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攻略コラム:2017年9月 アーカイブ

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「チャンピオンズリーグ2018横浜」参加レポート【Kou】

    posted

    by 攻略コラム

    あけましておめでとうございます!
    ポケモントレーナーの年間予定表は、9月が元旦になりましたね。早い...早いよ...
    そんなこんなで9月3日の日曜日、チャンピオンズリーグ2018横浜に参加してきましたよ!
    使用デッキはルガゾロ。夫婦ではマリアライト。
    使用デッキ
    ルガルガンGX+ゾロアークGX
    プレイヤー:Kou
    ポケモン
    19
    サポート
    8
    -N
    2枚
    1枚
    スタジアム
    4
    エネルギー
    7

    マリアライト.jpg
    本番は<ウソッキー>を<ターゲットホイッスル>に変えていました。ぶっちゃけてどっちも間違いでしたw

    大会参加前、色々悩んだんですよ。
    アセロラ>入れてみるか...<ブースター>入れてみるか...<カリン>、<オカルトマニア>、<ククイ博士>、<コルニ>...キリが無い。
    結局、それらのカードを採用することによって、爆発力は上がるが安定感がそがれ、やりたいことをやりたいタイミングで出来なくなる可能性が高くなるため、やはり...
    ノーガード戦法で行きました。いらない 何も 捨ててしまおう。結果的に成功したと思います。
    ウソッキーはミラーマッチでの<ゾロアーク>通常が動きにくくなるので非採用。正直大成功でした。

    対戦レポート
    1回戦 スピアーさん ゾロアークGX+悪の軍団
    じゃんけん負けて後攻。
    お相手の先攻での<マーシャドー>のやぶれかぶれがぶっ刺さる。この時の4枚の中に<ターゲットホイッスル>があったため、なぜ<N>か<ポスト>を採用しなかったのかと後悔。
    本当に練習不足を実感しました...ゴリゴリ押される。正直1回戦で負けを覚悟しましたが、ひょうひょうと<ルガルガンGX>で4枚取れたら、なんか勝てました。
    運が良かったです、。対戦ありがとうございました!
    6-4

    2回戦 タクサワさん ゾロアークGX+ビークイン+ダストオキシン
    ダストダス
    じゃんけん勝って先攻。
    2017千葉大会でボコボコに負けた相手。リベンジしたい。
    お相手、サイドに<ダブル無色>2枚飛んでいたらしいです。そんな状況で先攻取って負けたら死ねるよね。
    でもめちゃめちゃ強かったです。正直僕より上手いですw
    6-2

    3回戦 トイトイさん オンバーンGX+マニューラ
    じゃんけん勝って先攻。
    オープン<ニューラ>で苦笑い。さらにベンチに<オンバット>で笑っちゃいましたw
    あかん。これ、どうやって勝つんだろう...
    ニューラ+<オンバーンGX>+<マニューラ>+<カプ・テテフGX>のプランで行けたら勝てる読み。
    オンバーンGXがエネ付いたタイミングでキッチリ倒し、マニューラが技を使った直後に倒し、ベンチに残ったテテフを処理して勝ちました。
    引きたいときに引きたいカードが引ける理想的な動きでした。正直二度と勝てませんねw
    6-4

    4回戦 ジョニーさん ゾロアークGX+エンニュート
    ゾロアークGX エンニュート
    じゃんけん勝って先攻。
    お相手にターンを渡すと、特に何もしないでターンが返ってきた。
    Cゾロア>から倒していくと種が切れました。ジョニーさんが順調に回っていたらどうなっていたかわかりませんね。
    また対戦よろしくお願いします!
    3-0

    5回戦 シンcさん 行進マーシャドー
    バチュル
    じゃんけん勝って先攻。
    互いに決め手に欠ける、ノーガードの殴り合い!ラストターンでのお相手の<N>で手札2枚にされてから、そっからドローで<シェイミEX>を引けて、縦引きから全部理想的な引きが出来て、捲りきって勝ちました。
    ダートじてんしゃ>込みで20枚以上1ターンで引きました。ぶん回り。
    運が良すぎました。また対戦しましょう!
    6-5

