【3ページ目】ブログトップ | 遊戯王 OCG | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

【3ページ目】ブログトップ | 遊戯王 OCG

遊戯王 OCG 遊々亭Blogです。遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、遊戯王 OCGに関する情報を配信していきます。Twitterでも情報配信中です!
遊々亭@遊戯王 OCG担当アカウント@yuyutei_yugioh 遊々亭公式アカウント@yuyuteiNews

リミットレギュレーション(2025年7月)

    posted

    by メカヲタ

    リミットレギュレーション(2025年7月)
    みなさんこんにちは、メカヲタです。
    今回は2025年7月適用のリミットレギュレーション所感記事になります。
    お付き合いください。

    今回の改訂では禁止カード2枚、制限カード1枚を除いて残り全ては緩和という、かなり緩めの改訂となりました。
    環境上位デッキの主要パーツが無規制で、そういった観点では環境変化は乏しそうな改訂になります。


    禁止カード
    禁止は<召命の神弓-アポロウーサ>と<No.67 パラダイスマッシャー>の2枚。
    それぞれデッキ単位でいえば【M∀LICE】【K9】で活躍していたカードになります。
    前者は該当デッキでは<原始生命態ニビル>を1枚初動で完全にケアしながら展開が可能であり、その他のデッキでも雑に盤面のモンスターを増やせばそれをケア可能という、一種の歪みを生んだカードでした。
    長く君臨していましたが、正直【スネークアイ】流行時点で禁止化されていてもおかしくなかったものだと思います。

    後者は【K9VS】を筆頭とした「K9」搭載のデッキで、<増殖するG>などのいわゆる「ドロー系誘発」や<ドロール&ロックバード>を受けた際に展開を強行し、高い確率で相手の効果発動と攻撃を封じてそのまま勝利してしまうというものでした。
    一応運が絡み100%ではないものの、<真竜皇V.F.D.>をも超えるレベルのロックをかけられる性能は許されるはずもなく、活躍から短い期間ながら一発禁止となっています。

    2枚いずれも禁止化はやむを得ないものでありますが、デッキそれぞれ自体のギミックが弱体化したわけではないため展開自体は健在。
    誘発受けの面で弱体化させたという意味ではかなり調整された改訂かと思います。


    制限カード
    制限カードは規制1枚と緩和2枚。
    規制は<魔封じの芳香>で、このカードもようやく規制かといったところです。
    強力な捲り系の魔法カードが多く実装される中それらすべてを1枚で機能不全に追い込め、かつシンプルにデッキギミックすらも止めうるカードで、3枚使えたのは不健全といえば不健全でした。
    引かれているかもわからないこのカードのために<サイクロン>を採用するかといえばそうではなく、構築の歪みを生む温床であったともいえます。
    各種ロック系の永続罠カードが規制されている現状、このカードの規制も納得でしょう。

    禁止からの緩和組は<流離のグリフォンライダー>と<トロイメア・ゴブリン>。
    前者は「勇者ギミック」として実質的な万能無効出張での採用が多く見られ、【プランキッズ】などに採用されることはもちろん【天威勇者】のようなデッキタイプすら生み出していました。

    現プールではコストが必要とはいえ<罪宝の欺き>からより強いムーブができることで禁止化の意味がほぼないものとなり、環境のインフレに押されて復帰したかたちになります。

    後者は【剛鬼】のようなリンク主体のデッキで展開力として使用しつつ、召喚時効果に<神剣-フェニックスブレード>を合わせて単純ドローもできるカードとして使われていました。
    当時のプールでは止めるカードも盤面を返すカードも少なく、「おまけ」で付いてくる対象耐性も相まって禁止となっていました。
    今では「デモンスミス」筆頭に展開するだけのカードなら豊富に存在し、また盤面を作られても<禁じられた一滴>のような耐性をかいくぐる捲りカードが増えたため、それほど脅威ではなくなっています。

