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ラブライブ 思い出圧縮耐久デッキ 【3】デッキの強みと弱み/不採用カードについて

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    by みそす~ぷ

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    ラブライブ 思い出圧縮耐久デッキ 【3】デッキの強みと弱み/不採用カードについて
    こんにちは、みそす~ぷです。
    この記事は3部構成の3部目です。前回の記事を読んでいない方はぜひそちらからご覧下さい。

    今回はデッキの強みと弱み、不採用カードについてです。

    目次
    デッキの強みと弱み
    強み
    このデッキの強みは大きく分けて4点あります。

    【1】思い出圧縮+ストック圧縮
    近年流行りの光景や逆圧縮といった圧縮崩しのカードが干渉できない(つい最近このすばで出てしまいましたが......)、思い出で圧縮が出来るというのは大きな魅力です。そして、CXのストブとストブ付与のおかげでストック圧縮をすることも出来ます。相手が光景がないデッキであれば、ストック圧縮がし放題なので、思い出圧縮+ストック圧縮だけで勝勢になる試合もあります。
    最近の思い出圧縮デッキと言えば「冴えない彼女の育てかた」や、規制後の「けものフレンズ」をイメージするかと思いますが、後述する強みは他にはないものなので、他タイトルを加味してもこのデッキを選ぶ価値はあると思います。
    【2】面取り性能
    このデッキのメインアタッカーである、往復11000の<早出しヒール>は、2020年の今でも強力なテキストだと思います。 この早出しヒールと<集中>がこのデッキの面取りを支えてくれています。 集中でのパワーの上昇幅が決まる<1/1イベント>は、辛いゲーム展開でも最低2枚は使います。なのでパワーの上昇値は1000-2000で、元からのパワーが高いヒール+<2000応援>に合わせて14000-15000で相手のキャラを踏みに行けます。そして、更に2枚目の集中を場に出せれば15000-17000を作ることが出来ます。 ここまで高いパワーラインを自然な動きの積み重ねで用意が出来るお陰で、対電源デッキの時に思い出圧縮+面取り性能の複数の要素で戦うことも可能になります。
    【3】防御札
    さやかの願い互換>と<ソウル減カウンター>の2種です。別ベクトルの防御札があるので、様々な相手の攻めを受けきることが可能です。2種とも同ターンに使えるのも大きなメリットですね。
    この2種の防御札はカウンターステップで使うものなので、キャラが前列に残っていないと使うことが出来ません。防御札を活かして戦うことが出来ているのは、前述した面取り性能があるからこそです。
    【4】圧縮崩し
    ラブライブの強みはなんだろう?と考えた時に真っ先に思い浮かぶ要素が、<光景><逆圧縮>での山崩しだと思います。
    このデッキでは光景の方はデッキに採用していません。しかし、タイトル内にこれらの要素があるというだけで見せ札として機能します。相手が裏目をケアするために本来使わないリソースを使ってくれる場面があるので、十分な役割を果たしてくれていますし、逆圧縮に関しては相手がケアしてこなかった時は容赦なく使っていきましょう。
    弱み
    このデッキの弱みは攻めることが出来ないとこです。良くも悪くもデッキレシピを「思い出圧縮+強力な早出しヒールでの面取り+防御札での耐久」に寄せているので、CXコンボを使わない簡単な詰めすら入っていません。なので、ダメージレースが明らかに劣勢のときは、ひたすらコンセプトに忠実に動いてダメージレースがひっくり返るのを待ち続ける事しかできません。

