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めざせ最強進化! 第41回「BT11環境まとめ」

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    by 八坂

    デジモン デッキ紹介.jpg
    めざせ最強進化!
    第41回「BT11環境まとめ」
    こんばんは、八坂です。
    今回も環境まとめを書いていこうと思います。よろしくお願いします。

    BT11環境は序盤はブラックウォーグレイモン、中盤以降はクロスハートを中心に動いてきた環境と言えます。
    他にも有力なデッキはありましたが、強力なプレイヤーが使い込んだ結果勝てている部分が大きく、環境に広まって活躍したデッキという見方では2デッキが環境の中心だったと言えるでしょう。


    ブラックウォーグレイモンデッキの傾向
    ブラックウォーグレイモンが強い理由として、ひとつのデッキに収まり切らない豊富なサポートカードにより、テーマデッキにもかかわらずその中でさまざまなバリエーションを出すことができる事が挙げられます。
    どのカードを軸にするか、どのプランで勝つのかによっていくつも型があり、そのどれも強力なので生半可な対策が意味をなさないのです。

    なのでブラックウォーグレイモンをメタったデッキと言うのは根本的には存在しないと言えるでしょう。
    そんなブラックウォーグレイモンの型ですが、いくつかの軸とエースによって分類ができます。

    まず軸は低レベル帯の傾向によるものです。
    主にグレイモンの種類によって読み取ることができ、赤軸、赤黒軸、黒軸と分けられます。

    赤軸
    赤軸は赤いグレイモンを多く採用している型です。
    主に<ST1グレイモン>と<BT5グレイモン>の事で、これらの比重を大きく取っていると言う事は攻撃的なプランを重く見ている事になります。
    後述の<ガイオウモン>や<Pブラックウォーグレイモン>をエースにした構築と相性が良いです。この軸の場合レベル3は赤でないと進化できない場合が多くなるので黒のアグモンやアグモンX抗体は入らない事が多いです。

    赤黒軸
    BT8の黒のグレイモン>と<BT11グレイモンX抗体>を7枚か8枚のほぼガン積みにした形。最も数が多い形です。
    進化元効果でブロッカーを持ちやすいので<X7>型以外のクロスハートを始めとしたデジクロス系のデッキに強いです。

    相性が良いのは再始動を持つ<ブラックウォーグレイモンX抗体>や<ガイオウモン>です。
    前環境のクロスハートに対するヘイトの高さから初期に流行り、そこから今まで最大数を保っているという印象です。
    守りが強いのでミラー以外でめっぽう強く、強いデッキを使っている感覚が強いためだと思われます。

    また、赤黒どちらからでも進化できるため、レベル3の選択肢が広い事も流行った理由にあると思います。
    BT8アグモン>や<BT11アグモンX抗体>をストレスなく運用できるのは大きな強みです。

    黒軸
    こちらはグレイモンもそうですが、レベル3を黒1色にして<姫川マキ>を採用する型です。

    下のラインが黒一色でも十分に強力であり赤軸にはできないカード選択ができるほか、姫川マキのサーチとコスト軽減が使えるのが強みです。
    こちらも基本的には受け寄りの戦法が得意ですが、再起動シナジーや<Pスナリザモン>など混ぜられるカードに幅があり、その構築を楽しむプレイヤーが使う事が多いため、何が多いと言った傾向は特に無いように思われます。
    エースは攻めよりなら<ガイオウモン>、受け寄りなら<ブラックウォーグレイモンX抗体>が良いでしょう。


    さて、軸を確認したところで今度は上を見ていきましょう。デッキの軸になるのは大きく分けて4枚です。

    ブラックウォーグレイモンX抗体
    相手デジモンのアタックを吸う効果と、デジモンがアクティブになった時相手デジモンを消滅させる2つの強力な効果を持つデジモンです。
    どちらも守りに優れた能力で、DPでこれを上回らなければ突破は難しいでしょう。一方でDPで超えてアクティブアタックしてくる相手、要はミラーで弱いのが弱点です。

    ガイオウモン
    退化と進撃、そしてセキュリティアタック+1を持つことで攻めっ気のあるゲームプランが取れます。進化しきったら速やかにゲームを終わらせたい人に人気です。

