【3ページ目】デッキレシピ:2017年7月 | WIXOSS|ウィクロス | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

【3ページ目】デッキレシピ:2017年7月 | WIXOSS|ウィクロス

WIXOSS|ウィクロス 遊々亭Blogです。遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、WIXOSS|ウィクロスに関する情報を配信していきます。Twitterでも情報配信中です!
遊々亭@WIXOSS|ウィクロス担当アカウント@yuyuWixoss 遊々亭公式アカウント@yuyuteiNews

デッキレシピ:2017年7月 アーカイブ

タイトル一覧へ ≫

〜 統計から読み解く19弾環境 〜

    posted

    by デッキレシピ

    おはこんにちは。ポテイトです。
    皆さんは新しい環境を楽しんでいらっしゃるでしょうか?

    僕は既に環境を読み切って1回優勝しました。(イキリ)
    あまりよく分かっていないという方のためにも、この記事を読んで頂けたらな と思います。
    に分けようと思います。それではLet's go!!
    前編 : 19弾初頭の環境と予想出来る変移
    新弾は6/29(木)に発売されました。やはり注目といったら、新規ルリグを貰ったタマと5蟹でしょうか?

    あまりピンとくる強化を貰っていなかったタマでしたが、強力なルリグとアームウェポンのシグニを引き連れて環境に舞い戻って来ました。
    完全に王の帰還ですね。

    その直後のWPSは7/2と3に行われたので、その結果から触れていきましょう。

    potato0720 1.jpg
    母数はベスト8×6WPS=述べ48ルリグ。
    ここから分かること としては2点存在します。

    (1) タマとユキと5蟹で約50%のシェア

    (2) 残りは以前の環境でも結果を残していたルリグが散在



    続いて その翌週に行われたWPSの結果を含んだベスト8ルリグの図です。

    patato0720 2.jpg
    母数は8×12大会 述べ96ルリグ。
    ここから読み取れる変化としては大きく2点あります。

    (1) エルドラの急激な勢力拡大

    (2) 様々なルリグがベスト8に入賞

    以上の変化の理由として考えられることを憶測ですが述べます。

    ❶ 1週目のWPSで、とあるプレイヤーがエルドラでWPSを準優勝しており、それに触発されたプレイヤーが挙って構築を考えて大会に持ち込んだ結果、多数が入賞した説。(自分もその内の1人で、準優勝した。)

    ❷ 意外とこのウィクロスというTCG、どんなルリグであれひょっこりベスト8に入るということは日常茶飯事で、それ故良い感じにバラけてきた説。(後に準優勝以上の分布も載せます)



    そして最後は7/15、7/16、7/17に行われた結果 + 今までのグラフです。

    potato0720 3.jpg
    母数は8ルリグ×20大会の述べ160ルリグ。

    見て頂いたら分かる通り、かなり綺麗な分布図に仕上がったと思います。

    簡単に上のグラフを言葉で言い換えますと、

    伍改タマ 最幸ユキ 5蟹を中心に、エルドラ アロス 緑子(幻獣&植物) の6ルリグで70%を占めています。

    以上のルリグは、デッキを組むにあたっては絶対無視出来ない存在といっても過言ではないでしょう。

    せっかくですので、準優勝以上のみをピックアップした円グラフも掲示しておきます。

    potato0720 4.jpg
    母数は2ルリグ×20大会の計40ルリグ。
    こう見てみると、やはりベスト8とそこまで大差ない円グラフになっていきます。
    先ほど述べた6ルリグ(蟹&タマ&ユキ&緑子&アロス&エルドラ)で77.5%占めています。

    今後予想出来る変化
    2遊月のような新種のデッキタイプが現れない限りは、先ほどの6ルリグを中心に今後も動くと思います。(変化とは一体...)

    ここからは僕の勝手な想像なのですが、せっかくですし述べたいと思います。

    (1)幻獣から植物への移行
    ここ最近の結果を見ていると、<サジェスト>入りの植物型緑子が、幻獣と同等かそれ以上の数結果を残し始めています。今の植物って手札 盤面 エナ エクシード 全てに干渉することが出来る上、<因果応報>以外防御アーツで堅めることが出来るので、幻獣の課題だった脆さをカバー出来ています。
    そういったことを考えると、構築やプレイングの難易度は置いておいて、植物は実質幻獣の上位互換と言っても差支え無いでしょう。それ故今後増えると読んでいます。

    (2)止め系デッキの増加
    主にここでは2遊月と止めママについてのことを指しています。
    環境3大シェアを誇るタマ&ユキ&カーニバルですが、いずれも止め系デッキに強いとは決して言えません。むしろ後手を取るとかなり不利だと感じているので、それらに強い止め系は若干数増えると読んでいます。

    (3)タマの減少
    実はこの傾向は2週目から感じていて、タマって蟹もユキもアロスもエルドラもそこまで有利対面ではなく、<アイフレ>の採用率が高い現在では次第に優勝が難しいルリグへとなっています。それに伴い、若干数を減らすと考えていますが、ある一定のファンが握り続けるので、大型大会で見かけないということには絶対にならないでしょう。

    各種ルリグ参考レシピ
    ここ3週間で結果を残したレシピを、僕の独断で幾つか紹介したいと思います。

    最幸ユキ/使用者:ウルシハ様 WPS準優勝レシピ
    potato0720 5.jpg
    現環境で見かける最幸のベースになっていると感じるレシピ。
    このレシピを発売直後のWPSに持ち込んで優勝までする、本人のプレイングとデッキ構築センスには脱帽です。

    アーツに<アヴァロンスロー>を採用や、<ノイヴァン>の出現時コスト等からエナが有ればあるほど楽に戦えるデッキなので、そういったことからエナを溜めるギミックに枚数を多く割いていますね。
    ルーブル>と<ノイヴァン>が過労死するデッキ故枚数が4枚なのも納得です。
    下級の超優秀新規カード、<リンダー>の存在も強化の要因として大きいかもしれませんね。

