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[DP29] テーマ紹介【タキオン】

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by メカヲタ

[DP29] テーマ紹介【タキオン】
みなさんこんにちは、メカヲタです。
今回は新弾「デュエリストパック -輝光のデュエリスト編-」で登場する「タキオン」関連のカードと、それを使用したデッキについて紹介します。

「タキオン」は<No.107 銀河眼の時空竜>を中心とした「ギャラクシー」に属するカテゴリでしたが、今回の強化でより「タキオン」を中心とした構築が可能になりました。
もちろん、新規カードは「ギャラクシー」方面の強化にも繋がっています。

新規カード紹介
銀河眼の時源竜
「ギャラクシー」「タキオン」双方のカテゴリに属するレベル8・ドラゴン族・光属性のモンスター。
フィールドにドラゴン族Xモンスターがいれば完全フリーチェーンで自分か相手のフィールドに特殊召喚でき、緩い条件と優秀なステータスも相俟ってかなり使いやすいモンスターです。
いずれのカテゴリもランク8モンスターを連続して出していくため素材として適しているほか、こと「タキオン」においてはその他の効果が噛み合うようデザインされています。
その効果ですが、ひとつは召喚・特殊召喚時に元々の持ち主が「タキオン」魔法・罠をサーチするもの、もうひとつがドラゴン族Xモンスターの攻撃宣言時に自身をそのX素材とするものです。
基本的には各種素材として運用したいため自分の場に特殊召喚しますが、元々の持ち主がサーチするため相手の場に特殊召喚しても問題なく、バトルフェイズ中に特殊召喚することで<No.107 銀河眼の時空竜>の効果の適用を誘発できます。
素材になる効果も含めて強制効果であるため、相手の場に送り付けてから2度効果を発動することになり、<No.107 銀河眼の時空竜>の攻撃力を2000上昇させつつ自身は戦線から離脱することで2連撃を効果的に通しやすくなります。
サーチ先には手札から発動できるカウンター罠である<タキオン・トランスミグレイション>もあり、バトルフェイズ中の除去なども1枚までなら対応可能。
まさに「タキオン」をサポートするに相応しいカードです。
素材化効果は自身のフィールドでも強制発動するため、打点として運用する場合は攻撃の順番に注意が必要です。

時空の雲篭
サーチ・サルベージ・バウンスに反応して自己SSする、最近流行りの<蛇眼の炎燐>効果を持つモンスター。
レベル4・ドラゴン族・光属性なので、<輝光竜セイファート>に対応しています。
自身をリリースすることで「タキオン」モンスターのリクルート・蘇生ができ、<銀河眼の時源竜>に対応する幼体モンスターといえます。
リクルート先は現状あちら1種のみですが、蘇生制限さえ満たせば該当するXモンスターも蘇生でき、「RUM」での召喚や<ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン>などに繋ぐことができます。
また、自身が手札・墓地にある際にドラゴン族Xモンスターを特殊召喚すれば、その素材となることができ、このカードの効果で蘇生した場合も素材を1つ供給できます。
序盤はリクルートによりサーチで展開を繋ぎ、中盤以降に強力なモンスターを蘇生して一気に攻勢をしかけることができる、優秀なモンスターです。
名称は「クラウド・ドラゴン」ではなく「クラウドラゴン」なため、宣言等の際には注意。

無限竜シュヴァルツシルト
こちらも最近流行りの、<エクソシスター・マルファ>のような効果を持つレベル8・ドラゴン族・闇属性のモンスター。
限界竜シュヴァルツシルト>のリメイクモンスターで、自分フィールドにモンスターが存在しない、または相手フィールドに攻撃力2000以上のモンスターが存在する場合に、デッキの光属性または闇属性のレベル8ドラゴンとともに特殊召喚できます。

効果を発動するターンにドラゴン族XモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない制約はつくものの、初動として緩い条件で展開が可能で、効果無効とはいえ<銀河眼の残光竜>や<星雲龍ネビュラ>といった好相性なモンスターを特殊召喚できるため非常に強力。
自身が闇属性なため一部の「ギャラクシー」カードとは併用できないものの、構築の軸を寄せれば問題はありません。
リメイク元と比べ<増殖するG>への耐性が若干劣るものの、あまりに強い展開の代償と考えると仕方ありませんね。