    また、前述の通り<ブラックウォーグレイモンX抗体>に強いため、ミラーを意識すると多めに摘みたいカードです。
    BT8グレイモン>さえいれば再起動ブロッカーとしてふるまえるので、赤黒軸ではバランスよく使いやすいでしょう。

    BT8ブラックウォーグレイモン
    どちらの型でも進化前としてエースの働きを阻害しないため、BT8ブラックウォーグレイモンは2枚程度採用されることが多いです。
    進化ついでにテイマーの処理ができるのがやはり強力。これが軸になることは少ないですが、これと<ハデスフォース>を合わせて多くとっている構築はテイマーを徹底的に消滅させる意思があります。

    Pブラックウォーグレイモン
    これを主軸にするといわゆるワンショット型と言われる形になります。
    進化元で2チェック、16000以上にして<久我ユウヤ>でセキュリティのオプションが効かない状態にすれば怒涛の連続アタックを止める手段はほぼありません。
    守りが薄いので揃わないと脆いピーキーなデッキですが、セキュリティで止まらないワンショットデッキは非常に気持ちがいいです。他の型だと思ってゆったり構えていると突然ゲームを終わらせてくるので知っていて損はないでしょう。

    というわけで4体紹介しましたが、色の軸と違ってこれらはこだわりや偏りなく採用されていることも多いため分類としては困ったものです。
    Pブラックウォーグレイモ>ンを除いた2:2:2の様な採用でも強いのが地力の高さを示しているように思います。

    さて、ブラックウォーグレイモンについてはこんなところで、続いてクロスハートを見ていきましょう。


    「クロスハート」
    従来型
    X4>と<X5>に加え、<X3>も込みでパーツを揃えながらガンガン殴っていく形は<ブラックウォーグレイモンX抗体>の台頭で数を減らしていきました。それでもデッキの地力は十分なので環境次第ではまた上がってくることでしょう。

    実際11月に入るころにはブラックウォーグレイモンX抗体に慣れたプレイヤーも増え、ミラーで弱い事も手伝って後述の<X7>型と合わせて数を回復してきています。12月にX4が制限になるまではいるでしょう。

    X7型
    従来型と入れ替わるように数を増やしたのが<X7>型です。
    最大の違いは相手の大型を割と簡単に除去できる点で、それでいて展開次第では従来型と大差ない速度も出るので対策が難しいデッキです。
    ブラックウォーグレイモンに対しては運良く除去耐性が引けていなければX7を出すだけで痛い目を見せられますし、除去耐性があっても赤軸でなければX7のDPを超えられないなんてことはそこそこあります。

    また、X7型の強みとして、素材として入れているカードがどれも地味ながら使いどころがあり、使えば使うほどできるプレイの選択肢が増えていくのでその点でもやり込み甲斐がある点が挙げられます。
    X7型は初期の頃からいましたが、数を増やすまでに少し時間がかかったのは洗練されたリストが出来るのに時間がかかった事と、カードの使い方が広まるのに時間がかかったためだと考えています。

    クロスハートについてはこんなところでしょうか。
    メルヴァモン>入りの構築もありますが、流行っているというほどはいない印象。
    とは言え単体で強いカードなので忘れた頃に活躍するかも知れません。


    さて、これらに対して抗ってきた他のデッキを見てみましょう。

    BT11環境で見られたデッキ
    グランディスクワガーモン
    お馴染みのワンショットデッキ。
    ブラックウォーグレイモンX抗体>に対してはDPで上回り、その他の型に対してもワンショットで対応できるため主に環境初期にどっと増え、いつの間にか減っていったデッキ。
    進化が繋がればブラックウォーグレイモンに対しても十分に強いのですが、サーチが比較的少なく、繋がらない場合のプレイに困るのと、新しいカードを試す方が楽しいため他のデッキに埋もれて言った印象があります。

    アルフォースブイドラモン
    新しい<アルフォースブイドラモン>と<リナ>で強化されたデッキ。
    キャラ人気と動きの新鮮さで組んでみる人が多く、その中で特に優れたプレイヤーとその構築が支持されて他の新テーマより頭一つ抜けて流行った印象があります。
    従来のアルフォースの様に先にテイマーを出しておく必要が無いのでテイマー除去にもある程度強く、手札を揃える必要はありますが一気に決めに行く事もじっくり攻める事も可能で構築の自由度と対応力が高く、プレイ次第で不利とされている対面でもひっくり返せる地力があるとされています。

