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ウィクロスパーティーに出よう!

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    by からばこ

    wxp.jpg
    ウィクロスパーティーに出よう!
    はいこんにちは、からばこです。
    今回は「ウィクロスパーティーに出よう!」と題し、店舗大会「ウィクロスパーティー」の内容や流れなどについてご紹介します。2019年8月に書いた「ウィクロスの世界にレッツゴー!」の最新版です。

    ディーヴァセレクションの開始や新アニメ放送などの影響で、ここ最近新しくウィクロスを始めた方が増えて参りました。そういった方の中には、「ウィクロスパーティーってどんな感じなんだろう」「ガチな雰囲気なのかな......」と不安に思う方もいらっしゃると思います。今回の記事では、大会の流れや特徴、マナーや楽しみ方などを徹底的に紹介します。

    「レッツゴー」の後編と重複する内容も多く、本来はそれを読んでいただければ済む話です。ですが新型コロナウイルスの影響で大会のシーンが大きく変わり、そのままではNGな内容もあったため、今回リメイクさせていただきました。内容が重なることもありますが、改めてご紹介させていただきます。
    これさえ読めばスムーズに、ウィクロスパーティーを楽しめること間違いなし!それではレッツゴー!

    おことわり
    今回紹介する内容はあくまで「一例」であり、筆者の経験に則ったものが多く含まれています。
    ウィクロスパーティーの流れはもちろん、カードの宣言やシャッフル、時間の使い方に対する考え方などは、店舗様やプレイヤー間において異なることが多々あります。「自分のところでは違う」「そうはならない」と引っかかる内容もあるかもしれませんが、どうぞご理解ください。
    実際の場では、対戦相手とのコミュニケーションや、店舗でのルールやマナーに沿って、バトルやウィクロスをお楽しみいただければ幸いです。

    また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う事象は、社会情勢によって都度変化することが多々ございます。
    大会参加の際は開催店舗様などの指示に従ったうえで、参加される皆様でのご理解やご判断をよろしくお願いします。

    あくまで一例は一例であり、当然例外がございます。
    読者の皆様におかれましては、何卒ご理解いただいたうえで本記事をお楽しみください。よろしくお願い申し上げます。

    「店舗大会」ではないよ
    多くの方が「大会」「店舗大会」と言っているウィクロスパーティーですが、厳密に言えば大会ではございません。
    公式ホームページを見ると「カジュアルバトルを楽しみたい方だけでなく、バトルの腕を磨きたい方も楽しめるイベント」「ファン同士の対戦・交流を目的としたカジュアル店舗イベント」とあります。賞品が出たり、勝敗や優勝者は決まりますが、ウィクロスパーティーは「交流会」「ウィクロスの仲間が楽しむイベント」です。

    なので「トップディーヴァにコテンパンにされるのでは......?」という心配はご無用です。
    私も長くウィクロスパーティーに出ていますが、毎回楽しい時間を過ごしています。初めてのお店に行っても和気あいあいとされていて、温かく迎え入れてくださることがほとんど。安心してお店に行きましょう。
    といっても強いプレイヤーはいらっしゃいますし、全敗してしょんぼりすることもあります。勝ち負けを決めるゲームなのでそこは仕方なしです。「そういう日もあるよ」と思うのがオススメです。私もよく全敗してますし......。

    ウィクロスパーティーで何をするの?
    「大会ではない」と書きましたが、ウィクロスパーティーはカードショップで行われる「店舗大会」です。この記事でもこの表現を使います。もっと正確に言えば、「参加者とウィクロスの対戦を行うイベント」です。
    多くの場合、全勝者が1人になるまで対戦を繰り返し、優勝者には特別なカードパック(コングラッチュレーションズパック)が渡されます。参加賞や、優勝者と同じ賞品が手に入るかもしれないお楽しみ抽選会もあります。
    参加人数にもよりますが、1回のウィクロスパーティーで2〜4試合が行われます。楽しいバトルあり、真剣勝負ありの、ウィクロスプレイヤーの社交場。全国のカードショップなどで、だいたい週1回や2週間に1回の頻度で行われています。初めての大会参加にはうってつけです。
    日程やフォーマットなどはウィクロス公式ホームページや、店舗のツイッターなどで確認できます。特にフォーマットはうっかりしがちなので、間違えないように要注意。自分が好きなフォーマットに参加しましょう。

