【13ページ目】ねへほもん | WIXOSS|ウィクロス | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

【13ページ目】ねへほもん | WIXOSS|ウィクロス

WIXOSS|ウィクロス 遊々亭Blogです。遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、WIXOSS|ウィクロスに関する情報を配信していきます。Twitterでも情報配信中です!
遊々亭@WIXOSS|ウィクロス担当アカウント@yuyuWixoss 遊々亭公式アカウント@yuyuteiNews

ねへほもん アーカイブ

タイトル一覧へ ≫

【キーセレクション】【ルリグ紹介リレー】「自由枠」とリル「オーネスト」

    posted

    by ねへほもん

    タイトルトップ.jpg
    【ルリグ紹介リレー】「自由枠」と「オーネスト」
    1.はじめに
    どうも、ねへほもんです。
    全ルリグ紹介という企画が始まり、僕にとっては第1弾の記事となります。
    全ルリグを網羅するのは果てしないように思えますが、コツコツとブロガーを増やしてきた遊々亭の団結力を見せる時ですね。

    「最初のルリグは何にしようか?」

    悩んだ結果、原点に立ち戻ることにしました。
    僕がキーセレで初めて触れたルリグ。
    です。

    2.ルリグ紹介
    キーセレ第2弾で登場後、<ハイメイル>のドロー&除去能力により、安定した盤面形成が出来ることをウリとして、キーセレ初期で一定のシェアを獲得していました。
    こちら、キーセレ第3弾「ユートピア」期に初参加したセレモニーで優勝した際のレシピです。
    めっちゃ懐かしい。

    「ユートピア」と言えば、第4弾「ワイルズ」発売日に間違えて「ユートピア」を2箱買うという大ボケをかました記憶が。
    それは忘れていい。
    優勝リル.png
    後発のルリグが続々と登場し、安定性・除去力・防御面数といった当初の強みが薄れてくると、シェアは低下してくる一方で、ダークホースならではの勝ち方を開拓し始めました。

    「オーネスト」

    です。
    ハッピー5>登場までは低コストで優秀な防御手段が少なく、効果の薄い「オーネスト」にコインを使うよりも、上のレシピのように<リブミー>の防御に使うのが一般的でした。
    防御手段が充実し、コインが足りてきたことに加え、<ゆきめキー>を始めとしたショット手段が増えたことで、「オーネスト」が見直され始めました。
    カードプールが充実した今では、他ルリグに真正面から戦っても防御面数等で勝てないため、「オーネスト」で相手に無駄なアーツを使わせ、あわよくば特殊勝利を狙うのは必須と言えるでしょう。

    次にご紹介するデッキレシピでも、「オーネスト」使用を前提としたレシピとなっています。

    3.デッキレシピ
    4.戦い方
    序盤は赤デッキらしく、<アスカロン>で<バクヤ>と<ジョワイ>の必要な方をサーチしつつ、盤面を除去してダメージを通していきます。
    先攻2ターン目、もしくは後攻1ターン目に<タマVSウリスキー>を発動し、ルリグアタックも積極的に通します。
    10011.jpg
    レベル4以降は、「オーネスト」のタイミングが重要となりますが、基本は4,5ターン目のどちらかで使うことになるかと思います。
    相手のミスを誘うために宣言するものなので、相手のエナが十分あるなど、選択肢の多い場面で宣言し、相手に悩んでもらうのがポイントです。
    こちらのルリグデッキが多い段階で宣言した方が、中身を色々と邪推させられるため、可能なら早い段階で使った方が良いですが、相手のエナが少なく、「オーネスト」の有無によらず使うアーツが変わらない場合なら、次のターンに回しましょう。

    また、防御の視点でも「オーネスト」は重要となります。
    「オーネスト」で2以上が宣言された場合、無理して3面除去しても全て止まってしまう場合が多いため、時には除去せず適当な盤面でアタックに入り、手札を温存することも重要です。
    別に「オーネスト」を使ったターンに勝負を決める訳ではなく、むしろ後のターンの方が重要なこともあるので、焦らないのが肝心です。
    例えば、今までだと攻めるために<ハイメイル>でサーバントを捨てて手札を入れ替える場面もありましたが、サーバントが2枚揃っていればキープしておき、<タマVSウリスキー>があってもガードできる状況を作っておくことが考えられます。

