デッキ構築から優勝までの経緯
19弾1週目のWPS、環境がよく分からないので、前回記事にしましたタマを持ち込みました。結果はベスト8。あまりの悔しさに涙が出ました...
やはり俺には ピルルク しかないのか...?と自問自答する日々。
ある日構築が天から降ってきました。というのは冗談です。
ピルルク自体は1週目のWPSの結果を見てから構築しようと考えていました。

ご覧の通り<伍改タマ>と<5蟹>が無視できない数生息しており、それに合わせてメインとルリグデッキを歪ませる方向性でいきました。
その後、1人でピルルクを考えていたのですが、意味不明なアーツ構成になって不安になってしまい、同じ遊々亭ブロガーのりく選手にLINEで意見交換をしました。
―――りく選手との会話―――
ポ 「アーツ見せ合わない?」り「ドエス ブルパニ チャクラム リマインド イノセント」
ポ「ドエス ブルパニ チャクラム フェイタル アイフレ」
り「草。てかタマキツくね?」
ポ「アイフレ有っても怪しいんだよね。」
り「タマ意識のフェイタル?」
ポ「まぁそんな感じ」
り「蟹にも強いしワンチャン。後リマインド必須」
ポ「今は断然 流転>>>アイドルか。リマインド フェイタル ブルパニ アイフレ チャクラム はい優勝〜」
り「ピルルク要素皆無で草」
〜数日後〜
り「フェイタル凄い良い。あとアメンボは3面して緑姫完封したいから3枚」
ポ「オッケー!このアーツ構成で先に優勝した方がブログ書こうぜ!!!」
〜7/8のWPS〜
8-0優勝。 有 言 実 行 !
(2人で考えたようなもんなので、
ポテイトのピルルク=ポテルク
ポテルク+りく=ポテリク といった発想で記事の題名を付けました。)
現環境のアロスピルルクの立ち位置
正直に言いますが、 前環境と違ってかなり厳しいです。他のルリグの強化により、デッキパワーが相対的に下がったと言えますし、デッキ構築、プレイングも含めてかなり難しいデッキになりました。
どのデッキに対しても勝率55%、後は本人の腕次第といった具合です。
せっかくまともにハンデス出来るルリグ故、ワンショット対策を切るのは勿体無いですし、だからと言ってタマとかいうルリグ連パンも同時に見る必要があります。
そこで <ブルパニ> <流転> <アイフレ> まで確定にして残りアーツを選択するのが良いと考えています。
ちなみに、環境的にユキが増えてきているので、不利をとっていないピルルクはこれから若干増えていく傾向にあると思います。
―レシピと採用理由ー
今回は非採用理由は少なめでお送りします。
大体の理由が、枠が無いという単純な理由であまり解説する面白味が無いからです。
それでは早速レシピへGo!!!!
デッキレシピ
ポテリク
LB
計20枚
非LB
計20枚
各カードの採用理由
◇メインデッキ
ダイホウイカ
そもそも4枚必要な対面がそこまで多く無いと判断し、後述する<アメンボ>に死ぬほど枠を取られてるので今回は3枚で妥協しました。
アタックトリガー、上から蟲を掻き集めたり仕事はやはり多いです。
大幻蟲 §オタガメ§
多面守れるアーツが<フェイタル>しか存在しないので、ルリグ起動の効果と<オタガメ>のダウン凍結を利用して耐久するプランをよく採ります。
それ故、こいつを常時構えていないと、僕は不安で夜しか寝れません。
羅星姫 ≡コスモウス≡
止めママ相手にロングショット、vsエルドラ等にハンデスといった使い道があるのでやはり抜けないです。
ここまで書いてて何ですが、ぶっちゃけ<アメンボ>以外そこら辺に落ちてそうなレシピなんで、ここら辺は割とサッと進めたいと思います。
大幻蟲 §ヤシガニラ§
1番上のテキストはもっとも使わない効果なので、おまけ程度に捉えてもらって大丈夫です。
ワンチャン相手倒せるな~っていう感じで、積極的に狙うことはありません。
アロスピルルクは、こちらの面を全く空けずに2点以上要求してくる相手に対してはアーツを使わないと耐えることが出来ません。
ところがどっこい、こいつをハンドに戻してハンドから<オタガメ>+α捨てると点数要求が止まります。(場に他の凶蟲が居る前提)
