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新弾レビュー『「新たなる試練の向こう」「THE BEST OF XY」「サトシVSロケット団」』【ヤナギブソン編】

    posted

    by ヤナギブソン

    今回は
    の新カードレビューです。


    チャンピオンズリーグ大阪、宮城は期間が空いたこともありカードプールが変化した中での開催でした。

    しかし今回の新カード発売以降は新しいカードの発売は予定されていないため、確定したカードプールの中で戦いが繰り広げられることとなります。

    新カードは出ませんが、5月は毎週チャンピオンズリーグが開催されるためめまぐるしく環境が変化するでしょう。

    新カードへの理解を深めておくことが勝ち抜く秘訣になるかもしれません。

    強化拡張パック「新たなる試練の向こう」・ハイクラスパック「THE BEST OF XY」・30枚デッキ対戦セット「サトシVSロケット団」でのオススメのカード・気になっているカードを教えてください!
    新たなる試練の向こう
    エンニュートGX
    炎2枚で3種の攻撃を使い分けられる1進化GX。

    炎ポケモンといえば<鍛冶屋>と<ボルケニオンEX>の恩恵を受けられるのが特徴です。(<バーニングエネルギー>は残念ながら選外です、対応するポケモン次第で強いカードになるとは思うのですが・・・)

    特に<エンニュートGX>は炎2エネで全てのワザが使えるため、鍛冶屋との<まんたんのくすり>とのシナジーが素晴らしい。
    鍛冶屋を使わなくとも手張りだけでエネ供給は間に合いますし、ボルケニオンEXのボルカニックヒートのようにデメリットがあるワザではないので扱いやすいカードだと思います。
    サイドを3枚とるまでの間、ヒートブラストでは相手の大物は2パンで倒すことになりますがボルケニオンEXやエンニュートで加点し相手のプランを崩しにいくのも強いでしょう。
    終盤はましょうのつめがとにかく強いためクインヘイズGXは自分の場が整ってない、打点が足りない序盤にうってしまっていいでしょう。
    相手の盤面に大きく影響を与えるワザなのでとにかく序盤、というわけではないですがもっといい場面があるのでは・・・と思ってると使う場面を逃すことになりやすいGXワザだと思います。

    カプ・レヒレGX
    120の狙撃ワザハイドロシュートを中心にテクニカルなワザをもつポケモン。

    アクアパッチ>があるとは言え、<カプ・レヒレGX>はメインアタッカーにするには2エネトラッシュがきついです。

    逃げたポケモンやシステムポケモンを要所で狙撃したり、相手が大事に育てた主力をカプストームGXでリセットさせたり、とサブアタッカーとして運用することが基本となるでしょう。
    打点は低いですが、個人的には無色1でベンチに下がれるアクアリングはいろいろと面白い使い方ができそうだなと注目してます。

    ダークライGX
    トラッシュからエネルギーをつけつつ蘇る特性リザレクションが強力。
    コンプレッサー>で<悪エネ>と<ダークライGX>を落としことですばやくリザレクションを使うことができ、リザレクションを使うことができれば実質2エネで130ダメージが出せます。
    ダークライGX自身が攻撃するだけでなく<エネルギーつけかえ>や<ニンジャごっこ>と組み合わせるのも面白い動きができるでしょう。

    カイリキーGX
    2進化はだすまでがなかなか大変ですが、闘ポケモンの<カイリキーGX>は<コルニ>のおかげで他の2進化よりも出しやすいです。
    SM2で進化前の<ゴーリキー>も強力な特性を得、カイリキーGX自体もそれなりにいい性能をもっているためそこそこ強いはずなのですが、ただ1つ致命的な欠点が・・・
    環境を支配している<ダストダス>に弱点を突かれてしまうため、せっかくの耐久力が披露できません。
    なんとも惜しい感じのするカードです。

