◆お知らせ
平素より当ブログをご愛読いただきありがとうございます。読者の皆様へ1つご連絡がございます。
当ブログはこれまで、カードゲームウィクロスの記事を連載してきましたが、ウィクロス自体が人狼やすごろくといったボードゲームに転換したことを踏まえ、当ブログも今後はボードゲームを中心に取り上げる方針に転換致します。
形態を転換しても、皆さまに楽しんでいただける記事をお届けできるよう、ブロガー一同努める所存ですので、今後とも宜しくお願い申し上げます。
◆ウィクロスすごろくってどんなイベント?
4月1本目の記事ということで、エイプリルフール風の書き出しにしてみました。当然ですが、今後ともカードゲームのブログを執筆していく予定です。
・・・が、今回は本当に「ウィクロスすごろく」を取り上げます。
ウィクロスすごろくとは、4月の各店舗で開かれているイベントで、最初に購入した1パックを用いて行うゲームのことです。
(参考)http://www.takaratomy.co.jp/products/wixoss/event/170329/
筆者は4月1日に早速参加してきましたので、概要のご説明と、攻略法の解説をしていこうと思います。
まずはゲームの進め方からですが、ダイスを使う通常のすごろくと異なり、購入した1パックのカードを使ってコマを進めます。
1パックのカードをシャッフルして裏向きに重ね、上から順にめくって左上に書いてある数字の数だけ進むことができます。
(例1)Lv4シグニがめくれた場合→4マス進む
(例2)Lv0ルリグがめくれた場合→0の場合には特別ルールがあり、1マス進める
また、すごろくのマップは以下のようになっています。

43マスあり、1ターンに進めるマスは1-4の平均2.5なので、ゴールまでは43÷2.5≒17ターンほどかかります。
0コストスペルや0ルリグも1進むカードに含まれ、1進む頻度が多いことを考慮すると、実際には20ターンほどかかりそうです。
参加者の方の中にはフレイスロ大将(Lv5)を当てている方が居て、一気に5マス進めて羨ましいな~と思いながら見ていました。
Lv5のカードは種類が少ない上、多くが高レアリティなので、すごろくの時に引き当てられるとラッキーですね。
当然ですが、ただコマをめくったカードの数だけ進めるだけではなく、止まったマスに応じて様々なイベントが発生します。
多くのイベントが、「コマを進めるor後退させる」か「コインの枚数を増減させる」のどちらかに関連するものです。
ちなみにすごろくマップの下の方にルールとして書かれていますが、「2マス進む」などの効果によってマスに止まった場合は何も起こらないので注意が必要です。
コインはマスのイベントで得られることがあると共に、「コインをベットしてコマを進める」といったようにコストとして使うこともあります。
勝利条件は「最終的なコインの枚数が多い者が勝ち」というルールで、ゴールした時にはゴールの着順に応じてコインが貰えますので、「いかにコインを道中で稼ぎ、かつ早くゴールするか」が鍵になるゲームです。
以上の内容をまとめると以下の通りです。
- 勝利条件「最終的なコインの枚数が最も多い者が優勝」
- 最終的なコインの枚数=道中で集めたコインの枚数+ゴールの着順に応じて得られるボーナスコイン(1着:10枚、2着:8枚、3着:6枚)
- マップ上ではダイスの代わりに購入したパックのカードを使用し、めくったカードに記載された数字だけコマを進める
- コインは得るだけではなく、止まったマスのイベントで使うことも可能で、コインを使うかの判断が重要
◆すごろくマップの解説
続いてすごろくマップの解説に移ります。マップの全体像を把握しておくことで、ゲームの流れがイメージしやすくなるかと思います。
上で載せたすごろくマップにしたがい解説を進めていきます。
文字が細かくて見づらい箇所もありますが、記事内で詳しく書くようにします。
序盤の間にゲームに慣れると共に、中盤以降を有利に進められるようにコインを集めておきたいところです。
コインの初期枚数が1枚で、運よくコイン獲得マスに止まらないと枚数を増やせないことから、コインをベットして仕掛けていくのは難しいでしょう。
「オーネスト」や「ホログラフ」といった特殊技のマスもありますが、基本的にはコインを貯めることに専念する方が良いかと思います。
筆者が早速4を出して止まったマスです。別に恥ずかしい画像ではなかったので見せました。
他の方も止まっていましたが、シンプルなものが多いためか全員公開していました。
ちなみに筆者の待ち受けはコングラサーバントO,D,T,Qの4枚セットです。
今O2シリーズを4種類集めるべくWPSに鋭意参戦中です。
