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【キーセレクション】静凛!君に決めた!!

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    by ポテイト

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    【キーセレクション】静凛!君に決めた!!
    おはこんにちは〜新人バーチャルYoutuberのポテ山ポテ子です!
    ウィクロスのために作られた芋型YouTuberだよっっ!
    今日は大先輩の静凛さんのデッキをドンと大紹介!!みんな参考にしてみてね〜〜


    はい、どうも皆さんこんにちは。ポテイトです。
    ただでさえ増税環境なのに開幕から不快にさせて申し訳ありません。

    それでは早速ですが、前回アンケートでも触れた静凛デッキをもう少し掘り下げて改良して紹介しようと思います。
    今回の目次
    1. 今のキーセレ環境
    2. 構築ガイドライン
    3. デッキ紹介
    4. 各カードの説明
    5. 簡単な試合運び
    6. まとめ
    1.今のキーセレ環境
    割となんでも勝てます。
    どのルリグがオススメか具体的に挙げてみると、
    この6ルリグ(華代 ウリス タウィル 美兎 レイラ ウムル)がめちゃくちゃ強いと思います。
    以下のルリグも次いで強いです。
    以上11ルリグも挙げましたが、どれだけ群雄割拠している環境か伺えるでしょう。
    ある種1強、2強が存在しない良い環境ともいえますね。

    2.構築ガイドライン
    静凛の強み等や前回の記事を読んで頂けると理解してもらえると思います。
    要はハンデスが肝。ハンデスが中途半端にしか出来ないなら他のルリグの方が優れています。
    笹木咲>と<静凛>「生放送」と<ザロウ>だけでは一度の試合では6枚ぐらいのハンデスが限度だということが分かりました。
    6枚もハンデスしたら十分じゃない?と思われる方も多いと思いますが、実際はそうでもないです。 相手も毎ターン2ドローするし、ウムルやウリスといったルリグは4にグロウ時にハンドを増やします。更に最大の強敵LBという壁もあり、その上からハンデスする必要があるので、今回は<アンシエントグルーヴ>を採用しました。
    そして最終的に<ファイトゴースト>が抜けて、アーツ構成が<マストハイド> <ドリーム> <アンシエントグルーヴ> <ナンバーバインド> <キー> となりました。

    ファイトゴースト>というのは一般的に序盤の安定化、各種登録者人数によって効果が変わるカードの為に入っています。
    このデッキの静凛生放送は70万人でよく、<笹木咲>の効果はフルハンデスするなら何万人でも問題ないです。
    静凛のこのカードについては様々な議論があると思いますが、僕は無しでも問題無いという結論に至りました。

    メインデッキは<笹木咲>と<ザロウ>を軸にしつつ、点数要求のカードや相手を妨害するカードを増やしていきます。
    序盤は完全に捨てて盤面にシグニが立てばOK!という形にしました。
    序盤の点数要求は皆無に等しく、相手と盾の枚数がついてしまいますが、4に乗ってからはこっちの点数要求はルリグアタック込みの4点。相手は3点以下なのでそこで差を縮めていくイメージです。

    3.デッキレシピ

    なんだこのレシピ!?と思われた方、正常な反応だと思います。
    このデッキは他のキーセレのデッキよりいくらか難しいように感じます。
    理由としては、<ユキキー>や<ファイトゴースト>といったカードが無いので序盤が安定せず、不要な点を受けてしまいます。開いた点差を如何に縮めていくか、それ以上開かないようにどうするか?どういった盤面を構築するのか? 考えることが多いです。

    4.各カード紹介
    美兎0-3

    1からはこの3枚で確定。青だと華代での採用をチラホラ見かける<燐気応変>をモロに食らうので白がいいです。
    一昔前の<ツーダスト>ケア云々は都市伝説ですが、こちらは遭遇率込みでも直面することがそれなりにあるので、どうしても0-4まで静凛で戦いんだ!!!という方以外は変更しておきましょう。

