優勝者にはなんと強力なサポートグズマのプロモカードが配布されます!
この大会は通常のジムバトルと異なり、スタンダードレギュレーションではなく、「サン&ムーン」シリーズのカードのみで戦う特殊なレギュレーションとなっております。
今回は「サン&ムーン」限定レギュレーションについて解説していきます。
「サン&ムーン」限定レギュレーションとは?
現在公式大会や公認大会で一般的に採用されているスタンダードレギュレーションはXYシリーズ以降のカードが使用可能となっています。一方今回ポケモンカードジム WinterBattleではサン&ムーン以降のカードしか使えないルールとなっています。
使えるカードの種類が異なるのがスタンダードレギュレーションとの違いです。
その他に違いはありません。対戦の準備の仕方や勝利条件などは同じです。
なのでXYシリーズのカードをあまり持っていない方も参加しやすいですね!!
「サン&ムーン」限定レギュレーションはXYシリーズのカードが使えないため(<ハイパーボール>や<あなぬけのヒモ>など再録されたものは使用可)、スタンダードレギュレーションに比べて使えるカードの種類が少ないです。
カードプールが狭い、とも言いますね。
ドローソースの定番<プラターヌ博士>も、場に出すだけで手札を補充できてしまう<シェイミEX>も、<ジュナイパーGX>に素早く進化させるために活躍した<巨大植物の森>も、非EX(GX)でありながら<ダブル無色エネルギー>1枚で超火力をはなったよるのこうしんも、終盤の大逆転を演出した<N>も、ほとんどのデッキで4枚採用されているほど強力な<バトルサーチャー>もサン&ムーンレギュレーションでは使うことができません。
みなさんのデッキを一度見てみてください。
XYシリーズのカードが結構入っているのではないでしょうか?
それらは残念ながらポケモンカードジム WinterBattleでは使うことができません!!
そのためスタンダードレギュレーションで強力なデッキがサン&ムーンレギュレーションでも強いとは限りません。
では次にスタンダードレギュレーションとサン&ムーンレギュレーションが具体的にどのように違うのかを説明していきます。
スタンダードレギュレーションとサン&ムーンレギュレーションの違い
ドロー感覚の違い
サン&ムーンレギュレーションにおいて使える主なドローカードは<シロナ>、<リーリエ>、<ハウ>、<マーマネ>、<ヤレユータン>など。
<プラターヌ博士>、<N>、<トレーナーズポスト>、<シェイミEX>、<オクタン>、少し意味合いは異なりますが<バトルサーチャー>などが使えなくなっています。
サン&ムーンレギュレーションの中で基礎となるドローカードはシロナですね。
かみ合いが悪く手札を活用できなくてもデッキに戻しつつ十分な枚数を引くことができるカードで、スタンダードレギュレーションでも安定した強さを見せています。
リーリエは状況次第ではとても強力なカードなのですが、圧縮のしにくいサン&ムーンレギュレーションにおいてはエネルギーやサポートがどうしてもかさばってしまい手札を消費しきれず安定した枚数を引くことができません。
一方ハウ、マーマネなど固定枚数を引くサポートなどはドロー枚数は少ないものの安定した性能を発揮します。
大量のカードを使用して戦っていくことが難しくなったので山札にカードが残りやすく、ドロー枚数も少ないことと相まってキーカードをもってくることは難しくなっています。
サーチがしやすいポケモン、サポートはそうでもないですがグッズ、スタジアム、特殊エネルギーに関しては特にアクセスが難しいため少し厚めに採用することをおススメします。
また、<カプ・テテフGX>は使えるもののバトルサーチャーがないためサポートの総数は気持ち多めにしておいたほうがいいですね。
特性が止めづらい
しかしサン&ムーンレギュレーションではそう簡単にはいきません。
たねポケモンの特性に対しては<アローラベトベトン>、GXポケモンの特性に対しては<グレイシアGX>で対処することは可能ですが、進化する必要があるので時間もかかりやすく、デッキスペースも必要なためすべてのデッキに採用するのは難しいです。
そのため、<ゾロアークGX>、<ルガルガンGX>、<ジバコイル>、<ルカリオ>、<アローラキュウコン>などの強力な特性が暴れ放題になりがちです。
特に進化非GXポケモンに関してはきぜつさせてしまう他にほぼ対処法がないため一度効果を発揮されてしまうと一気に形成が逆転してしまいます。
事実<ガブリアス>+ルカリオデッキやジバコイル+<ネクロズマたそがれのたてがみGX>などのデッキはサン&ムーンレギュレーションにおいて上位のデッキとなっています。
よるのこうしんがいない
もうせっかくデッキを考えた後に「ああ・・・でもよるのこうしんに勝てないや・・・」と落ち込む必要もないのです!!