5マス目「ルリグの名称を1つ宣言する。そのルリグのデッキを持っている人は手を挙げる。挙がった手の数が偶数の場合、3マス進む。」
いわゆるアンケートマスです。
手を挙げてもらい、挙がった数が偶数の場合にのみ効果が発動するという形式のマスはいくつかありますが、これらのマスには攻略法があります。
「前の人が止まった時に宣言し、偶数になったルリグを繰り返し宣言する」
例えば、前の人が止まった時にピルルクと宣言し、ピルルクデッキを持っている人が偶数だった場合、その後に止まった人がピルルクと宣言すれば、人数は変わらないため確実に当てることができます。
筆者の実戦では、12マス目の血液型のマスでA型が2人しか居ないことが発覚したため、その後に止まった人が全員A型を宣言し、楽々3マス進むという事態が発生しました。
ちなみに筆者はこのマスに関して1つ気になったことがあったため、公式に質問してみました。
公式がすごろくに対する質問を受けることを想定していたかは怪しく、ちゃんと回答が来るのかは疑問ですが、エイプリルフールのノリだと思って答えてもらえるといいですね。
@wx_tcg ウィクロスすごろくで下記のマスに止まった場合、対象人数が0人でも偶数に含まれますか。数学的に0は偶数に含まれますが、ゆきめ等を指定することで簡単に条件を満たせてしまいます。
「ルリグの名称を1つ宣言し、そのルリグのデッキを持っている人数が偶数の場合、3マス進む」
この辺りからダイナミックな効果を持つイベントが増えてきます。
中盤を一気に駆け抜ける力を持つ、チャンスがあれば是非止まりたいマスの筆頭です。
カードの大半はシグニであるため、8人参加(最大人数)の場合だと、ノーコストで一気に8マス近く進めるということです。
1マス下のエスケープに目が行きがちですが、ノーコストの時点でこちらの方が強力です。
19マス目「エスケープ(コイン×3)30マス目まで移動する」
コイン3枚という重いコストを払う代わりに、一気に30マス目まで移動することができます。
中盤を一気に駆け抜けるイベントその2です。
止まった時にはコイン3枚支払うかを悩むことになるでしょう・・・
24マス目「ベルセルク(コイン×3)次の自ターンまでにシグニカードがトラッシュに置かれるたび、コインを1枚得る」
こちらもコイン3枚を支払う必殺技ですが、こちらは消費した分リターンがあるため気軽に使用することができます。
18マス目同様、8人参加の場合だと、8枚近くコインを獲得することが期待できます。
18マス目を逃して駆け抜けられなかった場合にはこちらを狙いましょう。
28マス目「ブラインド(コイン×2) 次の自ターンまで、各プレイヤーは紫色の矢印があるマスを通過した場合、紫色の矢印の方向に移動する」
こちらは相手を妨害する必殺技で、非常にトリッキーな効果を持ちます。
ゲーム開始前に、「21マス目→15マス目」や「42マス目→30マス目」に引いてある紫色の矢印を見て、何だこれはと思っていましたが、ブラインド下でのみ有効になります。
相手が42マス目、こちらは28マス目と大きく引き離されている場合であっても、ブラインドで進路変更をすることにより追いつくチャンスが生まれるかもしれません。
ゴールしたから安心?そんなに甘いゲームではありませんよ・・・
「18マス目で一気に駆け抜けてやったZE☆」と調子に乗っている相手を一気にドン底に叩き落とせる必殺マスです。
「止まれれば18マス目で一気に駆け抜け、止まれなければ29マス目で一発逆転を狙う」というのがこのすごろくゲームのセオリーになるかと思います。
29マス目に運良く止まれた場合でも、思考停止で先頭と場所を入れ替えれば良いかといえばそうとは限らず、どこと入れ替えるかは意外と悩みどころです。
詳細は後で解説します。
35マス目「後ろのプレイヤーのいずれかとマスを交換してもよい。そうした場合、ゴールしたプレイヤーを除く先頭のプレイヤーを5マス戻す。」
これまた劣勢を逆転しうる必殺のマスです。
自分もバックすることになるため、使用するかは難しいところですが、うまく使えばトップとの差を詰めることができます。
ちなみに、先頭のプレイヤーが複数居る場合には全員戻します。
(と、21マス目に書いてあります)
37マス目「いずれかのプレイヤーのトラッシュの一番上のカードが緑の場合、ゴールしたプレイヤーを全てこのマスへ戻す。」
29マス目、35マス目はゴールしたプレイヤーが対象外となっており、さっさとゴールしてしまえば勝ちが確定すると思われがちですが、実際にはそうではありません。
必殺「因果応報」マスに止まることで相手のゴールを無効にすることができます。
何てマスだ・・・
42マス目「あなたの次のターンをスキップする。」
ゴール直前恒例の1回休みです。