    静凛lv4
    生放送効果が70万人なのが偉い。
    乗ったターンは<笹木>でハンデスをして、それ以降は生放送を構えつつ相手の点数要求をしていくイメージ。
    常に相手のハンドを0にするのが大事です。(当たり前)

    ナンバーバインド
    汎用。静凛の場合ハンデスがあるので終盤でも残っていれば2面以上止めれることがざらにあります。美兎では相手が甘えない限り前半でしか撃てないアーツですが、このルリグだと一味違うのは嬉しい。

    ドリームトライアングル
    確定枠。最低2面最高で3面止めれる良いカード。
    美兎だと華代の<炎真爛漫>や<白滅タマ>の「イノセンス」をケアする為に色々とデッキに工夫が必要ですが、このデッキには十分な青色が存在するのであまりその辺りは深く考えなくても良いです。
    赤色を選択して次の点数要求に繋げることが多い。

    マストハイド
    このデッキは先手でワンチャン100万人達成するか否かのレベルなので基本的にシグニ2面止めに使います。
    フルパワーで撃てないのは残念ですが、それでも低コスト2面止めなので採用に至りました。

    アンシエント・グルーヴ
    最強。このデッキがデッキとしての体を成している理由の1つ。
    基本的にこちらが4に乗る前のターンに撃って、そのまま相手のハンドを消しとばします。<ファイトゴースト>で得れなかったハンド2枚分もここで補給します。

    キー
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    破棄まで含めて使うコストが白2無色1なので、美兎と比べて3エナ軽いです。その軽さから生まれた余ったエナを<アンシエントグルーヴ>と<ザロウ>の起動効果に当てているので思っていたよりエナはカツカツです。

    笹木咲
    デッキのキーカード。LBも強い。
    効果は至ってシンプル。<ザロウ>を重ねる必要があるなら重ねます。
    デッキに4枚入っていますが、エナチャージで飛んでいったり、山の下に固まっていることもあるので1試合でフルに使えることは稀です。

    ザロウ
    デッキのキーカード。
    もはやこいつが全てのにじさんじを束ねる王。
    シグニ2枚消費するのでリソース消費が激しいですが、それに見合う器用さを持っています。
    基本的に出現時効果で仕事が終わった<笹木咲>や<アイスパフィ>、手札の要らないlv1シグニの上に乗せます。

    起動効果で回収するカードはあまりにも選択肢が多くて、このデッキで1番難しい点でもあります。
    次の動きを安定させる為にとりあえず<ザロウ>を回収するというのは間違いではないですが、毎回それだと100点中60点の動きでイマイチです。

    ザロウ>で何を回収するか、これの正解度を上で使った何点という表現を使って候補だけ羅列します。

    ザロウ
    常に60点以上保証されています。
    ハンドに<ザロウ>が無い&公開領域に多く見えていて上から引ける可能性が低い時には75点以上。

    笹木咲
    ハンデスしきれていない状況では概ね70点以上。
    これだけでは点数要求出来ないので、<キー>で相手の盤面がバニッシュされている状況だとプラス20点で90点。

    GFコンパクト
    キー>効果が絡んでいない時の点数要求要因。相手のハンドが無いなら常に75点以上あります。

    アトラン
    どうやっても延命が必要な時に取り出す必殺カード。詳しくは後述。

    りりむ
    ハンドが4ばかりの時に重宝します。エナが1試合通して相当ギリギリなデッキなので意外と回収することは多いです。

    以上の5つが主な回収先となります。

    物部有栖
    バウンスとハンデスは相性が悪いですが、面開け性能、LB、色を含めると入れざるを得なかったです。
    起動効果はほとんど使わないですが、稀に<笹木咲>や<りりむ>を引っ張ってきます。
    バニッシュ耐性も使えず、あまり強い使い道が出来ないので2枚。減らせる枠ではあります。

