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LEGENDARY DIVA 発売記念インタビュー【ミカエラ編】

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    by デッキレシピ

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    LEGENDARY DIVA 発売記念インタビュー【ミカエラ編】
    ◇どんな動きができるルリグですか?また、その強みは何ですか?
    ミカエラ自身がアタックした時に、相手のシグニ1体をデッキボトムに送ることができる点が相手のリソースを奪取できる方法として強力です。
    似たような効果を持つルリグに<ディソナユキ>がありますが、ユキはメインデッキをある程度ディソナのカードで染める必要性があったため、構築の自由度としてはかなり制限されていました。
    ただし、構築が制限されている分、パートナーシグニの<コネクト//ディソナ>を使うことでさらにデッキボトムへと送ることができるので、最大3面のシグニをデッキボトムに送ることができるという強みがありました。

    反面、ミカエラが手に入れたパートナーシグニは<夢限紅天姫 ゼウシアス>(以下<ゼウシアス>)と<混天 A・アロー>です。
    前者は8000以下バニッシュ or 自身がシャドウになる or ランダムハンデスのうち2つ、後者はリソースを相手が守るとライフクロスを1枚クラッシュと、どちらも点数要求ができる強力なチームシグニを貰うことができました。
    これらの強力なチームシグニを採用できることがミカエラの強みの1つともいえるので、ミカエラを構築する際はやはりチームで組み上げたいですね。


    ということで、今回はチームでミカエラの長所を伸ばせる構築を組んでみました。

    最初に考えたデッキレシピを教えてください。


    ◇このルリグの攻め方を教えてください。
    コンセプトは「バトルを行ってシグニをバニッシュしない!」です。

    例えば、<タマゴ//フェゾーネ>は自分自身をダウンすることで対戦相手のシグニを2体凍結します。
    自分もダウンしているので、バトルフェイズに入ってもアップケアのために攻撃する必要がないので、対戦相手のシグニをバトルでバニッシュする心配がありません。
    また、<マングロブ>のアタックフェイズ開始時や<ホタルイカ>のハーモニーを使用せずに場に出すことで、ダウン状態のままアタックフェイズに入ることができます。

    このデッキは、点数要求をするところ以外は凍結、もしくはダウン状態のシグニを用意してとにかくバトルでバニッシュをせず相手にエナを渡さないことを意識します。
    加えて<ゼウシアス>や<ホタルイカ>でハンデスも行うことで、<A・アロー>でライフクロスのクラッシュを選びたくなるように誘導していくことがゴールです。
    ゼウシアス>以外での点数要求に乏しいデッキになるので、<A・アロー>のライフクロスが通れば通るほど試合運びが楽になっていきます。
    ミカエラと<A・アロー>は特に相性が良く、ミカエラのアタック時効果で相手のシグニをデッキボトムに送ってから<A・アロー>を処理することで相手の選択肢を一つ削ることができます。


    回し方はルリグレベル2まではシンプルです。
    タマゴ//フェゾーネ>や<マングロブ>が手札があれば寝かせてアップ状態のLBをケア。
    A・アロー>を引いていれば相手にリソース奪取 or ライフクラッシュの択を迫ります。<アイヤイ//メモリア>で<A・アロー>のおかわりもいいぞ。


    ルリグレベル3からは最強シグニである<ゼウシアス>を押し付けます。
    横に<ホタルイカ>を添えれば<ゼウシアス>のバニッシュ効果を選択すれば手札を1枚捨てるので、<ホタルイカ>がトリガーしてランダムハンデスを行います。
    さらに<ゼウシアス>自身でランダムハンデス効果を選択していれば2枚のランダムハンデスを行うことができます。本当にいいんでしょうか。


    相手の手札がなくなったら<ゼウシアス>にシャドウを付与したり、<ロイヤルブルー>でエナを払うかバニッシュして点数を明け渡すかの択を迫ったりします。
    A・アロー>も用意すればとにかく相手は選択を迫られ続ける試合になるので、相手をとにかく疲弊させましょう(!?)。

    インビンシブル・ストーリー>をゲットするタイミングですが、コスト軽減がかかる条件が相手の手札が2枚以下のときと他の2人と比べてライフクロスが関わらない条件になっています。
    相手の手札を簡単に減らす方法として<RANDOM BAD>を採用しているので、<RANDOM BAD>はなるべく相手の手札が2枚以下にできるタイミングで使うようにしましょう。