    エルドラMaster /使用者:ウルシハ様 WPS準優勝
    potato0720 6.jpg
    まず<デメニギス>4<ダイナマイト>4という所に度肝ぬかれました。
    デッキコンセプトとしては、<ルアー>で山を圧縮してほぼLBに変換。
    そして<デメニギス>と<ダイナマイト>で暴れるといった感じでしょうか?
    環境的に面空けが強いと僕も感じているので、良い選択だと思いました。
    ダイホウイカ>が1枚でも、<サメ>のLB発動1ドロー等でハンドは増えるので意外とハンド維持も出来ると思います。

    クリティカルショット>という超強力なアーツも活躍に拍車をかけているでしょう。

    伍改タマ/使用者:ポテイト
    前前回のブログをチェック!!!!!!!!!!
    伍改タマ!それでも僕はルリグで殴るのをやめない
    (ダイレクトマーケティング)

    アロス/使用者:ポテイト WPS優勝
    前回のブログをチェック!!!!!!!!!!
    19弾圧縮アロス (ポテリク)
    (ダイレクトマーケティング)

    カーニバル/使用者:ポテイト
    potato0720 7.jpg
    またお前かよ!っていうツッコミは無しでお願い致します。

    カーニバルといえば<スノロップ>を利用した通称スノ蟹が今まで主流でした。

    ところが、ここ最近の傾向を見ていると宇宙軸の蟹もかなり増えており、二分化されている現状です。

    僕個人としては、安定性もあり、リソースをメインフェイズに稼ぎやすいこちらの方が、ユキや止めママ等を考慮すると現環境にはマッチしているように感じています。

    植物緑姫/使用者:ヨシナカ様 WPS優勝
    potato07208.jpg
    水天>×2 <サジェスト>×2 <因果応報> というアーツ構成に凄い目を惹かれますが、かなり理に適っていると僕自身感じます。
    ブルーサジェスト>についてですが、相手の下敷きに触れつつ、<割裂>に対する回答も持ち合せているので積まない手は無いでしょう。
    コスモウス>2枚の採用から、止めママ等の相手を意識してノーパンから完全にショット出来るようになっているのも見て取れます。
    修復>の規制を食らって、かなりショット気味の構築になったものの、デッキタイプとして残り続けることはTCGにおいて大事なことですね。


    以上が環境に居座り続けるであろうルリグの参考レシピとして載せさせて頂きます。掲載の許可を下さったウルシハ様、ヨシナカ様ありがとうございました。

    後編 : 世界大会予選
    7月も中盤が終わり、暑さが増して行く中どのようなプレイングで夏をお過ごしでしょうか?
    そうこうしている間に、8月になってしまいますね。
    8月といえば、そう!

    東京で第1回目の世界大会予選です!

    せっかく19弾環境に触れる機会なので、こちらにも触れない理由は無いですね。

    どのような環境になり得るか、どういったチーム構成が強いか 僕なりの視点で書いていきたいと思います。
    まずは前提ルールから。

    potato0720 9.jpg
    以上の3カテゴリからそれぞれ1つ使用可能で、3ルリグ1チームです。

    先鋒 中堅 大将の位置に何を置くかはルールで決まっておらず、どういった順番で座るかも重要な要素となります。

    そもそも各カテゴリーで強いルリグってどれ?
    確かに気になる所だと思います。プレイングも重要ですが、単純なデッキパワーが高ければ高いほど良いに越した事はないですよね。

    大雑把にですが僕の主観で、強いと思うルリグを紹介したいと思います。

    セレクター枠
    不利対面が存在するものの、安定性◯
    ロストレージ枠の5蟹の存在が大きく、恐らくあまり多くないはず。
    不利対面が少なく、ロストレージとアザーのルリグに有利が付く相手が多く、座る場所によってはかなり強い印象。 不意の死に対応出来ず、対面のルリグに相性を大きく左右されるので座る場所が難しい。一定数はいると思われる。
    不利対面がかなり少なく、煮詰めたらセレクター枠最強候補。ワンショット系に強いのもかなり評価として高い。 無理な対面が存在せず、使い手によってはどこに座っても非常に強力なルリグ。セレクターミラーにもまあまあ強い。 流転>1枚とかの上からなら余裕でキル出来る安定感もある。対策必須相手。2アンよりかはこっちが多そうな印象。
    ロストレージ枠
    2or3で止める型が存在。不利対面が少なく、恐らくロストレージ内で1、2を争う最強候補。何らかの対策はしたい所。 実はかなりチーム戦で輝くルリグ。攻防優秀なルリグで、これもまた不利対面がかなり少ない。3番目に見かけるはず。 ロストレージ最強候補。かなり安定した戦績を出せそうだが、アザー枠で多そうなミュウに不利なのが少し課題。
    アザー枠
    4止め、5型どちらも見かけるであろうルリグ。アザー枠で最も多そうで、どこに座ってもそれなりに戦える印象。無難 地味に苦手なルリグが多いが、それでもアザー枠の中では強い印象。不利対面を避ける場所決めが勝利を左右する。 4、5どちらも一定数いるであろうルリグ。時間制限が怖い故、プレイヤーの腕に大きく勝ちを左右されるルリグ。

    大体このような感じになり、セレクター枠以外、分布が偏ると予想されます。

    どこに座るのか問題
    セレクターが強そう! だから大将! っていう事には実はならない可能性が存在します。

    なぜなら、
    『そもそも大会で施行されるルールの詳細が全く分からない』といった現状であるからです。

    一般的なTCGにおけるチーム戦というのは、何処かの卓が引き分けた時、それより上の場所の勝敗を参考に、チームの勝敗を決めます。
    (例)自チームの戦績が 先鋒× 中堅△ 大将◯ の場合大将の勝敗がそのままチームの勝ち負けになります。

    これが何を表すかというと、最も勝算の高いルリグを大将に持ってくる方が、チームとしての勝ちやすいというわけです。それを念頭に置いた上で、何を握るのか、どこに座るのかをチームで考えるのが普通です。