    鈴鹿詩子
    アンコールを封じる能力目的で採用。このカードの存在だけで相手は<ハッピーファイブ>の使い方が限定されますし、入れない手は無かったです。

    このデッキは序盤の点数要求が無いので、よくあるアーツ構成の1つであるキー2枚(うち一枚序盤用)&<ハッピーファイブ>&アーツ2枚というアーツ構成をした相手と対面した時、こちらが先手を取ると相手は<ハッピー>を撃つタイミングがありません。
    あるとしたら3T目にサーバントを拾うだけですが、どっちにしろ相手はサーバント持ってることが多く、抱えられてもハンデスするので問題無いです。
    ハッピー>を撃つタイミングを逃した相手は<詩子>を退かした後、メインで<ハッピー>を使わないと次の防御用のキーは一生貼れません。
    その時点で相手は防御面数-1面になっているので、相手との差をじわじわと縮めていきます。
    ただし、<ナナシキー>は自身をトラッシュに送って防御出来る効果があったりするので無理に<詩子>を出す必要は無いです。

    本当は2枚欲しいですが泣く泣く1枚。<物部有栖>を1枚抜いて変更するのもアリエッテイ。

    GFコンパクト
    常時効果はオマケだけど弱くはないです。
    ウリスの<ガルグ>と華代のシグニにたまーに刺さります。

    使うのはアタック時の効果で、ハンデスをしているので実質アタック時トラッシュ送りの優秀なカードです。ただまあ99%止められるので、相手の盤面にシグニが残ってしまうのが残念です。

    アトラン
    選択肢としては相当優秀なカード。
    このまま3点要求され続けると1ターン防御が足りない時に、アタックが通ると1ターン延命出来て勝てたりします。
    その他手札が弱くて2点要求が限界な時に、相手のシグニの前に立てるだけでもハンデスしていたら相手は<アトラン>を止めないと次ターン点数要求が出来ない時があります。

    ルリグ込みの4点取って3点要求されるか、<アトラン>でプレッシャーを掛けながら横のシグニとルリグで3点取って、相手の次の要求を2点ないしは1点のみの要求に減らすかの選択肢は、試合を決める1番面白い点でもあります。

    アイスパフィ
    キー>の効果で面が空いていない時に使う面開けカード。
    ザロウ>とセットが条件ですが、<アイスパフィ>出現時効果→<ザロウ>乗せる→起動で<ファイトラ>or<コンパクト>or<アトラン>回収で、しっかり3点数要求出来ます。
    LB弱いのがネック。
    1回しか使うタイミングは無いので1枚。

    ファイトラ
    色を出す目的のカード。ハンデスをしているので相手の盤面にパワー7000以下のシグニが並びがちなので効果は終始使えます。
    タウィル>相手には「プライマル」ケアでアタック時トリガー2面シグニを準備する時とかにも使います。
    LBが強い。

    魔界のりりむ
    流石に増やしたい枠。
    後述する<トロニス>と枠をチェンジしても良いです

    トロニス
    お試し枠。キーセレ数少ない山落としで、<アイスパフィ>と相性が良い。
    Lv3で限定無しの数少ないアタック時トリガー持ちで適当に出して殴っても強い。これがあると相手が埋めた<フック>の上からアーツ要求出来ます。
    先手3T目以外の宣言は基本的に4。

    モイラ
    終盤しか使えないので1枚採用。
    終盤に無くなりがちな手札を抑えつつ<ザロウ>を乗せるシグニ。
    必須かどうかでいうと怪しいので要調整枠です。

    ネクストレディ
    1枚は何も考えず1ドロー1エナチャージで撃ちます。
    2枚目はリソースが必要な時以外は基本的に温存して、4枚落としを使うタイミングを伺います。特にウリスとタウィルと美兎あたりですかね。
    2枚引きたいけど3枚目は完全に腐るので2枚採用。

    文野環 / カイユー
    バニラ8枚体制。マリガンで気合で引きに行きます。

    文野環>を選ぶか<GFリュック>を選ぶかは難しいですが、基本的に相手のシグニは踏んでいきたいので自ターンにおいてパワーが高い方を選択。
    ちなみに青バニラはなるべく<カイユー>が良いです。<詩子>の起動効果で2枚回収出来る確率がほんの少し上昇するからです。

