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デッキ紹介・解説【エルドリッチ十二獣】part.3【ガリス】

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    by ガリス

    eldrich.jpg
    デッキ紹介・解説【エルドリッチ十二獣】part.3
    目次

    交戦レポート
    チーム ガリス(筆者:エルドリッチ十二獣) やごころさん(エルドリッチ) ハマダイのプロキシさん(エルドリッチ)
    1回戦 プランキッズ
    1戦目:こちらの先攻。<ラム>で<ドランシア>を作成し、<紅リクシル>を含むバック数枚を置いてターンを返したところノーガードエンドで帰って来たためエンドフェイズに<エルドリッチ>を出す。
    その後<アーゼウス>や<永久>を追加しガッチガチに盤面を固め出した所で投了を貰う。

    サイドチェンジ:デッキが何かわからないので<ニビル>等の誘発も少々加えつつ、浮きそうな札を減らし先手後手ある程度何が来ても大丈夫なように無難なチェンジを行いました。

    2戦目:<プランキッズ・ロック>を召喚された事でデッキタイプ判明。幸い<増殖するG>を持っていたので召喚成功時に投げました。
    しかしこちらも十分な妨害量を構える事ができず、返しのターン妨害の上から盤面に<プランキッズ・ウェザー>1体&<プランキッズ・プランク>+墓地に<バウワウ>と<ドゥードゥル>という「次に動かれたら負け」の状態までもっていかれてしまいます。
    一度回ってしまったプランキッズは多くのデッキがもう手の付けようがありません。
    流石に捲り能力が向上したこのデッキでも流石に・・・
    ぼく「ドローフェイズ」
    相手「スタンバイ、分解効果、対象は墓t」
    ありがとう俺のデッキ!!!!
    結果:プランキッズ 〇〇
    2回戦 魔術師
    1戦目:相手は先攻で<ダークヴルム>を召喚。スケールに<慧眼>と<虹彩>を発動し、慧眼で<賤竜>に変換した後P召喚。
    ヴルム・慧眼・<覇王門零>・<天空の魔術師>が出て来る、手札は1枚。おそらく残り1枚は展開に不要な手札誘発か何かでしょう。

    ※ここから少し難しい勝負術の話をします。結論は「<うらら>で<時空>のサーチを止めるのがマストになる展開である」という判断ができるよって話ですので読み飛ばしたい方は次の※まで読み飛ばしてください。
    さて皆さん魔術師の盤面形成にある程度法則があるのはご存じでしょうか。
    複雑極まる魔術師の展開ですが、ペンデュラムの特性上展開に使えるカードはほぼすべて最初に吐き出してしまいます。
    ですので、やろうと思えば魔術師を相手している我々からも最終盤面が何か判別が可能なのです。
    もっとも例外も多く、例えば<エレクトラム>のランダムドローが<デストルドー>や<クロノグラフ・マジシャン>といったデッキの中に残り数枚のモンスター追加手段であったり、ランク4エクシーズの先に<星刻の魔術師>が存在している等で<黒牙>での変則的なモンスターの追加展開が行われる場合もあるので確実ではありませんが、多くの展開がこの法則に当てはまります。
    肝心のその法則なんですが「召喚権行使済みかつP召喚済みの場合、盤面のモンスターの総数が最終盤面完了直前まで変動しない」ことです。
    魔術師は2体のモンスターを作ってエレクトラムをリンクし<アストロ>が出る。
    2体のモンスターを使って<覇王スターヴ>が出て、アストロが出る。
    2体のモンスターを使って<ハリファイバー>が出る、チューナーが出る・・・
    という、2体使って何かともう1体を追加する展開を繰り返します。