<ゲッコウガBREAK>や<MサーナイトEX>、<ボルケニオンEX>など他にもXYシリーズのカードをメインにしたデッキがサン&ムーンレギュレーションでは使えなくなっていますが一番影響力の大きいのはやはりよるのこうしんでしょう。
これによりじっくりドでかいポケモンを育て上げバッタバッタとなぎ倒していくようなタイプのデッキは使いやすくなりました。
よるのこうしんが苦手だった<ホウオウGX>は、<鍛冶屋>が使えなくなったものの<カキ>でまだ補えるためサン&ムーンレギュレーションでさらにパワーアップ強力なカードだと思っています。
Nが存在しない
あと1枚サイドカードをとれば勝ち・・・!という場面でも相手に<N>を使われ、そこから同にも動けず苦戦、敗北してしまったという方も多いはず。
終盤の相手のNに対しどれだけ耐性をもっているかというのはデッキの強さの一要素ですらあります。
特に進化デッキでは序盤のリードをNを使っていくことによって縮めていくことが勝利への秘訣です。
サン&ムーンレギュレーションではNがないため相手の手札を極端に減らすということは難しいです。
相手の手札が整っていそうだということが分かっていてもなかなか干渉することができないため、先制されてからそのまま押し切られてしまうということが起こりがちです。
一応、相手の手札に干渉するカードは<ロケット団のいやがらせ>、<イリマ>、<マーシャドー>、<のぞきみレッドカード>、<マーズ>と種類は豊富にあるのですが、1枚で自分のドローと相手の妨害ができるNほど優秀なカードはありません。
ただ、まったく相手の手札に干渉できない構築にすると<ジジーロンGX>のだいしゃりんGX、<メタグロスGX>のアルゴリズムGX、<ニンフィアGX>のマジカルリボンや相手が大量に手札を抱えた状況で痛い目を見ることになりますのでなにかしらサポートで相手の手札に干渉できるカードを入れておくと便利かと思います。
ざっとこのあたりがサン&ムーンレギュレーションの大きな違いです。
ポケモンに関しては強力なカードが多数存在しているのですがドローに関するカードはかなり種類が減っていますので今までとは違う感覚が必要ですね。
次はサン&ムーンレギュレーションの注目カードを紹介します。
サン&ムーンレギュレーション注目カード
ホウオウGX
<カキ>で4枚の炎エネルギーをつけてしまえば<こだわりハチマキ>なしで<カプ・テテフGX>を一撃で倒すことができます。
こだわりハチマキをつければ<ルガルガンGX>や<ゾロアークGX>、<グレイシアGX>などの1進化GXも一撃。
効果力をたたきつけ、相手が本領発揮する前に押し切ってしまいましょう!!
ジバコイル
<ネクロズマたそがれのたてがみGX>と組み合わせたときの破壊力は抜群で盤面が整っていしまえばこちらのものです。
<ジバコイル>を育て、エネルギーをアタッカーにたくさん貼って効果力をたたきつけるというシンプルな構成はサン&ムーンレギュレーションでは戦いやすいと思います。
ちゃんと進化できるかどうかが勝敗の分かれ目
ゾロアークGX
ドローエンジンとして採用してもいいですね。
ただし<ナゲツケサル>には気を付けましょう。
ムキムキダンベル
しかしHP210の1進化GXに<ムキムキダンベル>をつければ2発だけではきぜつしません。
倒されなければ一気に優勢となるでしょうし倒されるにしても<こだわりハチマキ>や<フィールドブロアー>など相手にもうワンアクションを要求できます。
そしてそれらのグッズは先述の通りサン&ムーンレギュレーションではアクセスが難しいです。
2枚目、3枚目とムキムキダンベル1進化GXを繰り出せばどこかで耐えてくれることでしょう。
そこをすかさず<アセロラ>でおいしく回収!!
学習装置 / ねがいのバトン
必要な時にはたらかないことがネックなだけで効果自体はとても強力なカードなのでスペースに余裕のあるデッキではぜひとも採用したいところです。
ポケモンいれかえ
<かるいし>が使えなくなり、相手のベンチを呼ぶサポートが<グズマ>しかないためポケモンを自在に動かす必要はあるのにそれがしづらくなっています。
もちろんにげ0のポケモンや<エスケープボード>でも解決することはできますがポケモンのどうぐの選択肢を持たせつつベンチスペースを確保できる<ポケモンいれかえ>にもメリットはあります。
ただ場に残せるカードではないため枚数を多くしたり<デンジ>を採用したりするなどする必要はあります。
ポケモンいれかえ<ミルタンク>エネルギーを貼ってモーモーエールで回復→<グズマ>などもいいですね。
ポータウン
<パラレルシティ>で手負いをトラッシュ送りにすることはできませんし<カプ・コケコ>のかいてんひこうでばらまいて<カプ・テテフ>+<カウンターエネルギー>からのマジカルスワップで一気にサイドをとるのもいいですね。
<カプ・テテフGX>など与えるダメージに変動幅のあるカードは柔軟な対応ができるようになります。
今回はここまで。
次回はデッキの組み方を紹介しつつデッキレシピと戦い方をご紹介します。