    エグザモン
    盤面で戦う相手に対して<スレイヤードラモン>が強い事と、DPで真っ向からつぶしに行けるという点でブラックウォーグレイモンに対して強く出られるのでEX3環境よりも明らかに数を増やしたデッキ。
    盤石な盤面で良い気になっているところにさらに上から最強の生き物を投げるのは気持ちいいのでわざわざ使う魅力はたっぷりあると言えるでしょう。
    クロスハートが数を増やしてからもある程度の数は残っていて、回避でX7登場時効果に強く、DPでも負けていないためだと考えられます。
    弱点はパーツが揃うまでに時間がかかりやすい事とと退化に弱い事です。上手くプレイで補いたいところ。

    ミネルヴァメルヴァ
    魔弾杯での優勝報告が多いですが、通常の環境でも普通に結果を出しているのがこのデッキ。
    新しく得た<イグニートモン>と<ブルーメラモン>、そして<メルヴァモン>が非常に強力なため前環境のケルベロループとは全然違うものになっていますが、こちらも非常に強力なデッキです。
    特にメルヴァモンはそれ単体でもデッキの主役になれるポテンシャルがあるため、進化とデジクロスの2軸で器用に戦えるデッキになっています。

    ブルーフレア
    ジークグレイモン>と<ドラコモン>、<サイバーランチャー>とデッキが大きく変わるほどではないにせよ堅実な強化を貰い、着実に結果を出しているデッキ。
    基本の動きは変わらないものの、ジークグレイモンによるアクティブ手段が増えたため<ST1グレイモン>や<メタルグレイモンX抗体>を指してより攻撃的になった構築も出てきています。

    また、低コストで青Lv.5を用意できる点に注目し、<アルフォースブイドラモン>や<ミラージュガオガモン>に繋げるギミックも観られます。
    ミラージュガオガモンは単体で強力で、アルフォースブイドラモンはテイマーを出す効果と相性が良いのでどちらも優秀です。

    ムゲンドラモン
    アナログマン>により小粒のアタックを止められるようになり、小粒で早い相手にも戦いやすくなりました。
    従来のクロスハートやブルーフレアの様なデッキにはかなり安定して立ち回れるようになった印象です。

    また地味ながらレベル5も良い強化を貰っていて、新しい<メタルティラノモン>は進化してよし、進化元効果も良し、最悪登場しても最低限の仕事が出来て優秀です。
    セキュリティ破棄がお互いのターンなのでアナログマンの疑似ブロックと合わせて発動することができ、今まで苦手だったゲームスピードを速める事に一役買っています。

    次弾ではカオスドラモンX抗体も来るので次の環境でも楽しめそうです。

    植物・妖精
    EX3環境ではかなり活躍していたものの新弾が出ていつの間にか姿を消していたデッキ。
    別に全然弱いわけではなし、ブラウォは殴り倒せば良くてクロスハートは従来型なら<ヒュドラモン>と<ジュレイモン>を立てれば大体勝ちに持って行けるため立ち位置も悪くないデッキですが、何故か一時的に数を減らしていました。
    環境終盤になって再評価されたのかやや数を増やしたあたり、EX3環境のデッキは時期が短かったのもあり強さと使用率に乖離があるのかな、と思います。

    11弾の環境は大体こんなものでしょうか。
    全体的に簡単でしたが今回はこの辺りで、また次の記事でお会いしましょう。それでは。

めざせ最強進化! 第40回「赤ハイブリッドマルスモン」

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    by 八坂

    デジモン デッキ紹介.jpg
    めざせ最強進化! 第40回
    「赤ハイブリッドマルスモン」
    こんばんは、お久しぶりの記事になります。
    八坂です。

    今回はBT11のカードを使ったデッキを紹介していきたいと思います。 使うカードはこちら。
    オリンポス12神の一体、<マルスモン>です。

    特徴としては擬似的に相手のアクティブデジモンにアタックできる「突進」効果と、それと相性の良い「進撃」を持ちます。

    これにより、レベル5まで進化してしまえば残りのコストを気にする事なく相手のデジモンを討ち取る事が出来ます。
    つまり低いコストでレベル5を用意出来ると都合がいいわけです。