    これを知っていて何ができるかというと、灰流うららのマストカウンターがどこか判別ができるようになるのです。
    例えば今回の場合私のデッキは十二獣エルドリッチ。
    なによりもフリーチェーンの破壊効果を持つ時空のペンデュラムグラフが重い妨害となります。一方<サベージ>や<タイタニック・ギャラクシー>のような妨害に関しては十二獣さえ初手に居れば突破の見込みはあります。
    それを踏まえて今回の盤面をもう一度見てみます。
    盤面にはモンスターが4体。覇王門零は実質チューナーとしてカウントし、覇王スターヴの素材になれる闇属性モンスターが天空。
    つまりエレクトラム・覇王スターヴ・ハリファイバー・覇王スターヴという流れを組んできます。
    さて今度は自分の手札を考慮します。自分の手持ちには<エルドリッチ>と適当な魔法罠と十二獣とうらら。
    時空さえなければ捲りは望めそうです。
    今度は上記情報を考慮して虹彩の二度目の被破壊時効果の使用可能が現実的か考えてみます。
    回収チャンスは賤竜・エレクトラム・覇王スターヴ・覇王スターヴの4回。
    しかしアストログラフが絡んでいないのでエレクトラムでの回収は不可能。
    そして一度P召喚で慧眼が場に出されているため、エレクトラムで即座に虹彩を破壊しアストログラフを出すという展開がしにくい状態です。
    つまりP召喚後エレクトラムを作成→アストロを送った後→慧眼を賤竜で回収→虹彩を破壊してアストロで慧眼とペンデュラムグラフをサーチという流れになります。
    この時、虹彩にうららを発動した場合残り2回の覇王スターヴのうち片方で何かを破壊して虹彩を回収し、もう片方で虹彩を破壊するというプレーが必要になります。
    が、相手の場にいるモンスターの数は4体。
    本来2回増える筈のアストログラフの回数を消費して上記行動を行うため計算が合わなくなります。



    というわけで虹彩にうららを投げた所、予想通りの展開が来て最終盤面がハリファイバー・タイタニック(覇王スターヴ2体)・アストログラフマジシャンという盤面でターンが帰ってきました。
    私はすかさずエルドリッチの効果でタイタニック・ギャラクシーを除去。
    相手は長考の後ハリファイバーを<シューティング・ライザー>にし、レベルを1に。
    悩んだ末出てきたのはサベージ。
    無理もない話、彼には私のデッキがエルドリッチに見えているのですから、引っ張って<ワンダー・マジシャン>にする選択肢や<Ω>でのハンデスという墓地から沸いてくるだろうエルドリッチを考慮するとリスキーな手を選択するよりも打点が高く妨害能力もあるこのプレーを選択するべき・・・そう見えたのでしょう。
    よって<ワイルドボウ>からの<アーゼウス>炸裂。盤面を全て吹き飛ばす事に成功。
    その後相手スタンバイフェイズに<無限泡影>でアーゼウスが無力化され、天空やアストログラフでサーチされていた<ドクロバット・ジョーカー>等があったので泥試合となりますが、相手の主要エクストラの大部分が既に使用済みである事もあり最終的にこれを制して勝利。

    2戦目:先攻を押し付けられます。<拮抗勝負>を警戒して2伏せでエンドした所<羽根帚>。
    チェーンして<次元障壁>でペンデュラム宣言。チェーンして<紅き血染めのエルドリクシル>でエルドリッチ。
    返しの次のターンでほぼ勝負は決まりました。
    はい、全部わかってて先攻サイチェンしていました。
    もし今魔術師を僕が使っていたら同じことをしたと思いますので。
    結果:魔術師 〇〇
    3回戦 召喚教導
    1戦目:後攻で<メルカバー>を<アーゼウス>で吹き飛ばしつつ、<エルドリッチ>を回して勝利するよくある試合でした。

