チャンピオンズリーグ2017 Final&日本チャンピオン決定戦 参加レポート【ヤナギブソン】 | ポケモンカードゲーム | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

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チャンピオンズリーグ2017 Final&日本チャンピオン決定戦 参加レポート【ヤナギブソン】

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by ヤナギブソン

今シーズンの最終戦、チャンピオンズリーグFinalと日本チャンピオン決定戦に参加してきました。
WCSの参加権利がかかった大会でもあり、自分の持てる力をすべてぶつけてきました。

■大会開始まで
最後に参加したチャンピオンズリーグ千葉からFinal、日本チャンピオン決定戦まで1月ほど時間がありました。
5月のチャンピオンズリーグ連続を考えれば余裕があるように思えますがSM3が6/16(金)に発売されることで環境が大きく変わるため実質的な考察、調整期間は1週間ほどしかありません。
そのため新カードが公開されるたびにどれほど環境に影響を与えるのか、使うのであればどのような長所,短所があるのかを調整仲間や弟とともに調べていきました。
僕は<ビークイン>が1番好きなポケモンであり去年も今年もずっと使い続けているため環境に大きな変化がなければFinal,日本チャンピオン決定戦もビークインメインのデッキで出場する予定でした。

5/23の<オンバーンGX>の公開はとても恐ろしいものでした。



ダブル無色>しかエネルギーのない<ビークイン>デッキではラウドソニックを打たれ続けるとワザをつかえずに負けてしまう可能性があるためです。
結果的には進化前の<オンバット>が無色で<ダブルドラゴン>を貼れないことや<ダブルドラゴン>に依存しすぎている点などが難点でオンバーンGXの評価は低く、環境にあがってはこないという予想でその通りだったのですが怖い存在でした。

オンバーンGX>がもし環境に上がってきたときは断腸の思いでビークインを諦めざるを得ないため別デッキを考えました。
できあがったデッキは<ライチュウ><ホルビー>。
S__61554692.jpg
ライチュウ>の特性めちゃ強いやん!と公開されてすぐ仮デッキをつくりそこから調整を重ねました。
ジュナイパーGX>、<サーナイトGX>、<ゾロアーク>とどうにもならない相手がいるもののそこ以外にはいい勝率で戦えていてFinalか日本チャンピオン決定戦のどちらかで使うと決めていました。<グズマ>が出るまでは。
グズマ
グズマの登場で多くのデッキでマヒを解除されやすくなり、かなり厳しくなってしまいました。
勝率的には怪しいデッキでしたが好きなデッキではあったので最後まで使用候補でした。

ネクロズマGX>はプリズムバーストよりもブラックレイGXのスペックが優れていることで調整仲間と意見が一致し<ダストダス>、<オーロット>等に組み込んだデッキを組んでいました。
個人的には<クロバットBREAK><ネクロズマ>をつくっていましたがこれもグズマの登場で廃案。

その後<グソクムシャGX>、<サーナイトGX>、と強力なGXが公開されその都度研究しましたがビークインでは倒せない相手ではないという印象でした。
問題は環境がどう動くか。僕のビークインデッキは殴りはじめの早いデッキではないので非EX,GX主軸のデッキを相手にするのは少し厳しいです。
GX・EXの大味な環境になることを願って新弾発売日を迎えました。
そして発売日にお披露目となった最後のGXは<マーシャドーGX>。
よるのこうしんデッキにさらなる強化をもたらし、<オドリドリ>,<カリン>などのよるのこうしん対策がさらに盛り込まれることが予想され、ビークインにはつらい状況となってしまいました。
オドリドリ>自体は現状でも広く採用されており、<Uゴーリキー>とプレイングである程度はケアできるのですが<カリン>だけはどうにもやりようがないというのが実情。
アンノーン>や<クレッフィ>を採用することでバックアップしやすくすることは可能ではありますがいれるとなればイーブイたちを抜かざるを得ず<ボルケニオンEX>、<グソクムシャGX>、<ジュナイパーGX>あたりに弱くなってしまいます。
カリン>の採用率は10~15%と見込みました。
打たれたらきついのは確かですが中打点ビートから一発高火力の流れがしっかりできれば勝機はまだあるためFinal、日本チャンピオン決定戦でビークインデッキを使うことに決めました。