    6回戦 レイネさん ルガルガンGX+ゾロアークGX(公式ベスト8レシピ参照)
    ゾロアークGX
    じゃんけん勝って先攻。
    普段から仲の良い相手、だからこそ叩きのめしたい。
    でも強いんだ彼。去年もCLベスト8だしね。
    彼の引きも微妙にかみ合っていない隙を付いて、ゴリゴリ攻め、勝ちを確信したタイミングで<N>を喰らう。
    エネルギーか、それに関係するカードを何でもいいから1枚引けば勝ちの場面で、全く必要のない3枚を引く。
    なんか全部の運が抜けていった気がしました。実力負け。
    4-6

    7回戦 トールさん ゾロアークGX+エンニュート
    ゾロアークGX エンニュート
    じゃんけん勝って先攻。
    もう負けられない。しかし失った運気が戻ってこない...<ターゲットホイッスル>いらないよ本当...
    ラストターンで<N>を喰らい、<サーチャー>引けば勝ちの場面。<ダートじてんしゃ>と取り引きと<シェイミEX>で12枚引くも、サーチャーにたどり着けず...負け。
    運命に対する冒とく行為だと思ったけど、13枚目を確認したら、サーチャーでした。
    なにか肝心な物が僕に足りていない気がします。負け。
    4-6

    8回戦 かかしさん ボルケニオンEX+バクガメスGX
    ボルケニオンEX バクガメスGX
    時間になっても対戦相手が来ない!ここにきて不戦勝とは大ラッキー!
    ...と、思ったらお弁当を持って走ってきたwジャッジの判断を待って、問題なく戦えとの事。
    じゃあ戦いましょう!お弁当が温かいうちに終わらせましょう!w
    かかしさんのデッキの中の<ウソッキー>が、サイドでお弁当を食べ始めたため勝利w
    なんかホッコリしましたw今度はリザードンデッキと対戦させてくださいね。
    6-2

    9回戦 でんでんさん ルガルガンGX+ゾロアークGX
    ルガルガンGX ゾロアークGX
    じゃんけん勝って先攻。
    十分に展開した後にお相手<ウソッキー>降臨。うまいことそれを避けたりいなしたりしながら戦う。
    お相手のベンチに<ゾロア>が一匹もいなくなったタイミングで、僕は<通常ゾロアーク>を持ってきて進化。バトル場の<ゾロアークGX>を倒す。
    後は<ククイ博士>が入っていない限りは負けないです。勝利。
    6-4



    7勝2敗の22位でした。
    対戦していただいた皆様、ありがとうございました。
    心より楽しかったです。
    大会に臨む前に、wifeにルガルガンとゾロアークをイメージした指輪を用意していただいて、付けていきました。心強かったです。ありがとう。
    まだまだ2018は始まったばかり。これからも楽しみつつ頑張ります。
    集合写真2018.jpg

「チャンピオンズリーグ2018 横浜」参加レポート【mepo】

    posted

    by 攻略コラム

    こんにちはmepoです。
    今年はチャンピオンズリーグが秋から始まりました。例年にない過密スケジュールだと思いますが、公式様の競技性を重視した取り組みだと思い、とてもいいことだと思っています。
    今回はチャンピオンズリーグ2018横浜大会に参加してきた為そのレポートとなります。
    まずは、今回の大会の環境メタ読みから書くことにします。今回はこのように読んでみました。

    Tier1
    ルガルガンGXゾロアークGX

    各種自主大会、ジムバトルなどで使用者、入賞者共に多数。<ゾロアークGX>の展開力と速攻性と<ルガルガンGX>の特性ブラッディアイを組み合わせた、テンポを取ることに長けたデッキ。ルガルガンGXがゾロアークGXの弱点をつけるところも相方として相応しいと考えられます。

    サーナイトGX

    世界大会優勝、日本チャンピオン決定戦優勝デッキ。スピードこそ遅めではありますが<サーナイトGX>が多数立った時の爆発力は計り知れないです。<オクタン>を相方にするパターンが多いですが、ゾロアークGXを相方にするパターンなども出てきました。

