先日ヴァイスを始めて日が浅い友人とこんな会話になりました。
友「デッキに何入れたらいいのかなぁ?」
私「やっぱり暁は枚数増やした方がいいんじゃない?あとは―」
友「アカツキ?ああ、4枚見るやつね。アカツキとかカイコウとかみんな言うけどわかんないんだよね...始めたばっかりだからさ」
私「......確かに!」
デッキ紹介の記事を書く時や、試合中相手にテキストを聞かれたときに何気なく使うことが多い俗称や略称ですが
分からない人も多いんじゃないか?
そもそも、実は分からないけど今更聞けないけど人もいるんじゃないか?
というか使っている私も語源よくわかっていないんじゃないか?
よし!!まとめて記事にしてみよう!!
ということで今回の記事を書くことにしました。
今回取り上げたものが全てではありませんが、目や耳にする事が多い言葉を中心にまとめました。
無理に使う必要はありませんが、知っていると便利だと思うので最後まで目を通していただけるとありがたいです。
前置きが長くなりましたが、早速いってみましょう!
目次
よく使われるカード、能力編
暁(あかつき)
【自】[手札を1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の山札を上から4枚まで見て、《艦娘》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、残りのカードを控え室に置く。
この互換や、《特徴》の部分が色になっていたりする能力、カードの総称。
<"夏祭りデート"西木野 真姫>、<渋谷 凛>等
レベルの違うキャラでも暁と同じ動きをするキャラは暁と呼ばれる事が多いです。
<"恋になりたいAQUARIUM"黒澤 ルビィ>、<"浴衣と花火"イリヤ>等
また、舞台から控室に行った時に暁の効果を発揮するカードは控え暁と呼ばれます。
<"いまが最高!"高坂 穂乃果>、<元気いっぱい チユリ>等
天城(あまぎ)
【自】[(1)] あなたのクライマックスがクライマックス置場に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の山札を上から4枚まで見て、《艦娘》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、残りのカードを控え室に置く。
この互換やクライマックスが置かれた時にコストを払い、山札を4枚まで見て指定のキャラを手札に加える能力自体をさします。
<"調子に乗るなぁ~!"ルチア>、<兄想いな妹 リーファ>等
オカケン
【自】[(1) あなたの山札の上から1枚をクロック置場に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の山札を見てレベル1以下のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加える。その山札をシャッフルする。
このカードの互換。または1コスト1クロック、指定のカードを手札に加える能力自体をさします。
控室に行った時やリバース時に、山札の上からクロックに置き、指定のカードを手札に加えるカードは控えオカケンや、リバース時オカケンと呼ばれます。
< "お茶汲み"ウィズ>、<自動人形 レイア>等
邂逅(かいこう)
【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時か「闇の書覚醒」の効果で舞台に置かれた時、そのターン中、このカードのパワーを+X。Xはあなたの《魔法》のキャラの枚数×500に等しい。
から、この互換や舞台に置かれた時にそのターン中、《特徴》のキャラの枚数分パワーをあげる効果自体をさすことも多いです。
<マイファーストスター 美波>、<"誰かが望んだ姿"まどか>等
ガウル
【永】 他のあなたの《動物》のキャラ1枚につき、このカードのパワーを+500。
この《特徴》キャラ1枚につきパワーを+500。の互換。
1レベルに多く互換がありますが、1レベルではなくても、《特徴》のキャラにつきパワーが上がる効果自体をガウルと呼ぶこともあります。
<坂本 竜司>、<ウィリアム=マサチューセッツ>等
霞(かすみ)
【自】 このカードのバトル相手が【リバース】した時、あなたは他の自分のキャラを1枚選び、【レスト】し、後列のキャラのいない枠に動かす。