    インビンシブル・ストーリー>のモード選択ですが、相手に応じて使い分けていけるピースであり強力です
    どれを選ぶかかなり難しいですが、ロングゲーム前提のデッキなので、なるべく終盤まで温存して、あと1,2ターンの往復でゲームが終わりそうというタイミングで使うとどのモードを選ぶかが見えやすいかなと思います。
    相手のライフクロスが1枚しかなければ2面バニッシュを選んでリーサルかけても良いですし、サーバントを4枚使ってしまい防御が足りないなぁとなればルリグバリアを貰えばよいです。


    ◇キーカードは何ですか?
    羅植 マングロブ
    手札が4枚以上あればアタックフェイズ開始時に自分自身をダウンさせることでエナチャージができます。
    青でエナチャージができるカードであり、エナを結構使うこのデッキの縁の下の力持ちになってくれます。
    青でエナチャージができるカードで使いやすいカードの中には<オカトトキ>もいるのですが、<オカトトキ>は相手にもエナを与えてしまうところが噛み合いが悪いです。

    手札が3枚以下であれば1ドローができます。<ホタルイカ>と合わせて2枚引きにいけるのは結構偉い。
    手札が少なければ手札を、手札が多ければエナを増やしてくれるので、非常に便利に感じることでしょう。

    羅星 タマゴ//フェゾーネ
    凍結はリソース奪取であり、ミカエラのデッキボトムに送るというリソース奪取の動きと噛み合っているんです!という話を今からします。

    一例ですが、自分の盤面は<ゼウシアス>、ハーモニーを使わずにダウン状態の<ホタルイカ>、起動効果で相手のシグニを凍結させてダウンしている<タマゴ//フェゾーネ>の3体であり、相手の盤面は<ゼウシアス>の正面にアップ状態のパワー8000以下のシグニ、残りの2面に<タマゴ//フェゾーネ>の効果で凍結しているシグニたちがいるとします。

    これでアタックフェイズに入ると<ゼウシアス>の1面要求です。対戦相手は<ゼウシアス>の攻撃をアシストルリグで止めました。
    あとは自分はルリグアタックするしかありません。そのまま相手のアップ状態のシグニをデッキボトムに送り、対戦相手にターンを渡しました。

    このとき、対戦相手の盤面にはダウン状態のシグニが2面残っています。エナチャージで1人しか盤面からエナチャージができないので、ダウン状態のシグニが1人残ってしまいました。3面手札から新しいシグニを出したい場合はダウン状態のシグニをリムーブするしかありません。
    このダウン状態のシグニをリムーブした時点で、相手は本来手札から2人場に出すだけでよかったところを、1人余計に手札から場に出さなければいけなくなりました。

    これは即ち、相手の手札を1枚減らしたのと同義と言えるような気がしませんか?

    凍結のメリットはここにあります。相手のリソースを実質減らす動きができているのです。
    デッキボトムに送るというミカエラの性質と噛み合っている動きであるため、今回は2体ものシグニの凍結が簡単にできてかつ序盤から使える<タマゴ//フェゾーネ>の採用となりました。

    羅輝石 ロイヤルブルー
    タマゴ//フェゾーネ>による凍結ギミックを採用したので、<ゼウシアス>以外の攻め札としての採用となりました。
    タマゴ>も<ロイヤルブルー>も起動効果なので、相手に<牙・ミカエラ>をグロウされても点数要求が可能です。

    前述しましたが基本的には相手の手札が減ったあとに使うシグニです。
    2エナを払えばバニッシュを防ぐことができますが、言い換えると2エナも使ってくれると考えることができます。
    とにかく相手にエナを与えない構築なので、この2エナ支払いはかなり重く相手にのしかかります。

    能動的に凍結する方法は<タマゴ>の4枚しかないので、<アイヤイ//メモリア>でいつでもエナから出せることもあり2枚の採用に落ち着いていますが、凍結ギミックを増やすのであればもう1枚増やしてもよさそうなカードではあります。


    ◇今回紹介したデッキの調整用で持っておきたい過去弾のカードはありますか?
    幻水 ネオンテトラなど出現時で凍結できるシグニ
    今回は1人で2体も凍結できるコスパの良さから<タマゴ//フェゾーネ>を採用しましたが、起動効果であることから<リメンバ//メモリア>による起動効果の追加課税が重くのしかかります。
    こちらが気になる際は、<幻水 ネオンテ>や<コードメイズ スノミュ>など出現時で凍結できるシグニを採用することをオススメします。