    Tier2
    夜の行進

    パックの種類が増える度に強化されていくデッキ(笑)非EXを押し付ける戦い方もできますし、<マーシャドーGX>のそれなりのHPで高打点を出す戦い方も出来ます。ゾロアークGXの弱点を突くこともでき、逆にゾロアークGXを採用することもできた、最速最強デッキ。

    ボルケニオンEX

    今回の大会はBO1のため、序盤安定性抜群のこのデッキも選ばれると思いました。<ホウオウGX>も新しいアタッカーとなり、弱点の分散化も取られたことで様々な戦い方もできるようになったパワー&スピードデッキ。

    ジュナイパーGX

    進化系デッキやHPの少ないデッキに強いに強いテクニカルなデッキ。BO1ルールな為少々使用するプレイヤーは限られると思ったが、これを選ぶプレイヤーも少なからず存在するとは思っていました。

    ダストダス

    グッズを使ったぶん打点の上がるゴミなだれを軸にしたデッキ。スピードが求められる環境であった為使用者は少々少ないとは考えられましたが、後半の巻き返し力と制約力があるので握るプレイヤーもいそうでした。

    Tier3
    その他のデッキ。

    デッキの総数が多すぎる為今回はTier2までに絞ってみました。

    このメタを見て選んだポケモンは<ギャラドス>でした。非EXなのに最大打点230(<こだわりハチマキ>装着時)を出せるこのポケモンはGX環境に最適と考えました。HP210族は<カプ・コケコ>で1回調整を挟み、こだわりハチマキなしのギャラドスで気絶させられるのも強みと考えられました。
    BO1なので事故は禁物で少々怖かったですが、事故りづらい構築で臨めたとは思っています。

    それでは使用デッキです。

    使用デッキ ギャラドスゾロアークGX

    デッキレシピはチャンピオンズリーグ仙台のチームメイトであったリョウさんのデッキを参考にして運用させていただきました。
    下記リンク及びレポートを参考に推測してみて下さい。
    ※リョウさん掲載許可ありがとうございます。

    ギャラコケコ〜はねろ!ギャラドス!〜※final&日本チャンピオン決定戦使用構築(外部リンク)
    エルレギャラゾロ〜ORAS ボスs〜(外部リンク)

    その他、気にしていたこと。
    ウソッキー

    今回は<ゾロアークGX>がTier1の中でずば抜けていたためメタることとしました。
    ゾロアークGX側のプレイヤーはこのポケモンを倒さないとゾロアークGXでは<ギャラドス>をワンパン出来ない為倒される囮となります。しかしそれはベンチのギャラドスやゾロアークGXを生かすことともなりアタッカーをもう1体余分に作ることが出来ます。これは相手にとっても判断を迷わせる材料となる為、<ウソッキー>を採用しました。

    シェイミEX

    前環境では<アオギリ>後の<ダブル無色エネルギー>を引きに行くために採用されていたカードですが、アオギリ前に引いてしまうと腐る事が多かったため今回は採用しませんでした。

    マーシャドー

    シェイミ>の代わりに<マーシャドー>を採用しました。アオギリ前に引いて場に置いても倒しには来て来ませんし先行取ってこれ置いてさらにサポートが使えるため、少々ギャンブル性は上がりますが、こういう1発勝負の場ではこういった択も悪くはないかなと思い採用しました。

    それでは当日のレポートです。

    対戦レポート
    1戦目◯bye

    環境調査をしていました。ルガルガンGXゾロアークGXデッキが非常に多い。

    2戦目×ボルケニオンEXホウオウGX

    たね2体しか引けず、2ターンでやられて負け。

    3戦目◯ルナアーラGXミュウツーGX

    相手の<ソーナンス>で少し止まるも、<ゾロアークGX>がメインアタッカーになる試合。練習はしてなかったが、<ルナアーラGX>を立てるタイミングでそれを呼びゾロアークGXで倒し、その後<ゲンガー>を倒し、最後はギャラドスで<ミュウツーGX>を倒して勝ち。