デッキレシピ
ビークインゾロアークゴーリキー デッキ
プレイヤー:ヤナギブソン
ポケモン
30
サポート
8
-N
2枚
2枚
スタジアム
0
エネルギー
4

千葉で使用したデッキから<ゴーリキー>をさげるためのカードであった<かるいし>、<AZ>が<グズマ>のおかげで不要となり、苦手であったよるのこうしんに対して有効である<-オドリドリ(キラ)>、<ガマゲロゲEX>を採用。
マーシャドーGX>は<タスキ>型でない限り<ビークイン>の前には出したくないため中盤以降に<バチュル>が殴ってきたところを<N>ブルブルパンチして機能停止を狙いにいきます。
オーロットBREAK>も<ネクロズマGX>の影響で復権するであろうという予想から<ギラティナ>も採用しました。
もともと<ごみなだれダストダス>を序盤に倒せなくてつらいのをベンチ3体マインドジャック100に20追加させるため<ちからのハチマキ>を採用していましたが、環境全体がダストダスを意識してグッズ依存度下げる方向で動いておりダストダスの総数が減ったため<こだわりハチマキ>に変更。

変更点は以上。
ポケモンを増やしたかったわけではなかったのですが入れたいポケモンをいれていったら30枚とかなりの枚数になりました。
Uゴーリキー>や<ゾロアーク>などをベンチに置いていてもビーリベンジでGXポケモンをワンパンできる火力が出るようになりました。
半面<カリン>への耐性は下がっていますのでカリンを踏まないことを祈りつつ<ビークイン>に頼らずサイドを詰められるプレイをこころがけました。

チャンピオンズリーグFinal
第1マッチ ダークライGXダークライEXカラマネロEX(カリン入り)
1戦目
後手。1ターン目から<カリン>がトラッシュに送られる。終盤急にうたれるよりは見えていたほうがやりやすい。
ガンガンまわされますが<ピーピーマックス>3発で1発しかあたらずそこそこといったお相手。
ベンチを絞られていましたので<テテフGX>と<ゾロアーク>で2枚は取っておきたいところ。
しかし<ハイパー>に触れずやむなく手札の<ガマゲロゲEX>で刻むプラン。
N>でお互い6枚ドローすると都合よく<こだわりハチマキ>を引き当てブルブルパンチ。
お相手ここビタどまり。そのままブルブルパンチ3発で<ダークライEX>を倒します。
そのままマウントを取り続けカリンを打たせる余裕をつくらせず<ビークイン>で攻めて勝ち。
経過時間約18分

2戦目
今度は<ピーピーマックス>もヒットし順調に場を展開するお相手。
こちらも<テテフGX>と<ゾロアーク>で攻めようというところですが<月輪の祭壇>を活用しアタッカーを交代してきて簡単には2パン取らせてもらえません。
サイドの取り合いが起こりあとはビークインで2発ビーリベンジを放ってゲームエンドを狙うシーンでしたが<カリン>を使われ仕切り直し。
そのときすでに<バトルコンプレッサー>が3枚トラッシュにあったため再びトラッシュにポケモンを送りなおすのは難しく敗北。
経過時間40分

3戦目
速攻でビーリベンジ180を目指す。
が、先2では出せず。先3もエネルギーが引けず倒せず時間切れとなり両者取り切れず引き分け。

〇×- 引き分け


第2マッチ ニンフィアGX(ソーナンス、オドリドリ入り)
ニンフィアGX ソーナンス オドリドリ
ビーリベンジ200前を3回うてるかどうかのゲーム。
ダブル無色エネルギー>、<バトルサーチャー>をしっかりと山に残せるかどうかが勝負の分かれ目

1戦目
先1にエナジー進化される。
こちら<ミツハニー>を並べられないターンがありやむを得ず<スペシャルチャージ>を切ることに。
手札に<サーチャー>と<ダブル無色>がだぶつき<N>を打つしかないターンが多くいつまでたってもトラッシュが増えずサーチャーだけが消費されていく。
ようやく200出せるようになったころにはサーチャーもダブル無色も残りわずか。
最後のダブル無色でサイドからキーカード引けず相手のプレイだけ見て降参。

2戦目
ダブル無色>を割られてから<コンプレッサー>ではじめて山を確認。
ダブル無色3落ちしてて絶望。
さらに<プラターヌ博士>が落ちているものと勘違いし落とし忘れて<N>を使わざるを得なくなり相手を助けてしまう。
スペシャルチャージ>で山に戻し1体は<ニンフィアGX>を落とすが残り山2枚だったため<ロケット団の工作>で負け。
この大一番でミスしてるようじゃダメ。


