ダメージ出せます。<ちからのハチマキ>で+20ダメージ、「オルタージェネシスGX」で+30ダメージで300ダメージ。これに<ダンデ>を追加で打てば330ダメージになり、多くのVMAXを一撃で倒すダメージを出すことができます。
この際は「オルタージェネシスGX」を打っているのでVMAXを倒した際にサイドを4枚獲得できることから、予めこうしたプランを通そうとした際は、こくばバドレックスVを取ってサイドを3枚とってからVMAXを一撃で倒す必要が無い(サイド7枚を取る必要が無い)、かつサイド3枚取ったところで相手の盤面にはサイド1枚分のポケモンか、3枚分のポケモンしか相手は残してくれない点(サイド2枚分のポケモンを出すと、返しのグズマで負け筋に直結するため)、さらにNの刺さりがよくなってしまう観点から、サイド1枚分のポケモン(「オルタージェネシスGX」後にサイド2枚分になるポケモン)を狙って、2-4で取るプランも視野に入れると良いと思っています。特に前述のアローラベトベトンや<ダストダス>は終盤のNと合わせて使われると厄介なので対処しておくと終盤も動きやすくなるでしょう。
入れ替え候補
しかし、恐らくこのカードを刺すには<アルセウス&ディアルガ&パルキアGX>を一枚減らす決断に至ることが多く、全く違う選択肢を最序盤に決定するわけで、結果的にはシンプルに「オルタージェネシスGX」をプレイしていた方が良かったケースもあり、私自身何度も後悔していて、練度が低いと思考が鈍る要因となる難しいカードという印象が強いです。
アルセウスVSTARと<アルセウス&ディアルガ&パルキアGX>のHPが同じであることもあり、280というHPを今まで以上に突破できるよう各プレイヤーが戦略を練ってくるので、ミラーを考慮しても耐久を上げるカードはありだと思います。
また、<ラフレシア>単騎になった際の解決策ともなります。このカードを採用する際は、エーススペックは<ダウジングマシン>がおすすめです。
ですから、不要に感じた方はGXワザが強い他の雷ポケモンや、基本雷エネルギーで動ける安定した火力の出る別のポケモンを採用しても良いと思います。ただし、前述した特殊エネルギーに対して厳しい構築が多いので、基本雷エネルギーで動けるポケモンは増やしておくべきだと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか。エクストラバトルの日が再開されプレイマットをほしい方、レギュレーションから落ちてしまったカードを再び大会で使いたい方、是非この記事を参考に組んでみてください。最後に少し多く触れてしまったので、このデッキに5分以上を取ることができる数少ないデッキのこくばバドレックスVMAXについてもサンプルレシピを掲載してこの記事を締めくくろうと思います。それでは。