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めざせ最強進化! 第61回「BT20環境まとめ」

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    by 八坂

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    BT20環境まとめ
    こんばんは。八坂です。

    今回もBT20環境の環境まとめをしていきたいと思います。よろしくお願いします。


    BT20環境
    BT20環境は国内決勝から始まりました。
    多くは使い慣れた既存デッキをチューンした構築が結果を残していましたが、その中で一際存在感を放っていた新デッキがロイヤルナイツです。

    元々はBT13で生まれたデッキですが、強力な追加パーツを得て大幅に強化。 特に<オメガモンX抗体>のカードパワーは凄まじく、デッキ全体がこれを中心に組み替えられたレベル。


    他に注目すべきは赤紫インペリアルドラモン。
    これも既存デッキの強化ですが、新しい<ファイターモード>が特に強力。効果登場を封じる効果は多くのデッキにとって影響が大きく、回り始めると突破が難しいデッキです。


    ガンクゥモンX抗体>もちょいちょい見るデッキです。
    コストを多めに渡す代わりに自軍全体に耐性を持たせることで相手の展開を耐え、返しに<ジエスモンGX>で耐性を使い回したりそのまま勝ちに行ったりするデッキ。


    完全新規デッキのアクセル、クロニクル、辺りはぼちぼち。
    シーカーズはいくつかのパーツは既存のデッキで活躍していますが、デッキとしてはあまり見ません。


    特に新規カードによる目覚ましい強化を受けたわけではないですが、この環境で見るようになったデッキは青緑インペリアルドラモンとサクヤモンでしょう。

    青緑インペは国内決勝での活躍が目覚ましく、環境にしっかり刺さった<ヘクセブラウモン>の活躍がお見事。

    サクヤモンX抗体>は強いプレイヤーが強いリストを組み上げたことでデッキの強さが今になって認知されたデッキと言う印象。


    そしてアルティメットカップと世界決勝、制限改訂を経て4月。
    新弾前の1月足らずですが一次予選があるのでメタが目まぐるしく進みました。

    アルティメットカップを制した<ウォーグレイモン>が実績と元々の人気でワッと数を増やすほか、制限改訂で長く環境にいた紫ハイ、赤ハイ、青ハイ、タケミカ、青緑インペなど多くのデッキは弱体化を余儀なくされます。

    そして改訂の影響を全く受けなかったロイヤルナイツとサクヤモンが環境の中心に。
    そこに対して有利が取れるという評判でこれまた制限を受けなかった<デュークモン>が増え、また根強い人気とパワーのある<リヴァイアモン>が出てくるなど、一つや二つ前の環境で暴れていたデッキ達が息を吹き返してきています。


    では、各デッキを詳しく見ていきましょう。


    ロイヤルナイツ
    BT13ぶりに派手な強化を貰って環境に返り咲いたデッキ。
    環境初期から目立つデッキでしたが、構築やプレイングの難しさから環境初期よりもやり込みが進んだ終盤の方が強くなるため、新弾前の4月時点ではサクヤモンと並んでトップメタに。制限規定の影響を受けなかったのも大きいですね。

    デッキ内のカードがどれも強い強力なデッキですが、勝ちまでのゲームプランをどれだけ多く知っているか、持っていけるかでデッキの出力と言うか回し方が大きく変わるため一朝一夕では回しきれないデッキです。やり込み甲斐があると言えるでしょう。


    サクヤモン
    主要パーツは過去弾のものが多いですが、一応<カオスモン:ヴァロドゥルアーム>はBT20の新規カード。

    国内決勝で世に放たれ、制限改訂を経て規制を何も受けなかった事で環境トップに躍り出ました。デッキの性質としては順当進化と見せかけてドローソース多めの高速コンボデッキです。揃えばコストの大部分を踏み倒せるため、理不尽感も強め。

    ルインモード>とヴァロドゥルアームという性質の異なる2種の制圧カードを使い分けつつ、隙があれば<サクヤモンX抗体>の詰め性能でワンショットに近い速度でゲームを終わらせられるのがデッキの強みです。