    不採用カード
    採用を検討した枠
    あなたへのプレゼント 絢瀬絵里

    ラブライブと言えば<光景>と<逆圧縮>をイメージすると思うので、なんで光景入ってないの!?って思われた人も多いかもしれません。私も最初の頃、光景は入れ得だと思って採用していました。しかし、実際にこのデッキで光景を入れてみると、予想以上に出番が少ないのです。
    基本的なデッキの動きはヒールでの面取り耐久なので、まず十分にそれを行うためのパーツを集めていると、光景と逆圧縮の両方を手札に持つのは難しいですし、2枚を同時に使うためのストックもありません。
    そして、相手もこちらの光景は警戒しています。持っていたとしても、明らかに有効打になるような場面で使える事は少ないです。
    それに対して、逆圧縮は毎回一定以上の圧縮崩しを期待できます。こちらが面取りヒール耐久をしている間に、相手がレベル3のキャラを舞台に出し始めると、相手の山札はレベル3までにしっかり作っていれば圧縮率は高いですが、控え室にはCX以外のカードが多く落ち始めます。この場面はどのデッキでも必ずあるので、逆圧縮は光景と比べると効果的に使える場面が多く訪れます。
    • 光景逆圧縮は基本的にどちらか1枚しか使えない。
    • 光景逆圧縮を比較したときに逆圧縮の方が活躍してくれる場面が多い。
    この2点から光景を不採用にして他のデッキコンセプトにかかわるカードに枠を使うことにしました。
    夏祭りデート 高坂穂乃果

    5枚目のヒール枠としての候補です。メインアタッカーの早出しヒールはレベル2から場に出ているのも相まって、キャラヒール4枚だと少なく感じる場面も稀にあります。
    ネームは「リリホワ」ではないですが追加効果が魅力的で、パワー+3500は、このデッキでの3レベの基本パワーラインである13000を15500に変えてくれます。そこに<集中>のパワー上昇を加えれば相手のキャラをカウンター圏外から踏むことがより簡単になります。
    トップ盛りも、アンコール不可、楓互換封じ、盤面の枚数が参照される効果の弱体化、など大きなメリットというほどではないですが、痒い所に手が届くようなテキストで個人的には好みです。
    今回はヒール枚数が足りていると判断しての不採用ですが、追加テキストに大きく価値を感じられるような環境であれば、採用圏内だと思います。
    "好きだからこそ。"海未&希&凛

    1500上昇海未>以外のパワー上昇要員です。パワー上昇は1500上昇海未と<集中>で間に合っていると判断して、今回は不採用です。このカードはもう一つのテキストが面白くて、1ストックで思い出の「リリホワ」のキャラを1枚手札に加えることが出来ます。今回のデッキでは、<レイア>と<4ルック相打ち>しか回収することが出来ないので微妙ですが、門採用構築で<"あなたにテレパシー"東條 希>を思い出に飛ばすカードを入れていれば、採用が有力なカードです。
    別デッキ枠
    "あなたにテレパシー"東條 希・リラックスして楽しいステージ
    "高まる気持ち"園田 海未・いつも全力で
    今回はコンセプトの関係で不採用にした、門連動と電源連動です。
    門連動は元からソウル3のキャラが相手の山札に干渉出来るのが強いです。連パンを出来るかどうかは運なので、連パンをするにはコストが軽いのを活かして、複数ターンにわたって連動を使うか、1度に2-3面連動をする必要があります。
    CXが門なので、同時に採用するCXを何度も使いやすいのもメリットです。ストブと電源どちらを選んでも、それぞれのCXの長所を活かせます。

    電源連動は用途が明確です。せっかく連動を貼るだけでスタンドしてくれるので、レベル1に先上がりをして使いたいですね。
    門連動の希がアンコールを持っているので、このカードを電源で登場させるのも強いと思います。電源で登場させて強いカードが「凛」ネーム以外が多いので、電源主体の構築では <さやかの願い>は使いづらいと思います。

    このようにコンセプトが全く違う「リリホワ」デッキも面白いと思うので、興味がある人は他のCXの組み合わせも色々試してみると楽しいと思います。

    まとめ
    今回は「リリホワ」をテーマにした、思い出圧縮耐久デッキの構築記事でした。これが「リリホワ」の結論です、と言うわけではなく、今回のコンセプトでの結論なので「リリホワ」というテーマはまだまだ可能性があると思います。私自身もこれから色々試していきたいと思っています。

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今後も力を入れて記事を更新していくので、よろしくお願いします。