神影金龍ドラッグルクシオン
ドラゴン族・光属性でランク8のXモンスター。
EXデッキからの特殊召喚時に「ギャラクシー」または「タキオン」カードのサーチができ、自身が「ギャラクシー」名称ではないため一部カードとの併用はできないものの、両カテゴリでは出しやすいランク8なため展開を大きくサポートしてくれます。
素材を2つ取り除くことで、ドラゴン族・ランク8・攻撃力3000のXモンスターを重ねて特殊召喚でき、さらにEXデッキの「ギャラクシー」モンスターをX素材にすることができます。

単純に8×2で目当てのモンスターを出すのに比べて、EXデッキ1枠の消費でカードのサーチがつく上に、<サンダーエンド・ドラゴン>や<No.46 神影龍ドラッグルーオン>といった縛りのあるモンスターを簡単に出すことができます。
追加の素材化は任意ですが、「No.」の数値が大きいモンスターを特殊召喚し、<銀河衛竜>を素材とすれば大幅な打点上昇を狙えます。
特に<No.107 銀河眼の時空竜>であれば、このカードでサーチした<銀河眼の時源竜>を相手フィールドに特殊召喚し、強制効果を2度発動させることで12700の2回攻撃が可能になります。
ダメージは半分になるものの、攻撃力4700以下の攻撃表示モンスターが2体いれば8000削りきることが可能です。

殲滅のタキオン・スパイラル
アニメにおける<No.107 銀河眼の時空竜>の技名を冠した、必殺技カードの1枚。
3つのモードを持ち、同名カードに発動制限はありませんがそれぞれのモードは一度までしか発動できません。

1つ目のモードは「ギャラクシー」Xを発動条件とし、効果が無効化された相手のカードを全て破壊するもの。
No.107 銀河眼の時空竜>と合わせれば相手の全てのモンスターを、<CNo.107 超銀河眼の時空龍>であれば相手の全てのカードを破壊でき、一気にライフを削りやすくなります。
無効化効果を持つカードと組み合わせ前提でありそちらに妨害を貰う可能性はあるものの、相手の盤面を豪快に一掃できる非常に強力な効果です。
ただ、連撃がモンスター限定である場合もあるため、発動するかどうかはある程度考えたいところ。

2つ目のモードは墓地の同名以外の「タキオン」のカードのサルベージであり、<時空の雲篭>など展開効果のあるカードをサルベージして盤面の立て直しを図れます。
初動や攻勢ではなく中盤に使いたい効果。

3つ目のモードはドラゴン族の「No.」モンスターの守備表示での蘇生で、「CNo.」の素材とするのはもちろん、<No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー>などX素材を必要としない妨害効果を持つモンスターが蘇生候補となります。
そのまま攻撃には参加できないもののノーコストの蘇生はかなり強力な部類で、こちらも中盤以降に発動したい効果です。

3つのモードそれぞれ優秀で使い勝手のいい効果ですが、先攻展開には使いづらいのが難点。
ただそれぞれのモードを同一ターンに発動できることもあり、採用枚数は吟味したいですね。

時空の七皇
今回特に注目したいカード。
EXデッキの「No.101」〜「No.107」のいずれかを見せ、見せたモンスターと属性または種族が同じで、かつレベルがランクの数値と同じとなるモンスターをサーチできる通常魔法です。
手札を1枚戻す必要があるとはいえ、サーチ範囲は「CNo.」も含めるためかなり広く、特にレベル4、レベル5はかなりの種類のモンスターをサーチできます。
名称も「セブンス・タキオン」なためサーチしやすく、<神影金龍ドラッグルクシオン>の存在から8×2でアクセスできるのはかなり優秀。
類似カードの<スモール・ワールド>とは、サーチ範囲が限られる点、EXデッキに枠を割く点で劣り、コストとなる手札がなんでもよい点、中継点を入れる必要が無い点で勝ります。
手札を戻す行為もメリットに変換でき、<RUM-七皇の剣>などを仕込むのはもちろん、素引きしたくないカードを戻すことにも使えます。

