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めざせ最強進化! 第14回「1周年記念プロモーションパックカードレビュー」

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    by 八坂

    デジモン デッキ紹介.jpg
    めざせ最強進化! 第14回「1周年記念プロモーションパックカードレビュー」
    こんばんは。八坂です。
    デジカもそろそろ1周年ということで色々と楽しみな企画が立ち上がって盛り上がっていますね。

    今回はそのうちの一つ、1周年記念プロモーションパックのレビューをしたいと思います。
    良ければお付き合いください。

    1周年記念プロモーションパックカードレビュー
    P-29 アグニモン
    アタック時に<エンシェントグレイモン>へワープ進化できる効果と、エンシェントグレイモンへの進化コストを安くする進化元効果を持つ、エンシェントグレイモンを使うためのカード。
    この後紹介する<P-30ヴォルフモン>と共に、4弾のシークレットで華々しく登場したにも関わらず主に進化コストの重さから使用実績の少ないエンシェント系デジモンのサポートです。

    性能としては僅か2コストでエンシェントグレイモンに進化できるという事で、序盤に揃えばかなりセキュリティに圧をかけられるカードではないかと思います。
    ハイブリッド体に使用した<ブラフマストラ>は進化してもそのターン中効果を引き継ぐので、<フレイモン>から進化した<アグニモン>にブラフマストラを撃って進化すれば3枚チェックとブロックされればメモリー+3なんて芸当も可能ですね。
    また序盤でなくても育成のレベル3単体から2コストあればレスト状態の<ロードナイトモン>や<シャウトモンDX>あたりの主力デジモンに衝突しに行けるのは除去が強い環境で盤面をズタズタにされた返しの行動としては悪くなさそうです。どうせ消滅する以上相打ちでも関係ないですし。

    また進化したこのデジモンはターン終了時に消滅しますが、その時エンシェントグレイモンの消滅時効果で手札のハイブリッド体が出せるため、実質的に13000で2〜3枚チェックしながら再起動しているようなもので、デメリットはそれほど大きくありません。

    欠点はこのカードとエンシェントグレイモンを両方手札に揃えないといけない事。また消滅時効果でハイブリッド体を登場させたいならそれも手札に持っておく必要があり、手札の負担が大きいです。
    ただ、エンシェントグレイモンとタイミングが噛み合わなくても進化元効果があるので普通に完全体に進化させても無駄にならないのは嬉しいところ。

    P-30 ヴォルフモン
    先程の<アグニモン>と似た効果で、こちらは<エンシェントガルルモン>のサポート。

    アグニモンはアタック時に<エンシェントグレイモン>に進化できますが、<ヴォルフモン>はタイミングが違い、進化時効果で更に続けて進化する事になります。
    ターン終了時に消滅するデメリットは据え置きなため、十分なコストが無いと進化した途端ターンが終了して消滅して終わりです。とは言え進化しなかったら進化時効果のタイミングを失うため、折角のワープ進化を逃す事になります。その意味ではアグニモンより使いにくいかも知れません。

    しかし、コストさえ確保できればアグニモンに負けず劣らずのパフォーマンスを叩き出す事ができるでしょう。
    例えば育成エリアに<ST>、又は<プロモ>のワーガルルモンを下敷きにした<サジタリウスモード>、場に何らかの成長期がいる状態で4コストテイマーなりで3コスト貰えばサジタリウスモードでジャミング2チェック、2+1コストでエンシェントガルルモンに進化、エンシェントガルルモンアタックで2体アクティブにしつつ1チェック、サジタリウスでもう一度2点、エンシェントでトドメなんて動きも可能です。ブロッカーがいてアタック回数が足りないなら<BT5オメガモン>にでも進化すれば良いでしょう。ゲームエンドに繋がる条件としてはかなり緩いのではないでしょうか。

    デメリットの方も同じで手札の要求は厳しめですが、決まればゲームエンド級の条件とあればそれほど気にならないかも。良いデッキが組めるかも知れないですね。

    P-31 テイルモン
    先ほどまでのエンシェントサポートに代表されるように、この1周年記念プロモーションパックは過去の(割と使用実績の少ない)カードのサポートが数多く収録されています。
    では<テイルモン>は何のサポートかと言うと、恐らく<マスティモン>だろうと思われます。