    カプ・テテフ
    今回のイチオシカード。
    今まで相手の場のダメカンを操作するカードは<ニャオニクス>、<アブソル>、<ニャオニクスEX>などがありましたが進化が必要だったり操れる数が少なかったりと扱いが難しいものでした。
    しかし<カプ・テテフ>は次元の谷があれば超エネ1つで相手の場のすべてのダメカンを操作することができます。優秀!
    しかも上ワザも強力でHPも110と耐久力もあります。
    カプ・コケコ(かいてんひこう)>とあわせてトリッキーに戦うこともできます。
    次元の谷>が入るデッキであれば採用を検討してみてもいいかもしれません。

    カプ・ブルル
    一見扱いにくく見えるカームストライクが素晴らしい。
    GXワザを使っていないとダメージ量が少ないものの、HP130の非EX(GX)ポケモンが草無無で120出せるのは偉いです。
    草アタッカーはエネ拘束が重いポケモンが多く、サブアタッカーとして適当なポケモンはなかなかいませんでした。
    ダブル無色>が入るデッキに<レインボー>などをいれればカームストライクを使うことができるので、草弱点の相手を意識したデッキに採用される可能性があると思っています。

    ヤドキング
    ヤドキング>らしい?不思議なワザ、まるごしが特徴。
    対戦中に手札が0になることはそうありませんが、消費しやすいカードばかりでデッキを組むことでまるごしをメインウエポンとするデッキを組むことも可能です。
    オクタン>や<ヤレユータン>を場に出しておけば手札が0になっても次のターン特性によって手札を補充することができます。
    あまり他にないタイプのデッキになるので変わったデッキを使いたい方にオススメなカードです。

    レディアン
    僕の知人が<レディアン>が好きで"ポケモンカードに興味があるけどカードのレディアンってどうなの?"と聞かれたことがあります。
    そのときは<Y1のレディアン>しかいなかったのですがお世辞にも強いとは言えず「いるにはいるけどめちゃ弱い」と素直に答え知人は残念がってました。
    結局知人はポケモンカードに手をつけず・・・・。

    そして今回新しいレディアンが!!
    次こそ知人にレディアンデッキを渡しポケモンカードの世界に呼び込もう!!!


    と思ったのですがまた弱い!!!!
    ある意味そこがレディアンらしいのか???
    とは言え以前のレディアンよりは戦える性能ですのでなんとか形にして知人に見せてみたいと思います。

    アセロラ
    今回の新カードの中で一番環境に影響を与えそうなカード。
    ポケモンを回収するサポートとしては<クロケア>、<AZ>がありましたがアセロラはポケモンについているカードも手札に戻すためすぐに使えることが特徴です。
    手負いになったポケモンに使い、相手に倒されることを回避しつつ<ダブル無色エネルギー>や<こだわりハチマキ>などの重要なカードを回収することができます。
    ただ、ダメカンが乗ってるポケモンにしか使えませんのでご注意を。

    ねがいのバトン
    ロマン溢れる一枚。好きですこういうカード。
    エネルギー供給力のないデッキで失うはずだったエネルギーが3枚も戻ってくるとしたら、今までにはできなかった動きが可能になるかもかもしれません。
    ただし発動タイミングは相手ターン中になるため<フィールドブロアー>や<クセロシキ>によって剥がされてしまう可能性があります。
    過信は禁物です。

    THE BEST OF XY
    各種フルアートカード
    強力なカードが多数収録されていることが特徴のTHE BEST OF XYですが、シークレットカードのイラストの素晴らしさには眼を見張るものがあります。
    今までフルアートカードが存在しなかったものばかりなので、どのカードも"ついにか!"という思いでつい見惚れてしまいますね。

    MサメハダーEX
    ダブル無色>非対応3エネで基礎打点120は少し物足りない感じもありますが、相手の逃げエネを参照しベンチにダメカンをバラまく効果が強力。
    バラまかれてしまうと、<ククイ博士>や<-こだわりハチマキ(キラ)>で打点を底上げされ落とされるするのではないかと疑心暗鬼になることでしょう。
    進化前の<サメハダーEX>のワザ、つけねらうとも相性がいいですね。
    アクア団の秘密基地>、<アクア団のベトベトン>でバラまく数を増やすこともできます。
    ただしせっかく逃げ0のMサメハダーEXも逃げるために必要なエネルギーが増えてしまうことに注意しましょう。