    という訳で組んでみたデッキがこちら。


    デッキレシピ
    赤ハイブリッドマルスモン
    デジタマデッキ
    4


    3コストを確保できるテイマーがいれば即座にレベル5まで上がれるハイブリッド体と組み合わせました。

    元々<マルスモン>自体がテイマーと相性の良い効果を持っていたり、<アルダモン>のDP+4000がマルスモンの不足しがちなDPを補えたりと噛み合いの良さはかなりのものです。
    進化するテイマーは<拓也>が理想ですが、<>や<太一>から進化してもDP16000までは自動的に上がるので盤面を処理する性能に不足はありません。


    回し方と採用カードの解説
    さて、<マルスモン>を活躍させるために組んだこのデッキですが、基本的には赤ハイブリの動きをしていきます。
    理由は盤面の処理性能ではトップメタのブラウォに敵わず、大物が出てから処理する受け身のプレイではテイマーごと吹き飛ばされて負けるだけだからです。

    なのでハイブリの基本になる部分はフル投入。
    フレイモン3種と<BT4アグニ>、<BT7ヴリトラ>、<アルダモン>と<神原拓也>、そして<ブラフマストラ>です。
    これで最低限打点とチェック数に優れる赤ハイブリッドとしての動きができます。

    また、テイマー枠として3コスト確保に宙、安いコストで出せて打点の底上げになる<ST1太一>を採用。

    さて、ここまで説明したカードとマルスモンで11種。
    全て4積みなら残りは6枚、この6枚で足りないものを補完していきます。

    適当なカードを入れて回してみたところ、足りないのは安定感と決定力だとわかりました。
    特に安定感の点では早さが売りのデッキなのに育成が動く事が少なく、デッキとしてあるべき姿になっていませんでした。
    なので育成から進化できてお手軽なドローソースになる<Pギルモン>を採用。
    また、育成から出たレベル3は基本的にすぐ殴って消滅するのが仕事なのでデジタマは<BT11ピョコモン>を採用。

    決定力の点ではブラフマストラは非常に強いのですが、一方で他の早いデッキに対してブラフマストラでしか差をつけられていないと感じました。
    ちゃんと引けていれば良いですが、4枚しか無いカードに頼らないといけないようでは力不足です。
    そのため5枚目以降のブラフマストラとして<ロイヤルセーバー>を採用。

    更に3コストから動けるのは良いですが4コスト以上を確保する事が非常に困難なので、勝負どころで大きく動く助けになり初動の安定にも役に立つ<メモリーブースト>を採用。

    それぞれ枚数は安定にも決定力にも寄与するメモリーブーストを4枚。太一とマルスモンを1枚ずつ減らしてロイヤルセーバーとギルモンを2枚ずつです。

    これによりまあまあな安定感と相手の予想を超える速度、意識の外から飛んでくる除去を備えたかなり相手しにくいデッキになったと思います。


    11弾発売から結構経ち12弾の発売も近くなってきましたが、いつも使っているデッキから気分を変えたい時には一度使ってみてはどうでしょうか。それでは今回はこの辺りで。

めざせ最強進化! 第39回「制限改定の影響について」

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    by 八坂

    デジモン デッキ紹介.jpg
    めざせ最強進化!
    第39回「制限改定の影響について」
    こんばんは、八坂です。
    今回は制限改定について語っていこうと思います。

    新制限カード

    少ない...少なくない?
    告知(7/22)から期間が開いた事や、その間に新弾で環境が変わった事で、ユーザーの間では告知当初よりも多くの制限カードが予想されていたのですが、蓋を開けてみれば最小限の規制となりました。

    規制に至った経緯は気になりますが、まずは各カードについて詳しく見ていきましょう。

    ジェットシルフィーモン
    主に黄色ハイブリッド(黄ハイ)の最重要カードで、英語版先行で発表されたカードの一つ。

    制限理由は登場以来余りに長く環境で活躍しすぎたという事でした。
    実際7弾で登場して以来、黄ハイというデッキが下火になることはあっても環境から退いた事は一度も無かった為制限理由は妥当だったと思います。

