
第22回 あなたにストーンギフト!「大会レポート(17) ギラティナVSTAR」
今回は270人規模の公開制大会でベスト32という成績になった際のレポートになります。
今回使用したのはロスト軸(<キュワワー>や<アクロマの実験>を使ってデッキを回す)の<ギラティナVSTAR>です。
使用理由は、メインは現環境トップと言われているデッキの練習をしようと考えたためですが、サブの目的として<バトルVIPパス>の有無について研究したいというものがありました。
同デッキ使用者の中で大半を占めるのは、バトルVIPパスが4枚入った上で<キャプチャーエネルギー>が2枚ほど入り、2・3枚<クイックボール>が入っているタイプのものになります。
しかし、バトルVIPパスはアクロマの実験でロストゾーンに送ることができるとはいえ、2ターン目以降は何もできないカードになってしまいます。その枠が例えばクイックボールであれば<ネオラントV>や<ギラティナV>などを手札にある限り好きなタイミングで出すことができますし、キャプチャーエネルギーであれば盤面に展開ができる上、<かがやくゲッコウガ>の特性【かくしふだ】のコストにすることもできます。
ただし、当然バトルVIPパスが初動に持てていることで強い盤面を作れることも確かです。このタイプのデッキはギラティナVSTARを基本縦引きだけで引くことが求められることもあり、デッキの圧縮度合いは生命線ともいえるかと思います。どちらのタイプの方がしっかりVSTARに進化出来て中盤終盤以降も止まらないプレイが可能か考えたいと思い、大会に参加しました。
使用したデッキレシピ
ギラティナVSTAR
プレイヤー:もっさ
ポケモン
計17枚
グッズ
計19枚
<ハイパーボール>のところはコストとなるカードがあまりない上、デッキの圧縮が早いデッキなので<スーパーボール>も検討しました。しかし、基本的にはこの枠は<ギラティナVSTAR>の4枚目か<マナフィ>で良いと思います。
大会レポート
試合数がとても多いので試合を抜粋したいと思います。ピックアップ(1) vsギラティナVSTAR(ロスト軸)後攻 ×
今大会で3回ミラーマッチがあり、全てが後攻でしたが、2勝1敗となりました。今回は敗北したマッチについて紹介します。お相手はミラーマッチとは言いつつも、アタッカーで<カビゴン>が採用されており、<ウッウ>も2枚、その代わりにギラティナラインが2-2という構築でした。
その上、今回のテーマである<バトルVIPパス>多め(3枚)の型で、<クイックボール>は2枚でした。
試合はまずお相手がバトルVIPパスを2枚使用して<ギラティナV>2枚と<キュワワー>をしっかり展開し、ロストゾーンの枚数を順調に増やしていきます。返しのこちらのターン、<ヤミラミ>スタートでヤミラミに<キャプチャーエネルギー>をつけてキュワワーを出してロストゾーンを貯めていきます。
しかし、結果としてクイックボールから<ネオラントV>をプレイして、<アクロマの実験>を使用しましたが、ウッウと<かがやくゲッコウガ>がサイドに落ちていることを確認したため、攻撃することができず番を返しました。とはいえ、クイックボールを使ってギラティナVを置くことはできたので悪くはないスタートであったと思います。バトルVIPパスが採用されていませんし、ヤミラミスタートでサポートも無い中クイックボールとキャプチャーエネルギーで展開しきれた例であると思います。
バトルVIPパスが引けていたとしても、ネオラントVにはつながらなかったので、クイックボールが引けたことも良かったことに思えます。
このマッチではすぐにギラティナを出さず、序盤にウッウ等で1枚ずつ取っていく試合が多いのですが、序盤使えるワザとして、ネオラントVのアタッカー活用が挙げられます。序盤にネオラントVをプレイしてしまったとしても、ワザでサイドを取りつつデッキに帰ることができるので、バトル場にサイド1枚分のポケモンを出せば、相手がサイドを一度に2枚取るには<ボスの指令>を要求することができます。