この能力や似た能力を持つカードの総称
<浜辺のお願い シャルル>、<"本気になる時"キリト>等
画伯(がはく)
【永】 あなたのストックが2枚以下なら、このカードのレベルを+1し、パワーを+1000。
この互換。昔からありましたが、最近よく見るカードです。このココアのポーズはいつも出されるたびに真似したくなります。
<ひそひそ話 アンリエッタ>、<鏡音レン"恋するシロクマ">等
光景(こうけい)
相手のストックすべてを、控え室に置き、相手は自分の山札の上から同じ枚数をストック置場に置く。
この効果自体をさすことが多いです。キャラについているときは「光景テキスト」などと呼ばれます。
<"あなたへのプレゼント"絢瀬 絵里>、<元気いっぱい ユイ>等
コンソール
【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札の上から1枚を公開する。そのカードが《探偵》のキャラなら手札に加え、あなたは自分の手札を1枚選び、控え室に置く。(そうでないなら元に戻す)
この「トップを公開して指定カードなら手札に加え、手札を1枚控室に置く」という能力を持つカードの総称。コンソール自体を略して、コンソと呼ばれる事も多いです。
<Project:Krone ありす>、<キラキラ香澄>等
<風が強い日 村上文緒>はスパコンとよく略されていますが、その能力の高さからスーパーコンソール=スパコンだと思われます。これに関しては間違っていたら教えてください。
島風(しまかぜ)
「艦隊これくしょん -艦これ-」より<島風型駆逐艦 島風>のテキスト
【自】 このカードのバトル相手が【リバース】した時、あなたのクライマックス置場に「速きこと、島風の如し」があるなら、あなたは自分の山札を見て《艦娘》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。
この互換や、クライマックスコンボで相手をリバースさせた時に、指定のカードを山札からサーチする能力自体をさします。
<U15チャンピオン アインハルト>、<"プレゼント交換"チノ>等
また、相手をリバースさせた時に山札をX枚まで見て指定のカードを手札に加えてもよいという島風の効果に山札を削るという動作が入るカードは、アイドルマスターシンデレラガールズの<新田美波>から、「新田」と呼ばれる事があります。
是非「美波」にしてあげてください。
<"僕たちはひとつの光"西木野 真姫>、<変わり始めた少女 ニーナ>等
収録中(しゅうろくちゅう)
【自】[手札のクライマックスを1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室の《探偵》のキャラを1枚選び、手札に戻す。
この互換や、手札からクライマックスを控室に置き、キャラを1枚手札に戻す能力自体をさすことも多いです。
<"ボードゲーム"めぐみん>、<酔っ払いココア>等
初風(はつかぜ)
【自】 アタックフェイズ中、あなたか相手のキャラが、控え室から手札に戻った時、そのプレイヤーのキャラすべてに、そのターン中、ソウルを-3。
この、相手の回収を阻害するカードの総称
<"お座り"美柑>、<【夏のお出かけ】翼&響>
非常招集(ひじょうしょうしゅう)
【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札の上から2枚を、控え室に置く。それらのカードにクライマックスがあるなら、このカードを【レスト】する。
この互換。能力自体をさすことは少ないです。
<"潔癖すぎる性格"リヴァイ>、<ステージの上で リィ>等
フィレス
【自】[(1) 手札を1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の山札を見て《炎》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加える。その山札をシャッフルする。
この1コストと手札を1枚控室に置き、指定の特徴キャラをサーチする能力自体をさします。
<"神衣純潔"皐月>、<"思い出のたいやき"ヤミ>等
また<朝礼 小鳥>のように音楽特徴を持つキャラは、査定上パワーが低くなっているので「ちょうれい」と呼ばれる事もあります。
