赤オメガ デッキレシピ
メインデッキ
計50枚
分類:順当進化
1弾から存在する典型的な赤のグッドスタッフ。鳥オメガなんて呼ばれる事も。
2弾からの新顔は幼年期から<ギギモン>、<ギルモン>、<ピヨモン>、<ラヴォガリータモン>、<ヴォルケニックドラモン>あたりで、1弾からあるデッキの中ではアップデートが多い部類に入ります。
1弾の頃から大きく変わった点としては、幼年期がギギモンになった事によりゲーム後半どのデジモンも安定してDPにバフがかかるようになった事、<最強グレイモン>が減って<グレイモン(ST)>が採用されるようになって完全体以上で攻めるのが主流になった事、小粒を並べたらヴォルケニックで焼かれる様になった事でしょうか。まあこれは赤に限らないですね。
プレイスタイルによる型の違いとしてオメガを目指す型と完全体から殴っていく型に分かれるように思います。オメガを目指す型はサンプルレシピのように2種の2コス進化完全体をフルに活かし、ギルモンよりもピヨモンを優先してコストを上手く使うのに対し、完全体から殴っていく型は<グラウンドラモン>より<メタルティラノモン>や<スカルグレイモン>を優先します。ただピヨモンとギルモンの採用は好みの範囲である場合が多いですね。
強みはやはり<オメガモン>を採用している事で、同型や青オメガ相手に進化合戦が出来る事。また緑相手ならオメガモンを出すだけでかなり有利が取れます。
また、青オメガとの比較では2コスト進化の完全体を2種8枚取る事で完全体進化での1コスト返しが安定している事、またDP+のお陰でセキュリティで12000や6000などの同レベル帯の最大値を踏んでも消滅しないので殴りやすいと言うのが大きいです。
また弱点らしい弱点もありませんが、<ガイアフォース>やヴォルケニックドラモンと言った大振りな動きはよく考えてプレイしないと逆に自分の首を絞めるため、そういったカードの使い所はしっかりと意識しておいた方が良いでしょう。
長い事ガイアフォース4枚が主流でしたが、最近ではガイアフォースを減らしてデジモンの数を増やしたリストが増えてきています。やはり事故が1番の敵という事で、デジモンを増やしたリストは事故し難く使い易いと評判です。
しかし一方で不利な状況になった時にセキュリティに期待できずに一切の希望無く負けていくという一面もあります。腕に自信があり、事故さえ無ければまず勝てると思うならオススメできますが、その自信が無いなら素直にガイアフォース入りをお勧めします。ゲームの運要素は腕に覚えが無い人でも上級者に勝てる為の要素なのですから。
赤アグロ デッキレシピ
メインデッキ
計50枚
分類:アグロデッキ
1弾からの赤の特権である<最強グレイモン>と、2種類の+1000成長期、2種類の6000打点成熟期をフルに活かしてレベル4で最も強く戦う事に特化したパワフルなアグロデッキです。
特徴は<STグレイモン>ではなく最強グレイモンが採用されている事と、他のデッキでは<ダークティラノモン>の存在から採用される事の無い<ラヴォーボモン>が採用される事です。
アグロデッキは早い代わりにセキュリティが貧弱な為、そのデッキのパワーラインよりひと回り大きい打点で殴られると非常に弱いと言う弱点があります。具体的には3000や4000で殴るウィニーデッキは特に対策している訳でもない<ゴリモン>やダークティラノモンにボコボコにされる事がよくありますね。その点でこのデッキのパワーラインは6000が基準なので他のどのアグロデッキよりも高く、基本完全体以上にしか有利を取られないため確実に早さで差をつける事が出来るのが強みです。また、打点の高さからブロッカーをほぼ気にしなくて良いのもアグロデッキとしては非常に取り回しが良いです。
他のアグロデッキと比べると2コス成長期が少ないのでコストのやりくりで一歩劣るのはご愛敬。
アグロデッキの中で最もパワーラインが高い性質上他のアグロデッキには非常に強いです。順当進化にも五分以上に戦えますが、究極体相手にはかなりどうしようもないのでそこは割り切るしかないでしょう。
赤デューク デッキレシピ
メインデッキ
計50枚
分類:順当進化〜テイマーデッキ
赤の順当進化にテイマーと<デュークモン>を入れた型。
デュークモン自体はテイマーがいなくても強いのでテイマーデッキの割に依存度は高くなく、赤オメガにデュークモンだけが出張してるケースもあります。
逆に<メガログラウモン>や<ファイナルエリシオン>まで採用してがっつりテイマー軸に寄せている場合もありますが、現状そちらは環境と言うよりはファンデッキの側面が強い様に思います。
