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ざっくり分かるデッキの組み方講座〜ディーセレ編

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by からばこ

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ざっくり分かるデッキの組み方講座〜ディーセレ編
はいこんにちは、からばこです。今回は「ざっくり分かるデッキの組み方講座」のディーヴァセレクション編になります。
アニメ放送から1年。タマやリルたちのディーセレ参戦などもあり、ディーセレからウィクロスを始めたり復帰したりする人が増えています。今回はそういった方に向けて、イチからデッキを作る際の考え方やポイントなどをご紹介します。「新しいデッキをどう組めばいいんだろう」「カードってどう選ぶの?」という悩みを、ちょっとでもほぐせれば幸いです。

今回の記事は、ディーヴァセレクションを始めたばかりの人を想定して書いています。構築済みデッキを買って少し遊んで「どうやってデッキを作ろうかな」という方や、「オールやキーはやったけど、ディーセレの構築ってどうするんだろう」という方がターゲットです。
「そもそもカードゲームってどうやって始めるの?」という方はこちらをご覧ください。1年前の記事ですが内容は大丈夫。構築済みデッキの箱を開けるところから紹介しています。百戦錬磨のプレイヤーは、この記事を初心者の方に届けるべく、リツイートなどをお願いします。

それでは、レッツゴー!

ステップ0:デッキ作りの超基本
デッキを作る前に、ウィクロスのデッキ構築について復習しましょう。
基本中の基本ですが、まずはここから。ディーヴァセレクションのルールになります。

超基本
  • 「メインデッキ40枚」「ルリグカード10枚」「ピース2枚」を使って戦う。
  • センタールリグはレベル0〜3。アシストルリグはレベル0〜2を2人ずつ。
  • ライフバーストは20枚まで。サーバントは<サーバント #>を4枚。同名カードは4枚まで。
  • メインデッキには、ルリグの持つ色のカードと無色のカードしか入れられない。
  • ピースや一部のカードには使用条件がある。(例:<Glory Grow><マイアズマ・ラビリンス>など)
  • チームピースとドリームチームピースは両立できない。
  • センタールリグのレベルより大きいシグニは場に出せず、ルリグの「リミット」を守る必要がある。
基本
  • センタールリグのグロウコストや、一部アシストルリグの能力発動のために「エナの色」を気にしておきたい。
  • 事故(序盤に高レベルのシグニばかり引いて場に出せない)は避けたい。
  • 使うなら「エクシード」「コイン」のことも考える。
応用
  • デッキの「コンセプト」「やりたいこと」を決める(デッキの動き、と言います)
  • デッキの動きを実現させるためのカードを選ぶ
  • デッキの動きを実現させるため、ターンごとの具体的な動きを決める(超応用)
例えば「序盤からガンガン攻めたい!」のであれば、それができるデッキを目指します。「手札を捨てさせたい」「耐えに耐え抜きたい」など、戦術面からデッキを決めるパターンですね。次に「このカードを使いたい」です。「アニメでヒラナに惚れた」「パックからURの<ピルルクxi>を引いた」「声優さんが好きだから使いたい」など、理由は何でもいいです。

要するにデッキ構築は、「こんなデッキを作りたい!」「こんなバトルがしたい!」という「やりたいこと」を決めて、そこからカードを選んでいくという作業です。
ウィクロスにはたくさんのカードがあるので、どれを選ぶか難しいのですが......。例を挙げながらデッキを作っていきますので、自分の好きなルリグやチームに置き換えながらご覧ください。


今回はアニメ主人公「ヒラナ」のデッキで説明します。デビューデッキに入っているカードを中心に、<頂点へ一歩 ヒラナ>をセンターに置いたデッキを作ります。セレモニーなどで流行しているデッキタイプとは異なりますが、最初の一歩にはぴったりだと思います。
デッキを作る際は、自分の使いたいルリグや作りたいデッキに置き換えてお読みください。採用するカードの枚数や種類も、お手持ちのカードと照らし合わせてながらで大丈夫です。