    当時は追加召喚せずに出し直すことで何度もドローすることさえ可能でしたが、裁定が変わったこと、そもそも<神剣-フェニックスブレード>の禁止などもありこれも問題なくなったのでしょう。
    こちらも環境のインフレを象徴するような緩和ですね。


    準制限カード
    準制限は<スプライト・ジェット>と<マスク・チェンジ・セカンド>の緩和2枚。
    一時期環境を席巻した【スプライト】の主要カードですが、マスターデュエルでは<餅カエル>以外のカード全てが無規制、かつOCGで禁止の<スプライト・エルフ>が使える状況でも一強にはなっておらず、そういった意味でも問題ない緩和といえます。

    環境が違うため一概に比較はできませんが、それでも現環境のパワーバランス的には【スプライト】のパワーはそれほど問題のあるものでもなく、やや緩和に慎重すぎるかなといったところ。
    次期改訂などで他の「スプライト」カードも合わせて順々に緩和されていくものと思われます。

    マスク・チェンジ・セカンド>は「TACTICAL TRY PACK」の【HERO】強化の一環も兼ねているのでしょうが、当該デッキでは基本的に採用されないカードであり、出張するデッキが喜ぶぐらいですね。
    現環境で<M・HERO ダーク・ロウ>を出したい場面自体があまりなく、あまり使われないのではないでしょうか。
    このカードも長らく放置されていたカードといえます。
    リンク環境でレベルを持たないと発動できないことも若干使いづらい点ですね。


    無制限カード
    最後に規制解除組。
    サイバーポッド><十二獣ドランシア><SRベイゴマックス><R-ACEエアホイスター><ナイトメア・スローン><フュージョン・デステニー><ビッグウェルカム・ラビュリンス>の7枚です。

    サイバーポッド><十二獣ドランシア>の2枚については語ることはそうありません。
    後者に関しては緩和が遅すぎたレベルであり、今の今まで放置されていた現状に憤りすら感じます。

    【十二獣】が1枚から動くデッキ、とはいっても、ほかのテーマがより強靭な展開を1枚からする現状では、あまりに力不足といえるでしょう。

    SRベイゴマックス>は依然として強力なカードの1枚ではあるものの、次弾にて風属性レベル3テーマ【絢嵐】が登場することを考えるとこのパワーラインはインフレのなかで許容できるものとみられているということでしょう。
    残りのカードについては採用されるテーマでも重要なカード群で、シンプルに嬉しいものですね。
    R-ACEエアホイスター>は特に「TACTICAL TRY DECK」への収録もあり、そちらも意識した緩和になります。
    同じく<フュージョン・デステニー>も「TACTICAL TRY PACK」収録【HERO】の重要なカードで、縛りはあるものの初動ですらあるため枚数が増えるのはありがたいですね。
    まとめ
    改訂全体での総括としては、あまり環境自体は変わらないかなといったところ。

    影響があるとすれば【M∀LICE】ですが、基幹ギミック自体は健在なためパワーは変わりませんが、<召命の神弓-アポロウーサ>が禁止されたことで「パワーダウンした」と感じて離れる人は多そうで、その観点では数を減らすものかと思われます。
    環境トップは日本選手権でも結果を残した【K9VS】【ヤミー】の2テーマであることは疑いようがなく、特に後者は間接的にすら何も規制されていないため、数が増えるかもしれません。
    緩和カード関連ですぐに増えるデッキはなさそうですが、【HERO】はファンが多いこともあり、ある程度使用する層はいそうです。
    個人的感想としては<魔獣の懐柔>などの【ヤミー】関連カードぐらいは規制してもよさそうだなと思っていましたが今回はスルーとなり、逆に次改訂が若干怖いまであります。
    新弾が出れば多少環境に変化はありそうですが、それまではこのままの環境に付き合って行く必要がありますね。

    今回の記事はこれで以上になります。
    ありがとうございました!

