皆さんは新しい環境を楽しんでいらっしゃるでしょうか?
僕は既に環境を読み切って1回優勝しました。(イキリ)
あまりよく分かっていないという方のためにも、この記事を読んで頂けたらな と思います。
に分けようと思います。それではLet's go!!
前編 : 19弾初頭の環境と予想出来る変移
新弾は6/29(木)に発売されました。やはり注目といったら、新規ルリグを貰ったタマと5蟹でしょうか?あまりピンとくる強化を貰っていなかったタマでしたが、強力なルリグとアームウェポンのシグニを引き連れて環境に舞い戻って来ました。
完全に王の帰還ですね。
その直後のWPSは7/2と3に行われたので、その結果から触れていきましょう。
ここから分かること としては2点存在します。
(1) タマとユキと5蟹で約50%のシェア
(2) 残りは以前の環境でも結果を残していたルリグが散在
続いて その翌週に行われたWPSの結果を含んだベスト8ルリグの図です。
ここから読み取れる変化としては大きく2点あります。
(1) エルドラの急激な勢力拡大
(2) 様々なルリグがベスト8に入賞
以上の変化の理由として考えられることを憶測ですが述べます。
❶ 1週目のWPSで、とあるプレイヤーがエルドラでWPSを準優勝しており、それに触発されたプレイヤーが挙って構築を考えて大会に持ち込んだ結果、多数が入賞した説。(自分もその内の1人で、準優勝した。)
❷ 意外とこのウィクロスというTCG、どんなルリグであれひょっこりベスト8に入るということは日常茶飯事で、それ故良い感じにバラけてきた説。(後に準優勝以上の分布も載せます)
そして最後は7/15、7/16、7/17に行われた結果 + 今までのグラフです。
見て頂いたら分かる通り、かなり綺麗な分布図に仕上がったと思います。
簡単に上のグラフを言葉で言い換えますと、
伍改タマ 最幸ユキ 5蟹を中心に、エルドラ アロス 緑子(幻獣&植物) の6ルリグで70%を占めています。
以上のルリグは、デッキを組むにあたっては絶対無視出来ない存在といっても過言ではないでしょう。
せっかくですので、準優勝以上のみをピックアップした円グラフも掲示しておきます。
こう見てみると、やはりベスト8とそこまで大差ない円グラフになっていきます。
先ほど述べた6ルリグ(蟹&タマ&ユキ&緑子&アロス&エルドラ)で77.5%占めています。
今後予想出来る変化
2遊月のような新種のデッキタイプが現れない限りは、先ほどの6ルリグを中心に今後も動くと思います。(変化とは一体...)ここからは僕の勝手な想像なのですが、せっかくですし述べたいと思います。
(1)幻獣から植物への移行
ここ最近の結果を見ていると、<サジェスト>入りの植物型緑子が、幻獣と同等かそれ以上の数結果を残し始めています。今の植物って手札 盤面 エナ エクシード 全てに干渉することが出来る上、<因果応報>以外防御アーツで堅めることが出来るので、幻獣の課題だった脆さをカバー出来ています。そういったことを考えると、構築やプレイングの難易度は置いておいて、植物は実質幻獣の上位互換と言っても差支え無いでしょう。それ故今後増えると読んでいます。
(2)止め系デッキの増加
主にここでは2遊月と止めママについてのことを指しています。環境3大シェアを誇るタマ&ユキ&カーニバルですが、いずれも止め系デッキに強いとは決して言えません。むしろ後手を取るとかなり不利だと感じているので、それらに強い止め系は若干数増えると読んでいます。
(3)タマの減少
実はこの傾向は2週目から感じていて、タマって蟹もユキもアロスもエルドラもそこまで有利対面ではなく、<アイフレ>の採用率が高い現在では次第に優勝が難しいルリグへとなっています。それに伴い、若干数を減らすと考えていますが、ある一定のファンが握り続けるので、大型大会で見かけないということには絶対にならないでしょう。各種ルリグ参考レシピ
ここ3週間で結果を残したレシピを、僕の独断で幾つか紹介したいと思います。最幸ユキ/使用者:ウルシハ様 WPS準優勝レシピ
このレシピを発売直後のWPSに持ち込んで優勝までする、本人のプレイングとデッキ構築センスには脱帽です。
アーツに<アヴァロンスロー>を採用や、<ノイヴァン>の出現時コスト等からエナが有ればあるほど楽に戦えるデッキなので、そういったことからエナを溜めるギミックに枚数を多く割いていますね。
<ルーブル>と<ノイヴァン>が過労死するデッキ故枚数が4枚なのも納得です。
下級の超優秀新規カード、<リンダー>の存在も強化の要因として大きいかもしれませんね。
エルドラMaster /使用者:ウルシハ様 WPS準優勝
デッキコンセプトとしては、<ルアー>で山を圧縮してほぼLBに変換。
そして<デメニギス>と<ダイナマイト>で暴れるといった感じでしょうか?