×× 負け


ここでFinalはCSPが取れないことが確定。
明日の日本チャンピオン決定戦に向けて再度デッキを煮詰めることに。

まずFinalのデッキを見渡したときに思ったのは自分の想定よりも<カリン>の採用率が高いこと。
20~30%、ほどでしょうか、見渡しただけでそれくらいいたように見えたので実際はもっと多かったかもしれません。
よるのこうしんも1回戦目は多かったのですがその影響か最終戦までにかなり数を減らしていました。
それだけしっかりとよるのこうしん対策が取られていたのだと思います。
苦手とする<オーロットBREAK><ネクロズマGX>は予想通りではあったものの一番多いタイプでありこれも脅威でした。
ビークイン>を主軸にするにはあまりに厳しい状況でした。

ある程度覚悟はしていたもののいざ現状を目の当たりにしてデッキ選択に迷いが生じます。
このままビークインを使っても勝てない。
そもそも特別有利な相手がいるわけでもないのに向かい風の環境。
自分のこだわりを貫き通すといってもただやられにいってるだけではないのか。
そんな気持ちが今更になって沸きはじめました。
幸い一緒に練習していた仲間のデッキがあったためデッキだけは高い完成度のものがありましたが先ほど述べたように元々ほかのデッキを準備していたわけではありません。
ビークイン以外のデッキを正確にプレイする自信はありませんでした。
結局それから数時間、ビークインを使う!!別のこれを使う!!!あれを使う!!!を繰り返しビークインを使うことに。
自分の好きなデッキで戦うというのが信念ですがベストなデッキ選択でないことは自分でもわかっていました。
もっと他に自分の気に入ったデッキを構築できなかったことが後悔です。
とはいえ今自分が作れる最高のビークインデッキができたと思っていたのでビークインを選択した中では自信を持っていました。
ここまできたらあとは戦うだけ!と強気な気持ちで挑んできました!!!


日本チャンピオン決定戦
使用デッキはFinalと同じ。
第1マッチ オーロットBREAKネクロズマGX
オーロットBREAK ネクロズマGX
なんと一緒に練習していた仲間が初戦の相手。
お互いデッキを知った状態での対戦です。

1戦目
先1<オーロット>はたたず可能な限り動きますがサポートを使った後にあまりグッズを使えず。
先2からはオーロットがたち順調に攻撃されていきます。
こちらは<ゾロア>はしっかり出せていたのでなんとか<ゾロアーク>に進化したかったのですがかなわず。
途中、<シェイミEX>を出せば引くことはできるがどこまで手札のたねポケモンを並べるか判断の難しい場面がありました。
山札に<ミツハニー>が残っておらず終盤<ビークイン>を出せずに負けることを考えミツハニーを2体並べセットアップ。
しかしほしいカードは引けずダメージが蓄積されます。
ゾロアークと<テテフGX>で粘りますがサイド4枚取るのが精いっぱいで負け。

2戦目
ガマゲロゲEX>スタート。
先1で<ゾロア>を出しますが<ゾロアーク>はもってこれず。
後1しっかりと<オーロット>が出てきてグッズロックされます。
先2トップゾロアーク、<ククイ博士>が手札にあり<ダブル無色>を引ければオーロットを倒せる場面。
ククイ博士を使いますがさすがに2ドローでは引けず。
その後は見せ場なくオーロットに好き放題されて負け。

×× 負け


第2マッチ オーロットBREAKネクロズマGX(カリン入り)
オーロットBREAK ネクロズマGX
1戦目
先1現物の<ミツル>で<オーロット>に進化される。
展開中に<カリン>が見える。
幸い<プラターヌ博士>は使えるハンドでちゃんと<ゾロア>もだすことができた。
そこから先は一進一退の攻防。
オーロット>でばらまかれるもしっかり<ゴーリキー>で防ぎ<ゾロアーク>で攻める。
オーロットを倒されてからはオーロットをあきらめベンチをしぼって<テテフGX>で攻めてくるお相手。
こちらは展開上<ビークイン>が一体しか出せずそこを執拗に狙って倒し中打点は<アセロラ>でケア。
こちらも<テテフGX>に対しテテフGXに4エネを集めて応戦し倒す。
途中ドロサポ使えてなかったのもありカリンを使えずビークインでとどめをさし勝ち。
経過時間40分

2戦目
残り時間が短くオーロット側は展開させず全滅勝ちを狙いに来る。
こちらは止まり気味だったが<シェイミEX>ループができるハンドだったのでその間に場を整える作戦。
相手の<N>でシェイミEXループが解除されポケモンが順に倒されていくが時間切れ。