「タキオン」系統のデッキでなくても、たとえば【メタビート】が<インスペクト・ボーダー>と<フォッシル・ダイナ パキケファロ>を使い分けるなどの用途でも採用が検討でき、種族か属性いずれかさえ合致すればいいためサーチ範囲が広範に渡り、カジュアル系統で使うのも面白い1枚です。
サーチ範囲は以下の通り。
レベル9 光属性、ドラゴン族
レベル8 光属性、ドラゴン族
レベル5 闇属性、光属性、水属性、炎属性、地属性
魔法使い族、天使族、水族、戦士族、岩石族
レベル4 光属性、水属性、炎属性、地属性
魔法使い族、天使族、水族、戦士族、岩石族
ロード・オブ・ザ・タキオンギャラクシー
No.107 銀河眼の時空竜>が登場したパックの名を冠する通常罠。
タキオン・トランスミグレイション>のように「ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」モンスターがいれば手札からも発動できます。
バトルフェイズ中に「ギャラクシーアイズ」からX素材を1つ取り、このターン中に召喚・特殊召喚された相手モンスターすべてをデッキに戻すという豪快な効果ですが、自分ターンではバウンス対象が少ないことが多く、相手ターンではバトルフェイズ前に除去を受けやすいというなんとも微妙な効果の惜しいカードです。
一応「CNo.」がいれば発動と効果が無効化されませんが、バトルフェイズまで待たなければならない点は変わりません。
アニメ版の効果を再現したカードであり、どちらかというとロマン砲寄りの効果ですね。


デッキレシピ
以上が新規カードの紹介になります。
今回はこの中から、<時空の七皇>に着目してデッキを組んでみました。
新規カードにより確定で<カタパルト・タートル>をサーチできるため、<No.100 ヌメロン・ドラゴン>を用いた先攻ワンキルが可能になります。
そのデッキがこちら。

カタパルトホルス
プレイヤー:メカヲタ
6



レベル8の出力を得意とする【ホルス】に「タキオン」ギミックを搭載し、先攻ワンキルを狙える構築にしてあります。

展開ルートは以下の通り。

王の棺を用いた展開例
  1. 王の棺>を用い、「ホルス」3体を墓地へ送り、それぞれ特殊召喚
  2. 2体で<神影金龍ドラッグルクシオン>をX召喚し<銀河眼の時源竜>をサーチ、<銀河眼の時源竜>を自身の効果で特殊召喚
  3. 銀河眼の時源竜>効果で<時空の七皇>をサーチし、場の2体で適当なランク8Xモンスターを特殊召喚
  4. 神影金龍ドラッグルクシオン>の効果で<No.97 龍影神ドラッグラビオン>を特殊召喚し、効果で<No.100 ヌメロン・ドラゴン>を特殊召喚、<No.100 ヌメロン・ドラゴン>効果で攻撃力を17000に
  5. 時空の七皇>で<カタパルト・タートル>をサーチ
  6. カタパルト・タートル>をアドバンス召喚し、<No.100 ヌメロン・ドラゴン>を射出して8500ダメージ

非常に簡単な手順でワンキルが可能です。
ワンキルに失敗しても妨害効果のあるランク8を残すことができ、次のターンにはホルスの蘇生から一気に殴りきることも可能。かなり攻撃的なデッキになります。
カタパルト・タートル>は元々素引き前提だったり、サーチ手段が<氷結界>だけのプランとしては存在していましたが、「ホルス」の動きから確定で繋がるようになったのは革命的ですね。
今回は採用していませんが、強力なカウンター罠である<タキオン・トランスミグレイション>もサーチできるようになり、妨害盤面もかなり強固なものが構えられるようになっています。

さまざまな構築の「タキオン」をぜひ考えてみてください。

ありがとうございました。

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