    ところが、今は何もそういったルールが何も分からないので、引き分けた所は相手とジャンケン! といった感じになるかもしれません。

    もしそうなれば、何処に座るとかは一切関係なくなるので、この議論は全くの無駄になってしまいます。

    そうなるとこの議論に終止符を打ってしまう事になるので、引き分け時は上の卓の勝敗を参考にする前提で話を進めます。

    単純に枠組みごとのカードパワーだけで話を進めると、
    セレクター>>ロストレージ≧アザー といった感じなので、

    大将...セレクター
    中堅...ロストレージ
    先鋒...アザー

    といった組み合わせが理論上多いことになります。

    なら それぞれに対して強い枠組みを置けばいいやん!っていう話になりますが、セレクター枠が多種多様過ぎてとても対応出来るわけがありません。

    何が言いたいかっていうと、

    『大将にはセレクタールリグにあまり不利を取っていないのを置き、後はノリ!』

    結論出てしまいましたね。

    ここまで書いておいてなんですが、なんと東京予選のルール詳細が出ていました。

    予選は3回戦。 1回戦ごとの勝利数に応じてチームにポイントが加算され、総合得点の上位48チームが決勝トーナメントに進出。
    時間切れにより勝負が決まらなかった場合は両者敗北
    ―得点表―
    3勝0敗→9点
    2勝1敗→6点
    1勝2敗→3点
    0勝3敗→0点

    つまり、予選はとりあえずチーム全員が勝てば勝つほど決勝トナメに上がりやすくなります。

    決勝トナメは普通のチーム戦と同じで2勝した方が勝ちですが、引き分けた場所はじゃんけんとなっております。
    まとめ
    19弾の環境論を書くにあたって、こういったグラフ等を作るのは意外と楽しく、定期的にしていきたいな〜と思いました。
    世界予選編は唐突な終わり方になりましたが、いざ書いてみると意外と書くことが少なかったんですよね。許してください。

    ご精読ありがとうございました。

【第215話】続・キス、したい・・・したくない?-実戦編-

    posted

    by デッキレシピ

    お久しぶりです!ねへほもんです。

    19弾環境はこれといった一強のルリグがおらず、色々なルリグが活躍する環境になっていますね。
    しみずきさんがユキを使ってWPSで優勝したのには驚きました。
    筆者も日常的に使っているのでユキの強さは分かっていますが、赤・緑ルリグだけではないのを見せつけられ、しみずきさんの実力の高さを感じました。
    平日に大会に出やすい時期であることもあり、筆者も大会に頻繁に出ています。
    WPSにも可能な限り参加しており、7月だけで既に5回出場、残り3回というハードスケジュールです。

    最初の2回は以前ご紹介した轢断2アンで、次の3回は別のデッキを3日連続で使ったのですが、結果はどうなったのでしょうか?

    1日目
    矢向チーム戦→個人6勝1敗、チーム4位
    2日目
    ホビステ蘇我店WPS→4勝2敗、ベスト8

    2日間でなかなかの成績を残しましたが、優勝までは届きませんでした。
    アーツ等を試行錯誤し、最終日に一番良い成績を残せたため、そちらの模様をお伝えします。
    3日目
    カードラボ八王子店WPS

    まず、使用したレシピはこちらです。
    デッキレシピ
    キスドラ.jpg

    という訳で、使用デッキはキスドラでした。
    左下に謎の<アンタレス>が見えますが、詳細なレシピの解説は後編に回します。

    回し方
    とりあえず戦い方ですが、
    「徹底的にノーパンしつつ<アンダーワン>でユニークスペルを止め、相手のエナを絞って4に先にグロウし、<キス>を連打し一気にライフを7枚削った上で<ダイホウイカ>2面で詰める」
    というものです。
    例によって非常にざっくりしていますがこれで勝てます。

    以前簡単にキスドラの記事をご紹介しましたが、実戦投入するにあたり、構築を大幅変更しております。
    (参考)【第211話】キス、したい・・・したくない?-後編-

    カードラボ八王子店WPS 予選
    1回戦 あーや 〇
    トレインボム>やユニークスペルでエナを伸ばされるため、後攻だと厄介なことがありますが運良く先攻を取れました。
    トレインボム>で1エナ伸ばされましたが、<震亜動地>で事前にエナを伸ばした甲斐あり、ユニークスペルはアンコール付きの<アンダー・ワン>でシャットアウトしました。

    4グロウ後は一気に<キス>を連打し、ライフを7枚吹き飛ばした上で<ダイホウイカ>を2面並べました。
    相手に1エナしかなく、防ぐすべのないまま勝利。

    2回戦 爾改 〇
    アンモライト>速攻があり、最悪の場合こちらが4へグロウする前に攻め潰されるおそれもありましたが、こちらも秘密兵器を搭載していました。
    今回も先攻でしたが、ライフの推移は以下の通りです。
    後攻1T
    相手がシグニを引けず、ルリグアタックのみ通って終了(7→6点)
    なお、ここで<トオン>が捲れ非常に勿体無い思いをしたという裏話があります。
    後攻2T
    アンモライト>は絡まず、単純にシグニの3面空けのみでアタック(6点→3点)
    偶然唯一ドローできたサーバントを投げ、ルリグアタックはガード。
    悩みましたが、次のターンに<爾改>起動が絡むと面倒だと判断し、事前にガードすることを選択しました。
    後攻3T
    3面空けを受け、3点+ルリグアタック要求されましたが、ここで秘密兵器<ダブル・チャクラム>をぶつけました。
    1ターン目に捲れた<トオン>をコストにして1面守り、青エナを温存することに成功しました。
    残り2面とルリグアタックが通り、3点→0点になりました。
    先攻4T
    エナは大量に貰っているので、<キス>を連打して7点削り切るのは容易でした。
    最後相手のエナは赤2青1で、アーツ次第では守り切られる可能性がありましたが、最悪<クリティカル・ショット>を温存しており、手札には<トオン>が居るため安心感は大きかったです。
    ビクトリアン・バウンダリー>で1面空けした上で<ダイホウイカ>を2面立ててアタックした結果、そのまま通って勝利できました。

    3回戦 キスドラ 〇
    矢向の時のチームメイトとの対戦でした。
    昨日の友は今日の敵・・・?