    準備と開催までの流れ
    必須の持ち物は「デッキ一式、参加費、ボールペン」です。加えて「プレイマット」ですね。

    店舗にもよりますが、15分前〜開始時間ごろから参加受付が始まります。その辺りに到着するようにしましょう。
    レジや大会受付カウンターなど所定の場所で、参加する旨を伝えてください。分からなかったらそれっぽい人の動きを真似すれば大丈夫です。
    ウィクロスセレモニーのような大規模大会になると、事前の受付が必要になる場合がほとんど。店舗様のツイッターや「イザジン」などをチェックしておきましょう。ここでは割愛します。

    多くの場合は大会受付の際に参加費を払い、スコアシートにハンドルネーム(自分の名前)を記載することになります。
    皆様の名前を書きましょう。私で言うところの「からばこ」ですね。
    01:スコアシート.jpg
    (前回の記事にも載せたスコアシート。こんな感じのものが配られます)

    昨今は店舗ごとに、「検温」「消毒」「個人情報の確認」「マスク必須」「COCOAのインストールの確認」などなど、感染症予防についてのルールがございます。入店時や受付時など都度求められることがありますので、店舗や店員さんの指示に従ってください。
    また、熱っぽかったり体調が悪かったりする場合は、大会への参加は控えましょう。社会通念から各自ご判断ください。

    受付を済ませたら、大会開始まで店内で待ちましょう。時間になったら所定のテーブル周辺に集まるようアナウンスがされますので、そちらに向かってください。
    大会進行の店員さんが1回戦の組み合わせを発表します。ハンドルネームを呼びながらスコアシートを机においたり、店内のディスプレイにハンドルネームと席の番号を表示したりなど、形式は色々。
    正面に座った人が1回戦の対戦相手です。「よろしくお願いします」と挨拶し、対戦の準備をしましょう。

    ゲームの準備とシャッフル
    ウィクロスパーティーでは1試合の制限時間が設けられているので、全ての席で同時にゲームを始めます。席に座ってすぐに「オープン!」ではありません。全てのテーブルで対戦の準備ができるまで待ちます。
    対戦の準備といってもシンプルです。
    1. お互いのデッキをシャッフルする
    2. 手札を引き、先攻・後攻を決める
    3. 手札を引き直す(マリガン)
    4. ライフクロスを並べる
    です。一つずつ丁寧にしていきましょう。

    1.お互いのデッキをシャッフル
    デッキはお互いにシャッフルします。トランプでやっているようなあれで、要するにカードを混ぜます。
    カードゲームのシャッフルには、「自分のデッキをシャッフルした後は、相手にデッキをシャッフルしてもらう」というルール(マナー?)があります。試合前に限らず、試合中にデッキを混ぜる際も同様です。自分→相手の順に行うのは、「シャッフルの時に好きなカードを上に置いてませんよ」「デッキの中身を自分の有利なようにしていませんよ」ということを、お互いに明確にするため、だと思われます。他にもいろいろな説がありますが、要するに「正々堂々バトルしましょう!」ということをはっきりさせることが目的です。

