
「ダークリボー」採用【キマイラ】デッキ紹介
<ダークリボー>のカード効果・デッキレシピ・回し方・相性の良いカードなどをまとめていきます。
<ダークリボー>は、「Vジャンプ2025年5月号」に付属される、闇属性・悪魔族・レベル1モンスターです。
最新弾で登場した【ドラゴンテイル】でも採用されることもあり、【融合】関連デッキへの採用が注目視されています。
【ドラゴンテイル】デッキの記事も公開中ですので、下記のリンクからご覧いただけます。
【ドラゴンテイル】デッキ紹介 By鳩鷺
このページでは、<ダークリボー>の効果とともに使用したデッキレシピを紹介し、デッキの動かし方・回し方や、相性の良いカードをまとめて解説しました。
<ダークリボー>を使用したデッキを作ろうとしている方は、ぜひ構築の参考にしてください。
デッキレシピ
遊戯王ライター鳩鷺が考案した<ダークリボー>を採用したデッキのサンプルデッキレシピを紹介します。モンスター28枚・魔法12枚・罠1枚の合計41枚の、悪魔族・幻想魔族を中心とした【キマイラ】デッキです。
【キマイラ】
プレイヤー:鳩鷺
モンスター
計28枚
エクストラデッキ
計15枚
【キマイラ】デッキの回し方・動かし方
次は、【キマイラ】デッキのデッキレシピの回し方を簡単に解説していきます。【キマイラ】デッキを実際にどのように動かしていくのか、デュエルの参考にしてください。
【キマイラ】デッキは、融合召喚を駆使し、展開・妨害への布陣を形成していきます。
<ダークリボー>の効果は、耐性要員と展開要員、両方を兼ね備えているので非常に優秀な1枚です。
最終的には、安定した融合召喚を連続で行い、ハンデス・除去効果を上手く活用し相手の展開を阻止しつつ、エクストラモンスターの高打点による戦闘ダメージで勝利をつかみます。
次に【キマイラ】デッキで押さえておくポイントを、細かく紹介します。
【キマイラ】デッキの回し方
ポイント1:ダークリボーを紹介ポイント2:好相性なテーマの採用
ポイント3:【キマイラ】の基本展開
ポイント4:融合関連との兼ね合い
ポイント1:ダークリボーを紹介
【キマイラ】デッキの展開を進めるにあたって、まずは新たに登場した<ダークリボー>詳しく見ていきましょう。ダークリボー
<ダークリボー>は、悪魔族か融合モンスター1体が攻撃・効果対象となった際に手札から捨てることで、戦闘・効果破壊耐性を付与し、そのモンスターがフィールドで発動する効果は無効化されなくなる効果を持ちます。融合モンスターなら、種族に捕らわれることなく耐性が付与されます。
この時、対象モンスターのフィールドで発動する効果は無効化されなくなるので、相手の妨害を回避できます。
せっかく素材を大量に消費してまで呼び出した融合モンスターが破壊や効果無効化なんてされたらたまったものじゃないので、手札から誘発的に投げられる上に特定のモンスターに安定した維持力を付与できるのがいいですね。
また、効果で手札から墓地に送られた場合、<融合>1枚をサーチ・サルベージできます。
効果で手札から送れればいいので、融合素材として使っていくのが有効でしょう。
ただし(1)効果の発動では効果による墓地送りにならないので注意が必要です。
<融合>の再利用につながるので、<融合>をわざわざ3枚フル投入しなくても、序盤から終盤にかけて安定した融合召喚につなげられます。
ポイント2:好相性なテーマの採用
<ダークリボー>を混ぜやすいテーマとして、今回「キマイラ」を採用しています。悪魔族を融合素材とするテーマも限られるなか、<ダークリボー>を無理なく融合素材として活用し、(2)の効果につなげていきやすいテーマになっています。
今回はその内の2枚をピックアップして解説していきます。
幻爪の王ガゼル
<幻爪の王ガゼル>は、召喚・特殊召喚に成功した場合、レベル5・悪魔族or<合成獣融合>をサーチできる効果を持ちます。通常召喚するだけでも対応しているので、即座に<幻獣王キマイラ>の融合召喚に必要な片割れを確保できます。
