今回は先日行われた「ズィーガー杯ⅩⅥ」に参加してきたので、その時に使ったデッキを紹介しようと思います。
対戦レポートなどはありませんが、通しての反省や課題は見えてきたので、皆さん是非参考にしてみてください。
デッキレシピ
デッキコンセプト
このデッキは<エルダー>、<娑伽羅>を中心としたコントロールデッキです。現在の環境でリソースのカードを回収するカードは少なく、苦手な緑を基盤にした重速寄りのデッキも少ないためこれらのカードの制圧力は非常に高いです。
この二枚のカードを使いゲームを伸ばしていき、最終的に<サンダルフォン>によるデッキ破壊で勝利を目指します。
あくまでフィニッシュルートとしての<サンダルフォン>という認識で、この枠は<クローズライン>などのハイウェイカーのカードを入れるのも選択肢です。
ゲームプラン
相手にチャージを渡すタイミングは、
- 自分がアドバンテージを取るタイミング(<モテッツ>、フィーユ二種類など)
こうしてリソースをしっかり伸ばしていき、5→7or8→10以降と言った形でテンポよくリソースを伸ばしていきます。
先手なら手札を、後手ならリソースとレベルが伸ばしやすいことを意識したマリガン、ハンドキープを行うと動かしやすいと思います。
リソースを伸ばすパターンは、 と言った形です。
次のターンに自分の絶対的に有利な盤面、例えば<"翠頼契騎"><菖蒲>が残ったりノーマルスクエアに<娑伽羅>が残ったりが発生する盤面にならなければ無理をしてイベントでシステムゼクスを守る必要はありません。
この頃からシステムゼクスを残すことを意識してイベントを使っていきます。
システムゼクスが残った場合、次のターンにシステムゼクスを登場させるリソースが丸々余ることになるのでそのリソースで<サンダルフォン>の準備をしていきます。
フィニッシュは<弟切草>から<サンダルフォン>を2体以上登場させることです。
各カード解説
IGOBすら弾くド派手なリソース送りへの除去は環境から見て非常に強力です。おまけのように付いているパワー上昇もこのカードの突破のしにくさを補助しています。
連続で着地させることで相手のカードリソースを削っていき、ゲームを優位に進めて行きましょう。
相手のチャージを一気に除去できるのが非常に優秀であり、相手のIGOBを妨害できるのでこれまたゲームを伸ばすのに役立っています。
現在のチャージが非常に重要な環境においてこのカードは非常に強力なため、今回は二枚採用しました。
基本的には一回目は自分のリソースブースト+相手のチャージを削り手札を使わせるのが目的で使用し、出したカードを<エルダー>等で除去して相手のカードリソースを削って行きます。
二回目は使わないときもありますが、チャージが重要になってくるデッキ相手には重宝するのでやはり二枚必要なカードでした。
このカードの能力はどちらもデッキとマッチしており、アドバンテージを稼ぐという面では恐らく最高クラスのカードです。
これまで<エルダー>の届かない範囲に置かれたIGOBの処理が難しかった緑基盤のコントロールデッキですが、このカードのおかげで無理なくリソースやハンドを整えながら相手のIGOBを処理し、プレイヤースクエアにシステムゼクスを出すことができるようになりました。
使ってみると分かる強さなので、このIGOBサイクルはぜひ一度お試しください。
コスト5以上かつ白という色、コスト共に非常に優秀なカードな上に、ライフを擬似的に固くすることができます。
ライフにアイコン以外のカードを入れることが許されるという点が実は重要であり、このデッキのような高ウェイカーレベルを要求するデッキにある「レベルを上げたいけどライフも強くしたい」といった願いを叶えることができるカードです。
パワー、除去も現環境の先展開、3コスト以下が攻撃のメインになっているという状態において強力な能力です。
リソースとの手札入れ替えをIG枠で行えることがかなり役立っています。
後半手札にダブついた<精神の胎動>を入れ替えたり、ゼロオプティマの補助を行ったり、フィニッシュターンに<弟切草>を回収したりと序盤から終盤まで役割が多いカードです。
5リソース時に普通にプレイヤーに登場させ<エルダー>にチェンジ、次のターンにレベル6まで上げるなど特殊なパターンを作ったりすることができます。
他にも<弟切草>から<サンダルフォン>と一緒に出してエンジェルの登場回数を稼いだりと、直接は関わることは少ないですがあると良い動きをするカードです。
他にも<エルダー>の登場タイミングを早めたり、コストの節約を行い本来できない動きを行ったりするのが目的です。
ライフから出てプレイヤーに登場させたゼクスが腐らなくなったり、相手ターン中に使った<精神の胎動>で登場したゼクスをコストにしたりと、コストの用意は容易に行なえます。
また、アイコンのゼクスをリソースに置くのでゼロオプティマの補助を行うことができるのもポイントです。
デッキの課題と問題点
今回はズィーガー杯にこのデッキを持ち込んだのですが、次の点が目立つことが多かったと思います。- 道中の立ち回り、特にハンドキープのアドリブ要求値が多く、経験がないとプレイミスを頻発してしまう
- 基本的に受け手のデッキであるので、対戦相手の動きを理解して立ち回らないと読み間違えて負けてしまう
今回は少し練習をしたのですが、まだまだ練習不足と思う結果になってしまいました。
他にもこの問題を解決するためにデッキの中のカードの採用枚数にばらつきがよく見られるので、必要なカードと不要なカードをしっかりと判断し、なるべくプレイミスを起こさない形にするのも大切だと思いました。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。軽く反省点なども書いてみたのですが、いかがだったでしょうか。
今回のデッキは最近あまり見ることができないコントロールデッキなので、そのようなデッキを使って見たい方は是非お試しください。
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それでは、今回はこの辺りで。