    4戦目◯夜の行進

    行進は<カプ・コケコ>2体と<オドリドリ>を起動出来れば勝算はあります。
    ギャラドスを立てながら見事にカプ・コケコで2回ダメージを撒いた後にうまく<フィールドブロアー>が引けたため、行進2体、<マーシャドーGX>と倒してお相手前の<シェイミEX>が逃さず投了勝ち。

    5戦目◯鋼ゾロアークGX

    お相手噛み合い悪く、ギャラドスで順当に出てくるポケモンを処理して勝ち。

    6戦目×サーナイトGXディアンシー

    最初の手札でギャラドスを立てに行こうとマーシャドーからアオギリを狙うも失敗し、そこから選択を間違えて噛み合いも悪くギャラドスが1体しか立てられずに負け。

    7戦目◯ギャラドスゾロアークGX

    ミラー。こちらがギャラドスを3体立てるのに対して相手が1体しか立てられずアタッカーの数で勝利。ウソッキーも刺さりました。

    8戦目◯ルガルガンGXゾロアークGX

    仮想敵。ギャラドスをうまく立てられ、<コイキング>を4体捨てられてあたりちらす200体制を作り理想の展開できる。終盤<カリン>打たれるも、手札から<バトルコンプレッサー>を打ち、裏のポケモンを倒して勝ち。

    9戦目◯鋼ゾロアークGX

    お相手たねポケモン1体しか出ず2ターン目<グズマ>使って倒して勝ちかと思いきや相手のベンチがいないため使えないというプレイミス。しかしここから巻き返し順当にギャラドスを立てながら、サイド5枚取って時間切れ。延長0ターン目にカプ・コケコのかいてんひこうで20ダメージを全員に与え、最終ターンにギャラドスで全てを倒せる状態となり、それがハマって勝ち。

    結果7勝2敗 71位でした。
    これから長丁場の戦いにはなると思いますが、精一杯頑張りたいと思います。

「チャンピオンズリーグ2018 横浜」参加レポート ~前編~

    posted

    by 攻略コラム

    2017年シーズンが終わったのも束の間、早くも2018年シーズンがスタートしました。
    対戦形式はBO3からBO1へ、CSPは順位配布となり、また新しい戦いが繰り広げられることになります。
    まだあまり情報が出ていませんがCSPが与えられる公認大会も開催が楽しみですね。

    今回は開幕戦となったチャンピオンズリーグ2018横浜の参加レポートです。
    前編は大会参加までの環境考察と使用デッキ構築の経緯をお届けします。
    後編のレポートは対戦結果と大会を終えての考察をお伝えする予定です。

    日本チャンピオン決定戦を終えて
    今年の日本チャンピオン決定戦の優勝デッキは<サーナイトGX>を主軸としたデッキでした。
    しかしサーナイトGX1強というわけではなく など多様なデッキが存在する中での優勝でした。
    大会を終えてサーナイトGXの評価は上がりましたがどのデッキにも勝ちうる可能性がある群雄割拠な環境であったかといえるでしょう。
    その後チャンピオンズリーグ2018の情報が告知され、その開幕戦がはやくも9月に開催されることととなりました。
    日本チャンピオン決定戦から2ヶ月と少し、シーズンオフの期間の短さに驚いたプレーヤーも多かったと思います。

    その間にリリースされるカードはひかる伝説と一部プロモーションカードのみ。
    ひかる伝説はロイヤルマスク争奪戦のイベントでシールド戦用にパックであり、当初は環境に大幅な変更をもたらさないと考えられていたように思えます。
    私もひかる伝説のカードリストが公開された直後はそのような印象を抱いていました。
    しかしチャンピオンズリーグ2018横浜大会の結果を振り返ると環境はある1枚のカードによって大きく塗り替えられていました。

    ゾロアークGXについて
    チャンピオンズリーグ2018横浜大会は<ゾロアークGX>によって支配された大会でした。

    大会参加者の統計を取ったわけではなく具体的な数値は示せませんが、会場の至るところでこのカードが盤面に出ている場面を目撃し、使用率の高さを感じました。
    1進化のカードでありながら<カプ・テテフGX>、<シェイミEX>に次ぐ採用率だったのではないでしょうか。
    なぜこのカードがここまで多く採用されたのかを自分なりに考察したいと思います。