    といっても感染症予防の観点から、「相手の持ち物には触らない」ということが多いです。
    店舗にもよりますがテーブルにはパーテーションが置かれていて、アクリルパネル越しのバトルとなることがほとんど。
    ですので最近のシャッフルは、以下の手順が行われることが多いです。
    1. 自分のデッキをシャッフルする
    2. シャッフルしたデッキを3つの山(かたまり)に分け、並べる
    3. 「左から右に」「真ん中、左、右」など、相手に重ねる順番を決めてもらい、その順番に重ねて1つのデッキにする
    4. 相手に枚数を指定してもらい、デッキの上からその枚数分、デッキの一番下に戻す
    4は略されることもありますが、「自分でシャッフルした後、3つに分けて相手に指定してもらう」がほとんどです。
    対戦前に加え、対戦中のデッキシャッフルもこの手順で行います。詳細な手順について店舗側から指示がある場合もありますので、それに従ってください。お互いに良いのであれば、試合中は3も省略することもあります。そこは相手と決めましょう。

    2.手札を引き、先攻・後攻を決める
    シャッフルが終わったら5枚引いて、先攻・後攻を決めます。ウィクロスでは、「じゃんけんなどで勝ったプレイヤーが必ず先攻」です。「勝ったけれど後攻を選びたい」ということはできません。(夢限-P-のFAQを参照しています)
    じゃんけん後に手札交換があるので、その間に先後を忘れないように気をつけましょう。私は後攻の時はアシストルリグの1人を横向きに倒して、忘れないようにしています。

    3.手札を引き直す
    引いた5枚の中から好きな枚数をデッキに戻し、その分引き直します。「マリガン」「引き直し」などといいます。
    好きな枚数をデッキに戻した後は、上記のシャッフルを行い、また引き直しましょう。

    4.ライフクロスを並べる
    ライフクロスを並べます。上から順番に7枚です。「強いバースト埋まってくれ!」と祈りを込めておきましょう。位置は「ルリグゾーンの下に横向き」です。
    コインカードやサイコロなど、カード以外に必要なものがあれば、お互いが見える位置に置いておきましょう。デッキケースや使わないカードは、カバンにしまっておいてください。
    02:対戦前.jpg
    (ここまでやっておけばOKです)
    これで完了です。全ての席で準備が終わったら、試合開始の合図とともに、バトル開始です。オープン!

    バトル中の色々
    それではバトルスタートです。「ドロー、チャージ、グロウ、メイン」と、覚えた通りにやりましょう。
    ここではウィクロスパーティーに初めて出る方や、ウィクロスを始めて日が浅い方が知っておきたいことをご紹介します。
    紹介するのはあくまで「私の経験」です。実際のバトルでは、対戦相手とコミュニケーションを取りながら、お互いが納得した形で進めてください。

    1.宣言はよりはっきり!
    「ドローします」「エナチャージして、グロウ」など、はっきり声を出して、相手に伝えましょう。
    カードを使うときも、例えば「<ハニエル>を出します。出現時にエナの<アークゲイン>を払って、3枚見ます。加えるのは<サーバント>です」とはきはき伝えましょう。エナの支払いや手札に加えるカードは相手の方を向けて、しっかり見せるのがグッドです。

    アタックフェイズに移行する際も、宣言が大切になります。
    ウィクロスではアタックフェイズ中に、相手がアシストルリグにグロウしたり、アーツを使うタイミングがあります。ですので「アタックフェイズに入ります。こちらは何もありません。何か(アーツやアシストルリグのグロウ)などありますか?」と伝えると、バトルがスムーズに進みます。
    メインフェイズでも、<END OF THE TURN>や<永遠不滅 きゅるきゅる〜ん>などカットイン系のピースもあります。「<グッド・ディグ>使います。何か(カットイン)ありますか?」と、都度確認すると良いでしょう。相手を待たずにドローしたりするのはNGです。

    対戦中はいつも以上に声を出しましょう。
    マスクあり、パーテーションありの対戦環境です。普段の声量では伝わらないこともあるでしょう。「腹の底から叫べ」とまでは言わずとも、しっかり、はっきり伝えるのがマナーです。言葉や声色、口調などはその時々で変わっていくかと思いますが、「はっきり伝える」ことを心がけたいですね。
    声だけでなく、手や指を使ったジェスチャーも有用な手段になります。<ピルルクxi>のゲーム1のレベル宣言の際は指で数字を作ったり、フェイズ移行の際は手のひらを向けたり、対象を取る際は指差しをしたりと、対戦環境に合わせたコミュニケーションを意識しましょう。