今回は特にアーツに<ドエス>&<ドントアクト>を採用していないので、かなり大事な動きになるはずでしたが、あまり使いませんでした。
<アオリイカ>との差別化は、<コスモウス>に強いか否かという点でこちらに分があります。
スペルカットインの効果ですが、一部で増えている2遊月に対してかなり効果的なので使える箇所は多いと思います。
幻蟲 §アメンボ§
冒頭のりく選手とのくだりで、幻獣相手に3面したら相手が詰むという話があったと思います。
どういうことか一応説明しておきますと、<アメンボ>には隠されたテキスト
"自分のハンドがトラッシュに捨てられたら正面のシグニをダウン" があります。
<ダスト>撃たれたら3面ダウン。 <ヤシ>でバウンスされても<オタガメ>込みで3面ダウン、<応報>から入ったら2面埋め2ダウン。そしてルリグアタックは<リマインド>で守るという感じです。
まあそれは置いておいて、正面ダウンのテキストが思っていたより強く、<スノセク>や<アイフレ>との噛み合いもかなりよかったです。
そもそもこいつ1面立てて、ハンドに蟲を構えるだけで実質2面止まってるんで、そこで<ドエス>と<アクト>の分を補います。2面立てたら全面止まりますし、仮に相手がそこに除去飛ばしたとしても、<オタガメ>で埋めてダウン凍結なんで全てケア出来てます。(多分)
-5000の効果ですが、相手の<ミカムネ>、<リンダ>を溶かす時ぐらいにしか使いませんでした。一応公開領域にチラッと見せたら、<イカ>1枚でも複数点要求に化けるんで使い道あると思います。
大幻蟲 §スノセク§
一応<アメンボ>回収→<ユニーク>で黒エナを用意するプランもあります。
無いと有るとでは思っていた以上に蟲を構える安定性に違いがあり、今では抜けない1枚になってしまいました。
羅植華姫 バオバブーン
冷静に考えて、1枚ってまあまあ意味不明なんですけど、これも全部<アメンボ>が3枚枠をとってるんで...ということでどうか..ご勘弁を。
かなり理論値を追い求めた枚数になっていますが、有ると無いとじゃ話が違うので入れています。
幻蟲 §トノサマ§
1枚でも回せますが、これ以上デッキを難しくして勝つのは無理だと判断しました。
幻蟲 §シラエ§
<サクラエ>との選択ですが、少しでも早い段階で面を並べたいので2帯のこちらを採用。
幻蟲 §ユノハナ§
相手が<コスモウス>投げそうな顔をしていたら、2枚とか持って被害を最小限に抑えます。
幻蟲 §ヤゴ§
アロスの少ない下級を、ルーター能力により支えている縁の下の力。4枚
THREE OUT
<ダウト>のケアとか考えると、このカードの扱いも以前より大事になってきました。
CRYSTAL SEAL
烈情の割裂
◇ルリグデッキ
ピルルク
コード・ピルルク・K
コード ピルルク・Β
コード・ピルルク X
勿論全てのルリグに対して得るわけでなく、<爾改>や止めママに対しては得ないプランを取ります。
アロス・ピルルク N
ここからはアーツの話ですが、せっかくなんで候補についても全部書こうと思います。
◇候補アーツ
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4つから3つも選べる汎用防御アーツ。2遊月や青ルリグに対して強く、優先度は高い。 | 絶対に腐らない防御アーツ。実質<アイドル>の上位互換なので、こちらも優先度は高い。 | シグニはアロス効果で理論上部守れるので、守れないルリグアタックはこれで止める考え |
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早い相手には欲しいと感じるアーツですが、無難過ぎる印象。無色コストがかなり嬉しい。 | 対止めママ以外は<生々流転>の劣化。<5蟹>相手に撃ちにくいのも致命的なので今の環境は怪しい。 | ルリグ止めるなら<アイフレ>で良いですし、回収効果はプレイングでケア出来るので必須ではない。 |