    MバクーダEX
    お互いの山札をトラッシュするのが火山が噴火してるようで面白いなと思います。
    マグマイラプションは4エネと重く見えますが<-鍛冶屋>、<ダブル無色>に対応しているため見た目ほどは重くありません。
    ダメージも6枚中1枚めくれれば160、2枚めくれれば200となかなかのもの。
    デッキを圧縮したあと<エネルギーリサイクル>や<タケシのガッツ>などで大量に戻して的中率をあげましょう。
    山札をトラッシュする瞬間はドキドキ感を味わえます

    サトシVSロケット団
    ソーナンス
    コイントスワザではあるものの、場に6体のポケモンがいればダメージの期待値は90。
    それなりの耐久をもち、<-次元の谷>があれば<超エネ>1つで攻撃できます。
    超ポケモンはたねで次元の谷があっても1エネで中打点を出せるカードがなかなかいないため、貴重な存在です。

    イワンコ
    HPが70ある倒されにくいイワンコ。
    1エネ貼ったところを<フラダリ>エナジードライブされても、倒されないという場面は頻繁に生まれる気がします。
    ただ<おいつめるイワンコ>も強いので、必ずこちらのイワンコがいいというわけではないです。

    サトシのゆうじょう
    条件付きですが4ドローは強力です。
    S-TDサトシのピカチュウGX>をベンチに出すだけで条件は満たされるため、デッキによってはサトシのピカチュウGXを条件達成要員のためだけに採用することも検討できます。

    基本エネルギー
    細かいですが右下にそれぞれピカチュウとロケット団のマークが入っています。
    こだわりのある方は集めてみてはいかがでしょうか。
    僕はとある自主大会でサカキのコスプレをしながらニドキングニドクインデッキを使い、デッキの統一感を上げるためにこの超エネルギーを採用しました。

    強化拡張パック「新たなる試練の向こう」・ハイクラスパック「THE BEST OF XY」・30枚デッキ対戦セット「サトシVSロケット団」の発売により評価が上がったカードありますか?
    ダブル無色1枚で動けるたねポケモン
    ガマゲロゲEX カプ・コケコ カプ・テテフGX
    アセロラ>の登場により手負いになっても回収して貼り直すことで、相手の攻撃を無効化することができます。

    具体的には<ガマゲロゲEX>、<カプ・コケコ>、<カプ・テテフGX>などです。

    例えばバトル場のカプ・テテフGXがやられそうになったときに新しく出したカプ・テテフGXのワンダータッチでアセロラを手札へ。

    アセロラでバトル場のカプ・テテフGXとついていた<ダブル無色>を回収し今出したカプ・テテフGXに貼ってエナジードライブ。

    次のターンには回収したカプ・テテフGXでまたワンダータッチ。

    のような感じです。

    カプ・テテフGXを回収した場合もう一度ワンダータッチを使えてなお強力ですね。

    強化拡張パック「新たなる試練の向こう」・ハイクラスパック「THE BEST OF XY」・30枚デッキ対戦セット「サトシVSロケット団」の発売によりどの様に環境が変化すると思いますか?
    大きくは変化しないと思います。

    気にする必要があるとすればアセロラの存在です。
    手負いのカードを倒されないように<AZ>を使う場面は今までにもありましたが、手札にエネルギーがなかったりポケモンのどうぐを引きたかったりと必要なカードが足りず使えないという場面もあったかと思います。

    そういった場面であればアセロラは見事に噛み合うカードとなります。

    以前よりも倒し損ねたポケモンは回収される場面が多くなるかもしれません。

    最後に強化拡張パック「新たなる試練の向こう」・ハイクラスパック「THE BEST OF XY」・30枚デッキ対戦セット「サトシVSロケット団」で一番好きなカードを教えてください!
    上で触れましたがやはり<カプ・テテフ>!

