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ポケモンジャパンチャンピオンシップスレポート【Kou】

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by Kou

ポケモンジャパンチャンピオンシップス2018レポート
逃亡
6月9・10日の2日間、幕張メッセでポケモンの日本一を決める戦いに参加してきました。

家族を持ち、仕事も妥協せず、それでもポケモンマスターになりたい生活は、自由時間と好奇心を否定し続ける時間でした。
他に楽しいことが沢山ある事知ってる。それでも...悔いを残すことは嫌だった。だからやれることを全部やった。

この日まで、僕は沢山のデッキを作りました。
やっぱり強いルガゾロ、
ゾロアークに強気になれるマッシルガン、
結局一番強い行進、
ムラ馬ウルトラネクロズマ
ルート固定だが万能ジガルデ...
そしてレックウザGX。
4つのパターンを作って、一番簡単で爆発力の有るやつと、一番難しいけど万能のやつの2種類を完成させて大会に臨みました。

ジャパンチャンピオンシップスで使ったデッキは結局一番簡単で爆発力の有るデッキ「<レックウザGX>+<ミロカロス>」を使いました。
レックウザGX + ミロカロス
ポケモン
15
サポート
7
3枚
-N
4枚
スタジアム
3


このデッキを使う気になった理由
読みあいをする必要が無く、ただ自分が回ればどんな相手にも勝つチャンスがあるから。
当日の運があれば、実力以上の結果が出せると考えたからです。

この選択をした時点で僕は弱気だったと思います。

読みあいを放棄して、無理にレックウザを使うために考えたデッキだったのは事実です。
今冷静に考えても、このレシピなら<アクジキングGX>のほうがよっぽど強かったですね。

大会は予選2連敗の後、即ドロップ。



本当に文字通り「脱兎のごとく」逃げた。
海浜幕張駅までまっすぐに、振り返ることをしないで逃げた。
逃げながら考えていた。僕は一体何をしたかったんだろう...
会社を説得して金曜有給取ってまで万全に仕上げてきて、二連敗とは...

海浜幕張駅に着いた。

...どこに行こうか考えた。

秋葉原に明日使うカードを買いに行くか?
ホテルに帰って部屋で寝るか?
それとも観光?浅草花やしきに行ってみたい気持ちもあるが...

考えた結果、レックウザGX達と一緒に海浜幕張のイオンを散歩してみることにした。
僕はポケモンカードで何をしたかったのかを考えるために、ポケモン以外の遊びを、ポケモン達としてみることにした。

イオンを歩いていたら、視界に入るもの全てが楽しく見えた。
服、食品、ゲーセン、もふもふカフェ、不二家のタルト、職業体験施設、ブシロードショップ...
そのどれもが新鮮に感じてしまうほど、ポケモンしかやってこなかった事に気が付いた。

その時、僕はようやく思い出せた。
僕はポケモンが好きだからポケモンカードをしているんだ。
日本一は「目標」なだけであって「理由」ではない。
だから気負う必要なんて全くなかった。
気負けして、最初から自信を無くして挑む必要なんかなかった。
そもそも僕はそれほど強くはない、まだまだ中堅だ!!

簡単なことだった。よし、明日のスペシャルカップ頑張ろう。
レックウザGXとの...僕とポケモンの絆で1年の総決算をしてこよう。悔いなく...

共鳴
スペシャルカップで僕が使ったデッキは以下の通りです。
マイソウルヒーロー
ポケモン
10
サポート
9
-N
2枚
2枚
1枚
スタジアム
2
20180622_マイソウルヒーロー.jpg
非常にシンプルで攻め込みやすいデザインのデッキに仕上がっています。
立ち回りを失敗しなければすべてのデッキに勝てる可能性があるはずです。

戦いに臨む前に、<レックウザGX>に話しかけた。

「好きなだけ暴れていい。あとは俺が何とかする。」
怖いのは僕だけじゃない。ポケモン達だって震えているように感じた。
ポケモントレーナーの僕が立ち向かわなければ、昨日と同じになってしまう...
もう逃げない、もう負けはいらない。僕がレックウザを使いこなしてみせる!!

大会開始
一回戦
対戦相手と談笑。昨日よりは空気の緩さを感じられた。そりゃそうだ。世界関係ないもんな。
でも、スペシャルカップは252人スイスドロー、トップカット4人...予選6回戦だから実質ストレート6連勝しかない。
完全に空気を緩めるのはしなかった。楽しみつつ、フェアに勝つんだ。

じゃんけん負けて後攻

相手バトル場<ラルトス

oh...まじかよ...本当...勘弁してくれ...