    2戦目:<ロンギヌス>や<接触するG>、<次元障壁>を入れました。試合は相手さんのミスに救われる、僕からするとちょっとラッキーな試合でした。
    エクストラが使えない縛りを忘れたまま<アレイスター>を召喚してしまい、手札のドラグマが全部出せなくなって1ターン手損になった事。
    その後エクレシアのサーチが一度私の<神の通告>で無効になっているにも関わらず<パニッシュメント>で<バスタード>を落とし、その後これでエクレシアを出してしまった上に私の手札にはそのパニッシュメントで破壊した<アウス>でサーチした<パンクラトプス>が存在しているので詰みになってしまった事。
    試合が長引くほど、頭を使うのが疲れるほど、そして考える事が多いほどこういった基礎的な事を忘れて頓死してしまうのは遊戯王に限らずどのゲームでも一緒なのかもしれませんね。
    結果:3回戦〇〇
    4回戦 雷龍
    1戦目:サンダードラゴン特有の事故により勝利。

    2戦目:<ロンギヌス>と<次元障壁>を入れてサイドチェンジを終えると先攻を押し付けられる。 しかし丁度<会局><エルドランド>等の良ハンドに相手の誘発も無く、<未来龍皇>・<ラム>・<3500エルドリッチ>・<永久>・<コンキスタ>でターンを返したところ<強欲で貪欲な壺>で未来龍皇の回答が全て除外に消えたらしく未来龍皇のごり押しが効いて勝利。 結果:4回戦〇〇
    5回戦 閃刀姫
    1戦目:後攻。相手の攻め方、とりわけ消費を迫るセンスが上手だったので「これはやり手だから戦い方を変えよう」と決めひたすら我慢しました。<羽根>持ってるけど撃たずに我慢。<わらし>持ってるけど<カガリ>、我慢。撃てる<永久>があって<ジャミング><バーナー>で荒らされまくったけど我慢。わらし打てば<シズク>が倒せるシーンなんて山ほどあったけど我慢我慢我慢。ワンキルされなければきっと来るチャンスのためにリソース切れないようにエルドリクシルを繋げつつ我慢。
    羽根によって<マルチ>が飛び、デッキ・エクストラデッキのリソースが枯れるのに傾いたタイミングで<ハリファイバー>を使った攻めが来たのでこちらの最後の黄金卿カードの<コンキスタ>を合わせて攻め手が無い状態にしてエルドリッチ達の打点を押し込んで勝利。

    2戦目:<パンクラ>以外のバック破壊を投入するサイドチェンジをした所、先攻を押し付けられる。
    初手に<ライスト>あるけど我慢。コンキスタ開けばエルドリクシルに触れて事故が即座に解決するかもしれないけど我慢・・・。
    なんてこんな時間のかかるゲームをしていたのでマルチ1巡目こそ除去し、閃刀リンクの大部分も捌けているが当然ET(エクストラターン)に入る。
    ET2ターン目を迎える私はライフ差4000近いビハインドの状態で相手の盤面はシズク・マルチロール・未確定の伏せ・そして伏せなおした<イーグルブースター>。墓地には9枚の魔法。
    しかし場にはエルドリッチが残っており<リンクアウス>も出せる状態だったので、手札のエルドリッチの効果でもう打てない<神の通告>を捨てて未確定だった<拮抗勝負>を除去。
    アウスでゲーム序盤に食らったパンクラトプスを奪った後エルドリッチを墓地から蘇生。
    900のデバフの上からエルドリッチ達とパンクラトプスの攻撃によってダメージを稼いだ後、<グスタフマックス>の2000バーンでライフ差を返しパンクラトプスでマルチロールを除去。
    アーゼウス>を載せて墓地のエルドリクシルで<>と<ワッケーロ>を補充してターンを返した所、<ハヤテ>が全て使い切られており450差のライフ差が縮まらず勝利。
    5回戦 〇〇
    6回戦 マドルチェ
    1戦目の試合中、相手さんに悲しいアクシデントがあり試合途中でシングルロスの判定が出たのでここの詳細は伏せておこうと思います。
    2戦目:<ニビル>や<コズミック・サイクロン>を増やすサイドチェンジをしました。
    幸い<うらら>で止まってくれたのでそのまま十二獣及びエルドリッチを回して攻めを無力化して勝利。
    6回戦 〇〇
    7回戦 閃刀姫
    5回戦に戦った人がトーナメントに上がってきたのでお互いにデッキ内容もプレイング傾向も割れている状態。
    基本戦術は同じく<マルチロール>・<バーナー>・<ジャミング>そして閃刀リンクを消費させたうえでこちらのリソースを残しておいて時を見計らって攻める、<貪欲>による<カガリ>2回目さえちゃんと予知できればなんとかなるから<ワッケーロ>をカガリに当てれるようにタイミングを見計らって・・・。
    ・・・と思ったのですが今度は2戦とも<手違い>がマストカウンターになったり、<うらら>が痛い所で刺せたりと早い段階でゲームが終わる試合になりました。
    7回戦 〇〇