    ソードペインギルガルドの記事を以前書きましたがダメカンバラマキ系のデッキが大好きなのでたまらないです。
    カプ・コケコというバラマキ役のエリートも登場したためバラマキ界の未来は明るいです

    イラスト的には<カリンのフルアート>。

    お姉さんが好きです。はい。
    終わりに
    ハイクラスパック「THE BEST OF XY」は開封するのが本当に楽しいパックですね。

    出るカード出るカードが強力。
    しかもめちゃ綺麗でカッコイイシークレットまである。
    1枚ずつゆっくりと開封していくとXYシリーズの今までの対戦が自然と思い起こされますね。
    bnr_new1_poc.jpg
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チャンピオンズリーグ2017宮城大会参加レポート&使用デッキ紹介【ヤナギブソン】

    posted

    by ヤナギブソン

    今回は4/1,2に開催されたチャンピオンズリーグ宮城の参加レポートです。
    この大会は世界大会への参加権利もかかった大型大会でありながら3人チームで戦うというポケモンカードの歴史の中でもかなり異質な大会でした。

    大会参加まで
    まず、僕は前回があまりにもボロボロな結果だったので当初参加予定のなかった宮城大会へと闘志を燃やしていました。
    大阪大会終了後、宮城大会の情報は公開されていませんでしたが当然大阪と同じくBO3個人戦だと思っていました。
    が、蓋を開けてみればまさかのチーム戦。
    最初は信じられなくて公式サイト乗っ取られたのか!とか言ってました。

    チーム戦(3on3)は各人が1ゲームを担う変則的BO3とも言えます。
    勝ちにいくのであれば強力なメンバーを集めることが求められます。

    僕はどこかのチームに所属しているわけでもなければ特定の人と一緒に練習しているわけでもないのでチームを組むあてが全くありませんでした。
    誰かに声をかけようかとも思いましたが僕は大阪でボロ負けした男!「あー断られたらどうしよ・・・」とコミュ症発揮して半ば参加を諦めていました。
    そんな中たまたま去年日本チャンピオン決定戦に参加しているリョウさんからチームメンバーのお誘いを受けまして、そこからどういう繋がりかmepoさん率いるチームヤンチャムの方達のグループに入れてもらえることになりました。

    結果、去年のWCSジュニアチャンピオンしゅんしゅんくん、安定した成績を残し続けているくれすさんと組ませていただくことになりました。

    チームが組めるだけでも嬉しかったのにチームメンバーも強力。
    ありがたや~ありがたや~。
    その後も意見交換や練習会にも参加させていただきチームの重要さを知る大会でもありました。
    使用デッキ
    ビークインゾロアークエフェクト
    プレイヤー:ヤナギブソン
    ポケモン
    27
    サポート
    9
    TDN
    2枚
    フラダリ
    2枚
    スタジアム
    0
    エネルギー
    7


    チャンピオンズリーグ大阪で使用したものをSM2環境に調整したものです。

    Cビークイン>が一番好きなポケモンなので使いたいという気持ちが強くあり、大きく不利な相手もいないと考えたため選択しました。
    特別環境上位のデッキに有利というわけではないですが誰が相手であろうと非EXで高ダメージを与え有利交換を取り続けることで勝つデッキです。
    如何にマウントをとり自分のペースに持ち込むかが問われます。

    前回からの変更点は
    IN



    OUT



    です。

    デッキの安定性を底上げし、自身もアタッカーになる<RRカプ・テテフGX>はカードパワーが高く投入は確定。
    まわし軸<RRイベルタルEX>が苦手だったため採用していた<Rサンダース>はもともと不要気味だったのでここと交換。
    ただし<Cビークイン>の性質上サポートの枚数が少なく、エネルギーと<TDフラダリ>を同時に引きたい場面が多いため<RRシェイミEX>の方が重要度が高いため1枚。
    カプ・テテフGXの採用によりドロー量重視の<TDリーリエ>から打点幅を広げる<Uククイ博士>に変更。
    TDなかよしレスキュー>はより使いやすくなった<Uレスキュータンカ>に。
    環境への対応はともかくここまではすんなりとSM2バージョンへとアップデートしました。
    Uフィールドブロアー>はスタジアムを割れる待望のカードだったためどうしても入れたかったのですがどこを抜くかが決まらず色々試しました。
    その後思考錯誤を重ねた結果上記のレシピとなりました。
    Uダストダス>をベンチ3体マインドジャックで倒せるように<-こだわりハチマキ(キラ)>を<Uちからのハチマキ>へ。
    1番苦手だったデッキは<ボルケニオン>だったため2枚の<Cシャワーズ>はキープ。
    つらいのは<非EXボルケニオン>のため<RRバクガメスGX>軸だと多少マシなのですが僕はこのデッキを高く評価していたので甘えたくはありませんでした。