    事前相談でレシピを見せていましたが、僅か2日でコピーしてくるとは思いませんでした。
    後攻で非常にツラい状況でしたが、相手の回りの悪さに救われました。

    矢向での<アンダーワン>×2という構築をコピーされているのは知っていたため、<SPADE WORK>を2発撃って相手の<アンダーワン>を使い切らせることから始めました。
    先攻4ターン目、無事にLv4へグロウした相手に対し、こちらはLv3でエナは0。
    まだまだグロウされないだろうと油断している相手に対して未知のアーツを叩き込みました。

    「必殺・震亜動地!!!」

    ここで青エナ以外が落ちると撃沈でしたが、運よく青エナが2枚落ち、そのままグロウできました。
    こちらもエナぎりぎりでグロウしたこともあり、後攻4ターン目で削り切ることは不可能でしたが、相手のトラッシュに<イダビウオ>が落ちており、盤面にも<イダビウオ>が立っているのを見てアタックして除去してターンを返しました。
    すると予想通り、相手は<イダビウオ>が無く、LBを確認できないまま回すこととなったため、相手の動きは相変わらず鈍いままでした。

    ライフが十分残った状態で返しのターンが到来し、こちらは全快で後攻5ターン目を回しきり、ライフ0まで削った後は1面空け+<ダイホウイカ>2面で勝利しました。

    4回戦 2止め遊月 ×
    オポネントや参加人数から予選抜けはほぼ確定しており、油断していた面がありました。
    「アレ」は無いよな・・・?と思っていたらあって撃沈したという話です。

    こちらの盤面が全然並ばないこともあり、こちらがLv3にグロウした時点でライフ0まで削られていました。
    とはいえこちらも準備していた策があり、手札に<トオン>がある状態で<クリティカル・ショット>を使用し、<トオン>をライフボトムに埋めました。
    「アレ」さえなければ返しを耐えきって勝ちという状態でしたが、飛んで来てしまいました・・・
    幻水 ナフシュ
    托生>で置いて<BB>で回収できるから、2止め遊月のエルドラ対策にアリですよ~と冗談半分でツイートしたことがありましたが、本当に入る時代になったんですね。
    本来なら序盤にライフを削られる前に守るべきだったのですが、エナを貰った方が4に乗ったターンに動きやすいと考え素通ししていました。
    アンダーワン>連打で相手のユニークスペルを完封し、エナを絞ることで勝つ目は十分あると思います。
    流石に<トオン>が剥がれた状態のライフ1点で2止め遊月の<BB>連打からのラッシュを防げる訳もなく、あえなく敗北。

    次に当たった時にはこの反省を活かそうと誓い、決勝Tへ駒を進めました。


    決勝T 1回戦 植物緑子 〇
    最近一部で流行している、<ブルー・サジェスト>×2+<因果応報>で相手のエナ、盤面、エクシードを全て奪った上で、<コスモウス>や<ホーク>を立てて一気に詰めるタイプの植物緑子でした。
    対緑子はとにかく手番が重要ですが、無事先攻を取ることができました。
    お互いノーパンで進め、こちらは<SPADE WORK>を2連打してエナを伸ばした上で4へグロウしました。

    先に<スペード>を2枚消費しており、4にグロウしたターンに一気にライフを割り切るほどの回り方はしませんでしたが、必死に相手のライフを削り、何とか残り1点まで追い詰めました。
    後は<ビクトリアン>(1面空け)+<ダイホウイカ>で2点要求してアタック。
    相手は4エナを構えており、<水天>で防御されたため、そのままターンエンド。

    水天>のチャージで2エナ貯まっており、相手のエナチャージで丁度グロウできましたが、素引きの手札では大した動きができず、<応報>が飛んでくることもなくそのままターンが回ってきました。
    後は<メダカ>&<ナフシュ>で相手のデッキを切らしてリフレッシュで最後の1点を削り、<ダイホウイカ>×2+ビクトリアン1面空けで攻め切って勝利。

    準決勝 タマ 〇
    1回戦は2止め遊月VSタマというマッチングで、一見2止め遊月が勝ちそうなところで<バインド・ウェポンズ>と<極盾 デュエリ>を採用したタマが勝ち上がってきました。
    どうでもいい話ですが、2止め遊月やキスドラを取り締まれる<極盾 デュエリ>は別名「警視総監」の愛称で親しまれております。
    ・・・と言いつつ、<バインド>ではライフのトラッシュ送りは防げず、<デュエリ>は<ビクトリアン・バウンダリー>で戻せるため、キスドラは比較的メタ耐性があるなと実感しました。

    後攻ながら相手の<ゲット・インデックス>を1回打ち消し、使用を1回にとどめたことでこちらが先に4へグロウできました。
    後はいつも通り一気に7点削り切り、2エナしかない相手に3面要求してそのまま勝利。
    相手の方がしっかりデッキを圧縮し、LB持ちをエナに残されまくってライフを削り切るのに苦労しましたが、デッキが薄いのを逆手に取りリフレッシュまで持ち込んで1点分稼ぐことで7点を削りきりました。

    決勝 ユキ 〇
    事前準備
    先攻を取られると苦しいか位にしか考えていませんでしたが、準決勝の模様を観戦していると、衝撃のアーツが目に入りました。

    「んっ、クライシス・チャンス!???」
    エナを絞るコンセプトのデッキであるだけに、これは非常事態です。
    例えライフを7点削り切ったとしても、最後の詰めが通らなければ勝てません。
    Lv4へグロウされると、ユキのエクシード効果で配置換えをしつつエナチャージされるため、少ないエナの中でも耐えきられる恐れがあります。

    相手のアーツ予想は以下の通りでした。
    クライシス・チャンス>、<サモン・ラビリンス>、<アヴァロン・スロー>+1枚(おそらく<ゴールド・ディフェンス>、その他<クトゥル・コール>、<生生流転>等)

    アヴァロン>はエナを絞れば使えないため、後は<サモラビ>と<ゴルディ>(?)を使い切らせれば勝てます。
    相手もノーパンし、Lv4へグロウして<ルーブル>で盤面を固めてから勝負してくると読んでいたため、以下のプランで戦おうと決めました。

