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めざせ最強進化!第55回「BT16環境まとめ」

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    by 八坂

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    めざせ最強進化!
    第55回「BT16環境まとめ」
    こんばんは、八坂です。
    今回も通常弾発売前という事でBT16環境を振り返っていきたいと思います。


    環境雑感
    この環境を定義するカードは<ウッコモン>と<マグナモンX抗体>でした。
    ウッコモンは打点を形成しながら手札を揃えて、更にタイムラグ無く育成を育てられる3つの利点があり、早く殴りに行くデッキでも進化を含むコンボデッキでも強いため、どのデッキでも強く使えるスーパーカードです。これをいかに上手く使えるかでデッキの強さが出るとも言えます。

    そして、もう一つ環境を定義するパワーカードがマグナモンX抗体です。このカードの強みは完全耐性と2回アタック、オマケにブロッカーでもあり、突破もできなければ無視もできない最強生物である事です。とは言え抗う術はいくつかありますが、マグナモンX抗体に通用しない除去ないしデッキは環境から淘汰されてしまった感はあります。足切り性能が高い。

    マグナモンX抗体に有効な除去と言えば相手ターンまで有効なDPマイナスと強制アタックが主なところで、BT16以前と比べて圧倒的にこの2種が環境に増えました。マグナモン以外の耐性持ちが煽りを受けて泣いています。


    主なデッキ
    ヌメウッコ
    前の環境から実は強いと話題になっていましたが、BT16の<ウッコモン>を得て開花した環境の最有力デッキ。
    2種のウッコモンによる高速展開とそれに邪魔されないヌメモンでの盤面形成、<ヌメモンX>による除去耐性と<もんざえモンX>や各種ACEによる除去、そしてメタデジモンによる妨害と強いデッキの要素が詰まっています。

    環境雑感で語ったウッコモンと往復DPマイナスをもれなく所持しており環境的にも非常に噛み合ったデッキだったといえるでしょう。

    一方でかみ合わせられないと全然うまく回らずに良いとこ無しで負けていく事もあるため、強みと弱点をしっかりと把握する必要はあるでしょう。プレイヤーの練度が良く出るデッキだと思います。

    マグナモンX抗体
    BT16の最強デジモンこと<マグナモンX抗体>ですが、デッキタイプとしては大きく2つに分けられます。青マグナ型と黄ワクチン型です。

    青マグナ型は土台をブイモンとマグナモンで固め、高速でマグナモンX抗体を立てる事をメインプランにしたデッキです。
    他のアーマー体を採用し、<黄金騎士の覚醒>で進化するルートを積んでいる場合も多いですね。こうする事で色を足せるため各色のオプションを積んで展開に幅を持たせる事も出来ます。

    黄ワクチン型は土台をラピッドモンとゴールドブイドラモン等のワクチン種のアーマー体で固める事で、<BT14パタモン>やタケル、<希望の使者>等の黄ワクチンのパーツを使って高い進化コストを無視して進化していく動きが強力です。
    青と比べると除去やセキュリティ操作に優れるため、効果を能動的に起動して安全に攻めていける強みがあります。

    青緑インペリアルドラモン
    BT16の新しい<パイルドラモン>と<インペリアルドラモン>、<ファイターACE>を軸にしたBT16の代表的なデッキ。

    新しい<大輔&賢>によってジョグレスとサーチが格段にやりやすくなったため、従来よりも再現性が上がり、先攻展開も巻返しも非常にやりやすくなりました。特に先攻展開ではインペリアルドラモンの効果登場&効果進化メタの性能が強力で、デッキによっては致命的なほどの圧をかける事ができます。

    パーティションによる除去耐性も強力で、後腐れなく除去するのは簡単ではないため多方面に隙の無い強力なデッキだと言えるでしょう。

    フェンリルガモン
    前環境から続投のデッキですが、BT16での強化は<ソルガルモン>と<ディノビーモン>、そして<ウッコモン>が強力。

    ウッコモンは序盤の1打点と<瑛士>を拾えるサーチ。ソルガルモンは進化途中でのメタ生物の除去と、進化効果も使える時は使います。ディノビーモンはサーチで拾いやすい詰めの1打点です。最悪ジョグレスしなくても速攻は付くので優秀。

    次弾ではついに建御雷神を得て完成するためそちらも楽しみですね。

    昆虫
    タイラントカブテリモン>とその進化ラインが非常に強力なためデッキとしてぐっと強化された形。

    ただ、カード自体は強いのですが、<マグナモンX>を倒すために相手のターンまでのDPマイナスやアタック強制からのACE構えなど、耐性を超えてくる除去が環境の標準になりつつあるためその煽りを受けて微妙に立ち位置が悪くなっていました。まっすぐでわかりやすい強さがあるため、環境から一歩引いたところで長く生き続けるかもしれません。

