【恐竜】デッキ解説
【恐竜】は、「ストラクチャーデッキR 恐獣の鼓動」で強化された、破壊を主軸に展開する「恐竜族」主体のテーマです。
このページでは、「恐竜」のカード効果、デッキレシピを紹介し、デッキの動かし方・回し方や、相性の良いカードをまとめて解説しました。
【恐竜】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
デッキレシピ
新制限の【恐竜】デッキレシピを紹介します。モンスター28枚・魔法11枚・罠0枚の合計41枚で構築した、【スクラップ恐竜】デッキです。
新制限【恐竜】
プレイヤー:鳩鷺
モンスター
計28枚
魔法
計13枚
エクストラデッキ
計15枚
【恐竜】デッキの回し方・動かし方
次は、【恐竜】デッキのデッキレシピの回し方を簡単に解説していきます。【恐竜】デッキを実際にどのように動かしていくのか、デュエルの参考にしてください。
【恐竜】デッキは、融合以外のエクストラモンスターをフル活用し、大量特殊召喚展開を狙います。
新制限によりキーカードが緩和され、テーマ単体での回転率が向上しました。
最終的には、連続シンクロ・リンク召喚で打点を向上したり、8000バーンによる先攻ワンキル展開で勝利をつかみます。
次に【恐竜】デッキで押さえておくポイントを、細かく紹介します。
ポイント1:キーカードの規制緩和
リミットレギュレーションの改訂により、【恐竜族】デッキのキーカードが緩和されました。世界大会優勝経験のある【恐竜竜星真竜】により、テーマ自体のデッキパワーが立証され、その後の規制は免れませんでした。
大幅規制により。カテゴリ単体での展開力は損なったものの、最近では「烙印」「D-HERO」などの融合テーマを組み合わせての活躍が見受けられました。
とはいえ、【恐竜】自体の現環境での使用率は低く、恐竜族テーマのダイノルフィアの登場もあってか、大幅に規制が緩和され、<魂喰いオヴィラプター>は実に約5年ぶりに制限解除となりました。
<幻創のミセラサウルス>をサーチor墓地に送れば、素引きにこだわらなくても<珠玉獣-アルゴザウルス>のリクルートが可能となり、安定した初動につなげられます。
「HERO」での<E-エマージェンシーコール>によるサーチが可能な<E・HERO エアーマン>と同等のポジションを<魂喰いオヴィラプター><化石調査>が担っており、同名カードもサーチに対応したアタッカーとしても充分機能したので、長年の規制も致し方ありませんね。
また<魂喰いオヴィラプター>は、自身以外のフィールドの下級恐竜族モンスターを破壊することで、恐竜族モンスター1体を蘇生できます。
相手フィールドの恐竜族モンスターも破壊できるので、<ロストワールド>とのシナジーがあります。
- <ロストワールド>発動
- <魂喰いオヴィラプター>召喚→<魂喰いオヴィラプター>効果で恐竜族モンスターを墓地に送り、<ロストワールド>効果で相手フィールドに「ジュラエッグトークン」を生成
- <魂喰いオヴィラプター>効果で「ジュラエッグトークン」を破壊する代わりに、デッキの<ベビケラサウルス>(or<プチラノドン>)を破壊
- 破壊された<ベビケラサウルス>(or<プチラノドン>)効果で対応したレベルの恐竜族をリクルート
その後の恐竜族縛りの展開制限もないので、展開したモンスターを素材にテーマ外のリンク召喚が可能な点も大きなメリットです。
ポイント2:「スクラップ」を介したワンキル展開
【恐竜】デッキ特有の展開力を活かし、先攻でのワンターンキルを狙っていきます。規制緩和された<魂喰いオヴィラプター><ベビケラサウルス>2枚からのワンキル展開例を、以下にまとめました。
- <魂喰いオヴィラプター>召喚→<魂喰いオヴィラプター>効果で<幻創のミセラサウルス>をサーチ
- <幻創のミセラサウルス>効果でフィールドの恐竜族に相手の効果耐性付与
- 墓地の<幻創のミセラサウルス>効果で<珠玉獣-アルゴザウルス>をリクルート→<珠玉獣-アルゴザウルス>効果で手札の<ベビケラサウルス>(A)を破壊し<究極進化薬>をサーチ
- 破壊された<ベビケラサウルス>(A)効果で<ベビケラサウルス>(B)をリクルート
- <魂喰いオヴィラプター>効果で<ベビケラサウルス>(B)を破壊し<ベビケラサウルス>(A)を蘇生 「※マスタールール改定による裁定変更のため、ここでは、破壊する<ベビケラサウルス>と蘇生する<ベビケラサウルス>は、それぞれ別のカードを選択する必要があります。」