    ここまで7戦全てストレート勝ち。
    余談ですが運営の方に「初のデッキタイプなのですがデッキ名どうしましょうか・・・?十二エルド?エルド十二?どっちがいいですか・・・?」などとあまり経験のない会話をインターバルにしたりしました。
    対戦後に対戦相手の方や試合を見ていた方がデッキを褒めてくださる事もあって嬉しかったです。

    そして・・・
    決勝戦 未界域
    1戦目:先攻で<エルドリッチ>・<紅リクシル>・<コンキスタ>・<永久>・<コズミック>を構えターンを終了。
    未界域が回り始め、3体闇が並んだ所で<キュリオス>。
    悩んだ末永久でエルドリッチをリリースし効果を無効化、相手は墓地から未界を拾い再び展開を始めます。
    墓地に5体モンスターが揃ったタイミングでコズミックをセットしていた相手の伏せに投げ込むと<手札抹殺>。
    その後<チキンレース>発動。相手の手札3枚。
    未界が使用済みになりつつあり、ランダムを当てて展開を止めるならこの三分の一の状態の方が好都合。
    そもそも序盤で置いていた伏せは手札抹殺。あそこまで開かなかったという事は捨てられて美味しいカードが今まで少なく、未界が少なくなるまで待っていた可能性が高いのではないか?
    賭けに出ても自分が有利と思ってこのタイミングで手札1枚を削りにいくためコンキスタでチキンレースを破壊します。
    しかしその後2枚に手札が減った後の未開域のドローで<終わりの始まり>を引かれてしまい、完全に展開復活してワンショットキルが通って負け・・・。

    2戦目:手札誘発を入れ余計なものを抜いて後手選択。ノーガードエンド。
    私は初動で<ラム>を墓地に送り、<ライカ>で蘇生し、<ドランシア>で破壊してもう一度ライカを出して<タイグリス>で素材を追加して再利用する展開の横にエルドリッチを加えて、<メガトンゲイル>・3500のエルドリッチで7500のライフを奪い、<紅リクシル>と<永久>を確保してターン終了。
    手札6枚を使い攻め込んで来る未界域、長い展開を眺めるついでに自分の墓地を相手に見えるように広げて気が付く。
    ・・・私が<モルモラット>だと思っていた初動が実は<サラブレード>だった・・・そういえば効果ドローしてた気がする。
    3000+1600+3500でワンキルできてたのに!!!!!
    決勝にきてここ一番で勝ち確を逃す痛恨のミス。
    精神ダメージ(自業自得ですが)を受けながら迎えたバトルフェイズ。
    10600の<アクセスコード>で殴ったエルドリッチは攻撃力3500。ライフは900残る。
    相手は<ゼピュロス>使用済みで残りライフ100。場にはメガトンゲイル健在。

    3戦目:<増殖するG>を打つとストップがかかったものの初手に十二獣は無し。
    可能な限りバックを構えてターンを返し、続く展開に適宜タイミングを見計らい<神の通告>や黄金卿で妨害を与えていく。
    コンキスタを撃ったらモンスターの数が増えた所で浮いていたパンクラが降って来る。
    バックを使い果たし0妨害になった状態で相手の手札は3枚、私の場にはエルドリッチ。
    いつまで経っても下されない死刑判決を待っていたら手札に未界が無くなったらしくそのままターン終了。
    増殖するGを召喚して<アウス>でパンクラを奪い、墓地からエルドリッチを蘇生してライフをある程度奪い、バックを追加して勝利。