    サーバント
    9枚以上が板。青バニラを1枚減らして10枚でも良いかもしれませんです。
    DとTをLB付きにしてそれ以外を非LBにするのがトレンドです。
    理由は<ハナレキー>と<血晶照射>のケア。後者は遭遇率が減っているので考慮しないで良いかもしれないです。 ただしこのデッキは下級が少ないので、若干lv1に寄せています。

    5.簡単な試合運び
    lv3以上は全部マリガン。lv2も2枚までならキープ。それ以上はマリガン。
    1-3T目、並べて相手のシグニを踏む。基本的にサーバントもガシガシ並べていく。
    3T目に撃てるなら<アンシエントグルーヴ>を撃つ。

    4にグロウ。理想は<笹木><笹木>→<ザロウ>乗せる→<ザロウ>起動でシグニ回収。
    キー>効果で2面開け。残った1面を<ザロウ>の起動効果でバニッシュ。

    相手の攻撃を<キー>破棄で守る。
    次のターン残ったシグニの前には<アトラン>や<ファイトラ>や<コンパクト>で点数要求。

    とりあえずしっかりハンデスしながら3点要求を意識して、差を縮めるイメージをすれば問題無いと思います。

    6.まとめ
    如何だったでしょうか?
    記事を書いていたらいつのまにか世界大会の予選が開催されましたね。
    こちらの静凛デッキと似たような形のルリグは大会でも一定数見かけるかもしれないので、使う人も使われる可能性がある人も何かこの記事で得れるものがあったらな と思います。ご精読ありがとうございました。

自己紹介

    posted

    by 文明の利器

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    自己紹介
    初めまして「文明の利器」と申します!
    「新潟」で過疎化と戦いながらWIXOSSをやり続けてるいわゆるモチベ勢です!

    この度ご縁があり、こちらで書かせて頂くことになりました!

    応募したきっかけ
    とにかく地元のWIXOSS PARTYに人が増えて欲しい!

    現状は平均して1〜3人でにじさんじコラボで世間一般では盛りがってるものの地元ではサッパリ...一時期に比べればシングルを見に来たりパックを買って行く人も増えては居ますがWIXOSS PARTYに足を運んでくれる方が余りおらず難しい状況です。

    私は今までWIXOSS PARTYを周りつつショップに今はコッチのフォーマットが良いですよ!やWIXOSS CEREMONYをやってくれませんか!と情報を提供して回ったり大会の開催をお願いしたりと出来る限りの事をして来ましたがやれる事はたかが知れていました...

    そこでタイミング良くブロガー募集を目にしこれだ!と思い応募した次第です!
    地元含めWIXOSSをもっと盛り上げていければと思っております!
    実績
    WIXOSS CEREMONY
    • 優勝:1回
    • 3位:1回
    • 4位:1回
    • ベスト8:多数
    だけです!
    今までのブロガーさんの中でダントツ経験の浅いプレイヤーだと思います。
    どういう人か?
    WIXOSS PARTYには基本行きます(週4程度)
    休みが合えば少し遠出して週5の時もあります。

    ...一部地域を覗いて基本1〜2人とビックウェーブに乗れてない状態なのでcongraturationはほぼ独占状態...?

    WIXOSS PARTYがない日も基本的に紙を触ってるので頭の中紙で出来てるんじゃないかって位の人間です。

    個人ブログも少し書いていたときもありました。

    使うデッキ
    なんでも使います!ちなみに好きなルリグはメルです!
    オールスター:イオナ/ミルルン/メル/あや/クズ子/レイラ
    キーセレクション:タウィル/カーニバル/ナナシ/にじさんじ
    現在はこんな感じの手持ちをしてます。
    キーセレクションは触った事が無いデッキが多々ありますがオールスターに関してはタウィル/ピルルク以外は全て触ったことがあると思います!
    キーセレクションもこれからどんどん触って行きたいと思ってます!

    どういう記事を書きたいか
    1番は地元「新潟」にWIXOSS人口が増えて貰えるようなものを書きたいと思いますがどうも漠然としたもので具体的にこう!という物が無いので色々な記事を書かせて頂く中で見つけて行きたいなと思います!