    赤紫インペリアルドラモン
    リベレイターの活躍で新規強化を貰いました。
    今まで盤面を取る性能は高くても相手の場に何もなければ強くないため先出しが弱いデッキでしたが、新規の<ファイターモード>で効果登 場を咎められるようになったので先出しで制圧する事が可能になりました。

    また、トラッシュからの回収や蘇生で一度崩されても立て直しが容易なのは以前から変わらない強みです。


    ガンクゥモン
    条件付き軽減効果で比較的安く登場したのち、<ガンクゥモンX抗体>に進化して自軍全体に耐性を付与して<ジエスモンGXACE>を構えるなり、メタデジモンを守って妨害を徹底するなりしてターンが返ってくれば<ジエスモンGX>で勝ちに行くデッキ。

    コストを多めに渡すので隙はありますが、突破できなければ問題はありません。強固な盤面を押し付けて勝ちに行きましょう。


    アクセル
    デジモンアクセルをテーマにした新デッキ。<ピナモン>の進化軽減やLv.6の登場軽減を活かして各種カオスモンの成立を目指します。

    テーマの結びつきが強めなので拡張性には秀でませんが、登場してすぐに<ダークドラモンACE>を得たのはうれしい強化です。

    地味に4月のレギュレーションバトルでカオスモン以外のパーツで組んだアクセルが結構活躍しているようなので気になったら組んでみてもいいかも知れません。


    クロニクル
    育成エリアをふんだんに利用する新しい動きをひっさげた新テーマですが、既存のアルファモンなど人気のデッキとも相性が良いカードが多いのである程度合いの子にしたデッキも多い印象。

    頂点である<王竜剣ACE>は単体でも非常に性能が高く、ロイヤルナイツでも大活躍しているほか、たまに全く別のテーマに出張していることもあります。黒のX抗体は関連カードも多く人気も高いのでこれからも一定数見るようになりそうです。


    ワンショットウォーグレイモン
    アルティメットカップ優勝により広まったワンショットが可能なウォーグレイモンデッキ。

    デッキ自体の強さも勿論ですが、アグモン~ウォーグレイモンの進化ラインと太一、そして<オメガモンX抗体>で一気にゲームを決める動きが余りにもヒロイックで美しいため人気の高いデッキです。これも根強い人気が出そう。


    水棲
    元々基盤はあった、と言うかじわじわと強化を貰っていたテーマでしたが、シードラモン系の<X抗体>を得て実践レベルに押し上げられたデッキという印象。

    活躍しているデッキは今までの水棲デッキと言うよりは水棲の基盤を基にトップを<BT1メタルガルルモン>にしてワンショットを狙う型や、<デュークモンX抗体>を始めとしたグッドスタッフ型が主になります。紫GSの様な汎用性の高い基盤になる雰囲気があります。


    と、環境の注目デッキ、新デッキはこんなところでしょうか。
    こうして見ると過去の環境デッキに負けないような新しいデッキが多く生まれた環境だったように思えます。制限改訂のせいもありますが。

    次の環境は新弾とスターターが同時発売、一次予選も開催中と言う事で環境初期から大きく変化がありそうです。頑張ってついていきたいですね。

    それではまた次回。ありがとうございました。

めざせ最強進化! 第60回「アクセル」

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    by 八坂

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    めざせ最強進化!
    第60回「アクセル」
    こんばんは、八坂です。
    BT20も発売したという事で、今回は新テーマ「アクセル」を紹介したいと思います。

    まずはレシピから。


    デッキレシピ
    デジタマデッキ
    4
    4枚


    新弾のテーマカードをドン!残りはデッキを回すカードで埋めておしまい!

    工夫の欠片もないがデッキか...?これが...?