    気になったことがあれば、簡単な質問でも大歓迎なので、お気軽にTwitterのダイレクトメッセージで連絡してください。お待ちしております。

ラブライブ 思い出圧縮耐久デッキ 【2】各カード解説

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    by みそす~ぷ

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    ラブライブ 思い出圧縮耐久デッキ 【2】各カード解説
    こんにちは、みそす~ぷです。
    この記事は3部構成の2部目です。前回の記事を読んでいない方はぜひそちらからご覧下さい。

    今回は採用カードの単体解説です。

    目次
    各カード解説
    "あなたを応援"星空 凛 4枚

    レイア互換、序盤から無理なく思い出を増やせるカードです。
    最近はパワーマイナスをするカードが増えてきたので、出すタイミングやアタックの方法に工夫をしなければならない場面があります。
    1500上昇海未>や<集中>のパワー上昇を駆使して、相手のキャラと同値を取る。または、サイドアタックやパワーマイナスでテキストが使えなかった時に、次に繋がらなくなってしまう場面は相手キャラにあえて負けにいくプレイが重要です。
    回収対象は、<レイア>、<1500上昇海未>、<>、<イベント回収>、<ストブ付与>、<島風>から選択をするのが主です。

    "清楚なイメージ"園田 海未 4枚

    貴重な赤発生要員です。
    よくある1コストで4ルック出来るテキストに、相打ちがおまけで付いた汎用性の高いカードです。
    相打ちが付いているおかげでレベル0ではアタッカーとして使うことが出来ます。それ以降は、思い出圧縮と山削りをしてくれます。
    前回の記事でも記載しましたが、<ストブ付与>と組み合わせることで、思い出圧縮が出来る暁として運用できるので、ゲーム中はそのチャンスがあるかもしれないことを常に意識してプレイしましょう。

    "サプライズ希望☆"東條 希 4枚

    貴重な緑発生要因です。
    条件さえ満たしてしまえば、トップクラスに強い集中です。思い出のイベントが2枚以上で既に強いのですが、最大4枚を飛ばすと毎ターン2000上昇をどこでも振れる、という破格の性能を持っています。
    このデッキでは後列が集中+<ストブ付与>、集中+<2000応援>のどちらかになっていることが多いですが、ケースバイケースで集中2枚になっても十分強いです。

    "ウチら三人のステージ"海未&希&凛 2枚

    思い出圧縮や集中のパワー上昇テキストを強化するためには、<1/1イベント>を1枚でも多く思い出に飛ばす必要があります。それを考えると3枚以上採用した方が良いかは悩みましたが、イベントを3枚以上使った後は、ほぼ効果なしのカードで腐ってしまうため2枚採用です。

    "衣装のおかげです"園田 海未 1枚

    どこにでも触れるパワーパンプのおかげでレベル0で相手の移動に強くなり、序盤の手札のキープにも役立ってくれます。中盤でも<集中>でのパワー上昇と合わせて、<早出しヒール>を強化してくれるので、活躍の幅が広いカードです。
    このデッキでは、<レイヤ>と<1/1イベント>のおかげで、山札と控え室のどちらからでも自由にカードを拾えるのと、盤面に複数枚出して強いカードではないので1枚採用です。

    "わくわく手品"園田 海未 1枚

    ただの収録中でそれ以上でもそれ以下でもありません。思い出圧縮をするとCXを引きやすくなるので、その時に使います。

    "夏祭りデート"西木野 真姫 1枚

    いわゆる青暁です。
    青のカードが多くはないので失敗する確率もそこそこありますが、実際の運用では山札からCXが少なくなってしまったときに使うことを想定して採用しているので、手札が減ることは少ないです。
    しかし、試行回数を増やせば増やすほど致命的な場面で失敗してしまうことが起きかねないので注意は必要です。

    メインの運用方法では1周目のCXが沢山見えてしまった時に、<1/1イベント>から持ってきて1リフを狙うために使います。
    前述した運用方法だと控え室に青暁がいる前提なので、序盤に青暁を引いた時に控えに落とす必要があります。その為の自然な方法は、場に出すことです。
    なので場に出すことになりますが、暁テキストは基本的に使いません。しかし、この時点でCXの見え方が多すぎる、または手札の質が明らかに悪い時だけ使うようにしています。