    「エナは極力絞りながらも、長期戦覚悟でクラチャン+軽めの防御アーツ2枚は使い切らせ、その上から詰める」

    なお、このプランは後程とある1枚により打ち砕かれることとなるのであった・・・

    実戦
    運良くこちらが先攻。
    2面並べてターン終了。
    ここで返しに想定外の事態が起こります。

    相手が1体並べ、シグニ&ルリグでアタックし、こちらのライフが5に。

    あれ、殴ってきた・・・?
    当初はこちらのエナが増えてラッキーという程度にしか考えていませんでしたが、既に相手の術中にはまっていたようです。
    先攻2ターン目
    さすがに4グロウ前に倒されては困るため、こちらは相変わらず2面並べたままターンエンド。
    後攻2ターン目
    ここで運命の分かれ道が訪れます。
    相手が<トーチュン・ウィップ>を放ってきました。

    普段であれば<アンダーワン>を使い捨て覚悟で当てて、打ち消す一手ですが、今回は別です。
    相手に<クラチャン>があることは分かっており、どうせ軽めのアーツ2枚を消費させた上で勝つプランです。
    2枚目が来たタイミングで止めれば良いと思って通しました。
    エナが貯まった状態でカットインできれば、アンコールで回収できる可能性もあります。
    予想通り<エカリーテ>をサーチされ、計2エナ貯め、シグニアタックはせずにターンが返ってきました。

    結論としては、ここでカットインして打ち消しておくのが正解でした・・・
    相手が2枚目の<ウィップ>を引いていれば同じ結果でしたが、後続が無いなら先攻4ターン目に攻めたタイミングで相手のエナが0枚であるため、<クラチャン>→防御アーツという順序になり、その後相手のエナが0枚になりグロウを封じられたためです。
    先攻3ターン目
    盤面を1体エナに送りグロウ。残り1体をトラッシュに送ってターンエンド。
    返しの3面アタックで詰められるおそれはないため、ここは能力無しのシグニを作られて<エカリーテ>でエナチャージされる方を警戒し、全面空けてターンを渡しました。
    後攻3ターン目
    相手はLv3へグロウし、こちらに1点だけ与え、こちらのライフを4まで削ってターンエンド。
    何らかの計算があったようですが、当然こちらに分かるはずはありませんでした。
    先攻4ターン目
    相手のエナは白×2でした。
    前回の轢断2アンVSユキ戦もそうでしたが、今回もWPS決勝ではなかなか楽に勝たせてもらえません。

    アルファード>&<贈呈>がライフに埋まった上、残りもデッキの底の方に埋まったため、<アルファード>不足でなかなか相手のライフが削れません。
    苦しいながらも、<ダブル・チャクラム>でカード回収ついでに<アルファード>をトラッシュに落とし、<震亜動地>で<アンタレス>を<アルファード>2枚に変換することで、何とか攻めを繋ぎました。
    アーツを消費し続け非常に苦しかったですが、何とかライフ7点を削りきり、<ビクトリアン>で1面空けた上で<ダイホウイカ>を立ててアタックに入りました。

    ダイホウイカ>は<リンダー>で能力を消され、残り1面は<ゴールド・ディフェンス>で止まって終了。
    0エナに減ったところで<クライシス・チャンス>を使用され、2エナチャージしてきました。
    ダイホウイカ>入りで白エナ以外が落ちる確率も一定程度ありましたが、そういう甘い考えは通らず、白2エナをチャージされグロウが確定しました。

    正直通常の回り方でアーツをフル投入すれば、<ビクトリアン>2面空け+<ダイホウイカ>2面で3面要求できたため、苦戦ぶりが伺えます。
    まぁ序盤ノーパンされれば回りきらないのは予想できたことだし、仕方ない位にしか考えていませんでしたが、返しのターンで更なる苦戦を強いられます。
    後攻4ターン目
    相手は無事4へグロウ。
    エナは0ながらも、ユキのエクシード1の並べ替え2回で2エナチャージでき、<エカリーテ>が絡めば更にエナを伸ばせます。
    結果としては以下の通りになりました。

    エナ増加:<エカリーテ>×3+ユキエクシード×2→+5枚
    エナ消費:<ノイヴァン>除去×1→-1枚
    結果:白エナ×3+黒エナ×1

    途中で<トゥーチュン・ウィップ>が1枚飛んできましたが、今後カットインする機会はないと考えて打ち消しました。
    わざわざ貴重なエナを消費して<ノイヴァン>除去を使わなくても・・・と思いましたが、その認識が一変する1枚が飛んできました。
    もしかして程度にしか考えていませんでしたが、採用されている上にバッチリ引かれているとは・・・
    羅星姫 ≡コスモウス≡
    gp
    相手のライフ調整はこのためだったのかと気付かされました。
    こちらのライフは4点まで削られており、リフレッシュに1回入っていたこともあり3点でした。
    一方相手の盤面は<コスモウス>で3点取れ、もう1面空いたところで更に1点通せれば勝利という状況でした。

    本当にうまくやられました・・・
    長期戦を予想し、このターンはサーバントを抱えていれば負けないだろうとしか考えていなかった自分には作戦変更を余儀なくされました。
    相手がこの盤面を形成するまでにリソースを使い切っているという期待の下で勝利までのプランを計算し、<クリティカル・ショット>で<トオン>をライフに埋めました。
    そのままアタックで<トオン>が捲れ、こちらのライフは引き続き3でターンが回ってきました。
    先攻5ターン目
    ターン開始時に相手は白エナ×2+黒エナ×1という状況で、上述の通り、ユキがエクシードを使えば更に1エナ伸びる状況でした。
    エナチャージが白以外になれば、相手は5へグロウできずすんなり勝てたのですが、結果としてはそうはなりませんでした。
    とはいえ、相手のエナを徹底的に絞りつつ防御手段を使い切らせるべく、<ビクトリアン>で1面空けるのみでアタックに入りました。

    予想通り、相手はエクシードで白×3+黒×1までエナを伸ばし、<サモン・ラビリンス>を使用し白×1+黒×1に。
    相手は<ノイヴァン>を出し、自身をダウンして<ダイホウイカ>の攻撃を防いできました。
    相手のエナチャ運がMAXに達し、白×4であれば<ノイヴァン>の出現時除去を使用でき、こちらの敗北が確定していたのですが、ギリギリのところで踏みとどまりました。
    後攻5ターン目
    相手は白エナをチャージしてグロウ。エナは黒1枚のみ。
    後攻4ターン目の<エカリーテ>連打で<エカリーテ>を使い切っていることに期待しましたが、その願いは成就したようです。
    追加のエナはなく、5ユキのエクシードで<コスモウス>前の1面空けられるのみで済みました。

    相手の<コスモウス>のアタックを防ぐ手段はありませんでしたが、そこの3連撃を耐えきり、ルリグアタックはしっかりガードして返しのターンを掴みました。
    先攻6ターン目
    相手のアーツは<アヴァロン>のみ、エナは黒1のみであったため、<ビクトリアン>で1面空ければ勝ちという状況だったのですが、ここで1つトラブルが発生します。

    エナに白いカードが無い!