【黒魔導】デッキ紹介

新弾レビュー「TACTICAL-TRY PACK -黒魔導・HERO・御巫-」

    posted

    by メカヲタ

    新弾レビュー「TACTICAL-TRY PACK -黒魔導・HERO・御巫-」
    みなさんこんにちは、メカヲタです。
    今回は新弾「TACTICAL TRY PACK」の新規カードを紹介したいと思います。

    今回のパックは言わば「既存テーマに絞ったデッキビルドパック」のような位置づけで、テーマカードの新規と再録がありつつ、再録カードがより実用的なカードで占められているという特長があります。
    収録テーマは「御巫」「ブラック・マジシャン」「HERO」です。
    このパックを買うだけで実戦的なデッキが構築できるため、新規層におすすめできる内容となっています。
    それでは新規カードを見ていきましょう。


    ブラック・マジシャン
    滅びの黒魔術師
    レベル8、魔法使い族・闇属性の融合モンスターで、『「ブラックマジシャン」+光・闇属性モンスター』という融合素材での召喚のほか、魔法カードの効果が発動したターンに自分フィールドのレベル6以上の魔法使い族・闇属性モンスターを除外する事でも特殊召喚できます。
    わかりやすいものでいえば<簡素融合>で<クリッチー>を出すことでそのまま特殊召喚でき、それ以外でも<黒魔女ディアベルスター>などの相性のいいカードは多く、簡単に出せるようになっています。
    ただ、条件による特殊召喚に限らず融合召喚を含めて特殊召喚がターン1であり、かつ蘇生等もできません。

    効果は特殊召喚成功時に「ブラック・マジシャン」と記されたカードのサーチで、<黒の魔導陣>といった魔法・罠はもちろんのこと、<イリュージョン・オブ・カオス>+<マジシャンズ・ソウルズ>といった汎用性の高いコンボパーツも簡単にサーチ可能。
    メインに不要なパーツを増やすことなくアクセスしやすくなったのはかなり大きいですね。

    場・墓地で「ブラック・マジシャン」として扱う効果もあるためそれを条件とするサポートカードは問題なく使えますが、前述の通り蘇生はできないため<永遠の魂>で使いまわすことはできないため注意。

    合体魔竜ティマイオス
    レベル10、ドラゴン族・光属性の融合モンスター。
    融合素材は「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」と、ドラゴン族または魔法使い族モンスター。

    特殊召喚時に適用し、次のターン終了時まで他のカード効果を受けなくなる耐性があります。
    次のターン終了時までと微妙に短いものの、あって困る耐性ではありませんね。

    2つ目の効果は戦闘を行うダメージ計算時に、お互いの墓地・除外の魔法カードの数×100自己強化するもの。
    お互いなのでそこそこの数値が見込めるうえ、素の攻撃力2800と耐性が相まって容易に突破できないモンスターとなります。
    永続強化なため戦闘を重ねることでさらに育てることができますが、相手も見えている以上攻撃してこないことや耐性の期間も合わせて、2回程度発動できればいい方でしょう。

    3つ目の効果は相手ターン限定の魔法・罠破壊。
    ただの<サイクロン>ですが強力な永続魔法やフィールド魔法が増えた昨今ではちゃんと強めの妨害として機能しうるのがいいですね。

    総じて、強力な制圧ではないものの突破力が高く、ワンショットを決めやすいカードといえます。
    先攻よりは後攻向けのモンスターです。

    ティマイオスの眼光
    速攻魔法になった代わりに期限付きとなった<ティマイオスの眼>ともいうべきカード。
    あちらと違い、今度は「ブラック・マジシャン」と記されているためサーチに対応します。

    フィールド・墓地の「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」をデッキに戻して対応するモンスターを「ティマイオスの眼」の効果扱いで特殊召喚しますが、次のターンのエンドフェイズに除外されるデメリットがあります。
    このデメリットは適用された状態で特殊召喚されるため、<合体魔竜ティマイオス>などの耐性持ちでも回避できない点は注意。

    とはいえ、墓地だけで<超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ>などの強力なモンスターを特殊召喚できるほか、バトル中の追撃にも使えるなど器用なカードです。
    前述の<滅びの黒魔術師>とセットで出張させることも考えられます。