    改めて見てみると 4枚

    意識して序盤から1枚でも多く使います。最終的には3-4枚思い出にあるのが理想です。 このカードは序盤で打たないと腐ってしまいます。その理由と序盤に打つメリットは以下の通りです。
    中終盤に残るデメリット
    • 後半になればなるほど、圧縮率が上がるのでストブをしない。
    • 後半になればなるほど高レベル帯のカードが欲しく、回収対象が不安定なカードに1コストも割けない。
    序盤に打つメリット
    • 圧縮率が1番低いタイミングなので、ノーコスで打てる確率が最大です。
    • 集中>のパワー上昇が早い段階からつかえる。
    上記の理由から序盤に打たないと後半に使いづらい為、思い出圧縮も進まない、集中の値も低いままの悪い展開になります。

    1ターンだけを切り取った時に、1/1イベントを使うことではなく、別の行動が最善手なこともあるかと思います。
    しかし、ゲーム全体としては1/1イベントを1枚でも多く使う事が最善手であることが多々あります。なので、他の行動とイベントを使用することが比較になった場合は、イベントを選択するパターンが多いです。

    "星空は特別☆"星空 凛 3枚

    扉を捲りに行ける点やボトム扉のケアができる小回りの利くアタッカーとして優秀です。
    耐久デッキとしてCXの戻り枚数が安定するのは、かなりの重要ポイントなので評価の高い1枚です。

    "少しだけの息抜き"星空 凛 3枚

    採用枚数を4枚ではなく3枚にしたのはCXコンボがない時の単体性能の低さと、CXコンボのストブを引けているときに、島風を<レイア>と<1/1イベント>と素引きで十分集められるからです。

    "お菓子の妖精"矢澤 にこ 1枚

    思い出圧縮デッキなので、普通は思い出に飛ぶカードのコストが、かさんでしまうのですが、そのコストを捻出してくれるカードです。このカードがいるおかげで、クロックの進みが早いゲームでも、ストックを貯めて十分な思い出圧縮をする事が出来るので、ゲームの切り替えしを狙えます。

    "凛のマジックショー"星空 凛

    早出しヒール>が2000応援込みで13000と高いパワーラインを持っているので、ノーコスカウンターでも返せる機会が多いです。中盤戦の盤面の取り合いでは極力リソースを節約したいので採用しました。

    "Love wing bell" 3枚

    「さやかの願い」互換です。「リリホワ」デッキを使う強みの1つとして、このカードを自然に採用できることが挙げられます。
    使い方は昔のまどかマギカと同じで、メインアタッカーの高パワーヒールで面取りをした後に使っていきます。最近は強力なリバース連動もあるので、それを自然に回避できるのは強いですね。リバース連動をイベント不可で1面は通してきたとしても、思い出圧縮をしている山札があるので、連動を2面以上許さなければ十分生存できます。

    "あなたの守護星"東條 希 1枚

    早出しヒール>と合わせて場に出して、相手の盤面を崩しに行く役割があります。<集中>のパンプはヒールに振って助太刀圏外から殴りたいので、このカードは見た目越えをして相手に負荷をかけに行くのが役割です。

    "Angelic Angel"星空 凛 1枚

    「リリホワ」の2000応援は海未もあるのですが、さやかの願いの対象になるメリットが大きい為こちらを採用しました。ちなみに1ドローのテキストは圧縮デッキなため、CXを引いてマイナスに働くことが多い上に、強制なので最悪です・・・
    転スラの2000応援と交換してくれませんかね(笑)

    "クリスマスデート"星空 凛 1枚

    最近の3レベのパワーラインは、オバスペヒール+2000応援で13000前後が多いです。そこに島風改などのパンプテキストを合わせると15000前後でアタックしてくるので、2500カウンターでは数字が心もとないので採用しました。

    "華麗に登場"星空 凛 1枚

    カウンターであり防御札です。カウンターとして使うのであれば、500しか差がなくストックを使わない2000カウンターと、もし数字が欲しいのであればカウンターとしては上位互換の3500カウンターを使います。
    なので、どちらかと言えば防御札よりで考えていて、3枚目のカウンターという扱いですね。
    このカードのおかげで完封できるゲームもあるので、偉大なカードです。