    ビクトリアン>はアンコール込みだと白2+無1という消費エナで、白エナの消費が重いため、2回アンコールした後に白エナが残っていませんでした。
    ずっと抱えていたサーバントはガードで消費したため、これはまずい状況です。
    と言っても、事前に想定していた状況であるため、高確率で白エナをチャージする準備は整っていました。

    (手札)シャチ>、<贈呈>、<SPADE WORK>、<選択する物語>、<PLUS RUSH>、その他水獣
    (白いカード)アルファード>×4+サーバント×1(リフレッシュ直後のため、全てデッキ)、デッキは30枚ほど

    (手順)
    (1)<シャチ>&<PLUS RUSH>で3枚ドロー
    (2)<シャチ>に<SPADE WORK>を当て、<SPRASH>を回収。<贈呈>で<シャチ>を回収し、<シャチ>&<SPRASH>で更に4枚ドロー
    (3)ここまでに白いカードを引けていれば<物語>を当ててエナに送る。引けていなければ<物語>でチャージモードを選択し、デッキトップからチャージされることを祈る

    運頼みのように映りますが、勝算は案外ありました。
    ここまでで7枚ドローでき、期待値的には5枚ある白いカードが引ける上、ドローの過程で追加の<シャチ>、<SPRASH>、<PLUS RUSH>、<SPADE WORK>を引けて追加のドローソースを引ける目もあります。
    結果としては1枚目の<シャチ>ですぐにサーバントが引け、そのままチャージしてすぐに<ビクトリアン>を使って勝てました。
    非常に危ないゲームでした・・・


    3日間で合計16勝4敗の勝率8割でした。
    安定の動きで<轢断>×2+<銃声>まで持ち込む2遊月に比べると安定性は落ちますが、<アンダーワン>2枚採用のキスドラ、<ブルー・サジェスト>2枚採用の植物緑子、<バイポン>&<デュエリ>採用のタマの全てに勝てたことからメタに対する対応力の高さを実感しました。
    何より、<キス>を連打し続けて疲れたというのが正直なところでありますが(笑)

    実は<AMS>を採用しておけば、決勝の先攻4ターン目に立てれば耐性で<リンダー>等の打ち消しから守れ、2面要求できて勝てていたのですが、この辺りは見直す余地があるかもしれません。
    AMS>の採用の可否も含め、後編ではレシピの詳細な解説をする予定ですので、こちらもお楽しみに(^^)/

19弾圧縮アロス (ポテリク)

    posted

    by デッキレシピ

    デッキ構築から優勝までの経緯
    19弾1週目のWPS、環境がよく分からないので、前回記事にしましたタマを持ち込みました。
    結果はベスト8。あまりの悔しさに涙が出ました...

    やはり俺には ピルルク しかないのか...?と自問自答する日々。
    ある日構築が天から降ってきました。というのは冗談です。

    ピルルク自体は1週目のWPSの結果を見てから構築しようと考えていました。

    20170712_グラフ.jpg

    ご覧の通り<伍改タマ>と<5蟹>が無視できない数生息しており、それに合わせてメインとルリグデッキを歪ませる方向性でいきました。

    その後、1人でピルルクを考えていたのですが、意味不明なアーツ構成になって不安になってしまい、同じ遊々亭ブロガーのりく選手にLINEで意見交換をしました。

    ―――りく選手との会話―――
    「アーツ見せ合わない?」

    り「ドエス ブルパニ チャクラム リマインド イノセント」

    「ドエス ブルパニ チャクラム フェイタル アイフレ」

    り「草。てかタマキツくね?」
    「アイフレ有っても怪しいんだよね。」
    り「タマ意識のフェイタル?」
    「まぁそんな感じ」
    り「蟹にも強いしワンチャン。後リマインド必須」
    「今は断然 流転>>>アイドルか。リマインド フェイタル ブルパニ アイフレ チャクラム はい優勝〜」
    り「ピルルク要素皆無で草」

    〜数日後〜

    り「フェイタル凄い良い。あとアメンボは3面して緑姫完封したいから3枚」
    「オッケー!このアーツ構成で先に優勝した方がブログ書こうぜ!!!」

    〜7/8のWPS〜

    8-0優勝。 有 言 実 行 !

    (2人で考えたようなもんなので、
    ポテイトのピルルク=ポテルク
    ポテルク+りく=ポテリク といった発想で記事の題名を付けました。)

    現環境のアロスピルルクの立ち位置
    正直に言いますが、 前環境と違ってかなり厳しいです。

    他のルリグの強化により、デッキパワーが相対的に下がったと言えますし、デッキ構築、プレイングも含めてかなり難しいデッキになりました。

    どのデッキに対しても勝率55%、後は本人の腕次第といった具合です。

    せっかくまともにハンデス出来るルリグ故、ワンショット対策を切るのは勿体無いですし、だからと言ってタマとかいうルリグ連パンも同時に見る必要があります。

    そこで <ブルパニ> <流転> <アイフレ> まで確定にして残りアーツを選択するのが良いと考えています。

    ちなみに、環境的にユキが増えてきているので、不利をとっていないピルルクはこれから若干増えていく傾向にあると思います。

    ―レシピと採用理由ー

    今回は非採用理由は少なめでお送りします。
    大体の理由が、枠が無いという単純な理由であまり解説する面白味が無いからです。

    それでは早速レシピへGo!!!!