1:「あなたの長所を教えてください」
デッキを作るうえで重要なのは、センタールリグの長所を活かすこと。「このルリグは何ができるの?」と読み解き、その長所や特技を伸ばす方向でデッキを作ると分かりやすいでしょう。「ルリグができること」は能力はもちろん、色や所属するチーム、コインの有無なども含まれます。

ヒラナであれば赤ルリグでNo Limit所属。赤は「バニッシュ・速攻・エナ破壊」が得意な色で、No Limitには<Glory Grow><ローズクォーツ><轟音の炎球>などの関連カードがあります。「序盤からガンガン攻めていくデッキかな」と、大まかな方針が決まります。

次に<頂点ヒラナ>の能力を見ていきましょう。
出現時の1ドロー1エナチャージ、チーム限定能力のシグニパワーアップ、ゲーム中に1回使えるルリグアタック強化の3種類です。
1ドロー1エナチャージはNoLimitの3人(ヒラナ、アキノ、レイ)全員が持っていますが、ルリグアタック強化はヒラナにしかできない芸当です。このオンリーワンを活かし、「ヒラナを使うなら『序盤からガンガン攻めてライフクロスを削って、ゲーム1能力でトドメ』という流れで戦えばいいかな?」と想像できますね。この流れを実現できるような52枚を選んでいきます。

色ごとの特徴(長所)は大まかに
赤:バニッシュ・【ダブルクラッシュ】などでの速攻・エナ破壊
白:バウンス(相手のシグニを手札に戻す)・【シャドウ】などでの耐久・サーバント確保
青:ドロー・ハンデス(相手の手札を捨てさせる)・ダウンやダウン凍結
緑:エナチャージ・【ランサー】・シグニのパワーをプラス
黒:シグニのパワーをマイナス・トラッシュ利用・デッキ落とし

です。「赤は速攻の攻撃型、白・青は耐久の防御型、緑・黒はバランス型」の傾向があります。細かくできることはセンタールリグによって異なりますし、例外もありますが、最初は色の長所や傾向に合った構築や戦術を目指すと分かりやすいです。
もちろん白ルリグを攻撃的に組んでもいいですが、なかなか難しいのが事実。まずは色やルリグに合った戦術からがおススメですね。

2:「やりたいこと」を具体的に
引き続きヒラナの構築に戻ります。「序盤からガンガン攻めて、ライフクロスを削って、ゲーム1でトドメ」でしたね。
そのためには
  • 序盤からガンガン攻める
  • ライフクロスを削る
  • ゲーム1でトドメ
の3つができるカードが必要です。一つずつ見ていき、カードをピックアップします。

「序盤からガンガン攻める」はその名の通りです。レベル1〜2から相手のシグニを除去し、常に3面要求(3体のシグニで相手のライフクロスを狙える状況)を作ります。
構築済みデッキに入っているカードでは、<ローメイル><ランスロット><轟音の炎球>が代表的ですね。<Dンドウバ>+<ララ・ルー//メモリア>のセットや<ヘラ>などもいいでしょう。これらが採用候補です。

「ライフクロスを削る」は、主に中盤以降を想定します。
ランスロット>や<Dンドウバ>セットの除去は序盤こそ強力ですが、レベル2〜3以降のパワーの高いシグニには通用しません。より高いパワーのシグニを除去するには、こちらも強力な除去を用意するか、アシストルリグを使う必要があります。
ヒラナであれば、チームで組むなら<ローズクォーツ>を忘れてはいけませんね。除去と【ダブルクラッシュ】ができる<ノブナガ>も、ライフクロスを削る役割としては十分でしょう。他にも<レイ月華><レイ無我斬>で相手のサーバントを捨てさせれば、ルリグアタックでライフクロスを減らせます。チームなら<Glory Grow>もありです。

