Triad Primus デッキ紹介[第4回] | ヴァイスシュヴァルツ | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

Triad Primus デッキ紹介[第4回] | ヴァイスシュヴァルツ

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Triad Primus デッキ紹介[第4回]

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by K

Triad Primus デッキ紹介 目次

前回の『具体的な使い方』はこちら

今回は、各デッキとの戦い方について解説します。
・各デッキに対して
TPは基本的に、あまり相手のデッキによってやる事を変えるデッキではありません。対応出来ないのが弱いというよりは、どのデッキに対しても自分を貫ける素質がTPの強さだと思います。今回は、マッチング率の高いミラーと、<羽川>を軸とした<真宵>選抜化物語とのマッチングについて書こうと思います。
ミラー
環境トップであるTPにとって、ミラーは一つの課題です。プレイング以上に配置依存が高いマッチングですが、有利に運ぶために気をつけていることをあげていきます。

まず選抜による違いですが、<オカケン>選抜とのマッチングは、<Pos凛>があるこちらが圧倒的に有利です。後列さえ揃えば詰めの段階でかなりのアドバンテージがあるので、なんとか後列を揃えることを意識します。向こうの詰めは点を刻むものが多いため、3-0から負けることはあまりないでしょう。序盤こそ向こうの方が動きやすいですが、もともと序盤の動きやすさは軽視しているデッキなので、あまり変わりません。あとはPos凛ミラーと同じです。
対<小梅>選抜は正直わかりません。対小梅選抜というより小梅選抜というデッキを僕は未だに理解出来ていません。なのでここでは割愛します。
Pos凛>選抜ミラーとなれば、必然的に40~45枚程度は同じようなマッチングになります。基本的には先後の差や配置依存が非常に大きいマッチングなので、まずはそれを受け入れるところからだと思います。プレイングの介在するスキは物語ミラーに比べて少ないですが、なんとか糸口をつかむ、といった戦いになります。
まずは先後。先攻が有利です。圧倒的と言うほどではなく、配置次第で巻き返せるチャンスが多いですが、やはり先攻というだけでかなり違うのも事実です。
一つは、単純に上から引いて後列を揃えたいデッキ同士の戦いであるということが挙げられます。お互いに素引きして揃えたい以上、先に引ける先攻が有利になりがちです。ただし必ず引ける訳では無いので、あくまで確率的に、といった程度です。
二つ目は、<移動楓>の存在です。先攻移動楓によるアドバンテージが大きすぎます。これを処理しつつ逆に移動楓で返すのはかなり難しいのがその原因です。このレシピならば一応、<みりあ>+移動楓で解決するので、みりあが引ければかなり軽減できます。
RPower of Smile 凛
相手も同じプレイをするかはわかりませんが、基本的には序盤から<集中>をお互いにひねるゲームになると思います。ここでより早く、より数多くヒットした方が有利になります。後攻でも初めの集中が2ヒットすればもう先後入れ替え以上のアドバンテージだと思います。逆に先攻2ヒットは、覆り難い差を産んでしまいます。
後列がお互い揃ってしまえば、あとはリソースの投げ合いです。特にダイレクト枠を貰える<助太刀>はかなり強力なリソースです。ここまでハンド枚数にこだわるミラーもあまりないと思いますが、1のアタッカーや助太刀など、リソースが正義になりやすいのがミラーです。とにかくやれることは限られているので、やることやってリソースを投げ合うだけです。
レベル2以降はリソース差を叩きつける手段として、前列に置く<木山>がとても大事になってきます。パンプ値がとても高いため、一気にリソースを削れる可能性が高い戦術です。<連動>がなくとも、1面サイドアタックになってしまったとしても、ぜひ登場させたいキャラです。
TP凛>は、助太刀があるなら端に、助太刀がないならば中央に置くのが基本になります。どのみちTP凛には踏まれてしまうので、助太刀で面を維持するならば端に配置したいところです。特に端2面にレベル3を配置した場合、<美夏>の存在からどうしても片方は帰って来ることが多くなります。
逆にこちらが踏む立場の場合、TP凛で中央の凛を踏むタイミングが出てきます。この時何も修正がない場合は同値になってしまうので、隣に<木山>か<集中>、<みりあ>や<島風改>などを配置し一方で踏みたいところです。
面取りについて重点的に書きましたが、ミラーは打点レースよりも面取りを優先した方が良いと思います。目先の打点はヒールで戻せるマッチングで、最後に強力な連パンがお互いを待っているわけです。しっかりとリソース差をつけられれば相手の<連パン>の成功率は下がり、こちらのキャンセル率も向上するので、やはり面取り勝負が1番大切なマッチングだと思います。