    「オーネスト」でアーツを無駄に使わせたら、次は相手のキーを妨害しましょう。
    4ターン目に「オーネスト」でアーツを使わせ、5ターン目に<ゆきめキー>で相手のキーを封じ、6ターン目に<四炎楚歌>で相手のキーを妨害しつつ詰め切るというのが一例です。

    5.キーカード
    対極の選択 タマVSウリス
    10011.jpg
    攻めに寄せた前のめりなデッキであるため、サーバントは6枚と少なめにしています。
    基本的に序盤はガードしない想定ですが、自分がガードできないのなら、いっそ相手のガードも妨害してしまえという発想で、<タマVSウリスキー>を採用しました。
    初動に<鎮護国禍>や<ララルーキー>が採用されている場合が多いですが、ガードしない分手札補充の必要性が下がり、ルリグアタックで序盤からダメージを通せるため、そういった1コインキーの必要性が下がりました。

    1コインキーを不採用とすることで、ルリグデッキに1枠余裕が生まれますが、まず<落華流粋>という防御アーツが採用でき、防御面が厚くなるのがお分かりいただけるかと思います。
    この点については、防御面数が増える一方で、序盤の攻めが若干手薄になるため、1コインキーを採用するのとあまり差はありません。

    むしろ重要なのは、「相手が読めない自由枠が1枠生まれる」ということです。
    「オーネスト」を宣言すると、相手はこちらの残りルリグデッキを気にするはずです。
    アーツ&キーの5枠のうち、<ゆきめキー>・<ハッピー5>・エクシードを使う防御キー・<四炎楚歌>の4枚は、攻めを「ある程度」意識したリルなら採用されるものと、十分想像が付きます。
    ここで、不明枠が1枚あると、相手はこちらの意図が何なのか、大いに悩むことになります。

    残り1枠の候補の中で最も厄介なのが、炎真爛漫です。
    これが万が一採用されていて、2以上を宣言してしまうと、アーツ使用制限のせいで特殊敗北してしまいます。
    0エナで使え、こちらのエナを見ても有無が読みづらいため、相手をより悩ませることになります。
    落華流粋>ははっきり言って自由枠なので、<爛漫>をブラフなどと言わず、本当に採用してしまうのも一つの手です。

    「<爛漫>を採用して、攻めに全振りしたリルなのか?」
    「はたまた防御アーツを採用し、ある程度攻め・ある程度受けとバランスを取ったリルなのか?」

    「初動」と「防御キー」という役割を兼ねることで、「オーネスト」の心理戦をより熱くしてくれる<タマVSウリスキー>の登場は、リルにとって革命的だと思います。

    四炎楚歌
    「最低でも2点分の効果あり、上手くいけばゲームエンド」という、赤デッキにとっては革命的なアーツだと思います。
    聖マルディウス協会>が一瞬にして不要牌になるという脅威は、全ルリグのキーの選択に大きく影響を及ぼしています。

    今まで、「オーネスト」で攻めを意識したリルでは、攻め札が「オーネスト」を正しく宣言されると腐る場合がありましたが、<四炎楚歌>は相手のエクシード除去で1面、ライフ焼却で1点、の2点分の働きはほぼ保障されているため、気軽に採用できる点が大きいです。
    単純に「オーネスト」によるプレッシャーを増やせるというだけでなく、終盤まで腐りづらいという点でも、このデッキとは好相性です。
    というのも、普通のデッキでラストターン近くになると、相手がエクシードを使い終わり、ライフが0点という状況も珍しくありません。
    しかしこのデッキだと、<ゆきめキー>でキー使用を封じる分相手のエクシードが残りやすく、かつ<タマVSウリスキー>の2面バウンス時に相手のライフが増えるため、楚歌>で焼く対象のライフを無理矢理生み出すことができます。

    羅祝石 ダイヤブライド / コードアンチ ヘルボロス
    「オーネスト」によるアーツ妨害をより有効にする、いわゆる「メタシグニ」枠です。
    ゆきめキー>でサーチが可能なため、メタの種類を増やした方が選択肢が増える一方で、事故要員となる可能性も高まります。
    極力腐りづらいシグニを、と思いこの2枚を採用しました。