〇- 勝ち

第3マッチ グソクムシャGXゾロアーク(カリン入り)
グソクムシャGX ゾロアーク
1戦目
オドリドリ>は見えていないが<ゴーリキー>は早めに立てておくことで中盤、進化前の<ミツハニー>をしっかり守る。
イーブイ>はベンチスペース的に2匹おけず<グソクムシャGX>は素で210出して倒すプラン。
サイドを先制されイーブイも倒されるが210出せる手札が整う。がエネルギーが引けない。
倒し損ねたターンが痛くその後もザンクロスGXで下がられて要求札が増えてしまい追いつけず負け。

2戦目
1戦目では<オドリドリ>は見えず<カリン>が見えたがオドリドリなしの線を捨てきれず<Uゴーリキー>をだす。
イーブイ>はサイド落ちしていて2体並べられずまたもイーブイを先に倒されてしまうが今回は前の<グソクムシャGX>に210を出すことに成功。
裏の<カプテテフGX>もこだわりマインドジャックで倒せて取り切れる状況をつくり取り切って勝ち。

3戦目
ここまでプレイして出てこないのであれば<オドリドリ>なしの線は切ってもよかったがビビッてできず。
結局<ワンリキー>の枠を確保したため<イーブイ>を並べられず<ブースター>に進化するタイミングを失い倒し損ね<カリン>を打たれて勝ちの目が無くなる。
ここで時間切れとなり引き分けに持ち込める最善策を取るが<N>でしっかり<グズマ>を引かれていて取り切られて負け。

第4マッチ グソクムシャGXダストダス
グソクムシャGX ダストダス
1戦目
グソクムシャGX>をワンパンしてサイドレース優位に持ち込まないと<ダストダス>に1:1交換をされ続けて負けてしまうためグソクムシャGXを倒し損ねないよう注意してプレイ。
序盤から<オドリドリ>が見えていたため<ゴーリキー>を最優先で出すしかなくゴーリキーを出すまでトラッシュにポケモンを送りづらくつらい状況となってしまう。
結局それが響きグソクムシャGXを倒すべきターンで10ダメージ足りず倒せない。
結果その差が響き途中エネルギーを引けないターンもありズルズルと負け。

2戦目
Uゴーリキー>は早々にだせてトラッシュにポケモンをしっかりと送ることができたがエネルギーを引けない。
お相手も<テテフGX>をワンパンできるターンでダストダスが殴れず猶予をもらえたのだがそれでも引けない。
結局7枚の山に4枚<ダブル無色>が残ることとなりサイド差詰めきれず負け。

第5マッチ サーナイトGXエルレイド
サーナイトGX エルレイド
1戦目
初手がポケモン5枚と<グズマ>と<バトルサーチャー>。
そこから<サーチャー>、<ゾロアーク>、<ミツハニー>、<シャワーズ>、<ミツハニー>と解決するカードを引けず取り切られて負け。
途中からは相手のカードを把握することに専念してました。

2戦目
ゾロア><ミツハニー>と並ぶそこそこ順調なスタートだった。
のになぜかゾロアを出すつもりが手札の<イーブイ>をプレイしてしまう。
自分でもなんで出したのかわからない。
そこから<ゾロアーク>と<プテテフGX>でサイドを2枚取り、相手の<サーナイトGX>が暴れだしたところでこちらの<ビークイン>でサーナイトGXをワンパン。
倒されないと予想していたようですがこちらも伊達に30枚もポケモン入ってません!
ただ間違えてイーブイを出してしまったために本来山に残しておくべきビークインラインを落とさざるを得ませんでした。
結果<オカルトマニア>で<ゴーリキー>のにおうだちが無効化されあやかしのまいですべてのビークインを倒されてしまいアタッカーが続かず負け。
ビークインがあと1ライン残っていればまだ目のあるゲームだっただけに悔やみきれない対戦でした。


×× 負け

結果1勝4敗 89位


順位の出た選手の中では下から2番目の成績でした。
悔しい結果ではありますが自分の実力をしっかりと反映していると思います。
僕はたぶんこれからも自分の気に入ったデッキ以外は使うことはないですがそのレパートリーをもっと増やさないといけないなと感じました。
去年から今年にかけて僕は<ビークイン>以外のデッキを真剣に使うことはほとんどなく、ビークイン以外を使う選択肢が残されていませんでした。
もっと幅広くそれでいてオリジナリティのあるデッキを使えるプレーヤーになりたいなと思う大会でした。
ビークインを最後まで使い続けたのは嬉しいのですがもう少し結果を出したかった!!!
長いチャンピオンズリーグを終えて自分に足りないものが見えてきたのでこれからも頑張ります。

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