それでも今日は負けたくないんだよ...レックウザの為、家族の為、そして俺自身の為に負けたくないんだよ...
後攻1ターンからドラゴンブレイクでラルトスを倒す。
願いが通じたのか、ラルトスを複数枚同時に並べることが出来ない様子。
サーナイトGX>に僕の<レックウザGX>が倒されるも、<ねがいのバトン>でカウンターが決まる。
後続のサーナイトGXを繰り出されなかったので、奇跡的に逃げ切り勝利。

マジで二度と勝てないと思います。



そして二回戦マッシルガン、三回戦マッシルガン、四回戦ルガゾロを倒したあたりで僕は感じた。

僕とデッキが共鳴してる...体の一部のように動くぞ...!!

五回戦レックウザミラーを先攻から下し、勢いは止まらない。

後一回勝てば、決勝進出!もう負ける気がしない!



そして六回戦
mepoさんと同じチームの福沢諭吉さんでした。
名前にインパクトがあり過ぎて一生忘れないと思いますw

対戦開始 僕の先攻で対戦開始。相手のバトル場には<オドリドリ>がいるだけ。
...わからん、情報が少なすぎる。
...僕はプレマもスリーブもGXマーカーもストラップもTシャツまでもレックウザ統一してるくらい情報にまみれているから、諭吉さんは最初から解っているとは思うが...
僕に出来る最善手は「ぶっちぎる事」だと判断して、ぶんぶん展開し、相手にターンを渡す。

相手のデッキはレックウザでした。
先攻の利点を思い切りぶつける立ち回りをして、とても有利な盤面を作る。
...だが、エネルギーが一枚足りない。
この殴り合いは先にGX・EXを倒した方が絶対に有利なのは互いにわかっている。
お互いにオドリドリのにらみ合いが続く...僕も相手もキーカードを同時に握ることが出来ない。

僕はオドリドリのあやかしのまいを連発して、相手のベンチの<レックウザGX>を倒す。
相手は僕のベンチのレックウザGXを縛って、デッキ切れを狙ってくる。

先攻取っているにも関わらず、正直しんどすぎる戦いになってしまったが、サイドから必要なカードをキッチリ拾えて、ギリギリ逃げ切り。

最終戦だけあってめちゃめちゃ強かった...というか上手かった。
諭吉さんと固い握手をして、予選を終わる。

そして...

決勝進出確定!!


昨日メンタルリセットして本当に良かった!イオン!もふもふ!マザーガーデン!不二家!まむっち!takabashi!wife!ありがとう!

あと二回勝てば優勝。優勝なんだ...
2018年の決算。もう祈るのみだ。

ねがい
本戦のド派手な会場から少し離れた場所で、ひっそりと...本当にひっそりと...番号で呼ばれた選手たち四人が集まって、決勝トーナメントが始まった。

初戦の相手は、小学生の頃をよく知っている凱くんでした。
...ていうか凱くん。大学生になって初めて喋ったから、本当にわからなかった!
小柄な可愛い男の子が、背の高いイケメンになってたら、わかるわけないと思うんだ。すまなかった。
でも戦いは別、真剣勝負だ。

ゾロアークGX>+<オンバーンGX>というデッキでした。
...どうやって立ち回ればいいんだ?
その組み合わせの練習した事無いからよくわからなかった。
でもゾロアークGX、オンバーンGXそれぞれとは練習したことあるから、一撃で倒されることと、サポートを切らさない事を心がけて戦う。

戦いながら気が付いた。こちらのベンチを5枚にしなければ、相手の子ゾロアークからの強烈な一撃を受けないから、<レックウザGX>は強気に戦えるんじゃないのか?
これは...相性的に有利だぞ。。。
これまで以上に真剣に、これまで以上に丁寧に立ち回り、差をジリジリ広げるプレイングに徹して勝利。

凱くんと握手をして、互いに健闘を称える。
知らん間に大きくなりやがって...僕も歳を取ったな...

そんな気持ちになりながら、最終戦に意識を移す。

最後はルガゾロorゾロダストのどちらかが相手になるようだ...
頼む...ルガゾロ勝ってくれ...ゾロダストは無理すぎるよ...勘弁してくれ...

