まとめと言いながらやたらと長くなってしまったせいでもう4記事目です。前回までの記事はこちらからどうぞ。(デッキタイプ分類、赤青、黄緑黒)
いい加減今回で最後にします。今回は紫〜多色です。よろしくお願いします。
ピエベルゼ デッキレシピ
メインデッキ
計50枚
分類:アグロデッキ
紫の主要なデッキタイプの一つ。
<キメラモン>や<ピエモン>など進化よりも登場することで強力な効果を発揮するデジモンと、ワープ進化できる<ベルゼブモン>あたりで高レベル帯を占めることで基本低レベル帯で戦いつつ、状況に合わせて大きな動きもできる器用なアグロデッキです。
アグロデッキと言うには成長期が少ないのですが、<ナイトレイド>を実質成長期と換算すると実質成長期20枚を超える他、そもそも戦い方が下の世代で殴るの方向なのでこれは歴としたアグロデッキなのです。
アグロ気味な回し方が肌に合わなかった人や対応力を求めた人は次に紹介する紫順当進化を握っている印象です。
除去が豊富な点と、ピエモンや<ミレニアモン>などの大振りな動きが入っている点でアグロデッキの中では例外的に究極体デッキに対して有利に出られる事は非常に大きな特徴です。
大まかな動きとしては序盤は成長期でガンガン殴っていきつつトラッシュを肥やし、相手の脅威の中で無視できないものに対しては適切に除去を当ててなんか上手い事やる(曖昧)と言うものです。また、ナイトレイドと<トランプソード>等、他のデッキよりオプションが多く入る為<ホーリードラモン>と相性が良い事が知られています。
欠点としては打点の低いアグロデッキなのでブロッカーに弱い事です。除去は多いのですが、ブロッカーに撃ってコスパのいい除去は基本的には無いので撃てば撃つほど損をします。例外は<ヒートバイパー>ですが、多く採用できるカードではないので当たればラッキー...くらいでしょうか。
黒と貰っている枚数は同じなのに紫だけ環境で戦えているのは、紫の方が単体で機能するデジモンが多いからなのかなぁと思います。進化してこそ強い構築と言うのは、各世帯全体的に優秀な土台があってこそなのでしょう。
紫順当進化 デッキレシピ
メインデッキ
計50枚
分類:順当進化
紫の順当進化デッキです。紫のよく使われるデッキには順当進化とピエベルゼと呼ばれる2つの型がありますが、順当進化型の特徴はフィニッシャーに<ピエモン>ではなく<メタルガルルモン>や<ヴェノムヴァンデモン>を採用している事と、進化ルートのために<ヴァンデモン>が採用される事でしょうか。
何となく紫を使い込んでいる人ほどピエベルゼより順当進化を握っている印象があります。アグロムーブもピエモンぶん投げも結局は相手の対応に左右されるところが大きいので、やり込んだ人ほど実力での勝ちを求めて普通に進化を重ねられる順当進化型に動いていくのかなあと思いますが、定かな事はわかりません。僕自身のやり込みが足りないので。
強みは究極体の選択肢が多い事です。アグロ型でも使えたピエモンと<ベルゼブモン>は勿論、メタルガルルモンとPヴェノムヴァンデモンは自身の効果で頭数を増やせるので例えセキュリティ1枚目で消滅したとしても爪痕を残せる強力な究極体です。
また、デビモンの進化元効果としての道連れを上手く使えるのも紫順当進化の長所です。道連れは弱いデジモンでも強いデジモンを打ち取れる能力と思われがちですが、強いデジモンが更に強いデジモンに打ち取られにくくなる能力としても非常に優秀です。道連れ持ちのPヴェノムヴァンデモンがレストしているとして、あなたは<ホウオウモン>で討ち取りたいでしょうか?多分<ブレイクドラモン>でも割と躊躇するのではないでしょうか。
弱点は普通に順当進化をやるなら進化速度とパワーラインで青と赤に劣る点でしょうか。ただセキュリティの弱さはともかくとして、除去の豊富さから盤面の取り合いなら負けていないので十分に戦えるレベルなのだと思います。
究極体コントロール デッキレシピ
メインデッキ
計50枚
分類:究極体
究極体デッキです。メインに据える色とか組み込むギミックは色々ありますが、殆ど勝ちパターンはデッキタイプによるコンセプト勝ちなのでどの型が突出しているというのは特に無いのかなあと思います。
多いのは赤をベースに青と黄色を積んだ形です。
赤はお馴染み<ヴォルケニックドラモン>と<スカルグレイモン>、<ガイアフォース>が使え、除去の性能に非常に優れることから。
青は<メタルシードラモン>と<コキュートスブレス>、それと貴重なドローである<BT1ズドモン>のため。あとこれら2色で<オメガモン>を採用する理由になります。
黄色は主に<ホーリーエンジェモン>と<ホーリードラモン>によるリカバリーのためです。平均DPが高く除去オプションも多いこのデッキのリカバリーは、他のどのデッキでやるよりも凶悪です。
この3色以外に他の色を採用する理由としては、黒を採用する利点はレベル3~6で好きにブロッカーを取れる事、<ムゲンドラモン>が使える事、<ミレニアモン>に繋がることでしょう。
紫の利点は<トランプソード>、<バクモン>、<キメラモン>、<インプモン>と<ベルゼブモン>など。紫の基本的な動きそのものですので、紫を使うならデジタマからがっつり枚数を取って軸にしたほうがいいと思います。
緑は元々進化至上のカラーな事もあり、このデッキには<ピノッキモン>単体でしか採用の余地はないので色として見ることはないでしょう。
簡単な説明ですが、究極体デッキについては大体デッキタイプの紹介記事で書いてしまったので個別の説明としてはこんなものです。
青緑速攻 デッキレシピ
メインデッキ
計50枚
分類:アグロデッキ
1弾環境から存在する古典的アグロデッキです。1弾環境のこのデッキのことを知りたい人は良ければ僕の過去の個人ブログをどうぞ。
2弾環境になって変わったのは<ベタモン>の採用と<ピノッキモン>等の登場究極体の採用でしょうか。
ベタモンが採用される理由は天敵である<ヴォルケニックドラモン>の存在から明らかですが、興味深いのは登場究極体が採用されるようになったことです。
元々ブロッカーの対策に<スカルグレイモン>が入っていたりと、登場時目当てで採用されるデジモンは入っていたのでデッキの形としては大きく変わっていないのですが、選択肢が増えたことで初見殺し性能は上がっているように思います。セキュリティの強さとしてもアップグレードされていますね。
あとは<ホーンバスター>より<フラウカノン>が優先されるリストが多いのですが、ブロッカー対策としての性能は一長一短なので、恐らくピノッキモンとのシナジーを考えての採用でしょう。
こう言ったほぼ進化しないアグロデッキはデッキの枠35枚くらいでメインの勝ち筋の動きが安定する為、残りの15枚は自由枠だったりします。その為オプションを多めに積んでセキュリティを強くしたり、登場究極体を積んでゴリ押し出来る様にしたりと好みに合わせて組んでみるのが良いでしょう。
と言う訳で2弾環境各色のデッキ紹介でした。発売からかなり長い間プールに変化がなかった割に、その時々の流行り廃りも含めてかなり色々なデッキが生まれていった良環境だったのではないでしょうか。
今回はまとめという事で主なデッキの触りしか紹介できなかったので、もっと各デッキに踏み込んだ記事も書けたら良いですね。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。さようなら!