- 破壊された<ベビケラサウルス>(B)効果で<スクラップ・ラプター>をリクルート
- <スクラップ・ラプター>効果で自身を破壊し、「スクラップ」の召喚権を追加
- 自壊した<スクラップ・ラプター>効果で<スクラップ・キマイラ>をサーチ
- <スクラップ・キマイラ>を召喚→<スクラップ・キマイラ>効果で<スクラップ・ラプター>を蘇生
- <魂喰いオヴィラプター><スクラップ・キマイラ>で<スクラップ・ワイバーン>をリンク召喚
- <スクラップ・ワイバーン>効果で「スクラップ」を蘇生し、蘇生した「スクラップ」を破壊
- <スクラップ・ワイバーン>効果で<スクラップ・ゴーレム>をリクルートし<ベビケラサウルス>(A)を破壊
- 破壊された<ベビケラサウルス>(A)効果で<幻創のミセラサウルス>をリクルート
- <スクラップ・ラプター><幻創のミセラサウルス>で<炎斬機マグマ>をシンクロ召喚
- <スクラップ・ゴーレム>効果で<スクラップ・ラプター>を蘇生
- <珠玉獣-アルゴザウルス><スクラップ・ラプター>で<HSRチャンバライダー>をシンクロ召喚
- <究極進化薬>で<怒炎壊獣ドゴラン>をリクルート
- <炎斬機マグマ><怒炎壊獣ドゴラン>で<究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン>をシンクロ召喚
- <スクラップ・ゴーレム><HSRチャンバライダー>で<No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック>をエクシーズ召喚
- <究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン>効果で「邪眼神トークン」をお互いの場に可能な限り生成
- 「邪眼神トークン」1体で<リンクリボー>をリンク召喚
- <スクラップ・ワイバーン><リンクリボー>で<転晶のコーディネラル>をリンク召喚
- <転晶のコーディネラル>効果で<究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン>と相手フィールドの「邪眼神トークン」1体とを交換
- <No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マック>効果で<究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン>(自身の効果で攻撃力8000アップ)を対象に元々の攻撃力との差分バーンダメージ
<幻創のミセラサウルス>の効果でフィールドの恐竜族モンスターの展開を阻害されないのも強みです。
規制緩和に伴い、<化石調査>とともに3枚フル投入で採用した場合、先攻で<魂喰いオヴィラプター>が初手に来る確率は上がるで、後手であっても割とワンキルが狙えます。
とは言え墓地妨害に弱いので、<幻創のミセラサウルス>適応化であっても<墓穴の指名者><抹殺の指名者>などでしっかりとケアしていきたいですね。
ポイント3:「真竜」破壊を助長
【恐竜】では<ベビケラサウルス><プチラノドン>を効率よく破壊すべく、「真竜」のギミックを採用しています。<真竜皇リトスアジムD>は、地属性モンスターを含むモンスター2体をフィールドor手札から破壊することで、手札から特殊召喚できる「真竜」モンスターです。
専用サーチ魔法の<ドラゴニックD>も破壊が起点となるので、こちらもターン1制限のない<ベビケラサウルス><プチラノドン>を破壊する手段として有効利用できる点でオススメです。
まとめ
【恐竜】デッキは、規制緩和したカードをフル投入しワンキルを狙う!【恐竜】デッキについて、カード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
世界大会時代の構築とは全く別物に仕上がっていますが、破壊効果を活かした「スクラップ」「真竜」を組み合わせてデッキパワーが底上げされています。
メインデッキでの混ぜ物が少なく【恐竜】デッキを回せるのは、気持ちのいい使用感ですね。
気になる方は、ぜひ「恐竜」のデッキを組んでみてください。
以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。