    デッキレシピ
    ポテリク


    各カードの採用理由
    ◇メインデッキ
    ダイホウイカ
    gp
    はーい!最強シグニなんで4枚! なーんて事は今回に限り無いです。

    そもそも4枚必要な対面がそこまで多く無いと判断し、後述する<アメンボ>に死ぬほど枠を取られてるので今回は3枚で妥協しました。

    アタックトリガー、上から蟲を掻き集めたり仕事はやはり多いです。

    大幻蟲 §オタガメ§
    多分このカード、上手い人なら減らすんでしょうけどこれ2枚で回せる自信が無かったので3枚採用。

    多面守れるアーツが<フェイタル>しか存在しないので、ルリグ起動の効果と<オタガメ>のダウン凍結を利用して耐久するプランをよく採ります。

    それ故、こいつを常時構えていないと、僕は不安で夜しか寝れません。

    羅星姫 ≡コスモウス≡
    ある程度掘れるデッキなので入れ得です。使わない状況になったらエナに放置して<アイフレ>のコストにします。

    止めママ相手にロングショット、vsエルドラ等にハンデスといった使い道があるのでやはり抜けないです。

    ここまで書いてて何ですが、ぶっちゃけ<アメンボ>以外そこら辺に落ちてそうなレシピなんで、ここら辺は割とサッと進めたいと思います。

    大幻蟲 §ヤシガニラ§
    死ぬほど2枚に枠を増やしたい選手権1位。

    1番上のテキストはもっとも使わない効果なので、おまけ程度に捉えてもらって大丈夫です。
    ワンチャン相手倒せるな~っていう感じで、積極的に狙うことはありません。

    アロスピルルクは、こちらの面を全く空けずに2点以上要求してくる相手に対してはアーツを使わないと耐えることが出来ません。
    ところがどっこい、こいつをハンドに戻してハンドから<オタガメ>+α捨てると点数要求が止まります。(場に他の凶蟲が居る前提)

    今回は特にアーツに<ドエス>&<ドントアクト>を採用していないので、かなり大事な動きになるはずでしたが、あまり使いませんでした。

    アオリイカ>との差別化は、<コスモウス>に強いか否かという点でこちらに分があります。

    スペルカットインの効果ですが、一部で増えている2遊月に対してかなり効果的なので使える箇所は多いと思います。

    幻蟲 §アメンボ§
    とりあえず<フェイタル>を採用したかったので、<5蟹>相手に黒3をエナに構えるカードを探していたのですが、<ヴィックス>が思っていたより弱かったのでこいつ3枚ブチ込みました。エナに3枚置くのまあまあ面倒ですけど、そこはプレイングじゃないんですかね。

    冒頭のりく選手とのくだりで、幻獣相手に3面したら相手が詰むという話があったと思います。

    どういうことか一応説明しておきますと、<アメンボ>には隠されたテキスト

    "自分のハンドがトラッシュに捨てられたら正面のシグニをダウン" があります。

    ダスト>撃たれたら3面ダウン。 <ヤシ>でバウンスされても<オタガメ>込みで3面ダウン、<応報>から入ったら2面埋め2ダウン。そしてルリグアタックは<リマインド>で守るという感じです。

    まあそれは置いておいて、正面ダウンのテキストが思っていたより強く、<スノセク>や<アイフレ>との噛み合いもかなりよかったです。

    そもそもこいつ1面立てて、ハンドに蟲を構えるだけで実質2面止まってるんで、そこで<ドエス>と<アクト>の分を補います。2面立てたら全面止まりますし、仮に相手がそこに除去飛ばしたとしても、<オタガメ>で埋めてダウン凍結なんで全てケア出来てます。(多分)

    -5000の効果ですが、相手の<ミカムネ>、<リンダ>を溶かす時ぐらいにしか使いませんでした。一応公開領域にチラッと見せたら、<イカ>1枚でも複数点要求に化けるんで使い道あると思います。

    大幻蟲 §スノセク§
    かなり有能な潤滑油。1コスで<トノサマ><ユノハナ>回収で山を掘るのが主な仕事。

    一応<アメンボ>回収→<ユニーク>で黒エナを用意するプランもあります。

    無いと有るとでは思っていた以上に蟲を構える安定性に違いがあり、今では抜けない1枚になってしまいました。

    羅植華姫 バオバブーン
    龍滅><重来>とか3T<応報>とかその辺云々に対する役割&エナブースト&圧縮

    冷静に考えて、1枚ってまあまあ意味不明なんですけど、これも全部<アメンボ>が3枚枠をとってるんで...ということでどうか..ご勘弁を。

    かなり理論値を追い求めた枚数になっていますが、有ると無いとじゃ話が違うので入れています。

    幻蟲 §トノサマ§
    gp
    ルリグで盤面を守りまくる以上、リソース稼がないと先に尽きてしまうので2枚投入。

    1枚でも回せますが、これ以上デッキを難しくして勝つのは無理だと判断しました。

    幻蟲 §シラエ§
    オタガメ>互換の蟲。イラストまあまあ好き。

    サクラエ>との選択ですが、少しでも早い段階で面を並べたいので2帯のこちらを採用。

    幻蟲 §ユノハナ§
    ハンドから捨てたら1ドロー! って書いてあります。
    相手が<コスモウス>投げそうな顔をしていたら、2枚とか持って被害を最小限に抑えます。
    幻蟲 §ヤゴ§

    アロスの少ない下級を、ルーター能力により支えている縁の下の力。4枚

    THREE OUT
    安定を求めて2枚。3枚目は<プレシャス>なんで、そっちの解説は省略。

    ダウト>のケアとか考えると、このカードの扱いも以前より大事になってきました。

    CRYSTAL SEAL
    2枚か3枚ですが、よほどの理由が無い限り3枚だと思います。ハンデスありきのデッキですし、あまり撃つ余裕が無い相手にはエナに1枚置きながら回すので問題無いです。

    烈情の割裂
    抜きたいけど抜けないカード。<クリシ>で相手のハンドを削るなら相手のエナも削りたいよね?