    能力を消すシグニで代用しても大丈夫です。<ユキ//メモリア>とか<ペイラビ//ディソナ>とか。

    DEEP FREEZE
    追加の凍結札として。シグニ全員凍結に加え、相手のルリグが手札1枚かエナ1枚を支払わないとアップしません。
    今回はミカエラのゲーム1効果の軽減条件の関係で<RANDOM BAD>に枠を譲りましたが、カードのテキストはミカエラと相当相性が良いので、枠を作ってみたいカードです。

    未来への道標>で<ゼウシアス>と<A・アロー>を使いまわすこともできるので、スペルを多めに採用して<ミルルン//フェゾーネ>を採用する形もありかもしれません。

    翠子//メモリア
    A・アロー>などのパワーの低く除去されやすいレベル1の正面のシグニゾーンを指定して点数を止めることが期待できます。
    この効果を使えるのがピースを使用したターンに<翠子//メモリア>がアタックしたときだったため、今まで最大2ターン使えたのですが、ミカエラはクラフトピースを加えるのでなんと3ターン効果が使えるタイミングがあります。凄い。

    アイヤイ//メモリア>を採用しているのでエナゾーンから引っ張り出せることを考えると2枚くらいの採用が検討できます。
    役割が<エクシア>と少し被るので、LB枠と非LB枠という難しい調整にはなりますが枚数を調整するならそこかなと思います。


    ◇最後に一言お願いします
    このデッキは<A・アロー>や<ロイヤルブルー>など、とにかく相手に選択を迫り続けるデッキです。
    少ないリソースの中から何を諦めるかを常に考えさせることを要求するので、コントロール色がかなり強いデッキになっています。
    コントロールデッキがお好きな方には楽しんで使っていただけるデッキなのではと思っています。

    それではまた次の記事でお会いしましょう。

LEGENDARY DIVA 発売記念インタビュー【タウィル編】

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    by デッキレシピ

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    LEGENDARY DIVA 発売記念インタビュー【タウィル編】
    ◇どんな動きができるルリグですか?また、その強みは何ですか?
    パワーが常時1000上昇する、この単純なテキストがどれほど強力かを教えてくれる2023年度最終弾の白担当にふさわしい性能のルリグと認識しています。
    パワー3000が4000に、5000が6000に、8000が9000に、12000が13000になることで凡そ除去コストのラインは1上がります。
    今回は若干面空けは苦手としているもののその分盤面強度が高く場持ちの良いシグニを最大限活かすため、ルリグデッキでの面空けを重視した攻めっ気の強い構築にしてみました。
    現在の構築では私もタウィルと同じくらい強さに期待しており母数もかなり増えると考えられる夢限少女に通りが悪い事からルリグでの連続攻撃ギミックだけは採用していませんが、それについても後程少しばかり紹介させて頂こうと思います。
    ルリグデッキだけで6面を、そのうち5面はバニッシュせずシグニを除去出来るため、攻めと守りにエナを大量消費する対面であればかなり有利に立ち回れるかなと考えています。

    ◇最初に考えたデッキレシピを教えてください。

    久々にルリグは全て白です。「アンジュ」についてはコンセプトの関係で現状替えが効きません。「LION」は色々と採用候補がありますが白単は3面要求されることが少ないため防御可変のアシストが合っていると感じこうしています。
    他の採用候補だと「ドーナ」や「リゼ」などでしょうか。<ドーナ『輝いてる!』>で<幻水姫 シィラ>を出すと相手によっては3面守れたりします。

    ◇このルリグの攻め方を教えてください。
    とにかく除去されにくいシグニを並べながら「アンジュ」や<UNKNOWN MEMORY>、3T目以降であれば<ヨグニグラ>を絡めて点を取っていきます。
    基本的にルリグデッキで盤面を空け硬いシグニを通すだけなので基本的な動きを掴むのは難しくないでしょう。基本的に毎ターン全面要求、しかも面空けのほとんどがエナを与えないため想像以上に対処は厄介です。
    また3〜4T目の攻防にどうしても<聖天姫 エクシア>が絡んできますがこれは<プルソン><ヨグニグラ>で容易に無力化して突破する事が可能です。
    厄介な防衛派のパワーラインも楽に処理していけますね。
    ウトゥルス>の効果で<プルソン><ヨグニグラ>を揃えること自体は容易なので4T目以降の堅牢な盤面は簡単に崩す事が出来る点から遅い対面とのコントロール合戦は序盤温存したライフの存在も含めてかなり優位を取れる印象でした。
    ビート対面であっても<ルヴダビ><ルヴダビ><シィラ>または<エクシア>と言った盤面を崩す事は容易ではなく、その処理に手間取っている間に最大限の点要求が待っているため先手後手問わず十分に勝ち筋は残されています。