    特性とりひきについて
    手札のカード1枚を捨てカード2枚を引くこの特性はシンプルにして強力です。
    毎ターン1度だけという制限はありますが場にいる限り手札を整え続けてくれます。
    場にドローソースが確保されることで手札を整えるサポートを使わずに済み、<グズマ>や<アセロラ>、<オカルトマニア>といったドロー効果でないサポートを使いやすくなります。
    場にいるだけで手札を整える特性を持つポケモンとして他に<ヤレユータン>、<オクタン>がいます。
    これらのポケモンと比較して手札枚数に関係なくドローすることができるのはとりひきの1つの強みですがそれだけではありません。ゾロアークGXのとりひきにしかできないことがあります。
    それはカードを捨てることです。
    場の展開ができている場合、手札にあるポケモンやボールはあまり使い道のないカードです。また<カリン>やオカルトマニアなど、対戦相手によっては効果が薄いカードもあるでしょう。
    とりひきはそれらを捨てることで<N>に対する耐性をつけることができます。
    終盤の相手のNによって手札が少なくなり思うように戦えなくなることはほとんどのデッキにとっての脅威ですしこれを遠ざけられるのは大きな利点ですね。もちろんゾロアークGXがそのまま場に残っていれば手札を補充できるためよりNに強い状況を作り出せます。
    よるのこうしんや<ビークイン>、<ダークライGX>や<ドータクン>などトラッシュを利用するデッキと相性がいいことは言うまでもありません。

    ワザ ライオットビートについて
    このワザの魅力はなんといっても<ダブル無色>1枚で使えるワザであること。
    簡単に使えるワザであるにもかかわらずベンチをフル展開すれば120とほとんどのポケモンを2発で倒せるダメージを出すことができます。
    スカイフィールド>でベンチを広げれば180まで最大ダメージは伸び、さらに<こだわりハチマキ>などのダメージをあげるカードをあわせて使えば一撃でEX、GXを倒すことも可能です。
    場にポケモンが並べられない場面以外では腐ることがありません。デメリットもなく扱いやすいのが素晴らしいですね。
    ダブル無色1枚でワザがつかえる便利さは<カプ・テテフGX>のエナジードライブで皆さんよくご存じだとは思います。
    ライオットビートは相手にエネルギーがついていなくても自発的にダメージを伸ばすことができるのは特徴と言えるでしょう。

    ワザ トリックスターGXについて
    ワザ自体はとても強力です。
    しかし悪エネを2つ要求されるのはライオットビートと比較すると少し使いづらいワザです。
    エネルギーつけかえ>もしくは<マルチつけかえ>を採用した<ダークライGX>デッキなどではかなり強力なワザとなります。
    要求するエネルギーの色がライオットビートと大きく異なるためトリックスターGXを使うデッキとそうでないデッキとでは構築も異なるでしょう。

    ゾロアークGX>は便利な特性、ワザを持ったポケモンであることはおわかりいただけたかと思います。
    ダブル無色>が入っているデッキであればゾロアークGXは腐ることはないでしょう。
    1進化のGXポケモンであるため4枚ほどのデッキスペースがあればドローシステムとサブアタッカーを補えるのです。
    その便利さ故ゾロアークGXは多くのデッキに採用されました。
    スカイフィールド>から高速で繰り出される高火力ライオットビートを武器にゾロアークGXをメインアタッカーで採用したデッキと、とりひきで後方支援を行いながら状況に応じて前に出て戦うサブアタッカーで採用したデッキと大きく分けて2通りの採用の仕方がありました。

