従来の読み合いに加えて、GRゾーンの順番を自分でイメージし、どういう捲り方なら勝利出来るのか、それは何%なのかという計算が重要になっています。そして、そのようなゲーム性を際立たせている要因が、今回紹介する【4cデイヤーループ】になります。
今回はこの環境最強と呼ばれるデッキの"最新"リストについて紐解いていきましょう。
目次
【4cデイヤーループ】は効果の連鎖発動が始まると殴らずに確実に勝利します。
基本的な流れは以下の通り。
①マナを 6以上溜める
②各種マナドライブで膨大なリソースを稼ぐ
③<ドッカンデイヤー>で GR召喚を大量に行う
④GRクリーチャーの各種効果を駆使して勝利
結局、マナと手札が十分にある状態で、<マリゴルドIII>や<ヨミジ 丁-二式>から<ドッカンデイヤー>を出せば気付かない間に勝利してしまうのです。そして特筆すべきは、これを相手ターン中に決めてしまうことも出来るということです。
例えば、STによってGR召喚をして、それが<マリゴルドIII>であれば、マナから<ドッカンデイヤー>を踏み倒すことで勝利してしまうような状況があるわけです。
この点がこのデッキの怖いところで、【ビッグマナ】のようにマナを伸ばしてからビッグアクションを取るデッキであると同時に、【天門ループ】のように相手ターン中に勝利条件を満たしてしまうこともできるという、二面性があります。
超次元はお好みで。
色配分
水15 闇11火10 自然19
様々な使い方が出来るカードで、
①6マナ払って使う
②6マナの時に、ブースト→4コストで使用
③6マナの時に、4 コストで使用→2コストで2枚目を使用
④<ムクチューン>→1コストで使用
⑤<ドッカンデイヤー>で手札2枚以上ディスカード→1コストで使用
等々、状況に応じて使い分けが必要になります。
出来るだけ多くの回数使おう、ということを念頭に置くと、例えば③のケースの時、自分のマナに<ドッカンデイヤー>と<"魔神轟怒"万軍投>が有る場合には、<クリスマIII>が捲れた時のために、<"魔神轟怒"万軍投>をタップしようとなるはずです。
そして、このデッキはこのカードに展開をやや依存しているため、実は呪文を封じるカードを使われると、フィニッシュターンを遅らせることも可能になったりしますね。。
とはいえ、他のカードとの組み合わせによって光るカードであり、ギガオレガオーラほどのパワーは単体ではありません。<"魔神轟怒"万軍投>を引くためのカード、とも言えると思います。
<"魔神轟怒"万軍投>を封じられた時や、<洗脳センノー>のような厄介なメタクリーチャーが相手の場に居るときに役に立つカードで、相手に応じて<"魔神轟怒"万軍投>と使い分けていきます。基本的には<"魔神轟怒"万軍投>は相手の妨害を受けやすいカードで、こちらは相手の妨害を受けにくいカードなので、余裕があるときに迷ったら<ドクロガリヤ>を、急がなくてはならない状況だったら<"魔神轟怒"万軍投>を優先するのが良いと思います。
また、後述しますがこの構築のフィニッシュは<ひみつのフィナーレ!>です。そのため相手ターン中に無限に<ヨミジ 丁-二式>を使用可能になった場合には<ドクロガリヤ>で相手の手札と場を刈り取って、次の自分のターンにループして勝ちます。
ひみつのフィナーレ!は色が<テック団の波壊Go!>よりも優秀なので、<神秘の宝箱>からサーチすることも多いカードです。
それぞれ刺さる相手は
マグナム
→【θバーンメア】、【白緑ネイチャー】等
シャッフ
→【4cデイヤーループ】、【白緑ネイチャー】、【カリヤドネ】、殴るデッキ全般等。
だからこそ、このデッキを使う時にはボトムにいった GRクリーチャーの順番は勿論のこと、まだ見えない範囲の GRクリーチャーの順番、その確率を思い描くことは必須のスキルになります。
このスキルは2018年まではそこまで重視されることでは無かった(その他にゲームを決定付けるラッキーナンバー!)のような要素があったから、そこまで重視されてなかった)ものなので、逆を言えば全国のプレイヤーの人達が練習中である分野です。
これを極めることが出来たなら、もしかすると全国的にも稀有なプレイヤーになれるんじゃないかなーなんて思って自分はこのデッキを練習しています。