    "凛の悩み"星空 凛 4枚

    シンプルなテキストですが、いつでも出せる往復11000の早出しヒールは強力です。思い出圧縮をするデッキで、このカードを使えるということがこのデッキを作ろうと思った決め手でした。
    レベル2からゲームが終わるまで終始このカードで戦うので、ストックに噛んだら極力控え室に落としましょう。

    "Happy maker!"星空 凛 1枚

    攻め札がないこのデッキでは逆圧縮の運用はシンプルです。
    基本的に逆圧縮を出すより<早出しヒール>を出し続けた方が強いので、見せ札としての役割が主ですが、使うことで相手の圧縮率が大幅に下がるときか、複数回の確定キャンセルを消せるときには積極的に使います。

    "紅葉に囲まれて"矢澤 にこ 1枚

    このカードも逆圧縮と同様に見せ札の役割が強いのですが、ひなろじの「夕子」、ゴブスレの「スクロール」、対電源の後列除去、など、採用することで対応できる範囲が広がるカードです。
    レアケースですが、次のターンが見込めないゲームの時に、このカードでソウルの調整をしつつ、逆圧縮とCXで勝ちに行くこともあります。
    扉 5枚 ストブ 3枚
    CX選びについては前回の記事に書いているのでそちらを参照してください。

    次回は「デッキの強みと弱み、不採用カードについて」について書いていこうと思います。

ラブライブ 思い出圧縮耐久デッキ 【1】デッキレシピ、各レベル帯

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    by みそす~ぷ

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    ラブライブ 思い出圧縮耐久デッキ 【1】デッキレシピ、各レベル帯
    こんにちは、みそす~ぷです。今回は本来BCFで使う予定だったラブライブのデッキの考察記事です。
    今回の記事は3部構成になっています。それぞれを毎回チェックするのは大変だと思いますが、見ていただいた方を後悔させないように力を入れて書きましたので、最後まで読んで頂けると嬉しいです!

    目次
    デッキレシピ
    クライマックス
    8


    コンセプト
    デッキコンセプトは思い出圧縮+強力な早出しヒールでの面取り+防御札での耐久です。
    思い出圧縮+強力な早出しヒールだけでも十分な魅力ですが、そこに優秀な防御札があることで、見た目が互角なゲームでも一手勝ちをすることが出来ます。
    今回のデッキはカード単体で見た時に、そこまでパッとした強さはないと思います。しかし、採用カード同士が絶妙な相性の良さで、見た目以上の強さを発揮してくれています。

    デッキについて
    このデッキは「凛」「希」「海未」という3つのネームでまとめられた、所謂「Lily White(リリーホワイト)」と言われているテーマデッキです。
    *以降「凛」「希」「海未」の3ネームを指すときは「リリホワ」と省略します。

    「リリホワ」のCXコンボは基本的に、<連パン>の<>、<能動スタンド>の<電源>、<島風>の<ストブ>、この3種類の中から選択になります。
    今回のCX選びは、コンセプトの「思い出圧縮+強力な早出しヒールでの面取り」を実現させることに重点を置いて選びました。
    CXコンボはありませんが、面取りをするために早出しヒールやカウンターを回収できる機会が増え、思い出圧縮が出来た後に複数回トリガーしても効果的な扉。
    思い出圧縮をするためには、ストックを多く使う必要があるため、直接的なストックの補充と、CXコンボでストックを使わずに効率よく手札を増やしてくれるストブ。
    この2種類を採用しました。

    扉の使い方は特筆することがないので飛ばします。ここからはストブの使い方や認識について書いていきます。
    まずこのCXコンボ、相手のキャラを踏まないと使うことが出来ないのに、CXはストブでパワーが上がらない、キャラはCXコンボしかテキストがなくパワーが5000しかない、これで相手のキャラをリバース出来るのか?カードとして弱くないか?と思った方もいるもしれません。
    しかし、このデッキでこのCXコンボが担っている役割を考えると、非常に強力なカードに見えてきます。このカードの役割は効率的なリソースの確保と、序盤でのソウル不足の軽減が主です。
    パワーが低いので相手のレベル0をリバースさせることが多く、CXコンボをするのも1面が多いです。
    たとえ連動が無くても打つだけで1ストックというアドが得られるストブのCXコンボだからこそ、連動は1面だけでも成功する事が出来れば他のCXに比べて得られる恩恵は大きいです。
    実際に1面連動をした時のリソースの計算をしてみると、CXを使うことで1枚手札を増やすので手札の枚数はプラスマイナス0です。CXの全体ソウル上昇とストックブーストが純利益です。これだけでも十分なリソース確保ですが、2面連動以上が成功するとかなりの余裕を持つことが出来ます。