    HERO
    M・HERO ダスク・クロウ
    初のメインデッキに入る「M・HERO」モンスターです。
    墓地から「HERO」モンスターを除外することで特殊召喚する効果を持ち、最初動としてはやや使いづらいもののシンプルに盤面を増やせる「HERO」モンスターとして扱えます。

    召喚・特殊召喚時にデッキ・墓地から「M・HERO」を手札に加えられ、基本的には同時実装の新規である<M・HERO ファーネス>をサーチするほか、墓地に送られてしまった「M・HERO」融合モンスターを再利用することも可能。
    サーチ先が優秀なため特殊召喚効果を使えず召喚する場合でも有用で、このカード1枚でも妥協盤面は形成可能。
    自身が闇属性であるため無効系に対する<マスク・チェンジ>でのエスケープもしやすく、頼りになるモンスターです。

    メインデッキの「M・HERO」ということで、これまで出しにくかった<C・HERO カオス>を簡単に出せるようになったのも嬉しい点。
    あちらがルール上「E・HERO」でもあるため、<E・HERO サンライザー>を経由しての<ミラクル・フュージョン>で容易に並べられます。

    M・HERO ファーネス
    レベル7の「M・HERO」。
    手札から見せることで<マスク・チェンジ>か<融合>をサーチし、手札を1枚捨てる効果を持ちます。
    これまで<V・HERO ヴァイオン>に頼り切りだった<融合>のサーチを、「HERO」サーチから盤面出力を介さずに行えるのはかなり革命的で、あちらを止められた時にも第二の攻め手として機能できます。
    自身が高レベルなため召喚は難しいものの、効果の発動が手札であるため問題はなく、高レベルであることが<D-HERO デストロイフェニックスガイ>の融合素材になれるという利点にもなっています。

    また、このカードが墓地にある状態で炎属性以外の「HERO」を融合召喚した際に自己蘇生することが可能で、<M・HERO ダスク・クロウ>からこのカードをサーチして<E・HERO サンライザー>などを融合召喚することで、自己再生しつつ盤面に「HERO」2体が並び、<ミラクル・フュージョン>を手札に抱えた状態を作れます。
    自己再生後は除外されるためリンク素材にしてから<C・HERO カオス>を出す、といった動きは難しいものの、融合素材やリンク素材として再利用できるのは強力ですね。
    サーチ先が<マスク・チェンジ>であり、その他の「チェンジ」速攻魔法には触れない点に注意。

    M・HERO アトミック
    炎属性の「M・HERO」融合モンスター。
    特殊召喚時に炎属性以外の墓地・除外の「M・HERO」を召喚条件を無視して特殊召喚でき、除去されてしまった<M・HERO ダーク・ロウ>を蘇生して相手へのロックを継続するなどが可能です。

    守備表示なため攻撃などでさらに除去されるリスクはあるものの、有用なモンスターです。
    もちろん<M・HERO ダスク・クロウ>などを蘇生するのも可能ですが、自己蘇生後に除外された<M・HERO ファーネス>を帰還させることは属性から不可能なことに注意。

    1ターンに1度だけ戦闘・効果で破壊されない耐性があるものの、こちらは微々たるもの。
    エンドフェイズ時に墓地の「チェンジ」速攻魔法をセットする効果は自身の特殊召喚に使用した<マスク・チェンジ>を基本的に再セットすることになり、自身の効果で蘇生したモンスターを対象に発動するなど自己完結した効果です。
    全体的に攻めるより受けに回った効果であり、制圧盤面を作るにはこのカードを経由する必要が薄いのが難点か。

    御巫
    御巫奉サナキ
    レベル3の新たな「御巫」モンスター。
    "奉"の名の通り"神楽"の「御巫」ではなく、そのためか既存の下級共通の戦闘に対する耐性がありません。