    マスティモンの効果で登場させればブロッカーとしての役割を持つことができ、進化時効果で失ったセキュリティもリカバリーしつつ重い登場コストも関係なしとシナジーの塊です。

    能力自体は紫との混色を要求する効果がある以外は癖のない効果ですが、しかしこれまでも度々登場してきた紫と黄色の混色を想定したカードはどれも使用実績が少ないのが実情です。
    それは紫と黄色、ないしは混色デッキ自体がアグロや究極体コントロールなど登場をメインにした特殊な構築でなければデッキとしてまとまりにくいためです。
    特定の世代以降をミックスする構築であれば完全体で色変えする赤黄や究極体で混色になる赤黒などが思いつきますが、レベル4の時点で色を混ぜるとデッキとしては纏まりにくくなってしまいます。
    なので、基本的には黄色単色でマスティモンだけ紫要素が入っているようなデッキで使うのが主になると思いますが、ブロッカーもリカバリーもコントロール系デッキの求めるところですので構築によっては究極コンのようなデッキに入ることもあるかも知れません。恥ずかしながら僕はこのあたり詳しくないのですが。

    P-32 パルモン
    先ほどまでとは打って変わって汎用性の高い効果。
    何とでもよく合う効果ですが強いて言えばセキュリティチェック枚数を増やせる<P-025グランクワガーモン>と相性が良いでしょうか。
    どちらも自身ではなく自分のデジモンを指定する効果なので、グランクワガーモンの横にいるテントモンあたりがジャミング3枚チェックでアタックしてくる奇妙で殺意の高い光景が見られるでしょう。或いはジャミング2枚チェックとかで止めておいてブロックされたらグランクワガーモン自身でブロッカーを取りに行くプレイもアリだと思います。

    他に相性が良いデジバーストは<BT5ロゼモン>くらいですが、別に相性が良くなくても単体で強い効果です。
    デジバーストを使うデジモンと他に殴る役が必要ですが、<ライラモン>がデジバーストで相手をレストさせて倒してる脇で<ベジーモン>がジャミングアタックを通したり、<ラフレシモン>が相手の攻め手を止めてる脇でアルゴモンがアタックを通したり、緑における細かいダメージレースをやりやすくするカードのように思えます。わかりやすく強い動きではないかも知れませんが。
    あと地味ですがパルモンなので<新たな世界>や<BT5パルモン>に対応しているのはまあまあ良いことかもしれません。

    背景の元ネタはデジモンストーリーサイバースルゥースの主人公が最初に選ぶデジモンの一体であるパルモンでしょう。
    5弾で主人公たちがテイマーとして収録されたことも記憶に新しい作品ですが、ゲームの方も非常に良いのでやった事の無い人はこの機会にぜひ。外伝のハッカーズメモリーを買うと本編も丸ごと入ってるので非常にお得です。

    P-33 スナリザモン
    場にいることでDP13000以上の黒のデジモンに貫通を、進化元効果で同じく黒のDP13000以上のデジモンにセキュリティアタック+1を与える<ブラストモン>サポート。
    DP13000以上の条件は以前から<ファイナルズバゴーンパンチ>の恩恵を受けられるラインとして知られており、それだけにクリアするのに微妙に手間がかかることがよく知られています。
    一番簡単なのは育成エリアから出てきた<ゴグマモン>が自身を対象にデジバーストを3回使う事。この場合進化元が吹っ飛ぶのでセキュリティアタック+1の効果は受けられません。
    次に簡単なのはゴグマモンからDP12000ラインの究極体に進化する事。これは<ハイアンドロモン>を除き進化コストが重いのでやや採用が躊躇われるという欠点があります。<ブリッツグレイモン>は性能的には文句なしなのですが赤い。
    その次が<ブラックマッハガオガモン>か<BT2カプリモン>とゴグマモンのセットにDP11000の再起動持ちを乗せる形。ここまで行くとかなり選択肢も広がり魅力的なデジモンも多いのですが、デッキ全体が再起動型に寄ることになりますね。
    またここまでブラックマッハガオガモンを除けばゴグマモンに頼りすぎな気もします。
    ファイナルズバゴーンパンチのほうは色指定が無かったのでレベル7まで進化してしまえばお手軽最強デジモンだったのですが、こちらは黒限定なのでそうもいかないですしね。