    継いでデッキレシピについても書いてみたいなと思います!
    次弾のアルフォウは全力で組むので是非とも!!(願望)

    最後に
    毎月2回程セレモニーに参加してるのですが毎回トナメに上がって1回戦で負けてしまう病気にかかってるのでなんとか治して優勝レシピとかを紹介出来たらと思います!

    これからの活躍に乞うご期待!

    ご意見等ございましたらこちらまで(@mukai1205)
    ※HNが違うと思いますが普段はTwitterのHNを利用して大会に参加してます!

    それではまた次回の記事でお会いしましょう。


もっとざっくり分かるデッキの組み方講座

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    by からばこ

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    もっとざっくり分かるデッキの組み方講座
    はいこんにちは、からばこです。今回は「もっとざっくり分かるデッキの組み方講座」です。
    以前「ざっくり分かるデッキの組み方講座」という記事を執筆させていただきましたが、今回は「もっと」ということで、さらに簡単にわかりやすく、デッキ作りについてお伝えします。
    「デッキの『コンセプト』って何?」とか「ルリグの強みがわからない」とか、そもそも「ウィクロスのデッキって何?」というところまで、初めてデッキを作るあなたをお助けします。にじさんじでウィクロスを始めた方や、「555円デッキや構築済みデッキを改造します!」という方など、超初心者向けに丁寧丁寧丁寧にお伝えします。お好きなデッキや組みたいルリグを手元にご用意のうえ、または頭に思い浮かべながら、ゆっくり読んでみてください。さあ、デッキを組もう!

    デッキ作りの3ステップ!
    デッキを組む前に、ウィクロスのデッキについて復習しましょう。
    デッキ構築のルールや、バトルにおける基本的なところからおさらいします。「超基本」「基本」「応用」の3ステップに分けましょう。
    【超基本】
    • 「メインデッキ40枚」と「ルリグデッキ10枚」を使って戦う
    • ライフバーストと非ライフバーストは20枚ずつ
    • 同名カードは4枚まで
    • ルリグアタックを止めるために「サーバント」が必要
    • ルリグのレベルより大きいシグニは場に出せず、ルリグの「リミット」を守る必要がある
    • 「限定条件」を満たさないシグニは場に出せない
    【基本】
    • グロウコストやアーツのコストのために「エナの色」を気にしておきたい
    • "キー"カードや「コイン技」のための「コイン」の枚数を考えなければいけない
    • 事故(序盤に高レベルのシグニばかり引いて場に出せない)は避けたい
    【応用】
    • デッキの「動き」「コンセプト」を決める
    • その動きができるカードを見つける

    という3ステップになります。
    デッキを組むにあたっては、この「超基本」「基本」「応用」を考えながら、カードを選んでいきます。「『超基本』を満たしたから『基本』」というように、「下から上」「上から下」という順番に満たしていくのではなく、どれもこれもごちゃまぜに考えていきます。
    デッキ作りはほとんどの場合、「このルリグを使いたい!」か「こういうコンセプト(例:序盤からガンガン攻めたい!)のデッキを使いたい!」というようなところからスタートします。「構築済みデッキを買った」とか「パックから出てきた」とか、そういう理由もありです。コンセプトを決めて、構築のルールやセオリーに沿って、カードを選んでいく、という具合ですね。

    要するに、デッキを組むということは、「こんなデッキを作りたい!」「こんなバトルがしたい!」という「やりたいこと=コンセプト」を決めて、そこから3ステップを踏みつつ、50枚のカードを選んでいく、という作業になります。

    ......難しいそうですか?そりゃそうですよね。ウィクロスにはたくさんのカードがあるので、どれをどんな枚数入れていけばいいのかわからなくなりますよね。
    でも大丈夫です。例を挙げつつデッキの作り方を紹介していきますので、自分の好きなルリグに置きかえながら、ご覧下さい。