元の順当進化の形からどこを削るかは使用者の好みでしょう。サンプルレシピではレベル3と<オメガモン>を減らしている事から決定力をデュークモンに頼り、最低限の理想的進化ラインを残して、引けなかった分は<グラウンドラモン>の素出しなどに託すなどのゲームプランを伺う事ができます。
青オメガ デッキレシピ
メインデッキ
計50枚
分類:順当進化
一弾環境から存在する環境の覇者。環境初期には一時的に減りましたが総合的なデッキパワーで結局今環境でもtier1です。
1弾環境からの違いは<ローダーレオモン>が入るようになった事。ローダーレオモン自体は1弾のカードですが、環境に存在する10000打点の登場究極体や赤の<ラヴォガリータモン>をセキュリティで打ち取る為に採用されるようになりました。最近では<ズドモン(BT2)>まで採用して少しでもセキュリティを強くしたリストも出てきています。
他に2弾から入ってきたカードと言えば幼年期に<チビモン>、究極体に<メタルシードラモン>や<ヴォルケニックドラモン>を採用した型をたまに見る事がありますが、まあ殆ど見ないと言えるくらいでしょう。戦法の一つとして頭に入れておけばいいと思います。
型としては、基本的には<メタルガルルモン>のコンボ以外はコストとDPに優れるバニラばかりのデッキですが、地域によっては青の特色である進化元破棄ギミックを取り入れたリストもあるようです。僕はDPの高さに安心を覚えるのでバニラ型派ですので進化元破棄型の方には詳しくないですが、DPやコストのやりくりだけでは生み出せない上振れが出せるのが強みなのだと思います。
またガルルモン派か<レオモン>派かの派閥争いもありますが、まあこれに関しては脱線しすぎてしまうので程々に。
魅力はドロー性能によって順当進化の中では最も安定している事。そして順当にブン回れば非常に優れたパフォーマンスを出せる事です。またDPで見ても採用されているのは各レベル毎の最高水準なので、同じ順当進化の中ではかなりセキュリティが硬いのも評価点ですね。
弱点はDPを上げる手段に乏しいのでメタガルや<プレシオ>、<オメガモン>がセキュリティを殴った時に同じDPラインのデジモンを踏んでコロッと消滅してしまう事ですね。高くない確率ですし、そこで殴らない選択肢は消極的すぎると言う話にはなるのですが、それがセキュリティで消滅してしまうとゲームに負けてしまうので、それを踏まえてもデッキとしての弱点ではあるかなあと思います。特に赤と比べると。
アルフォース デッキレシピ
メインデッキ
計50枚
分類:テイマーデッキ
シャインと並ぶ2弾の目玉とも言うべきデザイナーズデッキの一つ。
強みは準備さえ整ってしまえば少ない頭数からでも怒涛の連撃で一瞬でゲームを終わらせてしまえるポテンシャルがある事。特にテイマーの数が攻撃回数に変換できるので、<アルフォース>に進化さえしてしまえば序盤にテイマーを置くテンポロスを回収できるのは偉いですね。
弱点はアルフォースに繋がらなければ決め手に欠ける事。またアルフォースを除去される事でしょうか。とは言え、この辺りはアルフォース使いなら誰でも知ってる事ですので、今勝っている人は弱点をカバーできる独自のゲームプランを持っている印象です。
最近見て印象的だったのは<BT1ワーガルルモン>を採用して一気にゲームを終わらせるプランです。アルフォースは元々準備さえ出来てしまえばあとはコストを大量に貰った瞬間ゲームを終わらせられるデッキなのですが、それを思えば自分から無理やり大量のコストを稼ぎ、そのまま勝てば返済の必要も無い借金ギミックはこの上なくアルフォースにピッタリで感心する事しきりでした。
相手をしていて特にコストの渡し方に注意が必要なデッキです。アルフォースに進化されたからと言って考え無しに<ガイアフォース>などを撃ってしまうと渡したコストで2体目が立ってしまって負けなんてよくある話ですので、対処するにも冷静に一歩考えてからプレイした方が良いでしょう。
各デッキとの相性は、速いデッキは苦手な傾向にある他、上手く回った緑には非常に弱いです。逆にシャインや究極体など遅いデッキには有利がつくと思います。また、長期戦になった時<ブイドラモンゼロ>の進化元効果のお陰で山札切れには非常に強い事を覚えておくと良いかも知れません。
長くなってしまったので今回はここまで。
2弾環境を振り返ってみて、赤オメガと青オメガと言う2大デッキが1弾環境から引き続き環境のトップにいます。青オメガや赤オメガの強さはルール上最も無駄が無くて強い動きを切り詰めた強さであり、それが強いのは2弾では基本的な動きを超えたインフレが起こらなかった事の証明です。その視点で言えば3弾環境での赤オメガと青オメガの動向にも注目したいですね。
ではまた次回残りの色をお楽しみに。