    ダイヤブライド>は真ん中に設置するだけで2回殴れ、相手の盤面が埋まっていても1点取れるため、最低限の仕事をしてくれます。
    また、白エナは<ゆきめキー>のコストに使えるため、サーバントが少ないこの構築だと、色的にも採用する価値が高いです。
    ハッピー5>のアタック封じへの対抗策となりますが、このデッキだと<ゆきめキー>で相手のキーを妨害する分、<ハッピー5>をアンコールするタイミングが後に絞りやすくなるため、使ってくるタイミングを読んで出せば、最大限に活躍してくれます。

    ヘルボロス>はライズの下敷き(<キジンマル>)を蘇生する、盤面除去の補助になるというだけで十分役立ちます。
    相手がマルチエナを必要とするタイミングを読み、「オーネスト」と絡めて出せば、更に威力を発揮してくれることでしょう。

    中装 アダマスフィア / 大装 ライブレラ
    単に打点を通すというだけでも十分優秀ですが、「パンプ」「アサシン」といったおまけ要素があることで、相手の防御手段を掻い潜れる場面があるかもしれません。
    アスカロン>でサーチ可能であり、他のメタシグニ以上に気軽に採用できるため、最低1枚は欲しいところです。

    羅菌 バオバブーン / 爪英の忠誠 風の姉妹
    落華流粋>用の緑エナとして採用しました。
    バオバブーン>は<ジョワイ>・<ハイメイル>の補助に使え、<風の姉妹>はメタシグニのサーチ兼詰めの盤面除去として使えます。

    6.デッキ改造のポイント
    このデッキの自由枠は、「<落華流粋>」と「メタシグニ」の2つで、「どの程度攻めに振るか?」というデッキコンセプトと、「何のデッキに刺さるか?」という環境への相性が変わってきます。
    「オーネスト」宣言時の相手の読みを外せるという意味では、定期的に構築を変えるのも有効です。

    まず「<落華流粋>」についてですが、防御アーツに変えるだけならあまり差は無いため、ここではより攻めに振る場合を考えてみます。
    候補の筆頭は<炎真爛漫>で、0エナで使えるためメインの構成を気にせず採用できます。
    後は、相手のエナを絞るという意図で、<龍滅熱鎖>や<大器晩熟>を採用するもの一案です。
    エナの消費枚数が増え、更に緑エナが必要となるため、メインで<バオバブーン>と<中装 キツネサキ>のセットを採用すると良いでしょう。
    下級シグニが変わり、序盤の盤面要求が難しくなるため、<真遊月キー>を採用し、コインの配分を<真遊月キー>(3枚)+1コインの防御キー(<聖マルディウス協会>など)+「オーネスト」=5枚に変えるのも一案です。

    更に参考に、他の方のレシピを検索してみると、「文明の利器」さんが<フェイタル・クラウン>を採用しているのを見かけました。
    限定条件あるやんと思っていたら、<虚鍵の閻魔 ウリス>も採用されていました。
    ルリグデッキを凝った構築にした分、メインデッキも工夫を凝らしており、<ダイヤブライド>・<黒コンテンポラ>・<健屋花那>&<早瀬走>といったメタシグニが各4投、一方Lv4のアームシグニは不採用という徹底ぶりで、こういうのもあるんだな〜と感服しました。

    続いてメタシグニですが、「単に相手の妨害になるだけでなく、素引きしても腐りづらいシグニを採用する」のがポイントです。
    色々入れると枠がすぐ飽和する上、回すと手札事故が続発します。
    僕が有力だと思う候補をいくつか挙げておきます。
    • 鈴鹿詩子>:アンコール封じ&手札補給
    • グレンデ>:能力消し封じ&アサシン付与、ルリグ効果でダブクラを簡単に付与できるため好相性
    • ムンカルン>:「オーネスト」で相手が高い数字を宣言した時に、一休みする用に。相手の効果除去に対してハンデスできるのが強い。
    • 烈日の割裂>:序盤を<真遊月キー>で走り抜け、エナが貯まった相手に<割裂>+<晩熟>。めっちゃ強そう。
    7.まとめ
    人生で一度くらい、「オーネスト」+<爛漫>で特殊勝利してみたい
    (おわり)