ダメージレースで注意することは、なるべく細かい打点で刻み、確実にクロックを進めることです。面で有利になるとダイレクト枠が出来て打点が大きくなりがちですが、そのまま高いソウルでアタックし続けるのは危険です。ダメージキャンセルと<集中>によって巻き返すチャンスを与えてしまうので、確実にクロックを進めるようなソウルが理想です。。特に相手を確実にレベル3にあげておくことはかなり重要です。ヒールで戻されては逆転されることも増えてしまいます。優位にたっても勝ちとはまた違うので、より確実に優位を拡大するように動きましょう。逆に自分が劣勢な場合は、大きな打点でアタックすることが重要です。山が強いと言えど必ず止めるわけではありません。そもそもジリ貧の展開のままではPos凛でそのまま決められてしまうので、リスクの大きな動きが必要になります。泥試合に持ち込んでしまえば、Pos凛で逆転することが十分可能なので、なんとか紛れを作るようにします。

ミラーは<みりあ>の活躍の機会が多い反面、<響子>は活躍の機会が少なくなりがちなので、レベル置き場に置いてしまうことが多いです。試合通してみりあや<木山>をキープするよう意識し、常に相手よりも上からアタックしたいですね。
対物語
流行りの構築は<羽川>軸の<真宵>選抜なので、特にこの形に限って書こうと思います。全盛期の<中学生>の部分が<オカケン>になった構築を想定しています。

全盛期同様、マッチング的には物語側が有利です。打点が全く入らない山を作られ、真宵で逃げられるのが典型的な負けパターンです。連パンしても入らなければ意味がないという代表のようなデッキです。

ということでこの負けパターンから外れるように動くのが、対物語で意識する点です。中学生がいなくなったことにより大幅に弱体化した物語は、かなり配置依存の部分が多くなりました。本来の動きを押し付けつつ、理想通りの動きをさせないことが出来れば、十分勝てるマッチングです。

まずは先攻後攻。こちらもミラーと同じような評価です。先攻の方が有利なものの、後半の展開次第で十分逆転出来るくらいの差しかありません。

前半は、<3枚落下>に飛ばれたくないためクライマックスを打たないように意識する以外は、あまり特別なことはありません。強い動きをするために相手を意識せずにいつも通りの動きをします。TP本来の動きが出来なければ対策以前の問題になってしまうので、こちらのハンドが持つ範囲でストックを貯めて行きます。下手に苦手なスピードゲームを仕掛けても<オカケン>で対応されてしまうので、こちらは本来の動きを目指すわけです。
前半、特にレベル1は有利なレベル帯です。6500を3面並べられれば1面以上帰ってくる確率は非常に高く、割られたとしても<相殺>である事が多いレベル帯です。長くやりすぎると物語側に準備の時間を与えることになってしまいますが、上手くリソースを削れたりアドバンテージ差を広げることが出来れば優位に立てます。
逆にレベル2帯は1番不利なレベル帯です。端の<羽川>を確実に処理することは不可能なので、<>を連打されるとそのままゲームが終わって(詰んで)しまいます。こうならないように立ち回るのが大事になります。

このTP対物語のマッチングは、前期後期通して1番重要だったマッチングです。僕自身、今年はこれしかやってないと言っても過言ではないくらい打ちました。TP側が物語に勝つための手段は大きく分けて3種類だと感じました。

1番オーソドックスなのは、<美夏>を要求し続ける方法です。<羽川>を処理できない原因はひとえに美夏です。TP側は何をどうやっても美夏が解決しません。しかしだからといって放っておくと、中央しか取れないTPに対してストブしながら端2面取ってくる物語という構図になり、どんどん状況が悪化していきます。なので毎ターン美夏を消費させるのが有効になります。
美夏>の消費のさせ方は以下の3つです。