環境的に面空けが強いと僕も感じているので、良い選択だと思いました。
<ダイホウイカ>が1枚でも、<サメ>のLB発動1ドロー等でハンドは増えるので意外とハンド維持も出来ると思います。
<クリティカルショット>という超強力なアーツも活躍に拍車をかけているでしょう。
伍改タマ/使用者:ポテイト
前前回のブログをチェック!!!!!!!!!!伍改タマ!それでも僕はルリグで殴るのをやめない
(ダイレクトマーケティング)
アロス/使用者:ポテイト WPS優勝
前回のブログをチェック!!!!!!!!!!19弾圧縮アロス (ポテリク)
(ダイレクトマーケティング)
カーニバル/使用者:ポテイト
カーニバルといえば<スノロップ>を利用した通称スノ蟹が今まで主流でした。
ところが、ここ最近の傾向を見ていると宇宙軸の蟹もかなり増えており、二分化されている現状です。
僕個人としては、安定性もあり、リソースをメインフェイズに稼ぎやすいこちらの方が、ユキや止めママ等を考慮すると現環境にはマッチしているように感じています。
植物緑姫/使用者:ヨシナカ様 WPS優勝
<ブルーサジェスト>についてですが、相手の下敷きに触れつつ、<割裂>に対する回答も持ち合せているので積まない手は無いでしょう。
<コスモウス>2枚の採用から、止めママ等の相手を意識してノーパンから完全にショット出来るようになっているのも見て取れます。
<修復>の規制を食らって、かなりショット気味の構築になったものの、デッキタイプとして残り続けることはTCGにおいて大事なことですね。
以上が環境に居座り続けるであろうルリグの参考レシピとして載せさせて頂きます。掲載の許可を下さったウルシハ様、ヨシナカ様ありがとうございました。
後編 : 世界大会予選
7月も中盤が終わり、暑さが増して行く中どのようなプレイングで夏をお過ごしでしょうか?そうこうしている間に、8月になってしまいますね。
8月といえば、そう!
東京で第1回目の世界大会予選です!
せっかく19弾環境に触れる機会なので、こちらにも触れない理由は無いですね。
どのような環境になり得るか、どういったチーム構成が強いか 僕なりの視点で書いていきたいと思います。
まずは前提ルールから。
先鋒 中堅 大将の位置に何を置くかはルールで決まっておらず、どういった順番で座るかも重要な要素となります。
そもそも各カテゴリーで強いルリグってどれ?