    決勝 ×〇〇

    が、チームメイト2人が負けており結果準優勝となりました。
    チーム戦あるあるですねぇ・・・。

    優勝できなかったのは残念ですが、研究して自分で編み出したオリジナルのデッキ(厳密に言えば異なるかもしれませんが、この群雄割拠環境でCS分布1のデッキ)で全勝の戦績を残し、しかもそのうち7セットはストレート勝ちを決めれるというのは非常に爽快でした。
    チームメイトの2人やリモートで対応してくれた鹿児島のレイカーさん・SINさんとの調整のお陰で自信と確証をもってプレーできていた部分もとても大きかったと思います。協力ありがとうございました。

    このデッキのように今期の遊戯王は多種多様な構想が生まれ、そして1週間単位でメタが変化し続けている非常にやりがいのある環境です。
    多くのデッキで多くの選択肢があり、いろんなカードに活躍のチャンスがある良い環境だと思います。
    もしこの記事があなたの今期の遊戯王を楽しむ助けになったなら幸いです。
    ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございました。
    また次回の記事でお会いしましょう!

BLVO収録新カード紹介「メタルフォーゼ」【メカヲタ】

    posted

    by メカヲタ

    metal.jpg
    BLVO収録新カード紹介「メタルフォーゼ」
    みなさんこんにちは、メカヲタです。
    今回は「BLAZING VORTEX」に収録される「メタルフォーゼ」の新規カードを紹介したいと思います。一時期環境にも君臨した往年の人気テーマであることから、発売前の注目度も一際高いですね。それでは、カードを見ていきましょう。