    ◇キーカードは何ですか?
    極門天姫 ヨグニグラ
    専用シグニだからと言ってやりすぎだろ!と思っていましたが使ってみるとその100倍やりすぎなシグニでした。
    ジンロウ>と<オロチマル>を足してコスパ増且つパワーが2000上がったみたいなそんな感じです。ちょっとなにいってるかわからないですね。
    タウィルの常時能力で13000までパワーが上がるため対面によってはタウィルでいる時間を少し長くしてもいいかもしれません。
    ついでのようにくっついている起動も<プルソン>の条件達成や<タウィル>のゲーム1補助に有用で上から下まで強く不足しがちな黒エナも自身が生んでくれるため本当に隙がないです。

    ......此処まで言ってますが正直評価は夢限少女擁する<ゼウシアス>とどっこいどっこいです。あっちはあっちでやりすぎにも程があります。

    聖魔 プルソン
    このデッキ、意味が分からないくらい<聖天姫 エクシア>を苦手としていますのでその対策として多投しています。<NEXT GATE>を使う前に素で1枚持っておかないといけないので3枚以上入れた方が良いと思いこの採用枚数になっています。
    ヨグニグラ>とのセット運用になりますが、生きた<リセット・メモリア>として八面六臂の活躍を見せてくれるでしょう。

    コードメイズ ルヴダビ
    レベル2で14000、3T目は15000になる事もあるガチガチの壁です。従来の白単はそこまで面空けに特化していなかったため<ルヴダビ>がシグニをアタックしなければならない場面も多く余計なエナを与えてしまう点が(贅沢ですが)問題視されていました。
    一方今回の構築は除去をほぼルリグデッキと<ヨグニグラ> に外注しているため<ルヴダビ>がシグニを踏む事はほぼありません。安心してそのパワーラインを押し付けていきましょう。

    ◇今回紹介したデッキの調整用で持っておきたい過去弾のカードはありますか?
    コード2434 西園チグサ / コード2434 フィナーナ 竜宮
    意外と知られていないのですが、<星川サラ>ってバーチャルシグニなんですよね。
    という事で盤面がダウンしていようがいまいが空中点を2点取りに行ける出張ルリパンギミックを。どれか1体保有していれば残り2体は<ウトゥルス>で盤面に展開できます。
    不意の一撃に大型多面防御アシストを残した相手は面食らう事でしょう。

    純白の防壁
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    このカードが登場した事で一気に構築の難易度が上がり<UNKNOWN MEMORY>の偉大さが沁みるようになりました。攻めに重点を置いたため今回は不採用としていますが、このカードを入れるのであれば<ノヴァ//フェゾーネ>を全抜きしてもう少し硬いシグニを投入できるようになるのでどちらが良いかはちょっとまだ試行回数不足なとこがあります。
    白デッキが抱えていた序盤のルリグアタックをどう防ぐかがこれ1枚で解決したのは大きく、2Tこれで凌げれば以降は<ヨグニグラ>でサーバントは供給できるので空中は容易に封殺できるかと思います。
    ただし序盤のリソースを<UNKNOWN MEMORY>に依存していた代償は重く、アシストの採用も色々と見直す事になりそうです。序盤のクロックを早めるか序盤の被弾を抑えるかは各々の裁量にかかっています。

    ◇最後に一言お願いします。
    今回記事を書かせて頂くにあたり色んな声を聞いて自分ならこうするなー的な感じで5つくらいデッキを作ったのですが、明確にキルターンを決めて走り切れる方が分かりやすいと思い一番要求値にブレの少ないこのデッキを紹介させて頂きました。
    今回は最速で<ウトゥルス>へグロウする構築ですがそもそも<ウトゥルス>非採用の構築も多分無数にあるので各人がやりたい事を色々試すうえでとても優秀なセンターだなと感じている次第です。

    夢限少女が君臨する一方で生まれ変わったアンサプ勢も台頭し、前弾の3派閥もさらなる強化を貰い、単色デッキにも強力なサポートがついて更に混沌を極める新弾環境。
    好きなルリグ好きな戦法で、めいっぱい楽しんでいきましょう。