【第313話】起動のトラッシュ除外を使わないのは高等な駆け引きだと主張してみた

    posted

    by ねへほもん

    タイトルトップ.jpg
    【第313話】起動のトラッシュ除外を使わないのは高等な駆け引きだと主張してみた
    どうも、ねへほもんです。

    遂に新弾「リンカーネイション」が発売されましたね!
    皆さんはどんなデッキを組まれていますか?
    今弾は面白い効果を持つキーが多い一方で、クセが強く、上手く使うにはどうすれば良いか、なかなか掴み切れずにいる状況です・・・
    まずは慣れたルリグから組もう!と思い今回は、
    を取り上げます。
    新しいキーが出たら、とりあえずウリスに入れたくなるもの。
    前回記事でご紹介した<因果の均衡 ウルトゥムVSリワト>を取り入れたレシピを考えてみました。
    10025.jpg
    1.デッキレシピ
    2.ルリグデッキ
    因果の均衡 ウルトゥムVSリワト
    10025.jpg
    今までウリスが苦手としていた、アタック時除去持ちへの対抗策が登場しました。
    特に、1面除去+2面アタック時除去持ちや、2面除去+1面アタック時除去持ちというのような、混成盤面を作られた時に最も強く、
    1面除去+2面アタック時除去持ち
    →エクシード2使用で2体トラッシュに送り、2体(<アンミラ>×2)を蘇生。
    アンミラ>の出現時で手札を捨て、<ガルグ>を蘇生し、出現時能力を使用。手札を2枚捨てたので、-6000を4回使え、アタック時除去持ちをバニッシュできる。
    2面除去+1面アタック時除去持ち
    →エクシード2使用で1体トラッシュに送り、<アンミラ>を蘇生。
    アンミラ>の出現時で手札を捨て、<ガルグ>を蘇生し、出現時能力を使用。手札を2枚捨てたので、-6000を2回使え、アタック時除去持ちをバニッシュできる。


    どちらでも、エクシード2だけで3面防御することが可能です。
    このキーだけで6面防御、他4枚のアーツで各2面防御でき、「ディスペア」で2面防御できれば、計16面防御という理論値を叩き出します。
    勿論、そんな理想パターンを相手が簡単に許してくれる訳はありませんが、チャンスがあれば多面防御を狙いましょう。

    また、このキーの見逃せない効果として、リミット低下があります。
    Lv4以降は、1面でも<ガルグ>を立てている限り、リミットを超過する心配はありませんが、問題は序盤です。
    低レベルシグニの中でも、Lv1シグニの価値が相対的に高まり、メインデッキの構築に大きく影響します。
    特にLv3ルリグが問題で、元々リミットが6しかないところが、5に減ってしまいます。
    Lv3ルリグを変えるという選択肢もありますが、どんな龍獣シグニでも<アンミラ>のコストになるウリスでは、3ターン目の1ドローの有無が、巡り巡って終盤の手札コストが足りるかという勝敗に繋がる問題に発展しかねません。
    個人的には、1ドローの価値は非常に大きく、どちらかと言えばメインデッキのレベル調整で対応すべき問題かと思います。

    後はコインの獲得順序も重要です。
    今まででは考えられませんが、この構築だと、先攻と後攻でコインの総獲得枚数が変わります。

    先攻なら、Lv1グロウ時にコインを獲得し、<ウルトゥムVSリワトキー>を発動し、後1のリミットを1にして相手の盤面形成を妨害できます。
    後攻なら、早くから<ウルトゥムVSリワトキー>を発動するメリットは薄いため、コイン獲得を放棄して手札を温存し、Lv3グロウ後に発動するという流れになります。

    後攻のプレイングはケースバイケースで、対華代なら、どうせ3面空けられるものと諦め、後1から<ウルトゥムVSリワトキー>を発動し、相手のリミットを下げて動きが鈍るのを期待するという考え方もあります。
    コインを獲得せずに手札の温存を優先するという選択肢が生まれたという意味でも、<ウルトゥムVSリワト>は過去の常識を打ち破る1枚と言えるでしょう。