    と、ここまでグダグダ言ってきましたがそんな条件を1枚で解決できるカードがありますね。そう、ブラストモンです。
    アグニモン>や<ヴォルフモン>が専用サポートなのだから、こちらも割り切って場合によっては他のでも使えるかもぐらいで考えればいいでしょう。ブラストモンと貫通は相性抜群ですしね。
    ちなみにBT5弾環境時点ではレベル3で本体効果と進化元効果を両方持つカードはこれと<BT5のシャウトモン>だけです。意外と恵まれているのかも知れません。

    P-34 ピコデビモン
    テイルモン>から<スナリザモン>まで一見汎用性がありそうでないようなテキストが続いていましたが、<ピコデビモン>は明らかに<ダンデビモン>サポートです。

    能力を活かすならデビモン名称を沢山入れる事になりますが、ピコデビモンもデビモンもどれも結構優秀なので入れる数にはそれほど困らないでしょう。ダンデビモンも数に入りますしね。<ネオデビモン>は...わからないですが<レディーデビモン>は進化時効果も使いやすくいいと思います。
    順当進化気味に組んでピコデビ、デビ、レディーデビ、ダンデビモンと重ねると消滅時効化で数えるデビモン名称を一気に4枚稼げるのでデビモン7枚の条件もそれほど厳しくないかも知れません。
    序盤から<プチメラモン>や<パグモン>の消滅時を使ってアグロ気味にトラッシュをもりもり溜めていくか、順当進化を目指すかはデッキ構築時点で考えておく方が良いでしょう。

    また、ダンデビモンの登場がトラッシュからなのは割と気になりますね。何らかの効果でトラッシュに送り込めないと始まらないのでそれを考えるとプチメラモンや<ラブラモン>の様な手札を捨てられるドローソースは欲しいところです。

    と言うわけで以上6枚ですね。
    どのカードも専用の使い所があり、今までにない動きができるようになる魅力的なカードだと思います。FOIL仕様のパラレルもあるので気に入ったカードがあればパラレルで揃えても良いのではないでしょうか。

    それでは今回はこの辺りで。

めざせ最強進化! 第13回「赤単進撃」

    posted

    by 八坂

    デジモン デッキ紹介.jpg
    めざせ最強進化! 第13回「赤単進撃」
    こんばんは。八坂です。
    待ちに待ったバトルオブオメガも発売されて僕は連日デジカ漬けになっていますが皆さんはいかがでしょうか。

    今回は新弾発売直後という事で、早速新弾のカードを使ったデッキを紹介していきましょう。

    デッキレシピ
    デジタマデッキ
    5
    4枚
    1枚

    5弾からの新要素、進撃にフィーチャーしたデッキです!嘘です。何も拘りなく赤をひたすら強くしようとしたら出来てたデッキです。

    デッキの勝ちパターン
    いきなり全面的に強さを求めたデッキですとか言われてもはあ、そうですかとしか言えないと思うのでデッキの基本的な動きを紹介していきましょう。
    このデッキでは<ジークグレイモン>を進化元に敷いた<シャウトモンDX>や<オメガモン>で相手の主力を倒し、そのまま大量のセキュリティアタック+を敷いて殴り切る動きを目指します。

    と、その前にシャウトモンDXとジークグレイモンの説明をした方が良いですね。新弾直後ですから知らない人もいるでしょう。

    シャウトモンDX
    進化時に進化元を追加してオマケに条件付きで5000以下を複数除去できます。そして進撃。
    この2つを組み合わせ、育成エリアから出てきた完全体が<ジークグレイモン>を進化元に加えて小粒を処理しつつ相手の主力に直接アタックして相手の盤面を取ると言う動きが基本になります。
    また、レベル5から4コスト進化なのは普通なのですが、レベル6から2コストで進化できる点が非常に優秀で、育成でジークグレイモンまで育ててから前に出しても良いですし、DXから更にDXに進化して進化時効果を何度も使ったり、強力な進化元効果を後から追加したりとかなり色々なテクい動きができます。使ってみると癖になる強さなので是非自分で使ってみましょう。

