
こんな時期だからこそTCG界隈が盛り上がっていって欲しいし、僕もなんらかの形で盛り上げに貢献出来たらいいなと思います!
今回は新弾リストが公開されて1番話題をかっさらっているであろう「あのカード」について、3回にわけて記事を書いて行きたいと思います。
第1回ではカード単体について考察し、第2回、第3回ではデッキレシピを考案していきます。
「あのカード」とは勿論、こちら...!
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クワガノンV HP210 雷タイプ 弱点 闘×2 │ 抵抗力 - にげる 無無無 |
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雷無 パラライズボルト 50 |
ドン!
強い...強すぎる。現代に蘇ったガマゲロゲEXという表現がまさにピッタリなカードテキストです。
XY時代からポケモンカードをやっているプレイヤーにとっては戦々恐々としてしまうこと間違いなしです。
ガマゲロゲEXとは違い、ニコタマこと<ダブル無色エネルギー>1枚でワザが打てなくなっていますが(そもそも現在スタンにニコタマは無いですが)、雷タイプなので<サンダーマウンテン◇>に対応しており、1エネでワザを打つことができます。
ワザのダメージも20アップ、HPもガマゲロゲEXよりも30多いと、末恐ろしい限りです。
ガマゲロゲEXと似たようなテキストということで、当時ガマゲロゲEXがどのように猛威を奮っていたかを振り返ることでクワガノンVをどうすれば活躍できるか考えてみます。
打点が低いですが、デッキが無くなりそうになったらフラダリの奥の手でリソースを回復します。フラダリの奥の手のおかげでエネ割りカードも無限に使えるため、相手は何も出来ないという鬼のようなデッキでした。
近年のエクストラレギュレーションにて見かける<ゾロアークGX>+<ガマゲロゲEX>も似たような動きをします。
また、相手ベンチの動きが重いポケモンをブルブルパンチ下でバトル場に縛り付けることで、その隙にベンチで相手が育てているエースにフェザーアローで負荷をかける動きが強力でした。
メインとしての役割以外でも使い方次第で強力なカードとして活躍しました。
以上がガマゲロゲEXの大まかな軌跡になるかと思います。
振り返ってみると、メインとして採用する場合にはその技の威力の低さからただグッズロックをしているだけでは勝てないことが多く、それを補うために相手のゲームスピードを落としたり、こちらに打点補助のカードを増やす必要がありそうなことが分かりました。
実際、クワガノンVデッキを適当に仮組みしてみたところ、
(1)ポケモンVMAXの耐久が非常に高く、進化されるだけでしんどい。
(2)当時の環境と違い、<バトルサーチャー>がない分現物サポが多めに積まれているし、「6枚まで引く<シェイミEX>」ではなく「手札を全て引き直す<デデンネGX>」が投入されているため、手札のグッズが腐っていてもドローが出来るため相手の動きが止まりにくい。
と思ったよりも勝つのが難しかったです。
ではPoint1およびPoint2の観点から改めてクワガノンVと相性のよさそうなカードについて見ていきます。(今回はクワガノンVを主軸に考えるためPoint3については割愛します)
クワガノンVと相性が良さそうなカード
なんで雷タイプで出したの?と公式に問い詰めたくなるほど、クワガノンVというカードのパワーを引き上げてくれる。
打点を飛ばすのに一々炎エネルギーを要求するのがネックすぎる。<トキワの森>、<巨大なカマド>、<トレーニングコート>でエネを供給できる。基本炎エネルギーを採用する必要があるため構築難易度が上がる
効果を使う度にデッキに戻ってしまうし、進化前のカジッチュがHP40しかないせいで、<ドラパルトVMAX>のダイファントムで消し飛んでしまう。<ターフスタジアム>でアップリューをサーチできるのは良い点か。
相手の準備が整う前に打てればかなり強力な1手になるが、相手の盤面が出来上がった後に打っても効果は薄いので、上述した<クラッシュハンマー>と組み合わせたい。
トップドローを固定できる点は優秀だが使用条件が限定的。基本的にグッズロック相手にはベンチで育てながら、準備ができたらバトル場にアタッカー(攻撃出来る状態のポケモン)を出すことになるため、ドローしたエネルギーをそのまま貼って攻撃される、またはベンチに待機した状態に再びエネを貼られる展開で終わることも多そうです。
エール団のしたっぱと同じく<クラッシュハンマー>と組み合わせたい。
以上がクワガノンVデッキを組む上で意識していくといいかな?と思ったことのまとめになります。
次回はここに書いてあることも踏まえつつ、作成したデッキレシピを紹介していきます。