    結果、対よるのこうしん、オーロット、中打点デッキの役割を担っていた<RRブラッキーGX>が抜けました。

    オドリドリ(あやかしのまい)>の強さが広く認識されよるのこうしんは減るだろうという考えでした。
    Rオーロット>は<RRカプ・テテフGX>の登場により強くなりますが、<Uダストダス>の影響によりグッズ依存のデッキが減り、グッズロックが刺さらなくなり相対的に弱くなると見てました。
    元々上記相手に対してメタ的な意味合いで投入していた<RRブラッキーGX>ですが、<TD基本悪エネルギー>が3と少ないことから必要なマッチアップで引けないことも多く信頼性に欠けたため、今回は抜きました。

    最終的にはこういった理由で完成したのですが途中では<RRガマゲロゲEX>、<RRケンタロスGX>を厚くしたり<Uダストダス>を入れたりアタッカーを厚くしたり、悪を増やし<RRゾロアークBREAK>により焦点をあてたり<RRジュナイパーGX>を2ライン入れたりして試したりしていました。

    ちなみに途中で断念したのですが最初の候補は<ニンフィアGX>ライブラリーアウトでした。
    使い方
    僕のビークインデッキはポケモンの枚数が少し多めです。
    これは早い段階から<Cビークイン>が高打点を叩き出し制圧できるようにするためです。
    ビークインゾロアークというデッキは非EX・GXである<Cビークイン>、<Rゾロアーク>が相手のEX・GXと2:1交換を繰り返し、最後はビークインが一撃で仕留めて勝つというのが基本のプランです。

    しかし、そのためにはしっかりと後続をたて、エネルギーを供給し、相手のポケモンを倒し損ねてはいけないのです。
    攻撃できないターンがあったり弱らせたポケモンを倒せないことが続いたりしてしまうとサイドレースには追いつけません。
    エネルギーを破壊したり相手の攻撃を何度も耐えたりすることのできない殴り合いのデッキなのでサイドレースに負けることは敗北を意味します。

    ではどうするのか、早い段階から<Cビークイン>で一撃で仕留めればいいのです。
    早い段階から<Cビークイン>で相手のEX(GX)を一撃で仕留められればサイドレースで大きく優位に立つことができます。
    そうすれば育てておく後続の数も、必要なエネルギーの枚数も抑えられるためゲームプランを遂行しやすくなる。
    ただ、そのためには序盤から何ターン目にどれだけのポケモンをトラッシュに落とす必要があるかを正確に見極める必要があります。
    具体的には必要以上のポケモンは出さない。進化させないことです。
    場に<Cゾロア>がいて手札に<Rゾロアーク>があるからと言って<TDプラターヌ博士>の前になにも考えずに進化させてしまってはいけません。
    TDハイパーボール>があるからと言って無条件に<Cミツハニー>を進化させてはいけないのです。

    非EX(GX)アタッカーで高ダメージを叩き出すデッキとしてよるのこうしんがあげられます。
    トラッシュにポケモンを送って高ダメージを与える<Cビークイン>の動きはよるのこうしんと似ていますがよるのこうしんの方が早くダメージを叩き出せます。
    僕がそれでもビークインゾロアークを選んだ理由は耐久力がよるのこうしんよりもあり相手にアタッカーの準備を必要とさせ<RRシェイミEX>や<RRカプ・テテフGX>を狩られづらいこと、<RRガマゲロゲEX>、<Rオーロット>の弱点を突くことができるためグッズロックされても押し切ることができること、エフェクトの適応により<RRジュナイパーGX>、<RRボルケニオンEX>などに強いことなどがあげられます。
    他にも最終盤のダメージ維持が簡単であることや<RRカプ・テテフGX>の存在により、より強力になった<Uこわいおねえさん>が刺さりにくい、ということも利点です。
    Cビークイン>に対する思い入れの強さから選択しましたが先を見越してリソースの管理ができればまだまだ強力なデッキだと思いますので興味がある方は使ってみてください。