    私も常々心がけるようにしていますが、マスク越しなどではどうしても伝わらないこともあります。
    聞こえなかった場合は「もう一度お願いします」と、きちんと聞き返しましょう。「言った言わない」にならないよう、お互いに要注意ですね。

    カードゲームは、対戦相手とコミュニケーションを重ねて遊ぶツールです。
    以前に比べ不自由な環境ではありますが、せっかくの店舗イベント。声と体で乗り越えて楽しみましょう。
    (声を出すと結構喉が渇くので、ペットボトルの飲み物やのど飴があると便利です)

    2.相手のカードの確認の仕方
    カードの能力が分からなければ、「テキストいいですか?」「読んでいいですか?」と聞きましょう。能力を教えてくれたり、見せてもらえます。
    また、相手にトラッシュやエナゾーンを確認されることもあります。以前は「トラッシュ見せてもらっていいですか」と聞かれたら、相手にカードを渡して見てもらっていましたが、昨今ですとそれも難しくなっています。相手に「確認したい」と求められたら、分かるように広げましょう。
    例えば「公開領域にサーバント何枚見えてますか?」と聞かれたら、エナやトラッシュなどを自分で確認し、サーバント以外のカードも全て広げながら、「トラッシュに2枚、エナに1枚です」と答えるといいでしょう。トラッシュの枚数を聞かれたら5枚ごとに分けて「17枚です」と見せたり、でしょうか。

    RANDOM BAD><蒼黒GAIA>などのランダムハンデスの場合は、相手に裏向きに手札を出してもらって、「これとこれ」「左から2枚」などと選び、手札を捨てさせます。
    パーテーション越しで難しいところもありますが、うまくやっていきましょう。
    03:トラッシュ.jpg
    (対戦が進むとトラッシュがこうなりがち)
    3.時間の使い方
    ウィクロスパーティーには1試合に制限時間があり、だいたい25〜40分です。この時間を「自分と相手で(できるだけ半分に)分け合って」使ってバトルします。ですので、プレーや思考に過度に時間をかけるのはバッドマナーです。

    とはいえ慣れていないとどうしても時間はかかるもの。これは仕方がないことです。ですので、対戦前に「まだ始めたばかりで慣れていないので、ちょっと時間がかかったりします」と伝えておけば、ピリピリするようなことは減ると思います。
    自分のカードの能力やルール、デッキの動かし方はバトルの前にある程度覚えておいたり、アシストルリグのグロウするタイミングは事前に想定しておいたりするなど、プレイを速めるコツはいくつかあります。バトルを重ねるうちに慣れていくので、ぼちぼちで大丈夫です。

    もちろんこれは大会の色合いによって変わります。
    セレモニーやディーヴァグランプリといった競技性の濃い大会であれば、時間制限やプレイの速度についての意識は一層厳しくなります。意図的な遅いプレーは「遅延」とみなされ、大会規定でゲームロス(強制敗北)や失格になることもあります。
    ただ、どうしてもしっかり考えたい局面はあります。その時はきちんと相手に「考えます」と伝え、頭をフル回転させましょう。重要なシーンで「素早く、正確な」判断ができるのも、ウィクロスの実力のひとつです。私は今もできません。

    カードゲームにおいて「時間」はとてもナーバスで難しい問題です。
    大会規定に従うのは当然としても、ルールやマナー、モラルや通念、地域性など、さまざまな要素が複雑に絡み合っている部分です。他タイトルでも定期的に議論になる内容ですね。パーティーやセレモニーなどにプレイヤーとして参加する際は、頭の片隅にちょっとだけ、入れておいてください。
    逆に相手のプレーが速すぎて、何が起こっているのかわからなくかったら、「もうちょっとゆっくりお願いします」と伝えましょう。