    ジークグレイモン
    進撃と、進化元効果で進撃アタックが相手のアクティブ状態のデジモンにもアタックできるようになる効果を持ちます。前述のDXと相性抜群な他、DX抜きで<BT5オメガモン>に進化しても良いです。
    ですが、このカードの真価はコンボパーツとしてではなく、様々なサポートを受けられて単体でも優秀な点でしょう。
    まず名称グレイモンと進撃を持つ為、<BT5アグモン>と<シャウトモン>両方のサーチ対象となり非常に手札に加えやすい事。また、<アルタラウスモード>やシャウトモンの進化元効果でDPアップもかけやすく、<オメガシャウトモン>でセキュリティアタックを+する事も可能です。そうなると普通に育成から出てきてDP15000の3枚チェックとかするんですよね。これがDXのなり損ないの動きなのですからちょっと只事ではないです。
    また大と組み合わせると進撃でアタックしつつメモリを稼いでターンを渡さないみたいなインチキっぽい動きも可能です。周辺パーツに恵まれすぎている。

    という訳でこの2種類が主役なのでそれぞれ4枚。またそれらから進化してダメ押しする事でゲームを決めにいくのが勝ちパターンなのでBT5オメガモンを3枚。

    その他の採用カード
    その他のカードもこれらの動きを強く使う事を目的に採用しています。

    シャウトモン>と<BT5アグモン>はサーチ対象も広く、育成で篭っている時に登場するのが強いのでそれぞれ4枚。シャウトモンはシャウトモン自身もサーチ対象なのが偉いです。

    シャウトモンのサーチ対象でDXの条件でもあり、オマケにシャウトモンから超進化できる<オメガシャウトモン>、<アグモン>のサーチ対象でゲームスピードを早められる<STグレイモン>をそれぞれ4枚。またDXのDPが足りない事がままあるのでDPをバフできてアグモンでもサーチできる<BT1グレイモン>を2枚採用。

    残りの完全体はレベル4からも5からも進化できる柔軟さが魅力でやっぱりサーチ対象の<アルタラウスモード>を4枚。枠的に後1枚欲しいので進化元効果でブロッカーを咎めつつメタルグレイモン名称でアルタラウスの効果条件を満たせる<ST1メタルグレイモン>を採用。

    レベル4は11枚取るとして、残りの枠にブロッカーと1コス進化を何枚か取りたいので<ダークティラノモン>3枚と<コアドラモン>を2枚。なお1コス進化とブロッカーの両方を満たせる<モノクロモン>は5000という打点が環境的に厳しいので不採用です。

    レベル3は完全に数合わせですね。2/0/3000を7枚。

    レベル2は<コロモン>が1番強いので4枚。5枚目が要るかどうかはわからないですが<ギギモン>をとりあえず採用。

    あと3コスト欲しい事もあるので<>を2枚。
    あとはDXで埋め込むと強そうな<デュランダモン>とミラーで圧倒的に強い<オメガモンX>をピン積み。とは言えこの辺は好みの領域です。レベル4や3や5を増やして安定を取っても良いです。

    基本的な動き
    基本的には育成に篭って完全体か究極体まで進化させます。早いデッキが環境に少ない他、殴り始めれば脅威的なスピードで相手のセキュリティを削れるので速度負けはほぼ気にしなくて大丈夫です。
    育成から出す時は基本的にDXで相手の主力を倒せる時です。相手の主力が育成から出てきてないなら永遠に出さなくて大丈夫です。基本殴り遅れないですし、相手が黄色でも赤でも緑でも先に出すと一発殴ってターン返したら退場させられるだけですから。

    育成が止まったらいっぱい積んである<シャウトモン>や<BT5アグモン>を登場させて手札を補充します。欲しいカードはきっとすぐ手に入るでしょう。
    そいつらはターン返して生き残ったら基本殴りに行って大丈夫です。ブロッカー進化とか<オメガシャウト>進化とかしても良いですが、手札に困ってドローしたいのでなければ殴れる時に殴った方がゲーム勝ちに繋がることが多いと思います。
    その辺でちょいちょいやってセキュリティ3枚くらいになったら育成からセキュリティ3枚チェックとかの<ジークグレイモン>や<DX>で殴って進撃オメガモンでトドメという流れが多いです。ジークないしDXが退かされないなら次のターンに殴り切っても良いですし、細かいプレイは色々ですが恐らく予想以上にゲームを決めるスピードが早いので使ってみると驚くと思います。

