公認自主イベント:第3回 シーガルたなばた杯のお話(前編) | ポケモンカードゲーム | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

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公認自主イベント:第3回 シーガルたなばた杯のお話(前編)

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by 朗(あきら)

公認自主イベント:第3回 シーガルたなばた杯のお話(前編)
遊々亭攻略ブログをご覧の皆さん、おばんです。朗(あきら)です。

ポケモンジャパンチャンピオンシップス2019が終了してから2ヶ月半が経ちましたが、私事により少しだけポケモンカードから離れた生活を送っておりました。現在は昨年過ごすことができなかったオフシーズンを楽しんでいたり、来月から始めるチャンピオンシップシリーズ2020に向けてリハビリをしたりと、自分らしくマイペースに過ごしております。

そんな中、8月4日(日)に私がイベントオーガナイザーとして企画及び運営を行った「公認自主イベント:第3回 シーガルたなばた杯」を開催しました。このイベントは参加者66名によるスイスドロー形式の大会となっております。

イベント開催日のタイミング的としては、8月2日(金)に強化拡張パック「ドリームリーグ」の発売した2日後だったため、ドリームリーグに収録されているカードを使われていた参加者がとても多い大会となりました。


今回の記事では本イベントを運営というフラットな視点から感じ取ることができた今大会の環境の印象や、ドリームリーグで登場したカードが現環境にどのような影響が与えたのか私なりに考えたことなどを書いていきます。

本イベントは競技思考でやることよりも楽しむことに重きを置いた大会ではありましたが、ドリームリーグ発売直後の規模の大きい大会としては、とても興味深い環境が形成されていたように思います。もしかすると、来月からの新シリーズを勝ち抜く上で役立つヒントのようなものも含まれているかもしれません。

また、この記事が公開されるであろう週末には新拡張パック「オルタージェネシス」のカードリストが公開されていると思います。ドリームリーグで登場した新カードを使ったデッキも、発売から4週経った今では様々な形で煮詰まってきたことでしょう。これから書く内容は発売当初を振り返る意味でも役に立つのではないかと考えます。そういった観点からもお楽しみ頂けると幸いです。


■第3回 シーガルたなばた杯の大会形式や特色について
シーガルたなばた杯ロゴ.png
本イベントはシーガル仙台駅前店様のデュエルスペースをお借りして開催しました。シーガルたなばた杯の由来は仙台七夕祭りが毎年8月に行われることから。仙台七夕祭りに合わせて仙台の街中で思いっきりポケモンカードを楽しめるような公認自主イベントとして企画させて頂きました。イメージポケモンはやはりジラーチ...と見せかけて、仙台七夕祭りの開催期間中に街に飾られている竹飾りをモチーフとしたテッカグヤです。

大会形式は全勝者が1名になるまでスイスドロー形式での対戦を最大6回戦行い、オポーネント方式によって参加者の順位を決定します。全国各地で行われている大会イベントでは予選・本選と分かれているものが多いですが、本イベントは全勝者が1名になった瞬間、そこで終了となります。そのため決勝トーナメントのようなものはありません。

上位入賞された方々には様々な景品(例えば優勝者には強化拡張パック「ドリームリーグ」1BOXなど)を用意しているのですが、それだけでは終わらないところに本イベント最大の特色があります。それは"狙って取れない順位"にも景品が用意されているという点...