    バトルが終わったら
    試合終了後はスコアシートに対戦結果を書き、受付や店員さんなど、所定の場所に提出しましょう。書き方や提出場所は店舗によって異なるので、対戦相手や周りの人に聞いてください。
    他の机が終わっていなければ、自分の席で待っていることがほとんど。対戦相手の人と話して、「感想戦」のように試合を振り返ったり、ウィクロスのことを聞いたりすることが多いです。そこも相手によりけりです。
    04:スコアシート02.jpg
    (1回戦では勝てたので勝ち点3です)
    全ての対戦が終わったら、次の対戦の組み合わせが発表されます。移動する前に「ありがとうございました」と伝えて、次のテーブルに向かいましょう。

    所定の回数を繰り返すと、優勝者が決まります。参加賞や景品の配布、お楽しみ抽選会などが終わったら、ウィクロスパーティーは終了です。
    デッキはうまく使えましたか?バトルは楽しめましたか?それでは、また来週!

    まとめ
    あれやこれやと偉そうに書きましたが、一番伝えたいのは「相手とコミュニケーションを重ねて、楽しくバトルしましょう」ということです。
    カードゲームは「対戦相手とのコミュニケーション」のうえに成り立つ遊びです。難しさもありますが、そこに楽しさや奥深さも間違いなくあります。

    ですので、カードゲーム初心者であることや、ウィクロスに慣れていないことを恥ずかしがらず、相手に伝えてみましょう。多くの方は「ようこそ!」と温かく迎え入れ、プレーやルールなどを手ほどきしながら、優しく対戦してくれるはずです。
    ぜひ、ウィクロスパーティーでお会いしましょう。お待ちしております。

    ではまた次回の更新で!
    この記事を出した後も、変わらず店舗での大会が開ける世の中でありますように。


    ちなみに「WIXOSSBOX」という、セレモニーで入賞したデッキがたくさん載ったサイトもあります。
    デッキを作ったり大会の対策にも役に立ちますので、そちらもご利用ください。私が運営しています。よろしゅう。

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【ディーヴァ】【デッキ紹介】デウス:ビースト【前編】

    posted

    by しみずき

    タイトルトップ.jpg
    【デッキ紹介】デウス:ビースト
    1.はじめに
    お久しぶりです。しみずきです。
    WELCOME BACK DIVA〜selector〜》リリースされましたね。
    推しである《花代》のセンタールリグが採用されると勘違いしていた為、肩透かしを食らったという情弱エピソードがあります。

    今回はディーヴァグランプリ参戦に際して使い始め、今やお気に入りのセンタールリグとなっている《デウス》デッキの最新版を紹介します。
    2.デウスへの見解
    本ブログで、ディーヴァセレクションの本格的なデッキ解説は今回が初になります。
    ですので、まずは《デウス》に対する僕の見解から紹介します。

    突然ですが《デウス》のセンタールリグ、<デウス・スリー>ってメッチャ強くないですか?
    個人的にはディーセレ界で最強のルリグだと思っています。

    その理由を僕なりに紐解いた結果、「ディーセレにおいて最もシグニを活かせるルリグ」だからという解釈に至りました。
    これに関して<デウス・スリー>の有する能力について順に解説します。

    1.ソウルによる除去の付与
    ディーセレというフォーマットのシグニ群は、徹底的に多様性を抑えられている印象を受けます。
    具体的には"アドも取って除去もできる"、"耐性もってて除去もできる"といった万能なシグニは一部を除いて存在しません。いたとしてもエナ効率が悪い場合が殆どです。

    その点、このデウスは全てのシグニに除去能力を付与することができます。
    その為、本来であればデッキのある程度の枠をアタッカー用のシグニに割かれるところを、好きに弄ることができます。
    そのおかげで多種多様のシグニが採用候補に挙がり、デッキの構築の自由度が非常に高くなっています。