    ラピッドモンX抗体
    多種多様なテリアモンを採用した強固な土台に、レベル4の時点で強力なラピッドモン、世代を飛ばして進化できる<ラピッドモンX抗体>と<セントガルゴモンACE>でコンパクト且つパワフルにまとめた緑のデッキ。

    世代を一つ飛ばせるということでデッキ全体として採用カードに余裕があるため、サーチカードを多く積めて安定感が非常に高いです。

    盤面を処理するのが非常に得意で速度も出せるため、早い段階から圧をかけつつ対応札は後から探すのでも割と間に合うのが独特な感覚で楽しいです。

    七大魔王
    EX6で登場した<大罪の門>を軸にした魔王デッキ。従来のロイヤルナイツとよく似たコンセプトですが、こちらは進化できる点や、色のついたオプションを使用できる点等細かい違いがあります。

    その性質上ロイヤルナイツよりも構築の自由度が高いため構築が固まるまでは様々なアプローチの構築が見られました。と言うか現時点でも固まっていないのでまだ開拓の余地はありそうです。EX6環境が短かった事の数少ない利点かも知れません。
     
    Legend-Arms
    ラグナロードモンACE>とその系譜を得てリニューアルしたLegend-Arms。

    過去のジョグレス進化の<ラグナロードモン>は場にLv.6を2体立てる事を目指すデッキでしたが、今回のLegend-Armsはブラストジョグレスのため進化ルートは1本で足ります。そのため過去のSTのカードは少し噛み合いが良くないかもしれません。

    ジョグレスの仕様上手札の要求値はどうしても高くなってしまいますが、今弾のLegend-Armsはどれも使いやすい手札効果を持ちオプションカードの様に使えるため、思った以上にプレイングの幅があります。

    マスティモン
    新規<ミレイ>と<マスティモンACE>を得て強化された黄紫のジョグレスデッキ。
    貰った新規カードはどれも強力で、ミレイが2種類揃えばどこからでもジョグレスが狙え、ACEを構えられるためかなり圧があります。

    最大値の高さに反して速度と安定感は課題なのでそこは構築とゲームプランで補う事になるでしょう。プレイヤーの練度が色濃く出る印象です。

    ホウオウモンX抗体>と<ガルダモンX抗体>の2枚が非常に強力なため、流行りはしなくとも環境に爪痕を残せるインパクトがあるデッキ。

    ホウオウモンX抗体は分かりやすく強い能力を持っていますが、このデッキが戦えるようになったのはガルダモンXの影響が余りにも大きい。動き出す前のメタ生物の除去、<>を誘発させられる墓地からの回収、速攻付与と進化元効果の打点加速はどれも全て鳥デッキに必要で足りなかったものですが、ここまでの要素をたった1枚に詰め込んできたものですからちょっとおかしい。ガルダX無しでは考えられなくなるレベルです。

    ベルゼブモン
    EX6で新規<ベルゼブモン>を、同時期に<スクランブル>を得て大幅に強化されたデッキ。また<BT16ディノビーモン>の相性が良い事が話題です。

    新規ベルゼブモンは今まで持っていなかった退化が強力なのと、登場時と速攻があるためバアルモンで登場させたときの動きが他とは比べ物になりません。またスクランブルで落としたカードが簡単に拾えるようになった事とレベル3をとりあえず出せる事から、<X抗体>を入れておいでディノビーモンまで進化して進化時に速攻、アタックを宣言すればX抗体効果で<ベルゼブモンX抗体>まで進化してそのまま勝ちを狙えます。面白いですね。

    ミラージュガオガモン
    ウッコモン>環境に待ったをかけたかつての環境デッキ。

    ミラージュガオガモン>のお互いのターン効果はいまだに唯一無二の制圧力がある他、ウッコモンのような強制サーチが発生する効果に対して滅法強いため環境の変化を経て超テイマーの優勝をかっさらっていきました。

    一度環境を退いたデッキでもプレイヤーの練度と環境に合わせたチューンナップで十分に環境で戦えると言う事を証明したデッキでもあります。


    こんなところでしょうか。正直環境と言うには疑問を覚えるデッキもあるかと思いますが、ヌメウッコやマグナモン、インペなどのトップ層の次となると途端にデッキの数が無数に増えるので僕も困っています。

    一応一般的に優勝報告の多いデッキから紹介するようにしていますが、多すぎて語りきれないし、語れる程詳しくないデッキも増えてくるのでtier2以降は僕の知っているデッキを優先的に紹介しています。悪しからず。

    BT17でも新しいデッキや復権するデッキが多そうでまだまだ群雄割拠の環境が続きそうですね。楽しみです。

    それでは今回はこの辺で。ここまで読んでいただきありがとうございました!