    ◇ルリグデッキ
    ピルルク
    何となくルリくるに変えたかったので買いました。

    コード・ピルルク・K
    0がアロスなのに1がこっちなの違和感あります。

    コード ピルルク・Β
    バンプとバニラ、どちらを採用するか実はかなり難しい問題なんですけど、僕個人はバンプ推しています。

    コード・ピルルク X
    なんとアーツだけで今回はコイン4枚使うので、死ぬ気で得ます。

    勿論全てのルリグに対して得るわけでなく、<爾改>や止めママに対しては得ないプランを取ります。

    アロス・ピルルク N
    無限防御の女。今回のWPSでは8試合通して一度もピーピング撃っていません。

    ここからはアーツの話ですが、せっかくなんで候補についても全部書こうと思います。

    ◇候補アーツ
    4つから3つも選べる汎用防御アーツ。2遊月や青ルリグに対して強く、優先度は高い。 絶対に腐らない防御アーツ。実質<アイドル>の上位互換なので、こちらも優先度は高い。 シグニはアロス効果で理論上部守れるので、守れないルリグアタックはこれで止める考え
    gp
    早い相手には欲しいと感じるアーツですが、無難過ぎる印象。無色コストがかなり嬉しい。 対止めママ以外は<生々流転>の劣化。<5蟹>相手に撃ちにくいのも致命的なので今の環境は怪しい。 ルリグ止めるなら<アイフレ>で良いですし、回収効果はプレイングでケア出来るので必須ではない。
    ドントアクト>とは選択。<流転>採用するならこちらの方が無難ですが、僕自身はそれでも<アクト>派。 ドントエスケープ>と選択。低コストで3面守れる優秀アーツですが、決勝トナメには不向き。 タマの盤面が全て溶ける凄いアーツ。実質<ドエス>の上位互換で、<5蟹>にもぶっ刺さる。
    ブルーサジェスト>で撃てなくなる弊害もありますが、止めママ&幻獣にかなり強くなる。採用は怪しい。 数が減ってる今だからこそ、一周回って良い選択かもしれない。<ロックユー>とはセットで。 2遊月に対してもスペルカットインで撃てば対策になはなる。個人的にあまり好きでないので評価低い。

    アロスピルルクのアーツ構成というのは、
    ドエス>or<アクト>or<フェイタル
    + <ブルパニ> + <チャクラム>or<サクシード
    + <生生流転>or<アイドル
    + <アイフレ>or<イノセント

    といった感じで構成される事が多く、環境によって臨機応変に対応していくことが求められています。


    今回は冒頭でも触れた通り、タマが無視出来ない数いることから <アイフレ>。
    対ワンショット性能を考えても、すんなりと入りやすい <ブルパニ>&<生生流転
    この3枚は ほぼ必須級 にまで来ていると感じています。

    残り2枚ですが、今回は <チャクラム> と<フェイタルパニッシュ>を採用しました。

    前者は、<ドエス>や<アクト>といったダウン系統でも良さそうですが、<フェイタルパニッシュ>と役割が被っている以上相性が悪く、無難な<チャクラム>を採用しました。腐ることが少ない優秀なアーツなので、ほとんどの試合で実際に撃つという予想通りの感触でした。


    そして <フェイタルパニッシュ>。

    レシピを見た時、皆さんは度肝を抜かれたと思いますが、大真面目です。

    仮想敵は<伍改タマ>と<5蟹>を想定し、後は嘘でも全面防御になるな〜と思って投入しましたが、悪くなかったです。

    アイアース><ミカムネ>と並べられると、ルリグ効果でウェポンを割って<ヤシガニラ>で<アイアース>を割るという芸当を封じられてしまい、ルリグ止めを撃たされてしまいます。それが複数ターン続くので、もう<フェイタル>で全部バニッシュして返し3点要求を決めてやろうという発想です。

    5蟹>に対しては相手のルリグのテキスト上、どこかのタイミングで全面空け3点要求をしないと、2点要求しかこちらは出来ず、<水天>や<自由自罪>といったアーツで2面止められるだけに終わってしまいます。こちらのゲームスピードを無理やり早めつつ、一気にリソースを削れるこのカードは理想のアーツでした。

    また、<フェイタル>で溶けない15000ラインはレベル5シグニが多く、そこは<チャクラム>でバニッシュするという意外な噛み合いも発見出来ました。


    ところが、このアーツ構成には1つ重要な問題点があります。

    「<マラカイト>が止まらない...」

    分かってはいたのですが、関西では<雪月>が少ないので切った構築で臨みました。

    この辺は地域の環境に若干左右される点では無いでしょうか?


    一部非採用カードの紹介
    アオリイカ
    雪月>を完全に切っていたので、それならこいつ抜いてやろうということで非採用にしました。

    ところが、意外とエルドラが強いことが発覚したので、アサシンでブチ抜くためにやはり必要だと今は感じています。

    その場合、何を抜くかという話になりますが、サーバントや<オタガメ>、<トノサマ>など一応削れるところはあるので、そこからどれか抜くのが正解です。
    つまるところを言ってしまうと、今回のレシピはまだ簡単に回せるようになっています。
    まとめ
    今回は各対面とのプレイングは省略させて頂きましたが、特に前環境とやることは変わっておらず、しっかりアーツとハンドを構えつつ、ハンデスして耐久していくイメージです。

    どうしても見たい人が居るなら、前環境のものであれば、僕の過去ブログに載ってるいるので探して下さい。

    それはともかく、19弾になってアロスがグッと数を減らした瞬間に、丁度優勝出来たので、環境にも良い刺激を与えたんじゃいかな〜と個人的に思っています。
    これからの環境の変化にはより一層着目していきたいですし、また別記事でも取り上げる予定をしております。

    それでは今回はこの辺で。御精読ありがとうございました。

ウィクロスパーティーに出よう!

by からばこ

READ MORE

ざっくり分かるデッキの組み方講座〜ディーセレ編

by からばこ

READ MORE

「理解すればディーセレが確実に強くなる!!」ダメージレース基礎講座(前編)

by しみずき

READ MORE

人気のあのカードについて教えて!シリーズまとめ

by -遊々亭- ウィクロス担当

READ MORE

【ディーヴァ】ゲームが上手くなるために!プレイング、立ち回り記事まとめ

by -遊々亭- ウィクロス担当

READ MORE