    この点は《デウス》のデッキタイプが純粋《DXM》で組まれたものだけでなく、原子のシグニを採用しハンデスに寄せた《原子デウス》や、<聖天姫 エクシア>や<コードメイズ アントネスト>で盤面強度を増した《白デウス》などいろいろな構築の《デウス》が活躍していることからも伺えますね。

    また、除去のタイミングを選ばない点も非常に優秀です。
    グロウ時要求持ちルリグ(<遊月>や<ウムル>など)を引き合いに出してみましょう。
    先攻時は対戦相手のパワーラインも低い為、このターンは手持ちのシグニだけで軽く除去ができたなぁ......という試合はそこそこ発生すると思います。
    そのモニョリ感が無いのも、タイミングフリーのソウルによる除去の強みです。
    他にもトップデックで引いた札に応じて、必要なソウルを選択できるので無駄がありません。

    2.ゲーム1による任意のシグニ3枚回収
    ピース1枚をコストにする代わりに、ゲームに与える恩恵は非常に大きいです。
    ざっと書き出すとこんな感じ。
    • ゲームの再現性向上
    • ハンデス耐性
    • 複数枚のシグニを要求されるコンボの成立
    • 少数採用のシグニのピンポイントでの運用
    順に解説すると、3枚回収を行うことで、1ターン分は狙った盤面を作ることができます。
    中でも相手の盤面強度も上がり、要求が難しくなる3ターン目以降の盤面に対する最適盤面を組みやすくなります。
    この点は、総ゲームターン数が少なく、各ターンの出来栄えが勝敗に直結するディーセレクションにおいては非常に優秀です。

    次にハンデス耐性は言わずもがなです。
    選択肢を奪うことで此方のダメージレースを遅らせる目論見をご破算にできます。

    そして僕がメチャクチャ評価しているのが残りの2点です。

    僕自身のカードゲームの嗜好として、"ピンポイントのメタカード"や"条件は難しいけど必殺のコンボ"みたいな相手の意表を突く行為が大好きです。
    本来であれば再現性の面で諦めたりするのですが、埒外の回収効果をもつ《デウス》なら話は別。
    環境に刺さってるメタカードやコンボをデッキのバランスを大きく損なう事無く搭載できてしまいます。

    このようにシグニ本来の良さを徹底的に活かす姿はディーセレ界の司 英二(食劇のソ○マ)と言っても過言ではありません。
    第1席なのも納得ですね。

    唯一の欠点は環境最強防御の<デウスシールド>が使えない位です。
    3.環境考察
    次にデッキを考える上で意識した点をまとめてみました。大きく分けて3つになります。
    長きに渡ってディーセレを遊んでいる皆様には当たり前の内容ばかりですが、しばしお付き合いください。
    1.流行りのデッキ
    WELCOME BACK DIVA〜selector〜》発売後の環境は以下のデッキが台頭している印象です。
    僕が知らないだけで他にもありかもしれませんがご容赦下さい。

    ◎耐久デッキ
    奏月の巫女 タマヨリヒメ>の盤面強度マシマシルリパンデッキ
    ◎ハンデスデッキ
    《原子デウス》、<コード・ピルルク・xi
    ◎速攻・ビートデッキ
    《純エクス》、《純デウス》
    これ等のデッキと対等以上に渡り合える様なデッキにしたいところです。

    2.パワーライン
    ディーヴァセレクションにおいてデッキに搭載できる防御面数は基本的に"4"前後です。
    これは、どのルリグをセンターにおいても無理なく準備できる数字でもあります。
    その為、デッキとしての防御性能の差別化のカギはシグニが握っています。

    シグニの持つテキストの中で最もシンプルにゲームに影響するのがパワーラインです。
    僕が現環境で重要になってくると考えているパワーラインは以下の3つ。

    ◎5000超え
    ディーセレ除去界の2大巨頭<紅将 ランスロット><紅魔 ヘラ>の除去ラインです。
    その為、このパワーラインを超える事により、赤入りデッキの序盤の攻めを抑えられる可能性が出てきます。