美夏カウンター、美夏(みなつ)
【自】[(2) あなたの舞台のキャラを1枚控え室に置く] あなたがこのカードの『助太刀』を使った時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは相手の、レベルが相手のレベルより高いキャラを1枚選び、控え室に置く。
【起】【カウンター】 助太刀2500 レベル2 [(1) 手札のこのカードを控え室に置く] (あなたは自分のフロントアタックされているキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+2500)
相手の早だしを控室に置くのに主に使われる、このカウンターの互換
<仕事上の関係 戦場ヶ原ひたぎ>、<失うことの怖さ クリス>等
また、多少条件が違っていても相手の早だしを阻害するカードは〇〇美夏や、美夏亜種と呼ばれる事が多いです。
<自慢の作詞 にこ>、<お菓子作り 玉井麗巳> 等
ただし、<いっしょに行こう ココア>だけは突出した能力によりコケンと呼ばれます。
これについては後で追記します。
武蔵(むさし)
【自】 この能力は1ターンにつき1回まで発動する。このカードが手札から舞台に置かれたターン中、このカードの与えたダメージがキャンセルされた時、あなたは自分の山札の上から1枚を、控え室に置き、相手にXダメージを与える。Xはそのカードのレベル+1に等しい。(クライマックスのレベルは0として扱う。ダメージキャンセルは発生する)
この互換や、このショット能力自体をさします。
<"密輸業者"ハン・ソロ>、<"MIRAI TICKET"津島 善子>等
クライマックスの呼び方編
回収(かいしゅう)、扉(とびら)
(このカードがトリガーした時、あなたは自分の控え室のキャラを1枚選び、手札に戻してよい)のクライマックス。
カムバックアイコンのクライマックスの俗称。
風(かぜ)、バウンス
(このカードがトリガーした時、あなたは相手のキャラを1枚選び、手札に戻してよい)のクライマックス。
リターンアイコンのクライマックスの俗称。
アイコンが風が吹き荒れているように見えるので風と呼ばれたり、キャラを手札に戻す動作からバウンスと呼ばれます。
英語のbounce=戻ってくる の意味からです。
アイコンだけでなく「手札に戻してよい」のテキストはバウンスと使われる事が多いです。
キャントリ
語源はMTGのキャントリップ。メインの効果とは別についている、カードを引く効果を指します。ヴァイスでは1枚引き、効果をキャラに付与するという意味でキャントリップ。略してキャントリです。
最近は少し形が変わり、選ぶキャラの色が指定される代わりにパワーが3000あがるようになってきています。
ゲート、門(もん)
(このカードがトリガーした時、あなたは自分の控え室のクライマックスを1枚選び、手札に戻してよい) のクライマックス。
ゲートアイコンのクライマックスの俗称。
昔はカムバックアイコンのクライマックスをゲートと呼んでいたため、古くからのプレーヤーは間違えないよう気をつけたいですね。8扉を採用しているデッキがフルゲと呼ばれる事があるのも昔の習慣からです。フルゲートの略ですね。
ストブ、置きブ
などの色指定されたカードをストック置き場に置くタイプのクライマックス。
宝(たから)
(:このカードがトリガーした時、あなたはこのカードを手札に戻す。あなたは自分の山札の上から1枚を、ストック置場に置いてよい)のクライマックス。
トレジャーアイコンのクライマックスの俗称。
英語のtreasure=宝 の意味から。アイコンが金塊のお宝みたいに見えますね。
電源(でんげん)
(:このカードがトリガーした時、あなたは自分の控え室の自分のレベル+1以下のレベルのキャラを1枚選び、舞台の好きな枠に【レスト】して置いてよい)のクライマックス。
スタンバイアイコンのクライマックスの俗称。いつの間にか電源と呼ばれていました。
アイコンの形が電源に見えるからだと思われます。
袋(ふくろ)
(このカードがトリガーした時、あなたは自分の山札の上から1枚を、ストック置場に置いてよい)のクライマックス。
プールアイコンのクライマックスの俗称。
アイコンが袋の形に見えるからかと思われます。よく見ると巾着袋に見えますね。