【ディーヴァ】自分の手札を0枚に!? 収斂せし扉 アト=トレ

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    by デッキレシピ

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    【ディーヴァ】自分の手札を0枚に!? 収斂せし扉 アト=トレ
    みなさんこんにちはこんばんは。JACKです。
    前回は自己紹介記事だったので、当記事が遊々亭における初のデッキ紹介記事となります。
    至らぬ点もあるとは思いますが、是非ご一読いただければと思います。
    また、「読んだよ!」という感想が活動の励みとなりますので、当記事の拡散を何卒よろしくお願いします。私が喜ぶので。


    さて、早速ですが今回はLEGENDARY DIVAにて新しく収録される<収斂せし扉 アト=トレ>について紹介していきたいと思います。
    みなさんこのルリグを見てまずこう思ったのではないでしょうか。「このルリグ難しくないか......?」と。私もそう思いました。では実際のレシピを見てみましょう。
    ◇デッキレシピ

    ◇デッキコンセプト
    コンセプトは「<アト>の効果を最大限利用する」です。<アト>は手札かエナが0枚の時に2ドローor2エナチャージができるため、いかにしてその条件を作り出すかという点が課題になります。
    そこで注目したのが各種スペルです。

    未来への道標
    未来への道標>はチームシグニ(このデッキにおける<幻怪姫 アザトース>、<コードメイズ トルネンブラ>)を蘇生できる強力なスペルですが、同時に2エナチャージする効果も持っています。
    エナチャージの効果を使用した場合のリソースは手札-1枚、エナ+1枚です。つまり、手札を1枚エナに変換できるカードと読み替える事もできます。

    七光
    同様に、<七光>もエクシードを使わない場合は手札をエナに変換できるカードとして使用できます。エクシード7効果では追加でエナからシグニ2枚を回収できるため、<幻獣神 オサギツネ>や<翠魔姫 バン//ディソナ>、<コードアート ララ・ルー//ディソナ>等詰めで使うカードを1枚エナに残しておけるといいですね。

    複成
    複成>は上記2枚と異なりエナを減らすカード、具体的には手札±0枚、エナ-2枚のカードです。ただこのカードはリソースを変動させる目的というより、ライフから捲れたサーバントや火力シグニの回収で使う事が多くなるはずです。連打するとあっという間にエナが無くなってしまうため、今回は枚数を抑えた採用となっています。


    このように上述したスペル並びに<コードラビリンス トビラ>の起動による手札2枚捨てでハンドを0枚にし、<アト>効果で2ドローを選択していくのが基本の流れとなります。

    ◇その他採用カード
    コードラビリンス トビラ
    アトのパートナーシグニです。LBが付いている要求札なのが嬉しいですね。
    1つ目の起動効果で手札を捨てることで<アト>の手札0枚条件達成を可能にします。捨てた2枚はターン終了時に手札かエナに返ってくるため、無駄にならないのもGood Point.

    2つ目は2エナでランサーを付与する効果です。2エナ払った時にちょうど0エナだとSランサーを得られるため、詰めで使う際にはエナ総量に気をつける必要があります。上手くいけば<トビラA>効果でSランサー→<アト>効果で2エナチャージ→<トビラB>効果でSランサーのように複数面作ることも可能です。

    コードメイズ トルネンブラ
    アンシエント・サプライズの3色シグニです。チーム限定で3色を持つ効果に加え、アタック時に2000以下バニッシュor1ドローor1エナチャージをするという効果を持っています。
    序盤から無条件で<小砲 バクチク//ディソナ>や<羅原 ミルルン//THE DOOR>のようなシグニを焼いたり、ドローやエナチャージでアドを稼げる非常に使い勝手が良いシグニです。
    また3色持っていることが重要であり、後述する<世界逆流>や<タウィル=カラーズ>の色指定達成に貢献してくれます。

    幻怪姫 アザトース
    アンシエント・サプライズのチームシグニです。従来のアトは自身の効果でシグニのパワーを上げることができたため、<幻怪姫 アザトース>の条件である「パワーが15000以上」を達成しやすかったのですが、<収斂せし扉 アト=トレ>はパワーパンプ効果を持っていません。そのため単体では使いにくいシグニなのですが、とある新規カードの登場で使いにくさが緩和されました。それが先程も登場したスペル<未来への道標>です。
    このスペルはチームシグニをトラッシュから場に出した後、相手ターン終了時までパワーを+3000します。つまり<幻怪姫 アザトース>を場に出しながらパワーを15000にすることが可能となったのです。
    スペルもしくは<幻獣神 オサギツネ>のパワーパンプとの併用前提のため、今回は1枚の採用に留めました。