①<TP凛>で端の<羽川>をアタック
②<>で端の<羽川>をアタック
③<島風改>+<邂逅>でアタック

①は1番採りやすい方法です。しかし<美夏>で弾かれる程度の数字しかないので、山の強さ次第ではあまり有利にならない場合もあります。
②は<>の早出しに成功したターンしか採れない方法ですが、その分数字も高いので<美夏>の追加テキストまで使わせることが出来ます。パンチ数が減るので相手のクロックは進みづらくなります。なので相手の山が強く、どのみちキャンセルされそうな場面でアタックするのが効果的です。
③は必要なパーツこそ多いものの、ストック消費なしで<美夏>を消費させられる有効な手段です。<邂逅>はともかく<島風改>はこのために採用しているので、積極的に狙いたい組み合わせです。

こういった手段で常に<美夏>を要求していくのが重要になってきます。上手く美夏を補給できなかったタイミングが生まれれば、形勢が大きくこちらに傾くので、要求し続けることが大切です。


2つ目の手段は、向こうがレベル2で面取りしてくる点に着目し、レベル3のキャラを並べて応戦する方法です。と言ってもいったいなんのことやらといったところですが、要するにフロントアタックを諦め、サイドアタックを中心にダメージを与えていく方法です。物語ミラーでもしばしば見られるサイド合戦ですが、TP対物語でも現れます。
お互いに<>や<>を4枚ずつ採用しているため、サイドアタックばかりでも打点レースが動きやすいのが特徴です。しかしこのとき、盤面におけるレベルの差がとても大きな差を生みます。つまりTP側はクライマックスをはれればサイドアタックでも1点スタートなのに対して、物語側はサイドアタックが0点スタートなのが大きいわけです。物語側はフロントしたいところですが、端の凛の11500でさえ越えるのに一苦労な数字です。しかも細かい打点で刻まれるのは物語側の苦手とする展開なので、物語側に打開を要求出来るわけです。
美夏を要求していく一つ目の方法とは対照的な方法ですが、特に美夏を積極的に集めていることがわかるような展開では、かなり有効な手段となります。

1つめの方法にしろ2つめの方法にしろ、<Pos凛>はあまり重要ではなく、基本はヒールを集めていくことになります。Pos凛で決まるほど甘い山を晒してくれる相手ではないということは頭に入れておくべきです。
しかしながら、物語に対してPos凛を最大限に活かす方法もあります。それがこの3つめの方法です。
3つめの方法は、レベル3に早い段階で上がってしまうというものです。ほとんど採られる事がなく、配置依存になるので難しい方法ですが、実は物語に対して最も有効な手段です。
具体的には、<羽川>連動を打たれた返しにレベル3にあがれるような展開を目指します。わざとクロックをし続け、回復を早だしするのも我慢し、山を打点の通りやすい状態で返すことになります。まるで勝つ事を放棄したような戦術ですが、このマッチングで勝つためには最も有効な手段だと思います。
この戦術は、羽川連動の返しに安全に羽川をすべて処理出来る事が最大の利点となります。理想はPos凛で踏むことです。少ないストック消費で手札にヒールを揃えつつ、13000という<美夏>でも同値までのパワーでアタックすることにより、連動した返しという物語側が1番打点が入りやすいタイミングで、安全に上から3つ踏みつつ連パンも視野に入れられるので、物語側としてはかなりきつい展開になります。所詮1回連動しただけではストックは増えないので、2回目の連動を打つ前に処理されてしまうと非常に困るわけです。羽川を維持出来ない物語にとってはもう<真宵>で押し込むしかないのに、温存したヒールを握られているのが最悪です。先にリソースが尽きるのは物語側であることが多く、TP側が勝利しやすい展開です。
打点レースやそれまでのキャンセル、タイミングの問題など、かなり難易度の高い方法ですが、決まれば相性の差をひっくり返せる画期的な方法なので、頭に入れておくと良いかもしれません。


