「BT15環境まとめ」
新弾前という事で今回も環境まとめを書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。
BT15環境雑感
BT15弾環境は環境変化で言えば制限改定、アドバンスドデッキ発売、プロモパックの配布。大型大会で言えばチャンピオンシップ1次、2次予選、超!テイマーバトル、DC1グランプリなどイベントが目白押しでしたが、振り返ってみると発売後細かい流行りの移り変わりはあっても大きな環境の変化はなかったような気がします。
それは何故か、ひとえに<アポカリモン>が強すぎたからでしょう。
初期の頃はガルルモンとアポカリモン、少ししたらアヌビモンとアポカリモン。
制限改定後はガルルモン型のアポカリモン、環境終盤にはアヌビモンとアポカリモンとリヴァイアモンが流行り、常にアポカリモンが環境の中心にあり、また前環境から引き続き紫環境でした。
特にアポカリモンさえ見なければ結構何でもそこそこやれる環境だったため、終盤はアポカリモンを諦めてデッキを組む方が楽しいと言うプレイヤーも増えてアポカリモンに強いデッキの開拓が進まず、余計にアポカリモン握り得になっていた風潮もあった気がします。
そんな環境を公式も重く捉えたのでしょう。12/18の制限改定ではSR、SEC初の制限カードにアポカリモンとアヌビモンがぶち込まれました。これにより本当に15弾環境と言えばアポカリモン、アポカリモンと言えば15弾環境という事になりますね。
主なデッキ
アポカリモン
一度出たら速やかに処理しないと負けが確定する相手への要求の高さ。山札切れという特殊な勝ち方に対するプレイとデッキの歪み。速度対策の<ホーリードラモン>、メタ対策の<デスクロウ>、除去耐性の<クレニアムモン>など、環境に合わせて選べる理不尽です。
そんなBT15環境の主ですが、勝つ時は理不尽に勝つ一方で、負ける時はあっさり負ける引きむらの大きいデッキのため、好まないプレイヤーもいたように感じます。負けるゲームの最も大きな理由がアポカリモンを引かない事で、これについてはどうしてもデッキに4枚しかないカードに依存する都合上腕でカバーしきれないからです。まあ、大体は引けるんですが...
アヌビモン
それを思えばアポカリモンと一緒に規制されたのは妥当だと言えるでしょう。
前環境からほとんど変わらず、アポカリモンに対しても真っ向からやり合えたアヌビモンというデッキは間違いなく最強のデッキの一つでした。
青紫ガルルモン
アポカリモンにはホーリードラモンでブレーキをかけられ、アヌビモンの道連れブロッカー展開を超えるには一工夫が必要でした。
勿論プレイングやデッキ構築でどうにかなる範囲でしたが、それを更に超えるのもアヌビ、アポカリ側の工夫の範囲。イタチごっこが始まるならスタートで前にいる方が有利です。
という訳でデッキパワーは間違いなく高いのですが、強さの割に流行らなかったデッキという印象です。
リヴァイアモン
アヌビモンに対しては基本的にかなり有利。
アポカリモンに対しても<リヴァイアモンX>になれればセキュリティを攻める速度を出す事ができ、トラッシュが増える事で有利に戦えるデッキでもあります。
紫のデッキという事でお馴染みのガルルエンジンも使えるので安定感もあり、この環境を生きた代表的なデッキの一つです。
ウッコモン
ウッコモンを中心に組んだデッキは以前紹介したようなメタビートぐらいですが、ウッコモン自体のポテンシャルが評価されていくにつれ、ギズモンと組み合わせたり、普通の順当進化に入れてみたりと様々なデッキに入っていき、デッキの平均速度を上げるのに一役買っていました。
次の環境では2種目のウッコモンも登場しますし、そっちもかなり強力なので注目です。
テリロップ
緑限定のテイマーバトルEXが主戦場ですが、通常構築戦でも少なくない人気のデッキです。
<テリアモン>と<ラピッドモン>を主体にした低レベル帯の強さと、<セントガルゴモンACE>の圧倒的なカードパワーを組み合わせたデッキで、それぞれ他のテーマとやんわり混ざっている構築もちょこちょこ見ます。
こちらも緑限定戦とラピッドモンXの強化があるので次環境でも見るデッキでしょう。
さて、BT15で新しく出てきた環境の主なデッキはこんなところでしょうか。
新弾に加えて制限改定でBT15環境の名残は綺麗さっぱり消えてしまいそうですが、その分BT16環境が楽しみですね!
それではまた次回の記事でお会いしましょう。ありがとうございました。