    環境予想
    チームヤンチャムの方達と意見交換をした後の自分なりの環境予想は以下の通りでした。

    Tier1
    ・ボルケニオンEX+バグガメスGX
    ・ダストダス派生


    Tier2
    ・MサーナイトEX
    ・オーロット+カプ・テテフGX
    ・ガマゲロゲEX+ジュナイパーGX
    ・よるのこうしん
    ・カプ・コケコGX


    Tier3
    ・MレックウザEX
    ・ルガルガンGX
    ・カプ・プルルGX+ラランテスGX
    ・ブラッキーGX+ゾロアーク



    全体的な変化としては<Uダストダス>の登場で<Uトレーナーズポスト>、<バトルコンプレッサー>、<TDプラターヌ博士>が使いづらくなりハイスピードで殴り合うよりはテンポの取り合いになるだろうという予想でした。
    Uフィールドブロアー>の登場で<RRMレックウザEX>が弱体化し、大阪で<-オドリドリ(キラ)>を採用したデッキが多く入賞しよるのこうしんも減ると見ていたのでより中打点デッキが増えるだろうと考えていました。
    環境的にはあまり見ませんでしたが中打点に強く高速アタッカーが苦手だった<RRルナアーラGX>、<メタルチェーン>軸バレットは<ダストオキシン>対策がしっかりできていれば強そうだなとは思っていました。

    対戦レポート

    チーム名:チームギブチャム
    ホープトレーナー:ヤナギブソン ビーゾロエフェクト
    ベテラントレーナー:くれすさん バグガメスGX4投ボルケニオンEX
    エリートトレーナー:しゅんしゅんくん アローラキュウコンGXジュナイパーGX

    1回戦 くにちゃん
    VS ホルビーミュウ(ヘルガーEX?)

    お父様お母様娘さんの家族チーム。
    対戦相手のお母様は今回の参戦のためにルールを覚え練習してきたのだとか。
    初心者だからと言って手は抜きません。
    こちらは先行とって初手に<バトルコンプレッサー><プラターヌ>と抱えいいハンド。
    いざ勝負!オープン!

    Cホルビー>!!!


    Rミュウ>!!!!


    !? !? !? !? !?


    ノータイムで<バトルコンプレッサー>を打とうと思ってましたが固まりました。
    ルール覚えたてと聞きましたがこの盤面から想像される一番のデッキは初心者が握るとは思えないライブラリーアウトです。いつも通りに戦うわけにはいきません。
    手札はよかったので後ろにダブル無色を貼るだけで様子見エンド。
    すぐさま<-改造ハンマー(キラ)>で割られ<Uロケット団の工作>。ライブラリーアウト確定。
    そこからは最低限のトラッシュで<Cビークイン>で攻め始め相手の手札が悪かったためビーリベンジ2発でたね切れ勝利。
    なかなか初心者でこのデッキを使う方はいないと思うのですがなぜこのデッキを使われたんですか?と聞いてみたら
    「え!そうなの!?お父さんがこれにしとき!って言うからこれしか使ったことないの!」
    とのこでした。お父様おそろしや・・・

    ヤナギブソン ◯
    くれす ◯
    しゅんしゅん ◯

    全勝で幸先のいいスタート。

    1勝0敗

    2回戦 パロプンテ

    仕事の都合でホープトレーナー不在の2名チーム。
    僕は不戦勝扱いとなり残る2名の勝利を祈ります。

    くれすさんは先行なものの初手7枚が"<TDヒトデマン>、<バトルコンプレッサー>、<-基本炎エネルギー(キラ)>×5"と嫌な雰囲気。
    相手は<Rオーロット><RRカプ・テテフGX>でテテフスタートだったのですがなすすべなく後2エナジードライブ40で負け。