    また、ほぼ全ての点要求可能なレベル2シグニはパワー5000以下に設定されています。
    凶将 カエサル><羅星 カリーナ><羅原 BP>など。
    その為、"レベル2シグニで点要求する"="レベル2シグニに点要求される"というジレンマが発生します。
    この辺は開発の絶妙なバランス調整が伺えますね。

    ◎8000超え
    《NoLimit》以外が使用する<轟音の炎球>のバニッシュラインです。
    このラインを超えることで、基本的にレベル2以下の攻防においてメインデッキでの除去を受けなくなります。

    小装 イペタム><幻竜 クエレペ>などのレベル1除去持ちLBがバニッシュできるラインです。
    環境で見かける《エクス》での採用率の高い<コードライド カモツ>もこのラインです。
    このパワーラインを超えることで、これ等のLBが発動した際に被害を受けにくくなります。

    ◎12000超え
    など他にもありそうですが、ゲームへの影響度が高いのはこのあたりでしょうか。

    このラインを超える恩恵の具体例としては以下の通り。
    ここは意識されることが多いパワーラインだと思います。

    攻撃的/防御的なデッキを考えるにしても、この辺のラインを意識する/しないでは、ゲームを通してのダメージレースで1〜2点位の差がついてくると思います。

    3.疑似防御シグニ
    防御面数が少ないこのフォーマットにおいて、シグニが1点分でも防御に貢献してくればお祭り騒ぎです。
    その為、盤面強度重視のデッキでは防御に貢献してくれるシグニを多面展開することで無理やり機能させてくる訳です。
    それこそルリグ自身がダメージソースとなれる<奏月の巫女 タマヨリヒメ>は、シグニによる要求を捨ててでも、盤面をガチガチにしてきます。
    相手の要求を遅らせて足を引っ張ることで、自分のキルターンまで引きずり込んでいる訳です。

    ちょっと脱線しましたが、疑似防御になり得るシグニの代表例は以下の4系統。
    これも簡単に特徴をおさらいしましょう。

    ◎除去耐性持ち ex.羅原姫 H2O / 羅植姫 ラベンダー / 凶天姫 ヴァルキリー
    • 基本的に相手のメインフェイズの除去には強い
    • 相手ターン中のみ/パワーマイナスで貫通など、穴がそれぞれ存在
    • だいたい《アサシン》で貫通
    ◎シャドウ ex.聖天姫 アークゲイン
    • 基本的に相手のターンのみ
    • 防御アシストやLBによる除去に弱い。
    • やっぱり《アサシン》で貫通
    ◎聖天姫 エクシア
    • 環境最強オンリーワン置き防御
    • 防御アシストやLBによる除去に弱いが生き残れば非常に厄介
    • 除去に反応して確実に1面防御になれる。
    • しかし《アサシン》で貫通
    ◎放置すると防御に ex.聖魔 サキュ コードメイズ アントネスト 幻水姫 シィラ
    • 普通にメインフェイズ除去に弱い
    • エクシア>と組み合わせることで真価を発揮
    • 《アサシン》に強い


    この中で注目したいのが、<聖天姫 エクシア>と放置すると防御系シグニの組み合わせです。
    エクシア>の弱点となる《アサシン》を<聖魔 サキュ>等がカバーしてくれます。
    この為、相手の防御アシストやLBによって盤面が除去されない限りには確実に1面分の防御として機能します。
    また、現在は"除去できる1面防御"+"除去できない多面防御"というアシスト構成が流行しています。
    ですので、上記の盤面を2ターン以上キープできれば、それ以降は継続的に防御面数を稼いでくれます。

    ディーセレクションにおける点数要求は決して安くないですし、これらの要求を超えた上に相手の防御アシストが構えています。
    またこの手のデッキは<イノセント・ワンピース>によって防御手段をかさ増ししていることもあり、舐めて掛かるとガッツリ時間を稼がれてしまいます。

    この点もデッキ構築をする上で意識したい点ですね。

    後半に続きます。

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