デッキ紹介 ストラク3箱+1枚【青眼の白龍】
今回は、2024年9月7日に発売された『ストラクチャーデッキ 青き眼の光臨』にて登場した「青眼」について紹介していきます。
遊戯王を代表するカードである<青眼の白龍>を中心に、現代デッキと戦えるほど強くなった性能のデッキとなっています。
昔遊戯王をやっていたけど辞めてしまった人、これから遊戯王をはじめてみたい人、今回はそのような方向けになるべく簡単に本商品の魅力を紹介していきます。
それでは早速紹介に移っていきましょう。
カード紹介
今回登場した新規カードは8枚。早速まとめてみていきましょう。
白き乙女
- 手札かフィールドの自身を墓地へ送ることで、手札・デッキ・墓地から「真の光」を発動する効果
- 墓地に存在する状態で、自分が<青眼の白龍>を特殊召喚した場合に反応して特殊召喚する効果
- フィールドの自身が攻撃か効果の対象になったときに、墓地から<青眼の白龍>または光属性レベル1チューナーを特殊召喚する効果
ネオ・カイザー・シーホース
- 自分フィールドに<青眼の白龍>が存在する場合に手札から特殊召喚する効果
- 自分フィールドの光属性チューナー1体のレベルを±1する効果
- フィールドから墓地へ送られた場合に自身と同名以外の「ブルーアイズ」モンスター1体または、「青眼の白龍」のカード名が記されたモンスター1体をデッキから墓地へ送る効果
<白き乙女>をデッキから墓地へ送ることができるため、この後紹介するリンクモンスターと合わせて使うことで初動となります。
青き眼の精霊
- L召喚成功時に、デッキから<光の霊堂>1枚を手札に加えるか墓地へ送る効果
- このカードがモンスターゾーンに存在する限り、ドラゴン族モンスターしか特殊召喚できなくなる効果
- 自身をリリースすることで、自分の手札・墓地から「ブルーアイズ」モンスター1体を特殊召喚する効果(この効果で墓地から特殊召喚したモンスターは攻撃できず、効果が無効化される)
新たに登場したL1モンスターであり、【青眼】デッキに入る下級テーマモンスター全員がこのモンスターのL素材になることができるためかなり出しやすいモンスターとなっています。
また、サーチ先の<光の霊堂>が<青眼の白龍>を墓地へ落とす効果を持っているため、このカードのL召喚に成功するだけで、場に<青眼の白龍>を特殊召喚でき、墓地に<白き乙女>が居た場合は、<白き乙女>も出てくるという至れり尽くせりのカードとなっています。
青眼の究極霊竜
- モンスターゾーンに存在する限り、自分の墓地のカードを相手は除外できない効果
- カードの効果がフィールドで発動したときに、その発動を無効にし、自身の攻撃力を1000アップする効果
- 戦闘または効果で破壊された場合に、自分の墓地から同名以外のドラゴン族・光属性モンスター1体を特殊召喚する効果
ストラクのパッケージを飾った、新たな【青眼】のエースモンスター。召喚条件がチューナー2体以上とチューナー以外の「ブルーアイズ」モンスター1体と、一見出しにくそうに見えますが、収録されている<青眼の精霊龍>の効果で出すことができるため、実質的なレベルは9で召喚条件はチューナー+チューナー以外の「ブルーアイズ」モンスター1体以上となっています。 2種の妨害効果がかなり有用で、攻守ともに高いため、真っ当な手段での突破の難易度が高い、頼もしいエースモンスターです。
藍眼の銀龍
- X召喚成功時に、相手のフィールドのすべての表側表示カードの効果を無効にする効果
- 通常モンスターをX素材としていないこのカードは直接攻撃できない効果
- このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地または除外状態の通常モンスター1体を特殊召喚し、そのモンスターの攻撃力を1000アップする効果
レベル8が並びがちな【青眼】デッキに登場した脅威のランク8エクシーズモンスター。<青眼の究極霊竜>が先攻で守ってくれるエースなら、<藍眼の銀龍>は後攻で殲滅してくれるエースとなります。
相手の盤面ががら空きなら、このカード1枚から8000ダメージを捻出することもできる上、倒しきれなかったとしてもカードの効果無効が永続のため、後攻だと目指したい1枚になります。
青き眼の祈り
- 手札を1枚捨てて発動でき、同名を除く<青眼の白龍>のカード名が記された魔法もしくは罠カード1枚と光属性レベル1チューナー1体を手札に加える効果
- 墓地の自身を除外し、自分フィールドの「青眼の白龍」1体を対象として発動でき、EXデッキから「ブルーアイズ」モンスター1体を攻撃力400アップの装備魔法カード扱いで装備する効果
1枚の手札コストを要しますが、必要なカードを2枚サーチすることができるというのは破格の性能で<真の光>で真っ先に持ってきたい1枚になります。