    とりあえずこんなところでしょうか。各デッキ相手の立ち回りとか話せる事は無いでも無いですが、環境もデッキも固まってないうちにやる事じゃないのでやめときます。皆さんの手で編み出してください。ついでに僕に教えてください。

    それでは今回はこの辺で。また次回もお楽しみに。

めざせ最強進化! 第12回「4弾環境まとめ」

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    by 八坂

    デジモン デッキ紹介.jpg
    めざせ最強進化! 第12回「4弾環境まとめ」
    こんばんは。 八坂です。
    3弾の時は忙しくてできなかったのですが、今弾の環境まとめを2弾の時ぶりにやりたいと思います。

    4弾環境の背景
    環境を振り返る前に4弾環境を取り巻く背景の話をしましょう。
    4弾環境を取り巻く全体的な背景として、政府から発令された緊急事態宣言により、 1月から2月のテイマーバトル及びテイマー交流会が中止となったことが前提として挙げられます。
    これにより全体的にユーザーのモチベーションは低下気味で、その影響は環境の解明速度に現れました。
    12月の半ばに4弾が発売され、年が明けるまでの間盛んに様々なデッキが試され、どうも緑と黄色が頭一つ抜けて強そうだという認識が広まり環境が2色に染まりつつあった時点での緊急事態宣言。これにより自慢のデッキを持ち込む大会の数が激減。ユーザー主体で開かれるオンライン大会を除けばほぼ無くなりました。
    またオンライン大会は時間さえ都合がつけば誰でも出られる事から、一部のよく勝つユーザーが出続けると他のユーザーの活躍機会を奪ってしまい、結果を残すデッキが更に少なくなる特長もありました。
    つまり、トップに位置する2色以外のデッキが非常に台頭し難い環境だったと言う事です。
    2弾の青オメガ全盛の頃ですら少しアンテナを伸ばせば紫や緑、シャインなど結構なデッキが優勝報告をしていたものですが、この環境は本当に緑と黄色ばかりだったと言っても過言ではないでしょう。

    さて、そんな環境の中で戦ってきたデッキを紹介していきましょう。

    緑カオス
    環境の中心。以前の記事でも言いましたが今環境は<ニーズヘッグモン>の存在が環境を定義していると言っても過言ではありません。
    緑を見ればニーズヘッグモンを警戒して育成エリアに籠り、進化しても迂闊に殴れず、採用するカードも6000のラインを意識する等、このカードの影響は他に類を見ないものだったと認識しています。

    基本的な動きとしては育成である程度準備したらバトルエリアに登場させた別のデジモンで殴るなりしてプレッシャーをかけて何らかの対処を迫り、対応のために出てきた育成を処理してマウントを取っていくといった感じでしょうか。 詳しいことは前回の記事を見てもらうとある程度わかると思います。
    対応力に優れる一方で殴りに行くタイミングには多少コツがいるため、環境後期には黄色に負ける姿も増えてきたように思います。

    黄色カオス
    緑の対抗。このデッキの主役であるウォーグレイモンは殴りながら除去を飛ばして起き上がる事が出来るためダメージレース、除去、<ニーズヘッグ>ケアと全部一人で出来る素晴らしいパワーカードです。セキュリティを踏みぬく勇気さえあれば多くの勝ちをもぎ取ってくれるでしょう。
    緑と比較すると緑はどこからでも対応できる巻き返し性能の高さが強みでしたが、黄色は逐一除去しながら展開していき、一方的な盤面差をつけるのに秀でていると言えます。
    メガログラウモン>で4000以下を除去、<スラッシュエンジェモン>で完全体クラスを除去できるのは実は青でも似たようなことはできますが、DPマイナスの性質上重ね掛けで更に大きな効果を得られる事と、レスト状態ならアタックすることでも大物を刈れることが優秀です。
    このブログ内でも何度か緑は1コストからでもニーズヘッグモンに繋げられると書きましたが、しかし実際問題1コストでは進化する以外何もできません。倒したい強いデジモンがレストしていないなら進化だけできてもしょうがないのです。なので黄色側が毎ターン相手の盤面を更地にし続ければ緑相手も遅るるに足らずです。多分。
    まあそこまで行くとある程度冗談ですが、そういう動きができ得るデッキと言う事でそこまで徹底できなくとも十分に優れた除去性能を有し、高いデッキパワーがあると言えます。
    もちろん除去だけでなくリカバリーや成長期展開などに寄せても良いでしょう。カスタム性の高さは3弾以前から据え置きです。