    ゾロアークの弱点
    ウソッキー>は特性みちをふさぐによってベンチが制限でき最大火力が下がられるため有効なゾロアークGXの対抗手段です。
    ウソッキーも今大会採用率の高いカードでした。
    また、ベンチを展開して戦うため<ゾロアーク>のマインドジャックや<カプ・コケコ>のかいてんひこう、<ネクロズマGX>のブラックレイGXはつらいところがあります。
    とはいえ1進化で出しやすくワザも<ダブル無色>1枚ですぐに攻撃できますしゾロアークGXで戦いにくい状況になったらとりひきで支援だけ行うという戦い方ができるためゾロアークGXだけを意識しすぎるのは禁物です。
    次弾で登場するマッシブーンGXは、<こうかくレンズ>をつけてジェットパンチをお見舞いすればベンチにいる<ゾロア>もゾロアークGXに進化する前に倒すことができます。ゾロアークGXの天敵になるかもしれません。

    環境予想
    日本チャンピオン決定戦の環境をベースに考えました。
    ゾロアークGX>が便利で強力なカードなのでこのカードが自然と採用できるデッキは伸びます。
    具体的にはよるのこうしん、<グソクムシャGX>軸です。
    よるのこうしんは<カリン>を使われても攻撃できるアタッカーとなり、よるのこうしんを手札から捨てられるためより強力になりました。
    グソクムシャGXデッキは苦手だった炎デッキへ少しだけ耐性ができ、よりダブル無色を効率的に扱えるようになりました。
    逆にゾロアークGXが台頭したことで減ったデッキもあります。
    オーロット>です。
    ゾロアークGXに弱点を突かれ<ダブル無色>1枚で倒される可能性が高くグッズロックしても特性でカードを引かれてしまうため少し厳しいです。
    とはいえ強力なデッキなことは間違いないため、ゾロアークGXに対しても勝利しうるエネ破壊軸のオーロットは一定数いると考えていました。
    オーロットの減少によりよるのこうしんの増加、全体的なグッズ採用枚数の増加、それを見越した<ダストダス>の増加を想定。

    ゾロアークGXが出たことにより新しいデッキタイプも生まれました。
    ゾロアークGX+<ルガルガンGX>です。
    ゾロアークGXのとりひきで手札を整えつつルガルガンGXのブラッディアイで相手の育てているポケモンが育ち前に倒しそのまま押し切る攻撃的なデッキです。
    私はずっとルガルガンGX+<ビークイン>を調整していてルガルガンGXの弱点をつけるためこのデッキに苦手な思いをしたことがなかったのもありあまりこのデッキを高く評価していませんでした。
    しかし総合的にみると早い段階から対戦の主導権を握ることができ、巻き返そうにもとりひきで手札は常に潤沢で場も整っているため簡単に巻き返すことができないデッキだと思います。それなのに早い。
    2ターン目からガンガン殴ってきます。先行時の制圧力は圧巻です。
    今大会<サーナイトGX>が台頭できなかったのはこのデッキの割合が高く、サーナイトGXに進化する前に倒されつくされ逆転できなかったからだと思っています。

    大まかにはこんな感じでとらえていました。 正直今大会は元々休憩期間だと思っていたのもあり、ほとんど練習しておらず環境予想は全然自信がありませんでした。
    振り返ると反省点だらけです。
    ゾロアークGXが強いことはわかっていてもどのようなデッキタイプが出てくるかはわかっておらず、ルガルガンGX+ゾロアークGXのことは甘く見ていました。当然優勝者のようなトリッキーなデッキも頭になかったです。
    また、サーナイトGXを評価しすぎていました。
    強力なGXポケモンとはいえやはり2進化、長い戦いの中では思うように進化できず戦えない勝負もあったでしょう。

    しかし予想として間違いないと確信した部分もありました。
    よるのこうしんの増加とゾロアークGXが高採用率であることです。
    よるのこうしんにとっては追い風になることしかなく、チャンピオンズリーグfinal、日本チャンピオン決定戦で対策されまくっていたとはいえ環境トップだと考えていました。
    私はビークインがいなかったらよるのこうしんを使っていたと思います。
    また、先述の通りゾロアークGXは便利で強力なカードなので多いだろうとは思っていました(ここまでとは思っていませんでしたが・・・)
    そのため<ウソッキー>を採用するデッキも多いであろうと想定していました。