    サーベイジ・イリュージョン / オリジナル・サプライズ
    ウルトゥムVSリワトキー>は、3面除去されるとエクシード効果が腐るという弱点があるため、盤面を埋められるアーツと相性が良いです。
    パワーダウン+蘇生効果を持つアーツという共通点を持ちますが、使用タイミングが大きく異なります。

    前者は対華代でも、序盤から使いやすい2面防御です。
    後者は2つ効果を使うには、終盤を待つ必要がある一方で、パワーダウン効果と<ウルトゥムVSリワトキー>の<アンミラ>蘇生を併用することで、一気に3面除去を可能とし得る爆発力があります。

    ところで、<オリジナル・サプライズ>の登場により、今までウリスが毎ターン当たり前のように実行していた恒例行事が、当たり前ではなくなるかもしれません。
    それは何でしょう?
    正解は、

    爆掃>起動のトラッシュ除外

    です。

    毎ターン1枚エナを削れるという強力な能力も、コストにトラッシュ除外が必要となるため、トラッシュの枚数に依存する<オリサプ>とは相性が悪いです。
    オリサプ>は、エナコスト3枚と、発動時の5枚トラッシュ送りを含めると、トラッシュ17枚以上の状態で発動すれば、2つの効果を使えますが、毎ターン起動能力で除外を続けていると、達成が阻害されるかもしれません。
    相手のエナが潤沢で、エナを削っても仕方がないと思われる場合には、あえて起動能力を使わないのも手です。

    また<オリサプ>の登場により、ただ起動能力を使い忘れただけの場合(ウリスあるある)でも、相手が<オリサプ>の存在を警戒してくれる可能性があります。
    日頃から、トラッシュの枚数を数えやすいような並べ方にしておき、さも<オリサプ>があるかのように振る舞っておけば、ただの使い忘れというプレミが、相手の動揺を誘う高等戦術になるかもしれません。
    トラッシュ調整が難しいようなら、<オリサプ>は存在だけ匂わせておき、実際には<グリモワール・ブラスト>で代用するというのも有力だと思います。
    トラッシュ条件が整えば、<オリサプ>の方が爆発力は上ですが、いつでもLv3以下除去+蘇生を使えるという安定性では<グリモワール>の方が上なので、一長一短でしょう。

    明日から全国1億2000万のウリス使いが、トラッシュ枚数が分かるような並べ方を始めたら、この記事の意味があったと言えるでしょう。

    3.メイン(不採用枠)
    次はメインデッキの解説ですが、標題が少し変わっています。
    これは良くも悪くも、ウリスというルリグの特性によるものです。
    ウリスというルリグは、キーの選択肢が多いのと、シグニの回収手段が多いために、メインデッキの採用候補が非常に多いです。
    何も考えず、採用候補を詰め込んだら60枚程度になってしまいます。
    当然ながら、そういう構築は焦点がぼやけており、優良素材は集まったが、何をしたいのか分からないただの集合体となりがちです。

    ルリグデッキ、今回なら<因果の均衡 ウルトゥムVSリワト>のような主役が居て、それと相性の良いカードは何か?ゲームプランに合ったカードは何か?と考えると、徐々に採用カードが絞られてきます。
    今回提示した構築例に入っているカードだけ見ても、「まぁウリスなら無難に入るよね」というカードばかりです。
    そうではなくて、「何が入っていないか」に目を向けることで、より構築の意図がご理解いただけるかと思います。

    幻竜 スワード
    ウィクロス史上最も脚光を浴びたLv2バニラと言っても過言ではないでしょう。
    ウリスの隆盛を支えた功労者ですが、今回は不採用となりました。
    理由は大きく2つあります。
    • 序盤の除去手段の欠如
    • リミット低下による、Lv2シグニの価値の低下
    前者は、<ハナレキー>、<ウリカニキー>といった、今までの序盤を支えた除去手段が消えたことで、序盤の除去力が低下したという話です。
    スワード>はパワーこそ高いものの、除去能力を持ちません。
    除去能力を補うため、<スワード>よりも<ギヴル>の価値が相対的に高まりました。