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<ドントアクト>とは選択。<流転>採用するならこちらの方が無難ですが、僕自身はそれでも<アクト>派。 | <ドントエスケープ>と選択。低コストで3面守れる優秀アーツですが、決勝トナメには不向き。 | タマの盤面が全て溶ける凄いアーツ。実質<ドエス>の上位互換で、<5蟹>にもぶっ刺さる。 |
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<ブルーサジェスト>で撃てなくなる弊害もありますが、止めママ&幻獣にかなり強くなる。採用は怪しい。 | 数が減ってる今だからこそ、一周回って良い選択かもしれない。<ロックユー>とはセットで。 | 2遊月に対してもスペルカットインで撃てば対策になはなる。個人的にあまり好きでないので評価低い。 |
アロスピルルクのアーツ構成というのは、
<ドエス>or<アクト>or<フェイタル>
+ <ブルパニ> + <チャクラム>or<サクシード>
+ <生生流転>or<アイドル>
+ <アイフレ>or<イノセント>
といった感じで構成される事が多く、環境によって臨機応変に対応していくことが求められています。
今回は冒頭でも触れた通り、タマが無視出来ない数いることから <アイフレ>。
対ワンショット性能を考えても、すんなりと入りやすい <ブルパニ>&<生生流転>
この3枚は ほぼ必須級 にまで来ていると感じています。
残り2枚ですが、今回は <チャクラム> と<フェイタルパニッシュ>を採用しました。
前者は、<ドエス>や<アクト>といったダウン系統でも良さそうですが、<フェイタルパニッシュ>と役割が被っている以上相性が悪く、無難な<チャクラム>を採用しました。腐ることが少ない優秀なアーツなので、ほとんどの試合で実際に撃つという予想通りの感触でした。
そして <フェイタルパニッシュ>。
レシピを見た時、皆さんは度肝を抜かれたと思いますが、大真面目です。
仮想敵は<伍改タマ>と<5蟹>を想定し、後は嘘でも全面防御になるな〜と思って投入しましたが、悪くなかったです。
<アイアース><ミカムネ>と並べられると、ルリグ効果でウェポンを割って<ヤシガニラ>で<アイアース>を割るという芸当を封じられてしまい、ルリグ止めを撃たされてしまいます。それが複数ターン続くので、もう<フェイタル>で全部バニッシュして返し3点要求を決めてやろうという発想です。
<5蟹>に対しては相手のルリグのテキスト上、どこかのタイミングで全面空け3点要求をしないと、2点要求しかこちらは出来ず、<水天>や<自由自罪>といったアーツで2面止められるだけに終わってしまいます。こちらのゲームスピードを無理やり早めつつ、一気にリソースを削れるこのカードは理想のアーツでした。
また、<フェイタル>で溶けない15000ラインはレベル5シグニが多く、そこは<チャクラム>でバニッシュするという意外な噛み合いも発見出来ました。
ところが、このアーツ構成には1つ重要な問題点があります。
「<マラカイト>が止まらない...」
分かってはいたのですが、関西では<雪月>が少ないので切った構築で臨みました。
この辺は地域の環境に若干左右される点では無いでしょうか?
一部非採用カードの紹介
アオリイカ
ところが、意外とエルドラが強いことが発覚したので、アサシンでブチ抜くためにやはり必要だと今は感じています。
その場合、何を抜くかという話になりますが、サーバントや<オタガメ>、<トノサマ>など一応削れるところはあるので、そこからどれか抜くのが正解です。
つまるところを言ってしまうと、今回のレシピは
まとめ
今回は各対面とのプレイングは省略させて頂きましたが、特に前環境とやることは変わっておらず、しっかりアーツとハンドを構えつつ、ハンデスして耐久していくイメージです。どうしても見たい人が居るなら、前環境のものであれば、僕の過去ブログに載ってるいるので探して下さい。
それはともかく、19弾になってアロスがグッと数を減らした瞬間に、丁度優勝出来たので、環境にも良い刺激を与えたんじゃいかな〜と個人的に思っています。
これからの環境の変化にはより一層着目していきたいですし、また別記事でも取り上げる予定をしております。
それでは今回はこの辺で。御精読ありがとうございました。