    イノセントバトル
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    収斂せし扉 アト=トレ>の効果や<タウィル=カラーズ>、<世界逆流>などデッキがすぐに切れてしまうためそのケアとして入れました。
    その他採用候補は序盤の除去として有用な<アンシエント・エコー>や天敵である<コードハート リメンバ//メモリア>の対策になる<リセット・メモリア>が候補になります。
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    ◇戦い方
    1ターン目
    先手後手関わらず1ターン目はエナチャージし、<世界逆流>を使ってください。
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    世界逆流>は自分のターン中に初めてシグニが出た際、赤シグニなら無1で8000以下のシグニをバニッシュ、青シグニなら1ドロー、緑シグニなら1エナチャージをする効果を自身に付与します。今回3色シグニである<コードメイズ トルネンブラ>が出たことにより、好きなモードを選択することが容易になりました。
    コードメイズ トルネンブラ>はアタックするだけで<世界逆流>と似た効果を使えるため、序盤から積極的にアタックしていきましょう。

    2ターン目
    基本的には3面要求をします。
    タウィル=ハウリング>や<世界逆流>により8000以下のシグニバニッシュは容易なため、白ルリグの<聖将 トキユキ>や防衛派の<ムジカ//THE DOOR>のようなシグニも突破可能です。一方で10000を超えるシグニの除去は難しいため、<翠魔 バン//フェゾーネ>がいなければ<コードメイズ トルネンブラ>のアタックでアドを稼ぎにいきましょう。
    また、<アト>のゲーム1でエナが無くなる都合上、<ウムル=ダウン>は使えるタイミングでグロウしておきましょう。

    3ターン目以降
    コードラビリンス トビラ>や<幻獣神 オサギツネ>を使いながら3面要求は欠かさず、毎ターン<アト>の起動効果を使えるように動きます。
    手札が0だと相手のルリグアタックが通ってしまうため、<中罠 あや//メモリア>で手札のサーバントを隠しながら動けると完璧です。
    また、タウィルのアシストは今回メインフェイズグロウの<タウィル=カラーズ>を採用しているため、なるべく盤面が3色いる状態でグロウしましょう。<コードメイズ トルネンブラ>がいれば1体で条件達成が可能です。
    アト>のゲーム1効果を使う際は手札とエナが全て無くなってしまうため、<コードラビリンス トビラ>や<あや>の起動効果でギリギリまでリソースを消費してからゲーム1を宣言するようにしましょう。なお<イノセントバトル>でLB持ちのカードをデッキに戻すことでライフにLBが埋まる確率が上がります。祈りましょう。

    ◇改造案
    タウィル=カラーズ → タウィル=ハングアウト
    タウィル=ハングアウト>に変更するとより安定して防御を構えることができます。<アト>のゲーム1効果でエナが全て無くなってしまうため、ゲーム1宣言前に防御として乗るorゲーム1後に<アト>や<トビラ>の効果でしっかり2エナを確保するようにしましょう。

    コードメイズ ユキ//メモリア、コードメイズ ペイラビ//ディソナ
    このデッキはとにかく<コードハート リメンバ//メモリア>の起動+1エナに弱いです。そのため<ユキ//メモリア>や<ペイラビ//ディソナ>の効果無効を当てられるとある程度スムーズに動くことが出来ます。
    一方注意点としては<世界逆流>の存在が挙げられます。<世界逆流>はこのターン初めて出たシグニの色を参照するため、赤青緑以外の色を最初に出してしまうと<世界逆流>の効果が不発になってしまいます。先に緑シグニを出してから他色シグニを出すなど順番に気をつけましょう。

    ◇終わりに
    ということで<収斂せし扉 アト=トレ>の紹介でした。今までに無いトリッキーな効果ですが慣れると非常に面白いデッキのため、一度自分で回してみることをオススメします。
    また今回はチームアンサプで組みましたが、チームを崩して構築することも可能です。慣れてきたなと思ったら是非自分だけのアトを組んでみてください。

    それでは次回の記事でお会いしましょう!!!

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