    ここまでが所謂Tier1です。
    ここからは環境的にはかなり下火ですが確かに存在していたデッキ達です。

    赤Wオメガ
    3弾環境から続投のデッキ。
    4弾で新しく入った戦力は<フーガモン>、<ビクトリーグレイモン>、<ヴォルクドラモン>辺りでしょうか。
    >を入れて<アグニモン>や<ライズグレイモン>とシナジーを持たせる方向性もありますが、主流ではない印象。と言うより主流と言えるほど数が無いのでどちらも好みの範疇だと思います。
    進化の速度が従来の順当進化と同じなので動きの比較対象としては黄色が妥当かと思いますが、比べると進化のついでにバンバン除去を飛ばして相手の盤面をズタズタにできる黄色に対し、赤側は<ビクトリー>やオメガまでいかないと相手の盤面に触れない他、複数の効果を合わせて大きな敵の除去にも当てられないのでやはり一歩劣る印象。
    派生として完全体を<ライズグレイモン>と<シルフィーモン>にして究極体以上を黄色にスイッチした赤黄も存在しており、赤特有のDP+とセキュリティアタック+を積んだBT4ウォーグレイモンで殴れるのは他にない強みです。

    青オメガ
    4弾になって注目度は低いものの実は大きく強化されたのが3弾環境でなりを潜めていた青オメガです。
    主な強化は<マッハガオガモン>と<ズィードガルルモン>の加入。除去がゲームシステム的に強いとは前の黄色でも言ったとおりですが、青も完全体と究極体において一つ下のレベルを一方的に除去できるようになっており、先にマウントを取る性能はかなり向上したと言えます。
    とは言えやっていることは黄色と大差ないため、バウンスとDPマイナスの性能の違いをもろに受けてこれなら黄色でよくね?となってしまいがちなのが痛いところ。
    この環境で赤や青を使うならデッキパワーの不足を踏まえて<トライデントリボルバー>や<シャイニングVフォース>など何かしら相手の予想を超えるカードを入れて上振れを狙う方が勝てるのではないかと個人的には思います。

    D-ブリガード
    元々妙に多いなと思ってたコマンドラモンが一気に強化されて生まれたデザイナーズデッキ。
    とは言え<タンクドラモン>以外は皆単体で優秀なのでコマンドラモンセットと<シールズドラモン>と<ダークドラモン>を積んだ普通の黒のデッキの総称になりつつあるイメージ。
    強みはやはり3コストで究極体が出てくる破格のコストパフォーマンスとそこから繋がる様々なコンボです。
    D-ブリガードの基本的な動きは以前軽く記事にしたのでそちらも参考にしてもらうと良いかもしれません。

    紫プルート
    進化時効果で6コストものオプションを踏み倒す効果が強力な<プルートモン>を中心にしたデッキ。
    プルートモンで踏み倒して強い<ネクロフォビア>が入り、ネクロフォビアで釣って強い<ファントモン>や<人狼モード>が入り、人狼モードを使うなら<ケルベロモン>が入り、ケルベロモンはネクロフォビアもあるのでガンガン殴って消滅していく...などなど、順当進化ではあるもののオプションや各レベルの採用枚数バランスやプレイングがかなり独特なデッキです。紫はいつもそう。
    プルートモンの相方に据える究極体はオプションシナジーのある<リリスモン>やプロモの<メタルガルルモン>、また墓地利用と相性のいい<アヌビモン>等が採用されやすいです。

    その他
    ここまで各色の代表的なデッキの紹介でしたが、基本的な順当進化の枠を外れたデッキとしては<ケルベロモン>を主軸に据えた青アグロや、ほぼ殴らずにオプションとテイマーでコントロールしきってデッキ切れを狙うオプションコントロールなど意欲的なデッキも少ないながら存在していました。
    いずれも強力な動きがあるので知る機会があれば知っておきたいデッキです。

    全体的に簡単ですが大体こんなものでしょう。
    並べると多くのデッキがあるように見えますが、数で見れば黄色と緑が圧倒的でした。そんな環境でしたが水面下ではこんなデッキがあったんだと言う事を多少なりとも紹介できていれば幸いです。
    それではまた次回の記事でお会いしましょう。

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