仕上げは「ゲーム1でトドメ」です。<頂点ヒラナ>のゲーム1能力を要約すると、「ルリグアタックの後にもう一度ダメージを与える」というようなものです。「相手のライフクロスが1枚なら、サーバントを持たれていなければ勝利。ライフクロスが0枚ならサーバントを2枚持たれていなければ勝利」で、この状況をいかに作り出すかが今回の<頂点ヒラナ>デッキの肝になります。
「<Glory Grow>を使った次のターンにゲーム1でトドメ」でもいいですし、このゲーム1能力を<一覇一絡>で更に強烈にすることもできます。<一覇一絡>とゲーム1を両立するとライフクロス2枚からゲームエンドを狙えるので、こちらを採用してもいいでしょう。最近は<一覇一絡>が主流で、<Glory Grow>よりも止まりづらいので、今回は<一覇>を使います。


で、ここまでの「やりたいこと」を詰め込んだ構築がこちらになります。

ルリグデッキ
ヒラナ0〜3
アキノ0・1・2(未定)
レイ0・<月華>・<無我斬
一覇一絡
ピース未定

LBあり
サーバント #>×4
轟音の炎球>×4
ララ・ルー//メモリア>×2
(残り10)

LBなし
ローズクォーツ>×1〜2
ノブナガ>×1〜2
ランスロット>×4 or <ヘラ>×4
ローメイル>×3〜4
(残り8〜11くらい)


大まかな方向性が決まってきましたね。
枚数は序盤に使うカードやエースシグニはとりあえず4枚で、中盤以降に使うものは1〜2枚にしておきます。
後々調整するので、だいたいで大丈夫です。だいたいです。

3:「できること」「より強いこと」も詰め込もう
ここからは他の「できること」「より強いこと」をデッキに入れていきます。そのためには「ヒラナが何ができるか」「赤シグニ、赤デッキは何が得意か」という知識が必要になってきます。色ごとの特徴は先程挙げた通りなので割愛しますね。
大会で優勝・入賞しているデッキはWIXOSSBOXというサイトでまとめていますし、SNSなどで「ヒラナ 優勝」などと調べると色々出てきます。先人の知恵を拝借するのはデッキ構築の近道の一つです。

赤シグニの特技の一つが「エナ破壊」です。相手のエナゾーンのカードをトラッシュに送ることで、アシストルリグのグロウコストや追加能力の発動コストを奪います。人気カードである<ダイヤブライド>を筆頭に<ナベノツナ><イワトオシ><カモツ>など、赤シグニには使いやすいエナ破壊シグニが揃っています。<ダイヤブライド>は入手が難しいので、今回は<ナベノツナ>たちを使っていきましょう。
赤より地獣シグニですが、パワーアップもヒラナの得意とするところ。<サラブレッド><バッファロー><テングザル>といったシグニを採用してパワーを上げ、相手の<マドカ//クラップ><マキナスマッシュ><マキナバインド>といったアシストルリグを貫通する、という芸当もできます。今回のデッキでは扱いませんが、「こういうこともできる」と頭に入れておくと、特にセレモニーなどに出る際に便利です。(主に【原子デウス】対策で採用されます)

残り1枠のピースは<GO TO the TOP!>か<ネバー・サレンダー>が人気です。
GO TO>はエナを一気に破壊しつつ好きなシグニをサーチ(手札に加える)でき、最後の詰めに便利です。<ネバー>回収枚数が多くエナコストもかからないため、主に<サラブレッド>たちを並べるのに使います。今回はエナ破壊とも相性が良い<GO TO>にしましょう。
GO TO>でサーチするシグニとして、【アサシン】持ちの<マルス>や<ノブナガ>などを回収できる<カグツチ>を入れてもいいです。バトルで1回使うので1枚のみですね。

あとは強力なライフバーストを持ったカードを入れておきます。 バニラシグニ(能力を持たないシグニの総称)の中には強力なライフバーストを持つシグニが各色にいます。赤では<クエレペ><デカラビア>などですね。また混色バニラ(赤白など2つの色を持つシグニ)も必要に応じて入れましょう。今回はアシストルリグに<アキノバイバイ>を採用し、アキノが白エナを必要とします。デッキに2〜3枚入れておき、バトル中はエナゾーンに置いておきましょう。
これらのシグニは除去能力を持たないため、除去はアシストルリグに頼ります。アキノは構築済みの<グー>でいいですね。