    安心してください。ちゃんとデッキです。わかってもらう為にまずアクセルの解説から入りましょう。


    このデッキについて特筆すべき点は、思ったよりは強いという点に終始します。順を追って話していきましょう。
    アクセルが目指すのは<カオスモン>の成立。基本それしか出来ないですがそれだけで良いです。
    その為に必要なカードは
    Lv.3 8枚中1枚
    Lv.4 8枚中1枚
    Lv.5 8枚中1枚
    Lv.6 8枚中2枚
    Lv.7 4枚中1枚

    これがどんなもんかというと同じくレベル7のジョグレスを目指す建御雷神のテンプレレシピだと
    Lv.3 5〜6枚中1枚
    Lv.4 10〜11枚中1枚
    Lv.5 4枚中1枚
    フェンリルガモン 4枚中1枚
    カヅチモン 4枚中1枚
    建御雷神 3枚中1枚
    永住瑛士 5枚中1枚

    揃えば勝ちのデッキと比べるのもどうかと言う話はありますが、比較するとかなり揃いやすいのはわかるのではないでしょうか。
    似た動きのLegend-Armsと比べてもLv.6を2種類揃える必要が無く、サーチの色が共通しているため噛み合いの悪さがない点はとてもやりやすいと言えるでしょう。強みの一つはラインが揃いやすい事です。


    次に気になるのはコストです。こういうデッキはなんかすごい事するけどちゃんと準備しないとメモリーを渡しすぎちゃうので結局うまく対処されて負けちゃう...みたいな事がありがちですが、このデッキはどうでしょうか。
    このデッキがコストを多く使うのはカオスモンにジョグレスする時ですが、そのタイミングの動きは

    育成Lv.5バトルエリアへ
    Lv.6を7コス登場
    ピナモン>効果で進化コスト3-2=1でLv.6へ進化
    ターン終了時<カオスモン:ヴァロドゥルアーム>にジョグレス。メモリー+2。
    以上7+1-2=6コストです。Lv.5からLv.7まで6コストという事でかなり安いてすし、<混沌の特異点>があればさらに-2で4コスト。3確保出来ていれば1返しと隙の無い展開ができます。

    で、揃えて安く進化して何が起こるのかですが、<ヴァロドゥルモン>登場時で1回殴って1点、カオスモンジョグレス後に殴って2点、混沌の特異点があれば相手ターン終了時に1点破棄しながらパーティション。レベル6が2体で殴って勝ち。
    そうならないようにカオスモン:ヴァロドゥルアームを処理するにも登場時効果が使えず、進化する際に盤面は大体処理され、パーティションがあるので進化元破棄か退化でないとスマートに処理できないと、それなりにしっかり要求を押し付ける事ができます。

    まとめると、思ったより揃うし、思ったより軽いし、思ったよりしっかりした盤面が作れるという事になります。


    採用・不採用・採用候補カードについて
    一応採用カードについてもお話ししましょう。

    デジタマ ピナモン 4枚
    条件付きで2コスト稼ぐカード。
    トレーニングディレイ内蔵と考えるとわかりやすく、デジタマでメモリーをこれだけ稼ぐカードは恐らく他にないので余程の理由が無ければ変えない方が強いと思います。

    Lv.3〜Lv.6
    アクセルのカード8種×4=32枚
    アクセル特徴を参照する効果は
    以上6点で、主にピナモンを強く使うのでなければテーマ外のカードを採用する余地はあるかも知れません。
    例えば大人気<メディーバルデュークモン>を使うなら、育成Lv.5から動く部分をLv.6まで進化させ、メディーバルを自身の軽減効果で登場、ターン終了時にジョグレスみたいな動きになります。レベル5にテーマ外のカードを採用する場合も同様ですね。
    メディーバルの場合は相手のデジモン2体で軽減登場、返しで生き残ってたら育成から出たアクセルで条件を満たしたLv.6を軽減登場、そのままジョグレスみたいな動きも出来るため、総じてコストが安いという旨みを補えるなら採用の余地ありという感じです。難しくなるのでここではオススメしませんが。