    コンセプトを決めてみよう!
    今回は、最近の記事で紹介した「ナナシ」のデッキをご紹介します。こちらの記事もありますので、まずはぱらっとお目通しください。(アンリアリスティック新弾インタビュー!【ナナシ編】
    デッキを組んだ理由は「新聞部だから」です。すごくざっくりしていますよね。こんな理由でいいです。「そのカードが当たったから」とかでもいいです。きっかけは何でもいいんだ。
    そのあと、デッキのコンセプトを調べてみましょう。タカラトミー公式ホームページなどを見ていくと、ナナシは「ライズ戦術」で戦うようですね。シグニの上に乗せて出す「ライズシグニ」を武器に戦っていくとのことです。
    はい、コンセプトが決まりました。「ナナシはライズで戦う」です。
    キーセレクションの場合、ルリグごとのコンセプトがはっきり決まっているので、最初はそれに沿っておくのが簡単です。ウィクロスに慣れて知識が増えてくれば、オリジナルのコンセプトを決められるようになるので、ご安心ください。

    それではカードを用意します。構築済みデッキ「ブラックナナシ」と、拡張パック「アンリアリスティック」から、黒のウェポンのカードたちを買ってきました。
    カードを見ながら、「このカードを使ってみたいな」とか「このカードは保留かな」とか、色々考えてみましょう。考える基準が、先ほど決めた「コンセプト」になります。「そのコンセプトに沿っているかどうか」で、カードを選んでいきます。
    ナナシの場合「ライズで戦う」ですね。「強いライズシグニ」はもちろんのこと、「ライズをサポートするカード」も入れたら強くなる気がしませんか?ざっくざっくと選んでいきます。ナナシに限らず他のルリグでも、「コンセプトに沿ったカード」「それをサポートするカード」を選んでいきましょう。

    枚数は「強そうだったらとりあえず4枚」からスタートしましょう。「強いカードは4」という言葉は、自分の周りでは常に掲げられてきた標語です。
    理由はあとでで大丈夫。とりあえず、覚えておいてください。

    カードを詰め込もう
    それではカードを選んでいきます。まずはメインデッキから。
    「強いライズ」である<ゼロイゴナ>を4枚。「強いライズその2」である<ザロウ>を4枚。「ライズがあれば強そう」な<B・オブザデッド>は、とりあえず2枚にしておきましょう。<トート>は<ゼロイゴナ>と効果が似ているので、今回は見送り。まずは10枚です。

    ここで「3ステップ」の超基本、基本に戻ります。「ルリグのレベル以下のシグニは場に出せない」「事故は避けたい」がありましたよね?
    よほど特別なデッキでなければ、レベル4シグニを入れすぎると、序盤に出すべきレベル1や2のシグニが引けません。シグニゾーンを埋められず、相手の攻撃を受けすぎて負けてしまう、「いまひとつなデッキ」になってしまいます。
    ライズをもうちょっと欲張りたかったのですが、今回は10枚で我慢しましょう。適切な枚数は、サーチやドローカードなどによって変わってきます。

    そのあとはレベル3以下のシグニを選んでいくわけですが、ここでナナシデッキ特有の問題が起こりました。「ライズシグニで戦うデッキなのに、レベル3以下にライズシグニがいない問題」です。
    下級はライズに関するカードばかりで、ライズが出せるレベル4以降でなければ効果を発揮できません。できればレベル2~3から、相手のライフクロスを攻めたかったのですが......。該当するカードが<デマギア>くらいしかいませんでした。
    とりあえず<デマギア>を4枚加えて、14枚でストップです。
    その1.jpg(スリーブの有無は気にしないでいただければ......!)
    コンセプトを深掘りしよう
    デッキコンセプトを決めて、そのまま40枚決まることはあまりありません。大抵壁にぶつかります。
    そういう時は、「3ステップ」に戻りましょう。ウィクロスは「メインデッキ40枚とルリグデッキ10枚を使って戦う」ゲームですので、メインデッキで何ともならなければ、ルリグデッキに頼ります。