    ここまでストブ連動の良さを書いてきましたが、ストブの採用枚数は4枚ではなく3枚です。

    その理由は2点あります。

    ・中盤以降の思い出圧縮後の山札では扉をトリガーしたい。
    レベル2からは<早出しヒール>での面取りを意識しているので、うまくいっていればダイレクト面を貰えているはずです。その場面でストブをトリガーしてしまうと過剰打点になってしまいがちです。
    それに対して扉をトリガーすると、面取りの為に必要なカウンターや早出しヒールを回収することが出来るので、中盤から終盤を有利に進めることが出来る可能性が高まります。
    上記の理由から、ゲーム全体として考えた時に扉に価値があります。

    ・ストブ連動をする事が必須ではない。
    ストブ連動を使えている試合の方が楽な展開になるのは間違いないですが、必須というわけではありません。ストブを持てていない試合は、フル扉のデッキを回すようなイメージで立ち回りましょう。

    これでデッキのCX配分が決定し、基本方針が明確になりました。

    各レベル帯の動き
    マリガン
    基本的にストブとレベル0以外は切ります。しかし、<1/1イベント>は3枚以上思い出に飛ばすつもりでゲームをするので、先手はイベント1枚キープで、後手はアタッカー(<レイア>、<4ルック相打ち>、<1500上昇海未>)とセットで引けていればキープ、アタッカーを引けていなければ切ります。
    イベント回収キャラ>があるので、イベントは全部切っていいようにも思えますが、1枚もイベントを素引き出来ないと、3-4回も貧弱なイベント回収キャラを盤面に出さないといけないという状況が発生してしまうため、そうならない為のマリガンをする必要があります。
    (1/1イベントを多く使う重要性は2記事目のカード解説の項で記載します。)
    レベル0
    レベル0では<レイア>を1枚でも多く思い出に飛ばしましょう。中盤以降は何度もクロックを貰うのは辛い為、序盤で何枚飛ばせるかが肝です。2枚以上飛ばせれば十分です。
    レイアでの回収対象は、<レイア>、<1500上昇海未>、<>、<イベント回収>、<ストブ付与>、<島風>、から選択をするのが主です。
    レイアを引けていない時は相手のキャラを踏みつつ、レベル1に上がったときにすぐに使いたい<1/1イベント>の枚数分のストックを最低限確保します。
    手札にストブを持てているかどうか、持てていたとして、相手に先上がりをされても島風が安全に踏めるかどうかで、レベル0でのアタック数は大きく変わってくるので、相手のデッキや状況を把握した上で判断しましょう。
    レベル1
    このレベルで特に重要なことは2点あります。

    ・<ストブ付与>を最速で場に出す。
    このカードは今回のデッキのテーマである「リリホワ」のキャラではない為、<早出しヒール>の登場条件「場のリリホワ4枚以上」の阻害をしてしまいます。なので、早出しを狙う時は、前のターンに前列でアタックしておく必要があります。
    ゲーム中に何度かはストブ付与をしたい。しかし、レベル2からは早出しヒールと喧嘩をするというジレンマがあるので、レベル1の初ターンで場に置いて、2回ほどストブをして退場というのが基本的な使い方です。

    ・1リフを目指す
    このデッキの思い出に飛ぶカードは4種類のうち2種は山札を削れるカードです。その<1/1イベント>と<4ルック相打ち>は、両方ともストックを消費せずに効率よく、山札を削れる可能性があります。