    カオスモン 4枚
    コストが安いので強いという点で<ヴァロドゥルアーム>が一番強いのですが、選択肢を持てる点と数を増やせる点で<BT16カオスモン>と<アルティメットカオスモン>は採用の余地ありです。いやアルティメットカオスはちょっと使い辛いか。

    混沌の特異点 3枚
    主にカオスジョグレスの時にコストを2安く出来て対処できなければリーサルを押し付けられるカード。サーチを優先したいので減らしたけど4でも良い気はする。

    サーチ札 11枚
    残りのカードは全てサーチ札なのですが、その選択には一家言あるので少々語らせていただきます。

    今回採用したのは
    4コスタケル
    単色メモリーブースト
    アナログの少年
    2色メモリーブースト
    の4種です。

    採用候補で採用しなかったのは
    トレーニング
    3コスタケル
    の2種類。

    まず優先度が高いのは4コスタケル。序盤限定ですが多くの場合5枚見て1枚取れるため見れる枚数が一番多いです。
    また、後述の黄オプションを使うにあたって色条件になる点も序盤の安定の為に評価が高いです。ただ、2枚目以降のバリューが低い場合があるので3枚に抑えてあります。

    次に優先度が高いのは単色メモリーブースト。
    ここはトレーニングとの比較で語りましょう。
    それぞれメリットとデメリットは
    メモリーブースト
    ○見られる枚数が多い
    ○ディレイが万能
    ×3コスト
    ×メタにかかりやすい
    ×デジモンしか取れない

    トレーニング
    ×見られる枚数が少ない
    ×進化にしかディレイが使えない
    ○2コスト
    ○メタられにくい
    ○デジモン以外も取れる


    まとめるとサーチ性能とコスト効率、あとメタ耐性になるのですが、サーチ性能は枚数が2倍。トレーニングを2回使ってもメモブ1回分しか捲れないと言う点はよく考えて欲しいです。取れる種類も欲しいのはデジモンだけなので僕はメモブの方が好みです。
    コスト効率は当然<トレーニング>の方が良いのですが、このデッキの基本ムーブは育成で育てて出したターンにジョグレスになるため、バトルエリアで進化させるトレーニングを使えるタイミングが多くないです。特にLv.6へのジョグレスはピナモンで自動的にトレーニングをディレイしたのと同じコストで進化できるため、実質的にLv.5への進化ぐらいしか使うタイミングが無く、それも育成進化で別に良いと僕は思っています。
    メタ耐性については全てのレベルでメタデジモンを処理できるため、3コス確保さえあれば問題なしと見ています。

    その辺りの都合でこのデッキにはメモリーブーストを優先しています。何なら性能が落ちる2色メモブでもトレーニングより強いと思うので入れています。<アンバー>なのはタケルとの噛み合いで。まあここは好みでいいと思います。

    さて、タケル3枚、メモブ8枚で枠が埋まりましたが、ここでデジタマの色に注目。色が合わないのでメモブが使えません。Lv.3かタケルを引けば使えますが、それらを合わせても11枚。初動としてはかなり心許無い枚数です。
    そこで白羽の矢が立ったのが<アナログの少年>。色条件にはなりませんが無条件で使えてえらい。逆に<3コスタケル>は色条件にはなりますが見れる枚数が1枚しかないのでまあ弱いかなと思ってパス。コスト効率はメモブに軍配が上がりますが、初手の安定はアナログなので好みに合わせて枚数は調整してください。


    と言うわけで今回はアクセルを紹介しました。
    使えば思うのが「思ったより強い」です。組むのも簡単なので一度組んでみてはいかがでしょうか。

    それでは今回はこの辺で。ありがとうございました。

めざせ最強進化! 第59回「BT19~EX8環境まとめ」

    posted

    by 八坂

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    BT19~EX8環境まとめ
    こんばんは。八坂です。
    今年も環境まとめを中心に記事を書いていけたらいいなと思います。