下手にゴールして因果応報を食らうよりはマシという考え方もできますが、多くは29マス目の入替、35マス目の後退といった形で妨害を受け放題の状態となります。
ちゃっかりブラインドの矢印が伸びており、本来相手にならないはずの28マス目の相手と競争するハメになるかもしれません。
◆攻略法
一通りマスの解説が完了しましたので、攻略のヒントをいくつかご紹介しておきます。これを参考に実戦に臨んでください。
最大人数8人でゲームを行うので、人数が多い分妨害マスに止まられる回数も多くなります。
逆に、10マス目、25マス目、35マス目では後ろに居る人が前進するチャンスのあるマスもあるため、序盤に出遅れたからといってそのまま逆転できずに終わるかというとそうとは限りません。
どれだけ終盤までリードを保てたとしても、29マス目、35マス目、37マス目の3大妨害マスで一気に逆転されることがあるので、油断ができません。
「コインを消費してコマを進める」というマスに止まった場合でも、進めずにコインを温存するのが基本になるかと思います。
終盤でも34マス目、36マス目といったコイン消費で前進できるマスがあるため、コインを温存したからといって腐らせることは少ないです。
そもそもコインの枚数で勝敗が決まるため、元々の保有枚数が多ければ2着以降でも先着の人を逆転する可能性もあります。
後は必殺29マス目の入替で誰と入れ替わるかも重要です。
下手にトップに立つと妨害を受けやすくなるため、場合によっては2番目に留まることも考えられます。
筆者の実戦では、1ターン中に3人が29マス目に止まるという事態が発生し、その度にトップが入れ替わるという珍事件が発生しましたw
これは極端だとしても、29マス目周辺に他のプレイヤーが多い場合には、リスクを負ってトップと入れ替わらない方が得策だと思います。
リフレッシュ時にシャッフルした上で2周目のデッキとするため、カードの順番までは分かりませんが、それでも中身を知っているという情報は大きいです。
(使用例)
- デッキトップの裏面が白い場合に、次に進める数を把握する
- デッキの残り枚数が少ない場合に、残りデッキの強さ(数字が大きか小さいか)から、何ターンでゴールできるかを逆算する
- 「コインを払って○マス進む」というマスに止まった場合に、○マス進んだ次のターンの行き先を予想する
止まる可能性はそこそこあるので意外と重要ですよw
◆筆者の実戦
最後に筆者の実戦の経過を簡単にご説明して終わりにしたいと思います。果たして優勝できたのでしょうか・・・?
ゲームの勝手が分かっていない状況では、他の方々の進行を見た上で方針を決めた方が間違いが少ないからです。
最初はコインの重要性に気づかず、特に意味もなくオーネストを使用する等コインが貯まりづらい序盤戦でした。
筆者も含め4人が12マス目に止まり、「A型は2人だから3マス進む」というイベントが連発したこともあり、進行は比較的スムーズでした。
丁度コインが3枚あったため、深く考えずにエスケープで一気に30マス目まで進みましたが、これが後で勝負を大きく左右することになろうとは・・・
その後数ターンで34マス目まで進め、いよいよ終盤戦だなと感じていました。
他のプレイヤーの方が21マス目(先頭を2マス戻す)や26マス目(前に居るプレイヤーを1マス戻す)に止まったために一気に進みが悪くなりました。
そこで痛恨の一撃が飛んできました。
「ブラインド!!!」
次のターン、筆者は32マス目から20マス目までバックすることに・・・
トップを走っていたつもりが、いつの間にかダントツのビリに落ちてしまいました。
コインの残量も大してなく、苦しい戦いを強いられることとなりました。
・・・が、辛抱強く続けていると筆者にも見せ場がやってきました。
筆者も必殺技をぶつけてやりましたよ!
「因果応報!!!」
丁度緑のカードを捲ったタイミングで37マス目に止まったため、ゴールしていた2人を呼び戻すことに成功しました。
・・・が、見せ場はここまでで、結局ゴール直前に居た方が直後にゴールしたため1着を逃しました。
それだけでなく、ゴールから呼び戻した2人との競争にも負け、結局ビリで終わりました・・・
調子に乗ってエスケープを使ったのが敗因ですね。
次にやる機会があればコインを大切に温存しつつ進めようと思います。
◆終わりに
いかがでしょうか?年始にビンゴについて解説する回がありましたが、今回はすごろくについて書かせていただきました。
ビンゴ以上に解説する要素が多くて、サブイベントにも関わらず記事の分量が多くなってしまいましたが、この記事ですごろくに興味を持ってもらえると嬉しいです。
次回以降はカードゲームの記事に戻す予定ですので、お楽しみに(^-^)/