最近「記事読んでるよ」とお声かけ頂く事が増えて嬉しいです。ありがとうございます。
この「ぼうけんノート」では、僕のポケモンカードを始めた頃の話を書いていきたいと思います。
前回の記事を読んでいない方は是非前回からお読みください→「ぼうけんノート」第一回
それではKouの「ぼうけんノート」第二回 スタート!
バトルロード☆サマー2003inポケモンフェスタ
高校2年生の5月、ポケモンカードゲームに出会って3ヶ月。僕は馬術部を辞めた。
馬術部に戻りたくても戻れず、目標が無くなって荒れていた時期に現れたポケモンカードに、僕は高校生活を賭けてみることにした。
やる と決めたら何を差し置いてもやる。日に日に、どんどんポケモンカードにハマって行ってました。
2003年の夏、ポケモンカードの公式大会「バトルロード☆サマー」が開催されました。
僕にとっての初の公式大会、根拠のない自信とワクワクで、その日が楽しみで仕方が無かった。
バトルロード☆サマーの大会ルールは、予選ハーフデッキ、決勝スタンダードデッキの二種類のデッキを使うルールでした。
当時の僕のカード資産は「ハーフデッキ1個作るのが精いっぱい」状態でした。同じカード多く持ってても2枚でしたから...
予選通過して、決勝参加するときは、彼女のデンリュウexデッキと僕のバシャーモ+ライボルト+レックウザexデッキを合体させた、
30+30=60の「マッスルドッキング」作戦!しようと考えてました。
まあ、エネルギーも電気と炎だし、何とかなるだろ!楽勝だぜ...!
あふれるやる気と無鉄砲を武器に、会場に向かいました。
今は無き地下鉄を使って、始発で到着するやる気。
今は無き伝言板に「XYZ・優勝するぜ」と書き込んでいくやる気。楽しくて仕方ないぜ。
会場に入ってまず思ったのは「ポケモンすげえ」でした。
イベントホールを貸し切って、ピカチュウ等のポケモンバルーンが浮いた会場に、
カードゲームのコーナー、ビデオゲームのコーナー、縁日のコーナーにフードコートまであったんだ。
2017年現在のポケモンの公式イベントの5倍くらいの大規模で、二日間ぶっ通しの正に「フェスタ」でした。またやらねえかな...
公式大会のハーフ予選に参加する前に、当日参加の「ポイントゲットバトル」コーナーに参加して腕試しをしました。
当時のポイントゲットバトル、勝ちで40点・負けても10点もらえる「ひたすら戦い続ける人有利」ルールでした。
負けてもポイントもらえるのは素晴らしいですよ。僕みたいな素人が、負けても帰りたくならないもんw
交換できる景品の種類もすごく豊富に用意されてて、プロモカード以外にも石鹸やバンダナやリストバンドまであったんだ。
楽しい!楽しすぎるぞポケモンカードゲーム!勝率は20%位だったが、気にならねえくらい楽しい!
バンダナとリスト バンド貰うまで何回でも戦うんだ!頑張れ自分!ヒャッハー!!
...ちょっと公式大会の事を忘れそうになってしまうくらいポイントに夢中になっていましたが...
いざ、初の「公式大会」へ!
勝利のオーブ
ポイントゲットバトルで、レックウザexの必殺技「マルチバースト」を習得した僕は、自信満々でハーフ予選に参加しました。
マルチバーストとは...?
レックウザexのドラゴンバーストには、トラッシュするエネルギーに基本エネルギー指定がありませんでした。
つまり、炎基本エネルギー+マルチエネルギーで、トラッシュするエネルギーを炎指定すると、2枚トラッシュして80ダメージを出すことが出来ました。
コレ、当時のポケモンカードゲームでは破格のワザ性能&効率で、ぶっちゃけて強すぎるくらい強かったです。

これにバシャーモの「たきつける」を使って、炎エネルギーをトラッシュからレックウザexに加速すれば...
超強い!すげえ!コンボって奴だ!バシャーモもレックウザexもさっきポイントゲットバトルの間にトレードで2枚に出来たから、今の俺は最強だ!(ほとんどのカード資産を投げ出したが...)
さあ、負けるわけねえ。勝負だ!