    「序盤にメインデッキで攻められない→ルリグデッキで相手のシグニをバニッシュしたい」

    はい、<真ユヅキキー>ですね。これで序盤に攻めることができるようになりました。
    デッキコンセプトも、「レベル2か3で<真ユヅキキー>を使って相手のシグニをバニッシュし、レベル4以降はライズで戦うデッキ」に変わりました。変わったというよりは、深掘りされたといえましょう。

    ここで「3ステップ」です。<真ユヅキキー>をフルパワーで発動するには、3コインが必要です。
    レベル2で発動する事も考えると、レベル2までにコインは3枚欲しいですね。ナナシのルリグカードも、そうできるように選びましょう。<レベル0>で2枚、<レベル1>で1枚、<レベル2>は「コインを消費しない」です。<4ナナシ>のコイン技「ブラインド」も使いたいので、<レベル3>でもコインを獲得することになり、自然と決まります。
    はい、ルリグデッキが6枚固まりました。ルリグデッキのアーツや"キー"カードが決まると、デッキ作りがぐっと進みます。メインデッキに戻りましょう。
    その2.jpg(<真ユヅキキー>大好きです)
    真ユヅキキー>の採用が決まったことで、「"キー"カードでバニッシュするのだから、アタックするシグニは何でもいい。だから下級シグニは、ライズシグニをサポートするカードで固めていい」と考えられるようになります。これも、コンセプトの深掘りによるものです。
    ライズシグニをサポートするシグニとして、<アルベル>を4枚入れちゃいましょう。あとは環境に多いウリスに強い、バニラシグニである<トンコウ>も4枚です。後半はライズの下敷きになるので、効果がなくてもきっと大丈夫でしょう。
    その3.jpg(下級シグニが入ってくるとデッキらしくなってきますよね)
    ここまできたら結構簡単です。必要なカードがある程度揃ってきたので、サーバントを入れましょう。レベルやLBの有無は後ででいいので、8~9枠くらい確保しておいてください。
    すると、メインデッキの残りの枠が決まります。あと10枚くらいカードが入れられるので、シグニのレベルのバランスなどを見ながら、残りのカードを調整していきます。

    とりあえず完成
    レベル2やレベル3のシグニが少なく見えたので、そのあたりのレベル帯のカードを入れたいところです。色々見ていると、「自身の下にカードがあれば(下敷きがあれば)パワーマイナスができるシグニ」や「下敷きを増やすシグニ」などがありました。
    序盤の攻めは<真ユヅキキー>でいいことや、自分の中に「1枚で仕事をしないカードは、序盤ではイマイチ活躍しない」という考え方があるので、レベル2~3のシグニも全て、ライズサポートで固めることにしました。デッキを作る時は、自分の中の「こだわり」を大切にしながら組むと、気持ちよく使えるデッキが完成します。

    色々見ていると、<オウイ><ゲンダ><アルマデ>あたりが、ライズのサポートにつながりそうでした。
    枚数は何となく入れてみます。レベル2が全然いなかったので<アルマデ>を4枚、他は2枚や1枚と、ぽいぽいと放り込みました。「どうせ<ザロウ>で拾えるしなあ」という考えによるものですし、細かい枚数は実戦を通して調整するので、今は適当で大丈夫です。
    最後に、ライフバーストのルールを守りながら、サーバントを調整します。<炎真爛漫>対策で、ある程度レベルを散らすのを忘れずに。<チアハナレキー>のこともあり、サーバントのパワーにも気を配らないといけないのですが、今は割愛します。

    はい、完成です!!
    完成したら、40枚を並べて、ぼんやり眺めてみます。
    その4.jpg(なんとなーくレベル4が多い気がする)
    「うーん、<ザロウ>多くない?」と思いました。
    確かに強力なシグニですが、素材にシグニが2枚必要なので、4枚もあると手札で腐ってしまいそうだなと、ふと心配になりました。
    とはいえ、「ライズ=主力ギミック」は8~9枚くらい欲しいなと考えているので、1枚を<トート>に変更してみます。追加で、いつでも<ザロウ>の素材になれる<マーリン>を1枚採用。レベル4が増えすぎたので、<B・オブザデッド>を減らしてみます。
    その5.jpg(<マーリン>活躍してくれるかな?)
    デッキを組んだ後は、このように全体を眺めて調整するとバランスが良くなります。
    「主力シグニはきちんと入っているか?」「レベル1~2シグニは少なすぎないか?」「サーバントの枚数は適切(7~9枚)か?」などに気を配りながら、眺めてみましょう。