これら3つの手段が、このマッチングにおいてTP側が採れる数少ない有効な手段です。これらのうちどの手段で戦うかを展開を見て考えるのがこのマッチングだと思います。


展開に関わらず、<響子>のバーンはとても有利に働くことが多いマッチングです。細かい打点で刻まれるのは物語側の苦手な展開なので、早い段階で配置し、維持しつつ刻みたいところです。逆に<みりあ>はほとんど生きるタイミングがないので、ハンドに来てもすぐに切るようにしましょう。
・後列焼きに関して
TPは後列が揃っていなければ強さを発揮できないデッキなので、後列焼きが出来るタイトルは一つの課題になります。後列焼きを搭載しているデッキに対するプレイングについても触れておきます。 いくつか種類はありますが、その前にバウンスによる除去について少しだけ。バウンスに関しては、もう諦めるしかありません。アンタッチャブルを付けることは出来ないので、バウンスが来ることを計算に入れつつ戦いましょう。次のターンには配置し直せるので、長期的な痛手にはなりにくいと思います。

後列を焼くテキストは大きく2つに分けられます。即ち<集中>を焼くものと、<加蓮>まで焼けるものです。それぞれ全く性質が違うので、まずはより強力である加蓮焼きについて。

加蓮>はレベル1コスト1のキャラなので、これを焼くコストは決して軽くはなく、搭載しているデッキもそれほど多くありません。加蓮焼きへの対処法は、3コストアンコールが基本となります。登場に1コストかかる加蓮は、出し直すよりも3コストアンコールの方が軽い被害で済むことが多いです。そもそも加蓮を焼くために相手もコストを払っていることが多く、リソース差を考えても3コストアンコールが1番簡単な対処法となります。
さらに数は少なくなりますが、中にはアンコール出来ないような焼きも存在します。この場合は流石に代わりの加蓮を用意しておかないといけません。主に<集中>や加蓮の連動でサーチしておくことになります。とはいえ、そう何度も飛んでくるわけではないので、脅威にはなりにくいと思います。


遭遇率が高いのは、<集中>を焼いてくるタイトルです。レベル0コスト0である集中は、<加蓮>よりもかなり焼かれやすく、焼くコストも軽い傾向にあります。加蓮焼きと同じく3コストアンコールしていては、先にこちらが息切れしてしまいます。
集中焼きへの対処法はいくつか存在しますが、代わりの集中を用意しておくのが1番簡単な対処法です。出し直すのにコストはかからないので、代わりの集中を用意し続けるのは一つの有力な対処法です。
代わりの集中を用意するのではなく、そもそも1枚目を登場させない対処法もあります。集中出来ないのは残念ですが、登場させて集中をサーチしてまで焼かれる事をケアするくらいなら、最初から出さないでおくのも一つの手です。集中以外に焼かれて困るノーコストキャラはいないので、余裕ができるまではわざと温存しておくのも一つの対処法です。
また全く逆の対処法として、後列を加蓮2面にし、毎ターン集中を前列に登場させる開き直り方もあります。軽いコストで焼かれるくらいならいっそ前列で使い捨てる方法です。毎ターン集中を前列に配置する必要はあるものの、後列焼きを食らわなくなるメリットは意外と大きいです。<Triad Primus>を打てれば2枚サーチ出来るので代わりの集中も抱えやすいのが特徴です。また、<ウタイ>など一部の後列焼きは後列しか対象に取れないので、前列に置いておくことでメイン中にはパンプテキストを消されなくなるというメリットもあります。後列加蓮2面は、覚えていて損のないプレイングだと思います。


最後におまけとして、脅威の前列後列焼きについて書いておきます。まだ発売前ですが、とある科学の超電磁砲のパワーアップセットに収録されるカードは、なんと前列と後列を焼くテキストを持っています。これはTPの天敵となるテキストです。なにしろ後列焼きだけでもリソースを要求されるのに、帰ってくるはずのTP凛まで戦闘を介せず処理されてしまうので、一度焼かれたらかなりの苦戦を強いられることでしょう。
正直、現段階で既に諦めてる部分は多いです。特に2面連動による4面焼きを食らったらほぼ負けでしょう。集中の多段ヒットによる巻き返しをねらうしかなくなると思います。
一応ルールの話をしておくと、多面連動されても一度アンコールすれば、同じキャラはもう1度控え室にいくことはありません。大事なキャラを選んで3コストアンコールすることで、なんとか巻き返しを図りましょう。
今回はここまで
次回は明日『各不採用カードについて』に続きます。

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