一回戦(公式戦初戦)
お相手は...なんか強そうに見える人。はじめて5年目なんだってさ。
ほう。はじめて5ヶ月、ついさっき2枚目のバシャーモとレックウザexを手に入れた俺様が負けるわけないだろう。
サーナイトexデッキでしたけど...なんかわからんうちに知らんカード使われまくって負けた。黄色いフチのカードの連打はやめてくれ...
さらにそのわけわからんカードの中に、強烈に目を引くカードが一枚。それは勝利のオーブってカードでした。

...?僕の「ポケナビ」の2倍の効果?公式大会入賞者しか使うことのできない?
なんだそれ??しばらく理解不能...
理解してから思ったことは...
カッコイイ...でした。
僕も勝利のオーブが欲しい。オーブを使える公式大会入賞者になりたい!
瞬殺されたけど、得るものも多かった。とても記憶に残るデビュー戦でした。
予選落ちして、決勝トーナメントの方を見ていると...
まるで霧がかかっているように見えました。僕と決勝トーナメントで戦う選手たちとの間には、差がありすぎました。
それは経験や実力の差もあっただろうけど、熱量の差かもしれなかった。
僕もオーブを所有出来れば、あの「気」が纏えるようになるのかなぁ。
...さっきまで「マッスルドッキング」とか考えていた自分が恥ずかしくなりましたw
上手くなりたい。強くなりたい。オーブに選ばれたプレイヤーになりたい。
この日、僕のポケモンカードにおける目標が出来ました。
「勝利のオーブを手に入れる」。
次の公式大会に向けて、リベンジを誓い、バンダナとリストバンドをゲットして、カレーとポテトとコーラとフランクフルト食べて帰りました。満喫!!
エニシダ
強くなりたい。そう強く思えた公式大会。僕とアイツらとの差を埋めなければいけない...さてどうするか...
お金を使えない僕に出来ることは(ポケモンカードの)勉強だと思ったので、毎日ネサフしてました。
そのうち公式戦で見た例の「黄色いフチのカード」の正体がわかってきました。
あれは「ポケモンカードe」シリーズっていう名前のカードで、僕の買っているカードは「ポケモンカードADV」っていうシリーズらしいです。
ADV第3弾「天空の覇者」までは買っていて、そのうち山札からカードを引くサポートは「オダマキはかせ」と「TVレポーター」の2種類しかありません。
じゃあポケモンカードe手に入れればいいじゃない!レックウザexの為にほとんどの予算を使ったから手持ちの◇レアリティのカードとトレードだな!
PCNジムでトレードを持ちかけるも...誰にも相手にされないw
あれ?おかしい...なんでだろう?「天空の覇者」は沢山買ったから、TVレポーターならトレードに出してもいいのに...答えは簡単でした。
「みんなeシリーズのサポートが欲しい」みんな黄色いフチに飢えていた。
当然、持っている人間も枚数を沢山持っている訳じゃないので、ほいそれとトレード出来る訳じゃない。仕方ないよね...
でも欲しい。絶対欲しい。eシリーズ持っている人に手当たり次第にトレードを持ちかける。
そしたら皆こう返すんだ。
「君の持っているレックウザexとなら交換してもいいよ!」
「全力でお断りします!!!」
仕方ない。来月のバイト代もポケモンカードに入れてしまおうか...とeシリーズのパックを探しても、そもそも売ってない!!
どうやら少し古い商品らしい。売り切れてて八方ふさがり!!
そんな困り果てていた僕に「導師」が現れた。
がむしゃらに練習する僕を面白がって、一人のプレイヤーが声をかけてくれました。
彼の名は「山内師匠」。師匠との出会いは僕の運命を捻じ曲げ、加速させた。
山内師匠は言った。「来週Kouが参加した事のないイベントに連れて行ってやるから、旧裏のカード持っていたら沢山持っておいで」。
心震えるほど嬉しかった。eシリーズのカードが手に入るかもしれない!そして行動範囲がチャリから車へと進化した!
首が折れるんじゃないかってくらい頭を縦に振りまくった。よろしくお願いします!!!
旧裏のカードはそんなに持っていなかったけれど...気合いでなんとかなるだろ。...なんとかしたい。
まだ知らないプレイヤーとの出会いがこれから毎週ある。僕はまだまだ強くなれる。楽しみで仕方なかった。
そして...連れられて行った先で出会うのは、生涯で「こいつだけには絶対に負けたくない」と思えるライバルになる男でした。
「ぼうけんノート」週一更新で第三回に続きます。