    黄ハイにおける役割としては、軽いリカバリー手段と3コストでレベル5が立つ事、つまりレベル6への繋ぎが1ターンで完結する事です。 特にBT10発売以降は<ウェヌスモン>や<サクヤモン:巫女モード>など強力なレベル6が増えた事もあり、優れた繋ぎとしての役割は大きくなったように思います。

    リカバリー手段や優秀なレベル5としては<ST3エンジェウーモン>や<BT2ライズグレイモン>など他にも候補はいましたが、 低コストでの繋ぎをできるのは唯一無二で代えが効かないものでした。その為制限改定後の黄ハイは他のレベル5を使うにしても今と同じ様にはいかないでしょう。


    氷見友樹
    主に青ハイブリッド(青ハイ)の主要カードで、英語版先行で発表されたカードの1枚。

    英語版先行と言うより、主に英語版での環境を調整する為の規制で、日本語版での影響は現状ほぼないと言えるでしょう。たまにブルーフレアに何枚か入っている事があるくらいです。

    対照的に英語版では青ハイが大流行しており、7月のUltimate Cupではトップ8のうち5人が青ハイだったりしたようです。 (参考ツイート)

    ただ、日本ではBT9の発売に伴い青ハイはほぼいなくなり、英語圏でも7/29にBT9が発売されたので8/1から制限改定が入った事にどれだけ影響があったのかは正直わかりません。


    ドルグレモン
    黒X抗体、とりわけアルファモンのキーカードです。

    制限理由はセキュリティチェック枚数を簡単に増やせてしまう事と耐性付与が強力だと言う事。

    アルファモンはBT9で台頭したワンショットの出来るX抗体デッキのうちの一つですが、 同じくワンショットが強力なメタルガルルモンやグランディスクワガーモンと比べて頭一つ抜けている理由がこのドルグレモンの耐性付与にあります。

    例えばBT9環境で赤黄のコントロールが<タケル>を足がかりに青を足して<メガデス>を採用していたのも、 BT10環境でメインカラーでない緑の<グラン・デル・ソル>を採用せざるを得なかったのも、偏にドルグレモンの耐性がとても無視できなかった為です。

    またワンショットデッキとしてもドルグレモンの果していた役割は余りにも大きいです。
    ワンショットは大体2点×3回や3点×2回などでセキュリティを削り切って決めるのが普通なので、1パンあたり1点では例え4回殴ってもセキュリティを削り切る事は出来ませんので。

    また、ドルグレモンの果していた役割としてデクスドルグレモンの効果の条件になっている事も言及する必要があるでしょう。 アルファモンは非常に強力なデッキですが、その強さはメモリー操作によるところが大きいです。つまり<ガジモン>や<テリアモン>等のメモリー+メタに弱い性質があったのですが、 その弱点を補強していたのが<デクスドルグレモン>です。これがなくなるだけでメモリー+メタの圧はかなり大きくなるので使用感は全く変わってくるはずです。


    制限改定後の環境について
    以前の記事で紹介したようにエボリューションカップの環境ではアルファモンとクロスハート、 そして黄ハイが3強だったのですが、その中でクロスハート以外が規制を喰らいました。

    クロスハートだけ規制されなかった理由としては、前回の<セイバーハック>や今回の<ジェットシルフィーモン>の制限理由を見るに、想定外に長く活躍する事を問題視している傾向にあるので、出たばかりのデッキが如何に強くても規制する気は無いという事なのかも知れません。
    あと11弾で強化が入るからとかも考えられますが、それならむしろX4を規制した方が新カードが活躍しやすい気もします。

    それはそれとして、だったらクロスハート一強なのかと言えばそういう事もありません。EX3の発売で環境は既に変わっており、<ブルムロードモン>やリンクス等新しいデッキが活躍し始めています。
    その辺りを考えると、今回の規制は息の長いデッキを長すぎないようにする為の規制で、大きな調整は行われませんでしたから、次回の制限改定による環境整備にも期待したいところです。

    と言うわけで今回はこんなところです。
    せっかくの制限改定なのでもうちょっと語りたかったのですが公式からお出しされたネタが少なかったのでしょうがないです。

    また次回の記事でお会いしましょう。

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