    しゅんしゅんくんは悪くないハンドなものの後2よるのこうしん210で<RRアローラキュウコンGX>が倒され<RRジュナイパーGX>をたてる間も無く圧倒され負け。

    チーム戦の怖さを思い知った一戦でした。

    ヤナギブソン ◯
    くれす ×
    しゅんしゅん ×

    1勝1敗

    3回戦 チームカリントウ
    VS よるのこうしん

    RRケンタロスGX>入りのよるのこうしん。
    RRブラッキーGX>を抜いたことを早速後悔しました。
    先にサイドを取られ取り合いとなります。相手のベンチには<RRシェイミEX>が出ていたためそこを倒すのが鍵となる勝負。
    Cバチュル>が前に来たタイミングでエネルギー温存のためスカイリターンで倒しにいきます。
    が、セットアップ5ドローその後の<プラターヌ>でさわれず相手のトップ<Uトレーナーズポスト>から<TDフラダリ>で<RRシェイミEX>を倒されてしまい大きく出遅れ。
    結局その差を埋めることができず敗北。

    ヤナギブソン ×
    くれす ×
    しゅんしゅん ◯

    1勝2敗

    3回戦にして早くも後のない戦いとなりました。
    内心すごく追い詰められてました。
    ここで気持ちをリセットできたのはしゅんしゅんくんの存在でした。
    彼は去年のWCSであと一敗も許されない崖っ淵から勝ち続けDAY1、DAY2と突破し世界チャンピオンに輝いたツワモノです。
    「去年だってここから勝ったんだから!」
    この一言で不安は消え去りました。

    4回戦 ヤセコケコ
    VS ラフレシアラランテスGXカプ・ブルルGX

    僕が先行、相手は<RRシェイミEX>スタートでデッキの判断がつきません。
    広く受けられる展開をしてターンを返すと展開途中に<Cクサイハナ>が見える
    。 その後ベンチ1体で<Rゾロアーク>のマインドジャックを耐えると読んだか<Cカリキリ>が前に出てこうごうせいしてくる。
    返しに<Cイーブイ>を<Cブースター>に進化させてマインドジャックで倒す。
    その後は<Cブースター>がぶっ刺さり押し切って勝ち

    ヤナギブソン ◯
    くれす ◯
    しゅんしゅん ◯

    2勝2敗
    5回戦 ツリーテン
    VS よるのこうしん

    またしてもよるのこうしんとのマッチアップ。
    しかも初手<Cイーブイ>スタートで<悪エネ>を引いている。ぐぅ・・・
    お互いドローが止まりエネが引けずと膠着した展開の序盤。
    お相手が先に殴り始めましたがこちらも次のターンで動き出す。
    しかし<Uスペシャルチャージ>を切ってしまったうえ基本悪<Cゾロア>が<TDフラダリ>で処理されエネルギーに不安が残ります。
    スカイリターンで<Cバチュル>を処理、<TDフラダリ>ビーリベンジで<RRシェイミEX>を倒しサイドを逆転、要所で<TDN>を打てたため相手に<TDN>を打たせずなんとか山を引ききって最後の<ダブル無色>でサイドを取りきりました。

    しかしすでに残るメンバー2人は敗北。

    くれすさんが<Uダストダス>(エーフィGX?)しゅんしゅんくんが<RRボルケニオンEX><RRバクガメスGX>と逆になってほしい不利なマッチアップでした。

    ヤナギブソン ◯
    くれす ×
    しゅんしゅん ×

    2勝3敗

    上位卓が引き分け祭りではなかったため敗退確定。
    ドロップして別イベントに参加するチームも多かったです。
    本戦が続いている今、別イベントでポイントを稼げばこだわりハチマキなどが集められるチャンスでもあります。
    僕たちのチームはドロップするかどうかはしゅんしゅんくんに委ねることにしました。
    しゅんしゅんくんはかなり傷心していて俯いたままでした。
    最初は声小さくドロップする・・・と言っていて本心ではなかったようなので今日の対戦を振り返った後にもう一度聞きました。
    するとしばらく考え込んだ後に