確かに気になる所だと思います。プレイングも重要ですが、単純なデッキパワーが高ければ高いほど良いに越した事はないですよね。大雑把にですが僕の主観で、強いと思うルリグを紹介したいと思います。
セレクター枠
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不利対面が存在するものの、安定性◯ ロストレージ枠の5蟹の存在が大きく、恐らくあまり多くないはず。 |
不利対面が少なく、ロストレージとアザーのルリグに有利が付く相手が多く、座る場所によってはかなり強い印象。 | 不意の死に対応出来ず、対面のルリグに相性を大きく左右されるので座る場所が難しい。一定数はいると思われる。 |
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不利対面がかなり少なく、煮詰めたらセレクター枠最強候補。ワンショット系に強いのもかなり評価として高い。 | 無理な対面が存在せず、使い手によってはどこに座っても非常に強力なルリグ。セレクターミラーにもまあまあ強い。 | <流転>1枚とかの上からなら余裕でキル出来る安定感もある。対策必須相手。2アンよりかはこっちが多そうな印象。 |
ロストレージ枠
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2or3で止める型が存在。不利対面が少なく、恐らくロストレージ内で1、2を争う最強候補。何らかの対策はしたい所。 | 実はかなりチーム戦で輝くルリグ。攻防優秀なルリグで、これもまた不利対面がかなり少ない。3番目に見かけるはず。 | ロストレージ最強候補。かなり安定した戦績を出せそうだが、アザー枠で多そうなミュウに不利なのが少し課題。 |
アザー枠
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4止め、5型どちらも見かけるであろうルリグ。アザー枠で最も多そうで、どこに座ってもそれなりに戦える印象。無難 | 地味に苦手なルリグが多いが、それでもアザー枠の中では強い印象。不利対面を避ける場所決めが勝利を左右する。 | 4、5どちらも一定数いるであろうルリグ。時間制限が怖い故、プレイヤーの腕に大きく勝ちを左右されるルリグ。 |
大体このような感じになり、セレクター枠以外、分布が偏ると予想されます。
どこに座るのか問題
セレクターが強そう! だから大将! っていう事には実はならない可能性が存在します。なぜなら、
『そもそも大会で施行されるルールの詳細が全く分からない』といった現状であるからです。
一般的なTCGにおけるチーム戦というのは、何処かの卓が引き分けた時、それより上の場所の勝敗を参考に、チームの勝敗を決めます。
(例)自チームの戦績が 先鋒× 中堅△ 大将◯ の場合大将の勝敗がそのままチームの勝ち負けになります。
これが何を表すかというと、最も勝算の高いルリグを大将に持ってくる方が、チームとしての勝ちやすいというわけです。それを念頭に置いた上で、何を握るのか、どこに座るのかをチームで考えるのが普通です。
ところが、今は何もそういったルールが何も分からないので、引き分けた所は相手とジャンケン! といった感じになるかもしれません。
もしそうなれば、何処に座るとかは一切関係なくなるので、この議論は全くの無駄になってしまいます。
そうなるとこの議論に終止符を打ってしまう事になるので、引き分け時は上の卓の勝敗を参考にする前提で話を進めます。
単純に枠組みごとのカードパワーだけで話を進めると、
セレクター>>ロストレージ≧アザー といった感じなので、
大将...セレクター
中堅...ロストレージ
先鋒...アザー
といった組み合わせが理論上多いことになります。
なら それぞれに対して強い枠組みを置けばいいやん!っていう話になりますが、セレクター枠が多種多様過ぎてとても対応出来るわけがありません。
何が言いたいかっていうと、
『大将にはセレクタールリグにあまり不利を取っていないのを置き、後はノリ!』
結論出てしまいましたね。
ここまで書いておいてなんですが、なんと東京予選のルール詳細が出ていました。
予選は3回戦。 1回戦ごとの勝利数に応じてチームにポイントが加算され、総合得点の上位48チームが決勝トーナメントに進出。
時間切れにより勝負が決まらなかった場合は両者敗北。
―得点表―
3勝0敗→9点
2勝1敗→6点
1勝2敗→3点
0勝3敗→0点
つまり、予選はとりあえずチーム全員が勝てば勝つほど決勝トナメに上がりやすくなります。
決勝トナメは普通のチーム戦と同じで2勝した方が勝ちですが、引き分けた場所はじゃんけんとなっております。
まとめ
19弾の環境論を書くにあたって、こういったグラフ等を作るのは意外と楽しく、定期的にしていきたいな〜と思いました。世界予選編は唐突な終わり方になりましたが、いざ書いてみると意外と書くことが少なかったんですよね。許してください。
ご精読ありがとうございました。