    と言うわけで今回もBT19~EX8環境のまとめをしていきます。良ければお付き合いください。


    BT19環境
    [BT19] クロスエボリューション
    時期としてはCycle2一次予選から二次予選くらいまでの環境です。
    なのでこの環境をやり込んだプレイヤーは多かったのではないでしょうか。
    新カードではクロスハートやブルーフレア、トワイライトやミレニアモン等デジクロスデッキが大幅な強化を貰いましたが、最終的に環境に残るデッキはいませんでした。
    ただクロスハートやブルーフレアは知らないとめちゃくちゃにされる早さやパワーがありますのでなめてかかると痛い目に合うかもしれません。
    この弾で一躍環境を動かしたのは<ロードナイトモンX抗体>を中心とした紫グッドスタッフです。 ロードナイトモンX抗体の単体性能の高さもさることながら、<ドーベルモンX抗体>、<ケルベロモンX抗体>を中心とした紫のX抗体デジモンを活かした進化ラインの強さと汎用性の高さから様々なバリエーションが生まれ、Lv.6以上をリヴァイアモンやアヌビモン等何と組み合わせても強いのでこの進化ラインを使うデッキを紫グッドスタッフと言います。
    また、テイマーズ完全体のACEも強力です。
    特に<タオモンACE>の登場時オプション使用から一気に進化を繋げる動きが注目され、出来上がったのがタオルインです。
    他には<デ・リーパー>も強化が入り、環境でたまに見るようになりましたが、本領を発揮するようになるのはその次の弾でしょう。


    EX8環境
    [EX08] CHAIN OF LIBERATION
    環境の変化が大きかった弾。
    デュークモンX抗体>と<メディーバルデュークモン>、2種のSECが猛威を振るいました。
    デュークモンX抗体はデュークモンデッキを大幅に強化。
    今まで今一つ環境に出てこれなかったデュークモンを遂に環境クラスに押し上げます。
    また、単体性能の高さから他にも赤絡み、青絡みのX抗体デッキに単体出張する姿も見られました。

    そしてメディーバルデュークモンはどのデッキに入れても一定の仕事をするカードとして非常に人気です。
    中でも<マザー デ・リーパー>とは相性が良く、軽減登場のためにレストさせる駒としてもアタックするときの連携相手として非常に嚙み合いが良いため、純デ・リーパーは勿論、所謂風真ザ―と呼ばれる<風真照人>とマザーを採用したコントロールやハイブリデッキの大幅な強化になりました。
    また、NSpに続き、DS、NSoと新規ペンデュラムテーマが増えました。
    どちらも初登場時のNSpよりも戦いやすい印象ですが、環境の第一線で戦うには少し厳しい印象。
    これらもたまに見かけるため、知らないと厄介なデッキくらいの立ち位置でしょう。

    また、この環境の大型大会は超テイマーバトルでした。
    1on1もありますが、3on3で選びやすいデッキの研究が進んだ印象があります。

    では、両環境の主なデッキを見ていきましょう。

    紫グッドスタッフ
    基盤自体は<アヌビモン>が幅を利かせていた時代の<ゴブリモン>、<オーガモン>、<ドーベルモンX抗体>、<ケルベロモンX抗体>を中心とした手札破棄と効果登場を利用して手札とメモリーを稼ぐ進化ライン。アヌビモンの時代から変わったのはレベル6に強力なX抗体が増えたため、<X抗体PF>が腐りにくくなった事で大量に採用されるようになり、安定感とメモリー管理がさらに得意になった事でしょうか。

    環境初期に注目されたときには突破力に優れる<ロードナイトモンX抗体>がデッキの中心でしたが、EX8環境では対応力と妨害に優れる<リヴァイアモン>を中心とした型が主流です。
    とは言えロードナイトモンX抗体や<リリスモンX抗体>、NSoに転用する型もあるなど基盤が強いデッキのため、銀河のようにこの先も形を変えて長く残りそうです。