しっかりフラグを回収して、決勝戦は対ゾロダストだ。

僕の勝ち筋は、グッズと疾風怒涛をなるべく使わずにエネルギーを貯めて、マウントを取り続けて勝つことだ。
願いを込めてじゃんけんをする...
当然負けて後攻!!しかも<カプ・コケコGX>スタート!!
やばい...運が逃げている...

しかし、相手のなおちゅうGXくんも正直立ち上がりが弱い。
相性差をひっくり返せるか?冷静に手札からエネルギーを付けることに尽力する。
こちらが二枚サイドを先制したあたりから、相手も動き出す。
三枚目のサイドを取った時に、<子ゾロアーク>にレックウザGXが倒される。

この時、僕のデッキには<バトルサーチャー>がもう無かった。
展開するために一回使った「しっぷうどとう」でデッキから落ちていた。
「しっぷうどとう」の責任は俺が取るってレックウザに言った。
...サイドにはあと一枚ある。
四枚目のサイドを取るときに、僕がバトルサーチャーをサイドから引ければ僕の勝利、すなわち優勝だ。

祈る。というか命令する。引きたいじゃない。俺は引くんだ!
一番手前のサイドを引いた。自分のターンが来るまで見ないようにした。

相手の起動した<ダストダス>に二匹目のレックウザGXが倒され残りサイドは2対2。
前引いたサイドがサーチャーなら僕の優勝確定。

ゆっくりと確認する。

...そのカードは<ねがいのバトン>だった。

今の手札で出来るすべての可能性を考える。
...僕にはどうしても、相手のベンチのヤブクロンがダストダスに進化しないこと以外、勝ち筋を見いだせなかった。
俺はサイドに飛ばした。お前も飛んでろ!と「ねがい」を込めて、レックウザGXに「ねがい」のバトンを付けて、ドラゴンブレイクで攻撃する。
...相手はサーチャーから<センパイとコウハイ>。あ、はい。本当すみませんでしたw

負けました。僕がサーチャーを引き込めないばっかりに負けました。


何年ポケモンカードをプレイしていても、負けることは吐きそうになるほどキツイし、一緒に戦ったポケモン達に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
練習に付き合ってくれた仲間たち、負かした対戦相手達も同様だ。申し訳なかった。
ジャッジの方が「決勝戦にふさわしい素晴らしい試合でした。次は是非あちら(本戦)で」と仰ってくれた。
その言葉はとても響いたし、嬉しかった。それでも一着...優勝したかったんだよ...

けれどさ...
優勝した少年...なおちゅう君の笑顔見てたら「まあ...いいか。」と思ってしまった。すっげえ嬉しそうなんだもんなw

僕は聞いた。

「盾とったのははじめてかい?」
「そうです」と答えてくれた。

そうか...そういえば僕にもそんな頃があったな...
観客席をよく見ると、なおちゅうくんの家族が本当に嬉しそうに喜び合っていた。

「あの頃の僕」の対戦相手はみんな格好良かったっけな。
僕も胸を張ろう。確かに勝ちきれなかったけれど...懸命だったのは違いないから。

表彰式が始まると、それぞれの選手の関係者たちが集まって祝福してくれた。
僕はなんだかよくわからない感情で表彰されていた。
僕二着だから負けたんだけど、仲間たちはめっちゃ喜んでるから。
その時は悔しい感情が強くて「なんで彼らは喜んでいるんだろう?」って思っていたけど、終わって冷静に考えると...

盾もらってるじゃん!悪くはないやんけ!一応目標達成してたんだ。
理解するのが遅かった。頭悪すぎw

そして全力で戦った四人で最後に握手をし合って、その場から離れた。
握手するとき、今度戦う時は本戦で戦おうと、「ねがい」を込めて握手しました。

バトン
僕の2018年度は終わりました。
今年は世界大会と全く無縁な一年になってしまったけれど...
いいさ、一生を賭けて取りに行く夢だからいいんだ。
2019年に「ねがいのバトン」を繋げて、またイチから頑張って行こう。

仕事も家族も...俺自身の夢も一つも妥協せずに生きることはとても大変だけれど...

ポケモンカードやりすぎて仕事場で役立たずは格好悪いし。
仕事に集中し過ぎてポケモンカードの練習がおろそかになったら、僕が僕じゃなくなるし。
家族も仲間たちもみんな愛しているのだ。

僕はわがままだから、全部欲しいのだ。

だから。これからも懸命に頑張ります。
今年も記事を読んでくれてありがとうございました!Thanks!

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