融合素材か「融合」カードどちらかが足りない時に手札に応じた柔軟な対応ができるので、まさにかゆいところに手が届く1枚になっています。
また、融合素材として墓地に送られた場合、幻想魔族モンスターをサーチする効果を持ちます。
レベル問わず幻想魔族であればなんでも持ってこれるので、更なるサーチ手段として有用な<幻惑の見習い魔術師>の確保にも貢献できます。
バニラだった<幻獣王ガゼル>がここまで優秀なモンスターにリメイクされるとは夢にも思いませんでした。
大翼のバフォメット
<大翼のバフォメット>も<幻爪の王ガゼル>同様、元々<有翼幻獣キマイラ>の融合素材である<バフォメット>のリメイクモンスターです。召喚・特殊召喚に成功した場合、レベル4・獣族モンスターと<合成獣融合>をサーチする効果を持ちます。
エクストラデッキからの特殊召喚が融合召喚縛りになるデメリットは生じるものの、ノーコストで融合素材と「融合」カードをどちらも確保できるのはおいしいですね。
また、融合素材となって墓地に送られた場合、幻想魔族モンスターを蘇生する効果を持ちます。
同じ融合素材での墓地送りをトリガーとする<幻爪の王ガゼル>と併せてチェーンを組みやすいので、サーチ効果を妨害されないようこちらをチェーン2以降で構築するのがオススメです。
<ミラー ソードナイト>単体からでも展開可能で、<大翼のバフォメット>のリクルートにつなげることで、<幻爪の王ガゼル>+<合成獣融合>をサーチして<幻獣王キマイラ>を融合召喚できます。
この時、<幻獣王キマイラ>のハンデス効果予約、<幻爪の王ガゼル>の後続サーチ、<大翼のバフォメット>の蘇生効果でチェーンを組めるので、続けて<ミラー ソードナイト>を蘇生しておけば相手ターンに同様の流れで融合素材と専用「融合」カードを補充可能です。
<有翼幻獣キマイラ>扱いの<幻獣王キマイラ>がフィールドにいるので、<合成獣融合>の自己サルベージが機能するので、連続で融合召喚するも良し、速攻魔法なことを活かして相手ターンに<ガーディアン・キマイラ>で妨害に徹するのもいいでしょう。
ポイント3:【キマイラ】の基本展開
上記で解説した「キマイラ」関連カードの効果を踏まえたうえで、基本展開の流れを見ていきましょう。こちらでは<幻惑の見習い魔術師>と手札コスト3枚からの、「キマイラ」の展開を紹介します。
◆幻惑の見習い魔術師+手札コスト3枚、計4枚からの展開例
- 手札1枚をコストに<幻惑の見習い魔術師>を特殊召喚→<コーンフィールド コアトル>をサーチ
- <コーンフィールド コアトル>効果で自身を捨て<幻爪の王ガゼル>をサーチ
- <幻爪の王ガゼル>通常召喚→<合成獣融合>サーチ
- <合成獣融合>を発動し<幻惑の見習い魔術師><幻爪の王ガゼル>で<幻獣魔王バフォメット>融合召喚→チェーン(1)<幻獣魔王バフォメット>効果で<ミラー ソードナイト>を墓地に送り、チェーン(2)<幻爪の王ガゼル>効果で<白き森の聖徒リゼット>をサーチ
- <白き森の聖徒リゼット>効果で自身を特殊召喚
- <白き森の聖徒リゼット>効果により<幻獣魔王バフォメット>とで<殺戮聖徒レジーナ>を融合召喚→<殺戮聖徒レジーナ>効果で<白き森の聖徒リゼット>を蘇生
- <殺戮聖徒レジーナ><白き森の聖徒リゼット>で<カオス・アンヘル-混沌の双翼->をシンクロ召喚→<白き森の聖徒リゼット>効果で<罪宝の欺き>サーチ
- <罪宝の欺き>発動、手札のモンスター1体をリリースし<聖なる薊花>サーチ
- <聖なる薊花>を発動し<罪宝の欺き>を墓地に送り<告死聖徒ルシエラーゴ>を融合召喚→<告死聖徒ルシエラーゴ>効果で<"罪宝狩りの悪魔">をサーチ
- 墓地の<聖なる薊花>効果で<白き森の聖徒リゼット>をデッキに戻し自己サルベージ
- 手札の<聖なる薊花>を発動、それにチェーンして<"罪宝狩りの悪魔">を発動→<"罪宝狩りの悪魔">で<黒魔女ディアベルスター>をサーチし、<聖なる薊花>でフィールドの<"罪宝狩りの悪魔">を墓地に送って<背信聖徒シルヴィア>を融合召喚