今回は優勝者以外にも2位、3位、4位、5位、6位、7位、8位、12位、13位、16位、19位、23位、25位、30位、33位、36位、40位、41位、42位、46位、48位、55位、60位、66位に入賞された方々へ、景品をプレゼントすることにしました。この順位にも語呂合わせのような意味があります。

わかりやすい例として、25位に入賞された方には「ポケモン図鑑No.25 ピカチュウ」に関連したサプライとして、「ラバープレイマット ピカチュウ&ゼクロム TAG TEAM GX」がプレゼントされました。他にも、真ん中より下の特定のラッキーな順位によっては、デッキシールド「リーリエ 祭壇での儀式」や「TAG TEAM GX スターターデラックスセット」やハイクラスパック「ウルトラシャイニー」1BOXがプレゼントされるなど、上位であればあるほど必ずしも豪華な景品がゲットできるとは限らないところにドキドキと面白さがあります。

これが本イベントは競技思考でやることよりも楽しむことに重きを置いた大会と先述した最大の理由です。そのため参加者の皆さんが使用されたデッキタイプも、バリエーションに富んだ内容だったと思います。ポケモンカードで勝つことはもちろん大事ですが、自分の好きなデッキを使ってポケモンカード楽しめることはもっと大事です。これを機に、「東北地方にはこういったイベントがあるのだな」と覚えて頂ければ嬉しいです。

また、本イベントのより詳しい様子や参加者の感想などをご覧になりたい方は、Twitterのハッシュタグ「#第3回シーガルたなばた杯」を辿ってみて下さい。

ちなみに今回は"第3回"とあるようにシーガルたなばた杯は公認自主イベントとして過去に2回行っております。また、同系列店であるシーガル名取店様でも同様の趣旨の大会としてシーガルなみのり杯を同じく過去に2回行いました。「第1回 シーガルなみのり杯」に関しては、「【公式】ポケモンカードチャンネル」にて取材を受けたことがありますので、気になった方は是非検索してご視聴下さい。


1回戦スタート時の風景.JPG
(1回戦スタート時の風景)
■第3回 シーガルたなばた杯におけるデッキ分布
本イベントにて参加者が使用していたデッキタイプの統計を取り、デッキ分布を表とグラフにしたものをご紹介します。

第3回 シーガルたなばた杯 デッキ分布.jpg
第3回 シーガルたなばた杯 デッキ分布割合.jpg


■参加者の最終順位
最終戦終了後の参加者全員の順位をご紹介します。勝ち点は勝ちが3点、負けまたは引き分けが1点として計算されております。

また、順位が赤文字の参加者は景品を獲得された方々になります。順位決定の際に参照される累計得点を見ながら順位をよく見直してみると、"狙って取れない順位"という独自のシステムの面白さがよくわかると思われます。
(※本イベントではTCGマイスターを使用して運営を行わせて頂きました)

第3回 シーガルたなばた杯 最終順位.jpg


■後半戦(4-6回戦)における上位8卓マッチアップの様子
《4回戦》
1番卓:× ルガルガンGXゾロアークGXペルシアンGX vs マタドガス系統 〇
2番卓:× アーゴヨンバグガメスボルケニオンヒードランGX vs ルガルガンGXゾロアークGXペルシアンGX 〇
3番卓:〇 デスカーンギラティナ vs レシラム&ゼクロムGX系統 ×
4番卓:〇 ミュウツー&ミュウGX炎タイプ軸系統 vs サーナイトGX系統 ×
5番卓:× グランブル vs ライチュウ(SM11b)エモンガ系統 〇
6番卓:△ ライチュウ(SM11b)エモンガ系統 vs カラマネロギラティナネクロズマ(SM11)系統 △
7番卓:〇 ジラーチサンダー系統 vs ジラーチサンダー系統 ×
8番卓:× サーナイトGX系統 vs サーナイトGX系統 〇

《5回戦》
1番卓:× デスカーンギラティナ vs マタドガス系統 〇
2番卓:〇 ミュウツー&ミュウGX炎タイプ軸系統 vs ルガルガンGXゾロアークGXペルシアンGX ×
3番卓:〇 サーナイトGX系統 vs レシラム&ゼクロムGX系統 ×
4番卓:〇 ライチュウ(SM11b)エモンガ系統 vs ルガルガンGXゾロアークGXペルシアンGX ×
5番卓:× ライチュウ(SM11b)エモンガ系統 vs レシラム&ゼクロムGX系統 〇
6番卓:〇 アローラペルシアンGXフーパ vs サーナイトGX系統 ×
7番卓:× カミツルギフェローチェ&マッシブーンGXビクティニ vs ルガルガンGXゾロアークGXペルシアンGX 〇
8番卓:〇 アーゴヨンバグガメスボルケニオンヒードランGX vs ジラーチサンダー系統 ×