    あとはルリグデッキですね。準限定アーツの<グリモワール・ブラスト>と、使い終わったキーを破棄する<ハッピー5>はすぐに採用が決まりました。余りのコイン1枚で発動するキーは......、バニッシュ耐性用に<ピルルクキー>で。残りのアーツは、ルリグ止めが欲しかったので<イノディ>になりました。
    本当は防御面数(シグニやルリグをルリグデッキで止められる回数)などを気にする必要があるんですが、試運転ということなので、気になったものを入れてみましょう。

    もう一度「3ステップ」
    デッキが完成したので、3ステップに戻りましょう。
    完成したデッキが、ステップの内容を満たしているかチェックです。
    【超基本(抜粋)】
    • ルリグアタックを止めるために「サーバント」が必要
    →8枚あれば大丈夫!<ザロウ>でも拾えるから、7枚でもいい?
    【基本】
    • グロウコストやアーツのコストのために「エナの色」を気にしておきたい
    →全部黒なので問題なし!
    • "キー"カードや「コイン技」のための「コイン」の枚数を考えなければいけない
    →<真ユヅキキー>で3枚、<ピルルクキー>で1枚、「ブラインド」で1枚!
    • 事故(序盤に高レベルのシグニばかり引いて場に出せない)は避けたい
    →レベル1は12枚、レベル2は6枚。ちょっと心配......。
    【応用】
    • デッキの「動き」「コンセプト」を決める
    →ライズで戦う!
    • その動きができるカードを見つける
    →主力の<ゼロイゴナ>が4枚!<ザロウ><トート>も合わせて4枚!サポートもたっぷり!


    大丈夫そうですね。「事故が心配」という課題が残っていますが、バトルの中で確かめてみます。
    あとはひたすら実戦あるのみ。「デッキを組む→対戦する→デッキを改造する」を繰り返し、自分に合ったデッキを作り上げてくださいね!
    デッキの調整については、「ざっくりわかる」の終わりの方に詳しく書いていますので、こちらもぜひご参考にしてください。

    ちなみにその後このデッキは、大きく方向性を変えています。
    「ナナシの強みはダブルクラッシュを擁したライズだから、<トート>必須だよね」という意見を耳にしたので、<トート><キョウリ>を増やしています。
    また、<オウイ><コウテ>などの枚数を調整し、<ゴエティア><センジ>を下級に置いています。<B・オブザデッド><マーリン>は抜けました。
    この改良が吉と出るか凶とでるかはわかりません。色々試しながら、しっくりくるデッキを探しているところです。あまり堅く考えすぎずに、「これはどうだろ?」くらいのテンションでいじっていきましょう。それくらいが楽しいですよ。

    まとめ
    いかがでしたでしょうか。自分がデッキを組む時に心がけていることを、もっとざっくり説明してみました。ナナシを例に挙げましたが、他のルリグに応用してみてくださいね。「コンセプトを決めて、それを満たすカードを入れて、調整!」です。難しく考えないのがコツです。
    デッキの組み方は人それぞれ。1からオリジナルで作る人もいれば、入賞デッキをコピーしてチューニングしていく人もいて、正解はありません。自分にとって「これでよし!」というものが組み上がれば、それで大丈夫だと思います。
    私は1から組むのが苦手なので、入賞デッキをコピーして、そこから経験を積んでいくタイプです。なので今回のように新しいデッキを組むのは、結構苦労したりします。それでもやはり、自分にとっていいデッキができたときは、やはり嬉しいものです。カードゲームの醍醐味ですね。


    ではまた、次回の更新でお会いしましょう!
    いよいよ世界大会予選ということで......、みなさん頑張りましょう!

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