    今回登場した新規カードは、メインデッキのモンスターが2枚、融合モンスター、リンクモンスター、魔法カードがそれぞれ1枚ずつです。

    パラメタルフォーゼ・メルキャスター
    1枚目が、<パラメタルフォーゼ・メルキャスター>です。<メタルフォーゼ・ビスマギア>に次ぐメインデッキの効果モンスターで、「メタルフォーゼ」共通のペンデュラム効果と破壊された場合にエクストラデッキからの「メタルフォーゼ」サルベージ効果を持ちます。回収したカードと同名を含む「メタルフォーゼ」はそのターンペンデュラムゾーンに発動できない制約がありますが、あらかじめスケールが揃っているとペンデュラム召喚により展開できます。リンクマーカーが無くても2体以上のペンデュラムが狙えるのは嬉しいですね。ペンデュラムスケールが過剰気味な1であることが残念ですが、レベル7とそこそこのステータスを持つので取り回しは良さそう。
    メタルフォーゼ・バニッシャー
    効果モンスター2枚目は、<メタルフォーゼ・バニッシャー>です。ストーリー上敵対関係にある<真竜皇アグニマズドV>を意識した意匠と効果で、そのためレベル9と「メタルフォーゼ」のペンデュラムスケールではペンデュラム召喚できませんが、そもそもペンデュラム召喚する意味合いが薄いため意識すればあまり気にならなさそうです。ペンデュラム効果は自分フィールドのモンスターの効果破壊をトリガーとした「メタルフォーゼ」のサルベージで、条件はやや厳しいものの、<メタルフォーゼ・ミスリエル>以外による「メタルフォーゼ」再利用手段を得たといえます。モンスター効果は2つあり、1つは自分の「メタルフォーゼ」を含む表側カード2枚を破壊しての特殊召喚効果、もう1つは「メタルフォーゼ」の効果により特殊召喚された際に相手のモンスターを除外する効果です。自身が「メタルフォーゼ」であるため2つの効果が連動しており、ほかに«メタルフォーゼ・ミスリエル»、<メタルフォーゼ・カウンター>によっても発動が狙えます。対象はとるもののフィールド、墓地どちらからも除外でき、妨害のひとつとして機能できますね。
    パラメタルフォーゼ・アゾートレス
    融合モンスターの<パラメタルフォーゼ・アゾートレス>はOCG完全オリジナルとしては初のエクストラデッキに入るペンデュラムモンスター。レベル7と<メタルフォーゼ・カーディナル>、<メタルフォーゼ・オリハルク>をトリガーとした<メタルフォーゼ・コンビネーション>によって特殊召喚でき、逆に自身をトリガーとすれば«メタルフォーゼ・ミスリエル»を特殊召喚できる絶妙なステータス。ペンデュラムモンスターなので墓地へ送るには工夫が要りますが、繰り返しペンデュラム召喚できるなかでは最高の2500の攻撃力を持ちます。ペンデュラム効果は自分の「メタルフォーゼ」の破壊をトリガーとした表側カードの破壊。セットカードに触れずやや受動的であるため、意識して使うことはあまりないと思います。モンスター効果はエクストラデッキから特殊召喚された際に相手のカードの破壊。こちらはセットカードに触れますが、エクストラデッキに2体のペンデュラムモンスターが存在する必要があります。ペンデュラムモンスターを戻す行為はデメリットにもなり得ますが、<レスキューラビット>によるリクルート先の確保にもなるため一長一短。融合ペンデュラムであるため毎ターンの破壊が狙えるのは嬉しいですね。もう1つのモンスター効果は融合ペンデュラムの例に漏れずスケール移動効果。スケールに置くよりはエクストラに送ってペンデュラム召喚した方が有効な場面が多いため、早々に「メタルフォーゼ」で破壊していいかもしれません。
    ヘビーメタルフォーゼ・アマルガム
    次にリンクモンスター。「メタルフォーゼ」2体目のリンクモンスターとなる<ヘビーメタルフォーゼ・アマルガム>は左右にマーカーを持ちます。条件は«メタルフォーゼ»2体と<ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム>と同じく«レスキューラビット»から展開できます。モンスター効果は自身が効果によって墓地へ送られた場合に、自己蘇生か装備化を行います。蘇生した場合メインモンスターゾーンに移動するため、このカードのリンク素材及び自身の効果で破壊する「メタルフォーゼ」の3体を即座にペンデュラムできるのは他にはない利点。装備化した場合はモンスターで無くなるため以降の自己蘇生も使えず、詰めの場面以外で使うことは少なそうです。
    混錬装融合
    最後に魔法カード。3枚目の融合となる<混錬装融合>は、エクストラデッキのモンスターを素材に出来る通常魔法です。フィールドから素材にするとエクストラデッキに加わるため«メタルフォーゼ・コンビネーション»が扱いづらく、手札で融合すると消費が激しかった今までと比べると、容易に墓地肥やしができるこのカードはなかなかに有用性が高いといえます。特に«ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム»の効果で送った«メタルフォーゼ・バニッシャー»を素材に«メタルフォーゼ・ミスリエル»を融合召喚し、相手ターンに<I:Pマスカレーナ>や<重錬装融合>でそれを墓地へ送って蘇生に繋げる動きは強力です。ほかにも、<アストログラフ・マジシャン>を素材に<神聖魔皇后セレーネ>を出し、さらにエクストラデッキの«アストログラフ・マジシャン»を素材として«メタルフォーゼ・ミスリエル»を出せば«神聖魔皇后セレーネ»の効果による蘇生へ繋がり、<破械雙王神ライゴウ>や<召命の神弓-アポロウーサ>などに繋ぐことができます。


    【メタルフォーゼ】としてみると依然としてセットした«メタルフォーゼ・コンビネーション»に触りづらい欠点は残るものの、相手ターンでの妨害性能の向上や専用融合による消費の抑制と全体的な性能の底上げがなされたように思います。爆発的なパワーの向上とまではいきませんが、細かな立ち回りが可能になったこと、選択肢が増えたことは嬉しいですね。今後CSなどでも見かけるようになるかもしれません。
    「メタルフォーゼ」の紹介はここまでになります。お読み下さりありがとうございました!