    効果は3つありますが、まず2つ目の効果から紹介します。
    その効果は自身に装備カードが装備された際にデッキから「御巫」を特殊召喚するもので、シンプルに強力な効果。
    アショカ・ピラー>でサーチした<御巫の水舞踏>からこのカードを出すことで、即座にもう1体の「御巫」を並べることができます。
    効果の適用後は「御巫」しかEXデッキから特殊召喚できなくなるため、汎用ランク3ギミックとして使えない点には注意が必要です。

    そして1つ目の効果が自分フィールドの「御巫」カード1枚を手札に戻す効果であり、この効果で特殊召喚に使用した<御巫の水舞踏>を戻し、呼び出した「御巫」に装備させることでそちらの効果を発動することに繋げられます。
    先攻であれば<珠の御巫フゥリ>から罠カードをサーチして相手ターンに備えられ、先攻盤面形成の要求値が下がりました。
    御巫の火叢舞>と<御巫の誘い輪舞>はカードの発動自体がターン1なため、組み合わせによっては使えないこともあります。

    3つ目の効果は墓地へ送られた際に自身を装備化するもので、下級「御巫」の効果を活かすことができるものの、それ以上の特殊な効果があるわけではないため、あくまでおまけ的位置づけ。
    場合によっては墓地にモンスターを置いた方がいい場面もあるため、使い所は考えたいですね。

    御巫神舞-二貴子
    デッキから「御巫」カードを墓地へ送り、さらに「御巫」魔法・罠をセットできる通常魔法。
    下級「御巫」を墓地へ送って<御巫の火叢舞>をセットすることで蘇生し、即座に効果発動に繋げられるため、シンプルな初動です。
    「御巫」罠カードの墓地効果を後攻でも即座に使うことも狙え、状況に応じて選べるのはありがたいですね。
    先攻でも召喚権を使うことで「御巫」罠+レベル3モンスター×2を縛りなく並べることができ、最低保証を置きつつランク3などから外部ギミックへと展開を派生させることも考えられます。
    相手目線では除去も兼ねた<御巫の水舞踏>を止めたいところですが、とはいえこのカードも通したくはないのでプレッシャーをかけることができますね。

    墓地効果で自分フィールドのX素材を1つ取り除くことで、手札・デッキから「御巫」儀式モンスターを直接特殊召喚できます。
    レベルの都合出しにくかった<アラヒメの御巫>を活かしやすくなった効果ですが、とはいえ発動時の効果といずれかターン1であり、効果が通っていれば儀式体に向かう必要性が薄いのがジレンマ。
    カジュアル寄りの構築で儀式を前面に押し出して戦うのであれば、かなり強力な効果です。

    ウズヒメの御巫
    初のEXデッキの「御巫」モンスターで、レベル3「御巫」×2で出せるエクシーズモンスター。
    特殊召喚時に装備魔法をサーチ・サルベージでき、今まで素引き前提だった汎用装備魔法にギミックで触れるようになりました。
    相性のいい<脆刃の剣>を簡単にサーチできるため、後攻でのワンショットも容易になっています。
    このカード自体も儀式「御巫」と同じ耐性を持っており、装備魔法をサーチ後そのまま戦闘に参加してダメージを稼げます。

    また、攻撃後にX素材を1つ取り除くことで追加で攻撃でき、この効果にターン1や続けての制約もないため都度3回の攻撃が可能。
    相手モンスターが2000未満のステータスであれば<脆刃の剣>を装備して戦闘破壊し、2回の直接攻撃でライフを削れますし、相手の攻撃力が2000以上であれば相手に装備して一撃で決める戦法はそのまま使えます。
    何より、これまでライフを取りにくかった相手モンスターがいない状況でも8000削れるようになったのがかなり偉いですね。
    ギミックも新規下級から完結しており、無駄にデッキスロットを圧迫しないのも優秀。
    先攻ターンに下級の効果を発動するために<脆刃の剣>を装備した場合でも、返しに墓地から拾えるのはありがたいですね。