    1/1イベントはテキストに書いてある通りで、「リリホワ」を2枚落とせばストブです。

    4ルック相打ちは<ストブ付与>と組み合わせることで強力な動きをすることが出来ます。思い出に飛ぶ4ルック相打ち2枚をレストして残りのアタッカーにストブ付与をします。その後、2枚とも思い出に飛ばし、更に後列2枚をレストしてストブ付与をします。
    これをすることによって、4ルック相打ちを2枚思い出に飛ばすために使った2ストックを2ストブが補填してくれています。
    結果だけを見ると、2回タダで4ルックをした上に思い出が2枚増えています。
    勿論指定のカードが必要であり、相手のキャラを確実に踏めることが条件ですが、意識的に狙う価値のある動きです。

    レベル1では基本的に上記の2点を意識しつつ、ストブ付与を出すための緑発生をして、<島風>が出来るときは積極的に使います。
    島風や扉の回収は2レベルでの面取りをするために<2000応援>を最優先で選択します。次点で各種カウンターや<ヒール>を回収します。
    レベル2
    ここからは<早出しヒール>を場に出せるようになりますが、ゲームプランが2つに分岐します。

    ・早出しをしないで、ストック圧縮と思い出圧縮に徹する
    これは相手が光景のないタイトルで、且つゲーム終了までこちらのソウルが足りる見込みがある展開の時に選択肢に入ります。このプランを取る場合は1レベで<ストブ付与>を退場させずに使い続けます。
    このプランの注意点は<集中>の2枚目を手札に持つことです。途中までは後列が集中+ストブ付与ですが、タイミングを見計らって後列を集中2枚に切り替えます。
    このプランでは盤面を取らない為、手札の枚数が集中依存になります。集中を使うとストブ付与が1ターン使えないのと、CXが沈殿して集中がヒットしなかった時に、もう1枚の集中を持っていないと、CXの戻りが悪くなってしまったり、手札の枚数が足りなくなってしまいます。このようなことを避けるために集中の2枚目を持つことが必須です。

    ・<早出しヒール>での面取りをする
    こちらが構築段階での本命のプランです。早出しヒール+<2000応援>で13000を作りましょう。このプランを選んでいるという事は、カウンターを持てば早出しヒールを守れるはずです。
    早出し条件をさほど気にせず場に出せる11000ヒールと<集中>のパワー上昇テキストが強力で、<1/1イベント>を3枚以上思い出に飛ばせていれば、電源デッキが相手だとしても、盤面で戦うことが出来ます。
    理想は、早出しヒール+2000応援で13000を作り、相手の踏みに来たキャラをカウンターで弾いた後に、そのダイレクト面に集中2枚目を登場させ、1500-2000上昇を2回、早出しヒールに振って16000-17000で相手の高パワーのキャラを踏みに行って盤面を取ります。
    レベル3
    このデッキは負けないヴァイスをする事で結果的に勝つデッキです。
    攻め札が基本的には入っていないので、やることはレベル2と大きくは変わりませんが、ここからは優秀な2枚の防御札を駆使して、全力で生き残ります。

    Love wing bell>は凛ネームが対象なので、メインアタッカーの<ヒール>に対して使うことが出来ます。思い出圧縮が出来るデッキで、相手の強力なリバースが条件の詰めテキストを自然に回避することが出来るのは、このデッキの強みです。

    ソウル-2カウンター>は、パワーが高いヒールで盤面を取るという行為と、とても相性がいいです。盤面を取って相手のソウルが枯れてきた時に、最後のダメ押しが出来て安全勝ちを狙えます。

    この優秀な2枚の防御札は、単体で強い上に役割が違うので、様々な攻めを受けきることが出来ます。そして、ストック4枚と手札に「さやかの願い」互換とソウル-2カウンターを1枚ずつ用意するだけで、1ターンに両方の防御札を使えるのも大きな魅力です。
    相手視点で2枚の防御札を考慮して、どの打点を用意するのが最善なのかを初見で理解するのは至難の業です。正直、慣れている私自身も相手視点では考えたくありません(笑)
    今回はデッキレシピと各レベル帯の動きについて書きました。
    次回は各カードの解説になりますので、そちらも読んで頂けると嬉しいです。

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