墓地効果は、たった400の攻撃力アップかと思うかもしれませんが、収録されている<ブルーアイズ・タイラント・ドラゴン>の召喚条件を満たしたり、今回紹介するレシピに入っている<究極竜魔導師>の融合サポートにもなったりと、馬鹿にならない効果となっています。
青眼龍轟臨
- 自分のデッキまたは墓地または除外状態の「ブルーアイズ」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する効果(自分フィールドに<青眼の白龍>が存在しない場合、<青眼の白龍>しか特殊召喚できず、発動後、ドラゴン族しかEXデッキから特殊召喚できなくなる)
- 墓地の自身を除外することで、「ブルーアイズ」モンスターを含む手札またはフィールドのモンスターを素材として融合召喚する効果
盤面を伸ばすのに有用なカードで、このカードが1枚あれば単純に「ブルーアイズ」を1体増やすことができます。特に他のカードに効果破壊耐性を付与できる<ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン>などを先攻で呼び出すために使うなど、上振れ札として活用するとなかなか便利かもしれません。
白き龍の威光
- 自分の手札またはフィールド(表側表示)または墓地の「青眼の白龍」を3体まで選び、お互いに確認した後、確認した数だけ相手フィールドのカードを破壊する効果
- 墓地の自身を除外することで、レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように自分の手札またはフィールドの<青眼の白龍>をリリースすることで、手札から儀式モンスター1体を儀式召喚する効果
単純に盤面のカードを複数枚破壊できるという時点で優秀で、必要なカードをすでに引き込めている場合に<真の光>でサーチして妨害を増やすといったような動きが可能です。儀式召喚に関しては素材が場に指定されているため、少々使いにくいかもしれませんが、あって困るものでもないでしょう。
デッキレシピ
【3箱+1枚青眼】
プレイヤー:Hearth
モンスター
計25枚
エクストラデッキ
計15枚
デッキレシピについて
題して【3箱+1枚青眼】です。<灰流うらら>や<増殖するG>などの汎用カードも3箱で十分集まるため、これ以上カードを買わなかったとしても最低限のパワーがあると判断しました。
そこで、ストラク3箱に加えて<究極竜魔導師>1枚を買うだけで組める構築にしています。
<究極竜魔導師>の出し方含めて、展開ルートを見ていきましょう。
ネオ・カイザー・シーホース1枚からの展開例
- <ネオ・カイザー・シーホース>を通常召喚。
- <ネオ・カイザー・シーホース>を素材に<青き眼の精霊>をリンク召喚し、<青き眼の精霊>の効果で<光の霊堂>をサーチしつつ、<ネオ・カイザー・シーホース>の効果で<白き乙女>を墓地へ。
- <光の霊堂>の効果で<青眼の白龍>を墓地へ送る。
- <青き眼の精霊>の効果で、墓地の<青眼の白龍>を特殊召喚。 <青眼の白龍>の特殊召喚に反応し、<白き乙女>を特殊召喚。
- <白き乙女>の効果で、自身を墓地へ送り、<真の光>をセット
- <真の光>の効果で、<青き眼の祈り>をセットし発動。<太古の白石>と<究極融合>をサーチ。
- <光の霊堂>の効果で増えた召喚権で<太古の白石>を通常召喚。
- 墓地の<青き眼の祈り>の効果で、<青眼の白龍>に<青眼の究極竜>を装備。
- 場の2体で<青眼の精霊龍>をシンクロ召喚。
- <究極融合>をセットし、エンドフェイズに移行、<太古の白石>の効果でデッキから<深淵の青眼龍>を特殊召喚。
- <深淵の青眼龍>の2つの効果を使い<ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン><カオス・フォーム>の2枚をサーチ。
- スタンバイフェイズに<青眼の精霊龍>の効果で自身をリリースし<青眼の究極霊竜>を特殊召喚。
- <究極融合>で<青眼の究極竜>と<ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン>を素材に<究極竜魔導師>を融合召喚。
以降相手ターン
まとめ
以上で、強化された【青眼】の紹介記事を終わります。昔から根強い人気を誇るテーマ、「昔ブルーアイズ欲しかったんだよなぁ」などと思い出に浸っている方には特に組んで欲しいデッキとなっています。
先攻での制圧の動き、後攻でのライフの詰め方、各種召喚方法と、現代遊戯王を遊ぶ上でこれほど入門に適したデッキもそうないでしょう。
この記事を読んで、一人でも多くの方がこのストラクに興味を持っていただけたのであれば幸いです。
それでは、ここまでのご拝読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いいたしましょう。