めざせ最強進化!第54回「ハイランダー構築で遊ぼう」

めざせ最強進化!第53回「タイラントカブテリモン」

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    by 八坂

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    めざせ最強進化! 第53回
    「タイラントカブテリモン」
    こんばんは、八坂です。
    新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

    さて、今回はテイマーバトルEXの緑限定構築を想定したタイラントカブテリモンデッキを紹介したいと思います。

    と、その前に緑環境の特徴と要点について考えながら見ていきます。

    まずは緑環境における除去の話から始めましょう。
    緑の除去はレストからのバトル消滅、レストロック、バウンスの3つです。
    混色を見るとその限りではありませんが、数が限られるので一旦無視します。

    その内レストロックは<タイラント>の耐性で無視できますし、オプション由来だとしても<メタリフェクワガーモン>のアタック誘導には無力です。
    なのでタイラントカブテリモンを無力化できる手段はバトル消滅かオプションによるバウンスのみ。

    オプションによるバウンスは5コストの<メガブラスター>が一番軽いため基本的にはコストパフォーマンスが良くないと言えるでしょう。
    つまり、効率の良い除去はバトル消滅しか無いわけです。

    また、緑環境には基本的にワンショットデッキがいません。なのでゲーム展開は盤面の取り合いで後出し有利になります。

    それはつまり育成を前に出さずに準備出来るカード、<メモブ>や<トレーニング>の重要度が高いという事です。

    また、<ダブルタイフーン>は優秀なサーチカードですが、頭数を打点や進化に利用できる連携デッキの様なギミックが無ければ、使ったコストを勝ちに繋げる事が難しいためオススメは出来ません。

    以上の事を踏まえると、除去にも耐性としても使えるDPアップと育成に篭って準備出来るカードの価値が高いと言えます。


    さて、前置きが長くなりましたがレシピの解説に入りましょう。
    リストはこちら。

    デッキレシピ
    デジタマデッキ
    4
    4枚

    解説
    目指す動きとしては育成に篭ってカードを揃え、相手の展開に応じて育成を前に出して盤面を取り、DPアップを構えて殴り勝つと言う感じ。

    なので育成に篭るカードである<メモブ>と<トレーニング>は両方4積み。
    DPアップとサーチでデッキの屋台骨になる<テントモン>、<コカブテリモン>、<ブレイドクワガーモン>、<メタリフェクワガーモン>は4枚から減らす選択肢がありません。<タイラント>は3枚でも回りますがとりあえず4でいいでしょう。ここまでで28枚。

    その後の枠を埋めるカードを紹介していきましょう。

    まずは3種目のレベル3枠で<STロップモン>。
    連携による超パワーで後出しから盤面を取るのにこの上ない働きを期待できるほか、盤面を取った後はゲームを詰める速度にも貢献してくれます。
    進化元効果も優秀なので腐りません。登場するコストは課題ですが、育成に篭るターンが長引けば使う機会は十分にあります。

    レベル4はコスト効率の良い1コスト進化枠と、タイラントが立った後DPで負けている時の避雷針として優秀な<BT15カブテリモン>で枠を割っています。
    今回は1コス:カブテリを4:2にしていますが、3:3でもいいと思います。お好みで。

    1コス枠は<カブテリ>も<スティング>もどちらも良い所も悪いところもあるので2:2にしています。これもお好みで。

    レベル5も低コストと<アトラーACE>で分け合い。
    低コスト枠は低コストであるだけで優秀ですが、昆虫は<モチモン>の進化元効果でターン終了時にアタック出来るため、進化元効果のメモリー+も合わせると実質1コス進化になるのが良いですね。
    アトラーACEはタイラントを立てた後、横にレベル4を立てておくと相手がタイラントを超えるハードルを1段上げる事になるので蓋をする性能に優れます。

    レベル6はタイラントで安く出して強い<グランクワガーモンACE>と、育成で進化して構えるのが強い<ヘラクルカブテリモン>です。
    ここで覚えておきたいのは、ゲーム展開上育成でタイラントの直前まで進化しておくプレイが強いと言う事です。

    あとはDPを上げての殴り合いに強いので<プチサンダー>を3枚。
    これでブレイド、メタリフェ、テントモンと合わせてDP+3000が15枚あるので毎ターンDPアップを切らさない事ができるでしょう。

    以上です。

    緑環境はDPアップと育成で準備する立ち回りが重要と言う事でそこに特化した構築でした。
    通常構築に持ち込むには調整が要ると思いますが、テイマーバトルEXに持ち込むならかなり強い筈ですので是非参考にしてみてください。

    それでは今回はこの辺で。

    ここまで読んでいただきありがとうございました。

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