    「やる。」


    しゅんしゅんくんは対戦卓に移動する頃には勝つぞー!と元気になっていてこのメンタルの切り替えが強者の証なのだなと感じました。

    6回戦 相手チーム名忘れ(すみません・・・)
    VS MライボルトEXカプ・コケコGX

    RRカプ・コケコGX>のエアロトレイルや<TDうねりの大海>で2パンプランを崩されないよう警戒して戦います。
    RRケンタロスGX>で攻めたところ相手はやむなく<RRケンタロスGX>を殴ってきたので<TDフラダリ>マッドブルGX。
    RRケンタロスGX>は倒されてしまいますが後続の<RRカプ・コケコGX>をビーリベンジで無理やり倒す。
    ポケモンが5枚しか落ちてなかったので足りないと思ったのでしょうがこちらはそこを倒すように練習してきたので理想の展開でした。
    エネが枯渇し<Cビークイン>を処理できなくなり受けに出てきた<RRMライボルトEX>をワンパンして勝ち。

    ヤナギブソン ◯
    くれす ◯
    しゅんしゅん ◯

    3勝3敗
    7回戦 オールセルバーン
    VS ブラッキーGXゾロアーク

    RRブラッキーGX>に2枚抜きを警戒しつつこちらは<RRブラッキーGX>をワンパンで仕留めにいく戦い。
    順調に展開する序盤。
    相手に先制されますが<ダブル無色>を切っていたので<TDN>で流しつつ殴れないターンを作ります。
    RRケンタロスGX>で耐えつつ<Cゾロア>を処理するターンがありサイドレース逆転。
    最終的に<RRケンタロスGX><Cビークイン><Cビークイン>とワンパンアタッカーが3体揃い勝ち。

    ヤナギブソン ◯
    くれす ◯
    しゅんしゅん ◯

    4勝3敗

    最終結果 Bリーグ30位


    DAY2突破チーム発表の最後まで残ってくれー!と祈っていたしゅんしゅんくんの姿が印象的でした。
    最後まで諦めない姿勢、勝ちにいく気持ちを忘れてはいけませんね。

    オポネントも低く全80チームの中ではまずまずの成績でした。

    個人成績は
    ヤナギブソン 6勝1敗(1不戦勝を含む)
    くれす 4勝3敗
    しゅんしゅん 5勝2敗

    終わってから気づいたのですがチーム全体で6敗しかしてないんです。
    なのに3敗!なんという効率のいい負け方!
    1敗目が早く、上位卓で戦っていたわけではなかったとは言えものすごくムズムズする成績です。

    目標としていたCP獲得には至りませんでしたが得たものも多かったです。
    まず1つは大会に挑むにあたって仲間がいると心強いということ。
    多くの人と意見交換、対戦ができる環境があることで自分の思いもよらない発想に触れたり自分の欠点を発見することもあります。
    同じ目的を持つ仲間であればより情報共有の密度は高くなりすごく濃い時間を過ごせてこれはいい後ろ盾だなと気づきました。
    勝ったときの喜びもわかちあえますしね。

    大会当日はくれすさん、しゅんしゅんくんの姿に救われました。
    チーム戦なので誰かがよく勝って誰かが多く負けるときも当然あります。
    今回はたまたま僕が勝ち頭となりましたが逆に足を引っ張ることもあります。
    なので個人成績はあまり気にしていないのですがメンタル面では一緒に闘う仲間がいることが重要でした。
    僕はいい面でも悪い面でもメンタルを引きずってしまうタイプなので2敗を喫してしまった後、表には出しませんでしたがめちゃくちゃパニクってました。
    そんなときにしゅんしゅんの勝負にかける熱い姿をみたり、くれすさんと前日の阿部のホームランの話をしていたらそんなの気にならなくなっていました。
    対戦中もヤバイー!ってときにチラッと横を見ていつも通りに戦う2人を見るだけで落ち着けましたしね。
    素晴らしいチームで参加しポケモンカードの奥深さを知るいい大会でした。

    次は愛知大会に参加します!

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