    元々EXデッキを使わないタイプのデッキだったため採用された<強欲で金満な壺>との相性は若干悪いですが、スロット自体は残っているため<天底の使徒>等との共存は可能。
    素材に縛りがあるため汎用ランク3ギミックは使えない点には注意。

    新規カードは以上9枚です。
    今回はこの中から<滅びの黒魔術師>に着目し、デッキとしてかたちになったコンセプトデッキをご紹介します。


    デッキ紹介
    紹介するデッキは【執行官ワンキル】。
    通常魔法を発動する度に相手に1000ダメージを与える永続効果を持つ<黒魔導の執行官>の効果を8回発動することを目指し、先攻で相手ライフを0にすることを目指します。
    黒魔導の執行官>はフィールドの<ブラック・マジシャン>をリリースすることでのみ特殊召喚できますが、これまではそちらの特殊召喚とこのカードを揃えなければなりませんでした。
    滅びの黒魔術師>であれば、自身が<ブラック・マジシャン>扱いであるうえにこのカードのサーチもできるため、簡単に特殊召喚できます。
    レシピはこちら。


    執行官ワンキル
    プレイヤー:メカヲタ


    基本は「閃刀」ギミックを活用したドローソース等を駆使して手札を増やして、<簡素融合>から特殊召喚した<クリッチー>を除外して<滅びの黒魔術師>を出し、<黒魔導の執行官>を特殊召喚して通常魔法を連打します。
    トゥーンのもくじ>は1枚で通常魔法3回分になるカードですが、<剣神官ムドラ><宿神像ケルドウ>を墓地へ送っておけば、それぞれ1枚で<トゥーンのもくじ>2回分の効果を発揮します。

    黒魔導の執行官>を引いている場合は<マジシャンズ・ソウルズ>をサーチすることで、<妖刀竹光>や<ドン・サウザンドの契約>などをドローに変換できます。
    黒魔導の執行官>を特殊召喚してからは<閃刀起動-エンゲージ>を発動できないため、そちらを先に打ち切っておくことが大切です。

    火炎地獄>を採用すれば1枚で実質2000ダメージにはなりますが、今回は事故を軽減するためドローソースを厚めに採用しました。
    ある程度手札を潤沢にしてしまえば、<トゥーンのもくじ>連打を合わせて回数を稼ぐことが可能です。

    滅びの黒魔術師>ギミックは汎用性が高く、闇属性・魔法使い族を主軸にしたデッキはもちろん、<マジシャンズ・ソウルズ>が有用なデッキで<簡素融合>などとのセット出張も可能で、そのままリンク値を稼ぐムーブにも繋げてくれます。
    特に【SPYRAL】では組み合わせ初動のキーカードであり、簡単にアクセスしやすくなったのは嬉しいポイント。

    海外先行カードにはなりますが、「優麗なる霊鏡姫」が登場後であれば、<刻まれし魔の大聖棺>から動きで<リプロドクス>を特殊召喚し、リンク先に<刻まれし魔の大聖棺>を装備した<魔を刻むデモンスミス>を墓地へ送って「優麗なる霊鏡姫」を特殊召喚すれば、種族を魔法使いに変えることで<滅びの黒魔術師>にアクセスできます。
    閉ザサレシ天ノ月>からスタートすることで任意の効果モンスター2体からアクセスできることになり、コンボの幅が広がりますね。


    どのデッキのカードも基礎の動きを強化しつつ新たな動きを獲得し、非常に強力な進化を遂げました。
    皆さんもぜひ新カードを触ってみてくださいね。
    ありがとうございました。

遊戯王OCG強化買取カード紹介!!(11/29)

by -遊々亭- 遊戯王担当

READ MORE

「YCSJ OSAKA 2024」大会レポート

by メカヲタ

READ MORE

遂にここまで強くなったか!ジェムナイトデッキ紹介

by にだいめ

READ MORE

[SUDA] デッキ紹介【マテリアクトル】

by Hearth

READ MORE

[TW02] デッキ紹介【魔轟神】

by 鳩鷺

READ MORE