- <カオス・アンヘル-混沌の双翼-><告死聖徒ルシエラーゴ>で<クロシープ>をリンク召喚(<クロシープ>のリンク先に<背信聖徒シルヴィア>が来るように置く)
- 手札1枚をコストに<黒魔女ディアベルスター>を<クロシープ>のリンク先に特殊召喚→チェーン(1)<クロシープ>効果で<ミラー ソードナイト>を蘇生、チェーン(2)<黒魔女ディアベルスター>効果で<白き森の罪宝>をセット
- <クロシープ><黒魔女ディアベルスター>で<S:Pリトルナイト>をリンク召喚→<S:Pリトルナイト>効果で墓地の<カオス・アンヘル-混沌の双翼->を除外
- <ミラー ソードナイト>効果で<大翼のバフォメット>をリクルート→<大翼のバフォメット>効果で<幻爪の王ガゼル><合成獣融合>をサーチ
- <合成獣融合>を発動し<大翼のバフォメット><幻爪の王ガゼル>で<幻獣王キマイラ>を融合召喚→チェーン(1)<幻獣王キマイラ>でハンデス効果予約、チェーン(2)<大翼のバフォメット>効果で<殺戮聖徒レジーナ>を蘇生
- <合成獣融合>効果で自己サルベージしてそのままセット
- 墓地の<"罪宝狩りの悪魔">効果で<罪宝の欺き>をデッキに戻して1ドロー
このように手札4枚と消費は多いですが十分な盤面を作ることができ、フィールドには<S:Pリトルナイト><殺戮聖徒レジーナ><背信聖徒シルヴィア>による妨害布陣が形成できます。 伏せカードには、速攻「融合」魔法の<合成獣融合><白き森の罪宝>が2枚もセットされているので、相手ターンに<ガーディアン・キマイラ>による破壊効果も存分に発揮されます。
また、墓地のリソースも十分に作れる展開となっています。
墓地の<幻獣魔王バフォメット>効果で、展開途中であらかじめ除外している<カオス・アンヘル-混沌の双翼->を相手ターンに帰還して除去効果を使用することも可能です。 フィールドには<幻獣王キマイラ>がいるので、墓地の<コーンフィールド コアトル><ミラー ソードナイト>の妨害効果も問題なく使用できるのもポイントです。
融合召喚を介しての展開が主となるので<ダークリボー>の(1)(2)効果のどちらも組み合わせることが出来ますし、特に耐性付与効果は融合モンスターの維持に大いに貢献でき、他にも<無限泡影>などで狙われやすい<大翼のバフォメット>が悪魔族なのでこちらのケアとしても併用できるのでオススメです。
ポイント4:融合関連との兼ね合い
【キマイラ】デッキでは、様々な「融合」サポートを採用しています。<魔玩具補綴>による<融合>の供給と融合素材として活かせる悪魔族モンスターの確保は、融合展開に非常に優秀です。 しかしながら、<融合>のデッキ切れが生じた途端にサーチが破綻する大きな欠点も備わっています。
今までは<融合>の再利用枠として<マグナム・ザ・リリーバー>を積極的に利用していましたが、そもそも融合モンスターのため、こちらでも「融合」カードを消費する悪循環さもありました。 <ダークリボー>の登場により、融合素材にしつつ手軽に(2)の<融合>の再利用効果に移行しやすく、融合先に依存しないリサイクルが可能になりました。
とはいえ、墓地の<融合>は<ガーディアン・キマイラ>の耐性付与にも貢献するため一概に手札やデッキに戻すべきでもないので、状況に応じた展開を心掛けるようにしましょう。
まとめ
「ダークリボー」採用【キマイラ】デッキは、融合召喚から展開をすすめ、ハンデス・妨害布陣で勝利を掴む!<ダークリボー>採用【キマイラ】デッキについて、カード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
<ダークリボー>は融合テーマと合わせることで、時には素材として多種多様な融合召喚を支えたり、耐性を付与することで安定した展開をサポートしたりと、この1枚で幅広い対応を得ることができるようになりました。
気になる方は、ぜひ「ダークリボー」を使用したデッキを組んでみてください。
以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。