    デッキ構築の経緯
    私はすべてのポケモンの中で<ビークイン>が一番好きです。
    だからXY7でビークインが登場して以降ずっとビークインを使い続けてきました。
    前回のチャンピオンズリーグfinal、日本チャンピオン決定戦はビークインを使ったものの惨敗し、次こそはと挽回する気持ちに燃えていました。
    そこで<ゾロアークGX>が登場!!!新たなビークインデッキが組めると胸躍りました。
    ゾロアークGXはいままでのどのビークインの相方とも違うカードでデッキを1から構築する必要がありました。
    パズル<マオ>入り、<マツブサ><エルレイド>入り、<スカイフィールド>なし型などあれこれ試してみるとどのデッキでもゾロアークGXの強力さに感動。
    特にビークインデッキのネックである序盤の弱さを補えるところが素晴らしい。
    特性もポケモンがトラッシュ送りにする必要があることとかみ合っていて何も言うことがありません。
    ゾロアークGXがサイドを取れるポケモンなのでビークインは対戦の終盤のフィニッシャーとしてのみの運用となりました。
    基本的にはビーリベンジは1回か2回しか使いません。
    新しいビークインデッキに大満足だったのですが問題がいくつか。
    序盤がゾロアークGXだよりなのにも関わらず相手の<ウソッキー>1枚で攻撃力が激減してしまうのです。
    序盤からサイドを取れる構築にするためスカイフィールド型にすることは決めていたのですがこれでは意味がありません。
    そこでマツブサエルレイドを諦め<アローラベトベトン>を採用することに決定。
    アローラベトベトンにより相手のウソッキーを封じ高火力ライオットビートをたたきこめる構築となりました。
    また、非EX(GX)が主体ではなくなったためよるのこうしんがつらくなりました。
    全く勝てないわけではなかったのですが自分の詰めの甘いよるのこうしんとスパーしても勝率4割いかないほど。
    環境トップであると予想しておきながらそこに手を抜くのは自分を信じていないようで納得がいかず<カリン>を採用しました。
    ビークインを使いながらカリンを採用するのは心苦しいところではありますが背に腹は代えられません。
    最終的にはこんな形になりました。

    デッキレシピ
    サポート
    9
    UN
    2枚
    1枚
    1枚
    1枚
    スタジアム
    4
    エネルギー
    4


    ポケモンの総数は27枚。個人的には多くも少なくもありませんがしっかりとポケモンを落としながらプレイしないと終盤でも進化GXはビーリベンジ一撃で仕留められません。
    バトルコンプレッサー>が入っていないため簡単にポケモンをトラッシュに送ることができなくなり、とりひきをうまく使う必要がでてきました。
    パラレルシティ>、<スカイフィールド>+<フィールドブロアー>で自分の場を絞ることで<ゾロアークGX>、<アローラベトベトン>を一気にトラッシュすることで急激にダメージを伸ばすことができます。
    相手の<アセロラ>につきあっていたらエネルギー破壊や<フラダリ><シェイミEX>で負けてしまうため相手の210以下のEX(GX)はライオットビート一撃で倒せるよう意識しました。
    構築についてはいくつか反省点があります。 まずは<センパイとコウハイ>が必要だったという点です。
    ライオットビートで210を出すためには<ダブル無色>、<スカイフィールド>、<こだわりハチマキ>が必要でいくらたねポケモンが多い構築とは言え、揃えるのが大変なため確実にサーチする手段を確保しておきたかったです。
    抜くカードは<オカルトマニア>か<かるいし>。
    かるいしを抜く場合は<フラダリ>を<グズマ>と変更することになるかと思います。
    アズサ>の採用もかなり悩みました。
    欲しい場面はかなりあるのですがたねポケモンは多めに採用されているためスカイフィールドが割られてポケモンが減っても十分に復帰できるため初手以外に使う必要があまりありませんでした。
    ゾロア>を初手で2体並べておきたいので代わりに中盤以降も仕事のできる<レベルボール>を採用しましたが初手の展開力はアズサには敵いません。
    このあたりの構築は煮詰められていなかったと感じています。

    当日は<カリン>を採用するかどうかを深夜2:00まで悩んでいました。
    悩みながら採用したカリンは活躍したのでしょうか?

    次回、対戦結果と大会を終えての考察をお楽しみに!!

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