    タオルイン
    タオモンACE>の登場時で<超進化プラグインS>や<スクランブル>で<サクヤモン>か<クズハモン>に進化。
    その進化時で更にオプションを使用。<カイザーネイル>やクズハモンの効果でタオモンACE登場、さらに登場時でオプションを使用して...と繰り返し、最終的に<ルインモード>を含む大量のレベル6以上を並べて対戦相手を粉砕するコンボデッキ。
    初手の安定感は課題ですが、起こる事象はまさに宇宙。
    ルインモードが複数立つこともざらにあり、決まってしまうと手が付けられません。


    デュークモン
    元々愛好家がいるデッキで、残念ながら環境レベルには一歩及ばないぐらいの評価でしたが、最高クラスのフィニッシャーを得てようやく完成しました。
    元々の型とは微妙に方向性が違うので愛が深いプレイヤー程複雑な表情をしているのは気のせいでしょう。

    微妙に噛み合わない強化を何度ももらっていたと言う事は色々な軸でデッキを組めると言う事であり、環境デッキになった今でもいわゆるテンプレ型が定まっていない印象があります。
    プレイヤーの好みに合わせて組めると言う事でしょう。


    黒ハイブリッド体
    マザー デ・リーパーと<風真照人>、そしてメディーバルデュークモンの組み合わせを強く使えるデッキの一つ。
    基本はコントロールデッキですが、メディーバルデュークモンが残ればマザーと連携して2点クロックを刻み始めるので攻める性能も悪くないです。
    ジャスティモン:ブリッツアームACE>と<ジャスティモンX抗体>を採用している方もあり、そちらはより攻撃的に攻める事ができます。
    育成をドローに使えないためドローの少なさは弱点ですが、プレイングでカバーする類のデッキです。


    デ・リーパー
    数が多いわけではないですが、BT19とEX8(とその前のテイマーバトルパック)での強化で環境の片隅に間違いなく存在するのがデ・リーパーです。
    マザーは当然の事、元々風真が入るデッキなので自然にメディーバルデュークモンが入り攻めと除去が大幅に強化。
    そこに新カードで足回りの強化と受ける性能が上がったため、無視できない程度の強さを得ました。

    従来通り<リーパー>で一気に決める勝ち筋は勿論、メディーバルを早めに出してクロックを稼ぐなどリーパーに依存しない戦い方もできるようになったため、プレイングに深みが出て回す方も対面する方も難しいデッキになった印象です。


    紫ハイブリッド体
    元々いたデッキの一つですが、完成度が格段に上がったおかげで環境終盤にトップメタに躍り出たデッキです。
    土台が強いのは勿論ですが、<ジャックレイド>と速攻付与による打点の読み辛さと継戦能力の高さ、メモリーを稼ぐのが得意なので特別シナジーが無くても余裕をもってメディーバルを使えるなど取れるプレイが多彩でこれまたプレイも対面も難しいデッキです。
    とは言え土台の強さだけで勝てるゲームも多いので難しいと言うよりは強いうえに腕も出るデッキと言った方が正確かも知れません。


    ピラミディモン
    通常環境では数は多くないですが、単色限定のレギュレーションでは存在感を見せたデッキ。元々ワンショットデッキと言う事でメインの勝ち筋が太い点が強みです。
    ワンショットと銘打つデッキですが、<ピラミディモン>自体は消滅相手であればめっぽう強い耐性を持っているので持久戦に持ち込むこともでき、環境の立ち位置次第では流行る可能性もあるでしょう。
    鉱物、鉱石型がどうしても少ない点が弱点です。


    以上がBT19、EX8環境で新しく生まれたデッキと復権したデッキ、躍進したデッキでした。
    今回触れませんでしたが環境にいるデッキとしては依然として建御雷神、赤ハイ、マグナX、ミラージュなどお馴染みの面子が幅を利かせているため、新しいデッキが環境レベルで活躍するのは難しいですが、その中でもこれだけのデッキが増えていると言う事で強力なカードも多かったと思います。
    次の弾もロイヤルナイツを始めとした強力なデッキが数多く生まれそうで楽しみですね。

    それでは今回はこの辺りで。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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