販売ランキング【2020年10月編】

    posted

    by -遊々亭- 遊戯王担当

    遊戯王販売ランキング.jpg
    販売ランキング
    【2020年10月編】

    こんにちは、遊々亭@遊戯王OCG担当です!

    今回は現時点で2020年10月に売れたカードを現時点のランキング形式でまとめました!
    それではどうぞ!

    販売ランキングTOP3
    3位
    UR宣告者の神巫

    チューナー/効果
    ATK 500 / DEF 300


    ・カードテキスト
    このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
    (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキ・EXデッキから天使族モンスター1体を墓地へ送る。このカードのレベルはターン終了時まで、そのモンスターのレベル分だけ上がる。
    (2):このカードがリリースされた場合に発動できる。手札・デッキから「宣告者の神巫」以外のレベル2以下の天使族モンスター1体を特殊召喚する。

    第3位は宣告者の神巫!
    9月に続いてランクインとなりました。依然として様々なデッキで使われている様子が伺えます!
    EXモンスターの墓地へ送られた場合の効果にどこから送られたかを問わないケースがあり、<ゲール・ドグラ>等も含めEXデッキのカードを直接墓地に送るカードは度々注目されますね。
    このカードも<虹光の宣告者>を墓地へ送ることができ、虹光の宣告者はデッキからカードをサーチしてくる効果を持っているので、やはり儀式召喚を用いるデッキにおいてレベルの上昇と後続の確保という点で相性が良いと言えます。
    今後も儀式系のデッキで活躍することが期待されていますね。

    2位
    SR夢魔鏡の乙女-イケロス

    効果モンスター
    ATK 0 / DEF 500


    ・カードテキスト
    このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
    (1):このカードが「夢魔鏡」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「夢魔鏡の乙女-イケロス」以外の「夢魔鏡」カード1枚を手札に加える。
    (2):フィールドゾーンに「闇黒の夢魔鏡」が存在する場合、自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに、このカードをリリースして発動できる。デッキから「夢魔鏡の夢魔-イケロス」1体を特殊召喚する。

    第2位は夢魔鏡の乙女-イケロス!
    【夢魔鏡】(Dream Mirror)デッキのサーチ効果枠であり、<夢魔鏡の夢魔-イケロス>と相互入れ替わりが出来ることで展開効果も兼ねた1枚です。
    相手のターンに夢魔イケロスに入れ替わって<黒ルペウス>の効果破壊を狙うなどでゲームを有利に進めることが可能です。
    特殊召喚したいカードは事前に乙女イケロスでサーチしておけるので、非常に再現性の高い動きをとることが出来ます。

    1位
    SR混沌領域

    通常魔法

    ・カードテキスト
    このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
    (1):手札から光属性または闇属性のモンスター1体を墓地へ送って発動できる。そのモンスターとは属性が異なり、レベル4~8の通常召喚できない光・闇属性モンスター1体をデッキから手札に加える。
    (2):墓地のこのカードを除外し、除外されている自分の通常召喚できない光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキの一番下に戻す。その後、自分はデッキから1枚ドローする。

    第1位は混沌領域!
    光属性と闇属性が混在するテーマで手札の質を上げながら墓地を肥やし、その後も追加で1枚ドローになるという非常に強力な効果をもっています。
    墓地へ送ったカードをコストにサーチしてきたカードで展開できる【サンダー・ドラゴン】デッキ等で使用されていますね。
    (2)の効果でデッキの下に戻す効果も、テーマ内のサーチカード等を絡めると簡単に使いまわせます。
    本当にこんなに強いのか!?と思い何度か読み直したとの声も聞こえるほど人気のカードです!

    今回の販売ランキングは以上になります。

    それではまた次回ヾ( ´ー`)ノ


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