本(ほん)、ブック
(このカードがトリガーした時、あなたは1枚引いてよい)のクライマックス。
ドローアイコンのクライマックスの俗称。
アイコンが本に見えることから本、またはブックと呼ばれます。
横(よこ)横向き(よこむき)
クライマックス自体をさす。語源は恐らくクライマックスのカードの絵柄が横だから。「横はってー」という会話はよく耳にします。
その他よく使う言葉編
アンタッチャブル
この能力のこと。語源は恐らくMTGでパーマネントやプレーヤーが「呪文や能力の対象にならない」ことを指す俗語 とされるところからです。
ケア
英語の「care」気にする、気配りをする等の意味。「~ケア」のように使います。
「手札ケア」ならば手札の枚数を気にする。「山札ケア」ならば山札のクライマックスの枚数を気にする。といったような使い方です。
~ケアの「~」の部分を意識的にプレイングをする。に近い意味だと思います。
これに関しては語源が調べてもわからなかったので独自の意見です。私はアーケードTCGをかじっていた時に自然に覚えました。
拳(こぶし)
助太刀の事。カウンターアイコンが握りこぶしのマークだからだと思われます。先程書いた、いっしょに行こう ココアは
ココアの拳→ココアの(ケン)→コケン
と変化していったものです。
最近よくある<小早川 紗枝>のような、実質+2000カウンターになる助太刀は
2000拳(けん)と呼ばれよく使われます。
シナジー
クライマックスコンボのこと。クライマックスコンボという言葉が最近カードに表記されるまでは、シナジーという言葉が使われていた為です。相殺(そうさい)
【自】 このカードが【リバース】した時、このカードのバトル相手のレベルがX以下なら、あなたはそのキャラを【リバース】してよい。等のいわゆる相打ちの能力。疑似的な相打ちでストックやクロックにキャラを送る能力は、ストック相殺、クロック相殺とも呼ばれます。
CIP、チップ
このカードが手札から舞台に置かれた時~など、置かれた時の効果。語源はこちらもMTGで「場に出る」の英語「Comes Into Play」の略だそうです。
ヴァイスでは「チップ回復」等でよく使います。
ドラ
トリガーアイコンが乗ること。アイコンが2つ(ソウル+2のクライマックス等)めくれたときはドラ2、2ドラなどと言うことも。麻雀からきた用語かと思われます。バニラ
語源はなんと食べ物で「バニラアイスのようにシンプルだから」というのが一番多い説だそうです。※所説あります
ヒール
あなたは自分のクロックの上からX枚を、控え室に置いてよい。の効果この効果自体が「回復」と言われているので回復= healから。
メタ
調べたところ語源は英語のmeta「高次の」という意味。ゲームの環境を分析し、どのようなデッキが優勢であるか検討すること。また、それに基づいてデッキ構築をすること。を「対戦する前からゲームは始まっている」という意味合いでmeta gameと古くから呼んでいたそうです。
元々はそういった戦略の事を指す言葉ですがヴァイスでは
相手の早だしに相性がいい美夏を早だしメタ
相手のカムバックアイコンに相性がいい初風を回収メタ
などという使い方をします。
動詞化してメタゲームを考えた行為をメタるとも言います。
いかがでしたか?
まだまだありますが、よく聞く言葉を中心に選んでみました。
必ずしも初出のカード名が使われるわけではなく印象に強く残ったカードや、周りの誰かが言っていたであろう言葉が広まっていくのが俗称の面白いところですよね。
私は勝手にペルソナ5の<来るべき運命 主人公 / JOKER>の事をデッキトップを見る動作から「ちらちらジョーカー」と呼んでいます、地元でも一部にしか浸透しないのでこの際定着してくれることを願います。
これからも俗称や用語は沢山変化していくだろうし、増えていくと思います。
その時はまた改めて書きたいと思いますので、よろしくお願いします。
ここ間違っているよ!とか、この言葉はどういう意味なの!?等ご意見ありましたら、ツイッター等でお知らせください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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