結果的に、ネオラントVを活用して、相手のウッウに先制はされているものの、まだどうにかなる展開でした。
その後、<ツツジ>を打つタイミングで、こちらが<ギラティナVSTAR>に触ることができず、進化できなかったことに加え、お相手の山札がかなり圧縮されていたので、止まることが無く、後ろのポケモンを縛ってヤミラミのロストマインでサイドを取り切ることを狙いましたが、<ミラージュゲート>から逃げられてボスの指令で負けてしまいました。
残りの山札の枚数を確認するとやはりお相手の方が山札が薄く、序盤からの稼ぎが大きかったようにこの試合では感じました。
ピックアップ(2) vsアルセウスVSTAR+様々なアタッカー(ガラルサンダーVやライコウV、エンペルトVなど) 後攻 ◯
お相手は先攻で<エンペルトV>スタート、後ろのアルセウスVSTARにダブルターボエネルギーを手貼りして番を返してきます。
こちらは<キュワワー>スタートでしたが、当然特性【はなえらび】はエンペルトVの特性によって止まってしまっています。ただ、<アクロマの実験>を持っていたのでプレイし、<ギラティナV>を前に出してアビスシークを使用します。
公開制でなければ特に勇気のいるプレイングなのですが、はなえらびが使えない中でロストの枚数を効果的に貯めつつ、<ボスの指令>や<あなぬけのヒモ>を引くことによってエンペルトVをどかすためにも有効です。
メインアタッカーが先に攻撃を受けてしまいますが、こちらはVポケモンを一撃することができるので十分巻き返し可能です。
また、今回の記事のテーマと結びつけると、試合でこのように序盤からキュワワーや<回収ネット>を使ってデッキを掘り進めることのできないマッチは少なくありません。
<キャプチャーエネルギー>と<クイックボール>が多く入っている構築では2ターン目以降にエンペルトVが退かせたタイミングからの展開がしやすいです。今回の場合で言えばエンペルトVさえいなければ、<回収ネット>やキュワワーは用意できているわけで後からでもロストを溜めるリソースが残っている以上、遅れを取り戻すことは可能です。
試合はここから2ターン目にアルセウスVSTARが出てきたので、特性が解禁され、そのタイミングでデッキを回すことができたため勝利できました。
この2ターン目にクイックボールやキャプチャーエネルギーではなく<バトルVIPパス>を引いていたらどうなるかはいうまでもありません。
ピックアップ(3) vsヒスイゾロアークVSTAR 後攻 ×
よって、いかに<ギラティナV>をちゃんと置けるかがポイントになってきます。
現にこのマッチでは後攻1ターン目に1枚しかギラティナVをおけず、それが次のターンに取られ、その時に置いたギラティナVもその次のターンに...の繰り返しであっという間に試合が終わってしまいました。こうした先攻2ターン目からVポケモンを取れるデッキに対しては一度に2枚並べられる<バトルVIPパス>の優位性を感じる試合になりました。
もう一つ論点としてこのデッキ相手は<ウッウ>の110ダメージが無駄になりやすいデッキになります。
Vに110ダメージ与えたところで、ギラティナVの攻撃を合わせて270ダメージにはなりますが、VSTARに進化していると一度に280ダメージも出るので対VSTARだと110ダメージが無駄になりがちです。<かがやくサーナイト>のケアも<ガラルジグザグマ>や<ヤミラミ>でできないこともありません。
<カビゴン>などをアタッカーとして採用しているともう少し効果的に280ダメージを作ることができますが、後攻1ターン目でロストが4枚貯まるシーンがたくさんあるとて、ウッウで110ダメージ与えることにどれくらい意味があるかは吟味してから使う必要があるなと感じました。
おわりに
いかがだったでしょうか。試合によって<キャプチャーエネルギー>や<クイックボール>の良さ、<バトルVIPパス>の良さ双方が垣間見られたかと思います。ぜひ構築作成の参考になればと思います。それでは。