あとはアニメでも活躍した<アークゲイン>をお守りに。こういう遊び心もあっていいと思います。
ここまでのアイディアを52枚に詰め込んだのがこちらになります。

デッキレシピ
アシストルリグ/ピース
8


4:実戦で課題を見つけて、調整しよう
というわけでこのデッキを試してみます。
何度かの対戦を経て出てきた「もやっと」がこちら。

エナが足りない
ローズクォーツ>や<GO TO>、<ランスロット>に<ローメイル>でエナを結構消費しがち。
序盤は重要だから抜くなら<ローズクォーツ>なのかな......?

レイのハンデスが不確定
サーバント>を確実に捨てさせたいのにランダム。「手札を見て捨てさせる」があれば便利だなあ。

ドローに左右されがち
カードを引く力があまり無いため、2枚採用の<ノブナガ>に届かないことがある。仕方ないのかな?

などでしょうか。この「もやっと」を解決していきましょう。

エナ不足
GO TO>は抜きたくない。序盤の除去は重要。であれば<ローズクォーツ>を抜いてみようか。
ランスロット>を<ヘラ>に変えて、エナの消費タイミングをずらして節約にする?
いっそ<Dンドウバ>と<ララルー>を増やす?

レイのハンデス問題
手札を見てのハンデスは<タマゴ=シンバルロール>か<みこみこ☆ずばしゃーん>がいる。
エナコスト的にも<シンバルロール>で良さそう?
ローズクォーツ>を抜くのだから、チーム構成にしなくてもいいかも?

ドロー問題
入賞デッキを見ると<ダイヤブライド><エルドラ//メモリア>で手札を増やしているみたい......。
中にはアシストをマキナにしている構築もあるから、<パシバル>を<Cレプヤキ>にして試してみても......。

という風にカスタマイズしていきます。対戦を繰り返して「これがほしい」「これはいらない」という要素を見つけ、しっくり来る枚数に整えていきましょう。実際に対戦することで、デッキを作る段階では気づけなかった強みや弱みが見えてきます。
対戦を繰り返していけばデッキも整っていきますし、自分の腕も磨かれていきます。そのうち「あのギミックも入れてみよう」「苦手なデッキを対策したい」「レアリティを上げたい」など、次の「やりたいこと」が見つかります。そうしたらカードを差し替え、対戦し......。繰り返しですね。

今回作ったヒラナデッキの最終的な構築は、ここでは重要でないので省略します。
あとは自分の手で完成させよう!

5:終わりに
3行でまとめると
  1. ルリグの長所を見つけて、やりたいゲームの流れを決める
  2. ゲームの流れが実現できるカードを探して、デッキを組む
  3. 対戦を繰り返して調整する
です。できることはルリグによって、やりたいことはプレイヤーによって全く異なるので、デッキを組む際は「自分は何がやりたいのか」をはっきりさせるのが一番良いと思います。「何がやりたいのか」には速攻やハンデス、コントロールなどの戦略面に加え、「好きなカードを活かす」「セレモニーでトップを目指す」など、デッキの使用場面を想定する場合もあります。
色々な情報が飛び交う昨今ですが、自分の「やりたい!」に素直になって、ウィクロスを思い切り楽しんでください。

というわけでデッキの作り方でした。
ルリグや目的によって作り方は大きく変わるので、一律に「これ!」というものがなくもどかしいですが、ざっくりとでも伝われば幸いです。
デッキの合う合わないも人それぞれ。私は「使いづらい100点のデッキ」よりも「肌に合った85点のデッキ」が合うので、多少デッキのパワーを落としても、自分できちんと使いこなせる構築にしています。暴れ馬は乗りこなせないんですよね。


ではまた次回の更新でお会いしましょう。

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