《6回戦》
1番卓:× ミュウツー&ミュウGX炎タイプ軸系統 vs マタドガス系統 〇
2番卓:〇 ルガルガンGXゾロアークGXペルシアンGX vs ルガルガンGXゾロアークGXペルシアンGX ×
3番卓:〇 アローラペルシアンGXフーパ vs レシラム&ゼクロムGX系統 ×
4番卓:〇 マタドガス系統 vs ライチュウ(SM11b)エモンガ系統 ×
5番卓:〇 デスカーンギラティナ vs サーナイトGX系統 ×
6番卓:〇 アーゴヨンバグガメスボルケニオンヒードランGX vs カラマネロギラティナネクロズマ(SM11)系統 ×
7番卓:× ガブリアス&ギラティナGX系統 vs エンニュートHAND 〇
8番卓:× ライチュウ(SM11b)エモンガ系統 vs サーナイトGX系統 〇

1~3番卓.JPG
(6回戦の1-3番卓の様子)
4~6番卓.JPG
(6回戦の4-6番卓の様子)
1番卓.JPG
(1番卓)
2番卓.JPG
(2番卓)
3番卓.JPG
(3番卓)
4番卓.JPG
(4番卓)


■第3回 シーガルたなばた杯 当日に形成されていた環境について
デッキ分布と後半戦(4-6回戦)における上位8卓マッチアップの様子を細かく見ていて気が付かれた方もいらっしゃると思いますが、今大会では非GXポケモンをメインアタッカーとするデッキタイプの躍進が目立ちました。

具体的には
・<マタドガス>系統
・<デスカーン><ギラティナ
・<ライチュウ><エモンガ>系統
・<カラマネロ><ギラティナ><ネクロズマ>系統
といったデッキが、上位卓へ常に残っていることがそれを如実に表していると思います。また、<アーゴヨン><バクガメス><ボルケニオン><ヒードランGX>デッキのような、非GXデッキを相手にした時に立ち回り易いようなコンセプトも強力であるように感じました。

使用者としては群を抜いて多かった<サーナイトGX>系統デッキ・<レシラム&ゼクロムGX>系統デッキ、引き続き根強い人気があり使用者も多かった<レシラム&リザードンGX>系統デッキは、大会が後半になるにつれて非GXポケモンをメインアタッカーとするデッキタイプに厳しい戦いを強いられていたように思います。

しかし、勢いに乗り続けた<ミュウツー&ミュウGX>炎タイプ軸系統デッキも5回戦まで全勝で勝ち上がったり、<ルガルガンGX><ゾロアークGX><ペルシアンGX>のような常に環境への適応能力が高いデッキタイプも上位卓へ勝ち上がり続けたりしていたことからわかるように、一概に非GXポケモンをメインアタッカーとするデッキタイプだけが勝てていたというわけではありません。

時にはライチュウエモンガ系統 vs カラマネロギラティナネクロズマ系統といった、非GXポケモン同士のマッチアップで互いに苦しい戦いを強いられていた場面も沢山発生していました。これは上位卓のみの傾向ではなく、上位から下位卓を通し大会全体の傾向です。

どうしてこのような環境になったのかという理由は2つあると考えています。
それはドリームリーグ発売直後ということでレシラム&ゼクロムGXやライチュウなどの新カードを使用してみようと考えた参加者が多かったことと、ドリームリーグに収録されているカードによって非GXポケモンをメインアタッカーとするデッキタイプが強化しやすくなったからです。特に2つ目の理由に関しては、上位入賞デッキの解説後の項にて改めて触れましょう。


後編に続きます。

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