    後者は<ウルトゥムVSリワトキー>でも言及した話ですが、特に3ターン目がリミット5となるため、Lv3,1,1と並べるために、Lv2シグニが使いづらいという問題があります。
    今回でもLv2シグニを5枚採用していますが、リミットの問題が重いと思えば、更に削ってLv1シグニに枠を回すかもしれません。

    幻武竜 リョーマ
    ウリカニキー>採用時には、3ターン目にノーコストで-3500を振れ、詰めでもパンプで相手の除去ラインを掻い潜れるという触れ込みで絶賛していた1枚ですが、キーが変わると一転して不採用となりました。
    ここでも<ウルトゥムVSリワトキー>が影響しており、
    • リミットの都合でLv2,3シグニの枠が取りづらく、3ターン目でのパワーダウンが安定しない
    • ハナレキー>、<ウリカニキー>といったトラッシュ肥やしの手段が無く、よりパワーダウンを使いづらい
    • 3ターン目の除去役の後継者が登場した
    というのが不採用の理由です。
    後継者については後述します。

    幻竜姫 ファブニル
    出現時除去を持っており、一見<ウルトゥムVSリワトキー>と相性が良さそうに思えます・・・が、
    • リミットの都合でLv2,3シグニの枠が取りづらい
    という<リョーマ>不採用の理由と同様です。
    デッキ内に各レベルのシグニが居る必要がありますが、Lv2,3の枠が薄いため、除去能力を使えない場面が多いです。
    汎用的な出現時除去持ちとして、今回は腐りづらい<ブラックホール>を優先しました。

    弩書 ザ・ロウ / 幻竜 エキドーナ
    前回は<ウトゥルスキー>を採用していたため、こちらの盤面が塞がり、蘇生効果が腐る場合の解消案として、こちらの2枚を採用しました。
    ウルトゥムVSリワトキー>なら、こちらの盤面が残ろうと特に支障が無いため、不採用となりました。
    ザロウ>については、非龍獣を増やし過ぎると、<ガルグ>のコストにもならず、手札に滞留しかねないという事情もあります。

    4.メイン(新規+α)
    幻竜 バハムート
    ノーコストで打点を稼げるLv3シグニということで、<リョーマ>の後継役です。
    除去ラインが5000まで上がっており、トラッシュからカードを戻すという特殊な準備も必要ないため、非常に使いやすいです。
    3ターン目に是非引きたいという意味では枚数を増やしたいと思う一方で、<ウルトゥムVSリワトキー>のリミット低下のせいで、なるべくLv1シグニに枠を割きたいという事情があり、枚数は難しいところです。

    幻竜 コクリュ
    Lv2シグニでありながら、ランサーを使い始めるタイミングは<バハムート>より遅いという、一風変わった1枚です。
    Lv2でパワーが5000あるため、<スワード>の高パワー要員としての役目もある程度果たせます。
    新規なので紹介がてら採用してみましたが、ランサーが<バハムート>と被り、トラッシュ枚数の枚条件は、ルリグ起動でトラッシュを除外すると達成が困難になるという都合があるため、なかなか明確な役割が無いというのが正直なところです・・・

    幻竜 チビドラ
    ウルトゥムVSリワトキー>や<オリサプ>で、トラッシュから呼ばれる機会が増えそうなので、最後に取り上げておきます。
    手札が少ない時、トラッシュに1体居るだけで、手札不足を打破できるかもしれません。
    Lv3以下では唯一の手札補充手段であるため、オリサプ>の蘇生先としては最有力と言えるでしょう。


    いかがでしょうか?
    新規カードが少ない中でも、<ウルトゥムVSリワトキー>の採用により、相対的に立場を高めたカード、落ちたカードが出てきて、メインデッキの再考が必要となりました。
    飽きることなく、新しい要素を取り入れながら進化を続けるのがウリスの強みだと思うので、是非<ウルトゥムVSリワトキー>を使ってみてください!
    ではまた(^^)/

【第312話】ギブ&テイクは対等ではない

    posted

    by ねへほもん

    タイトルトップ.jpg
    【第312話】ギブ&テイクは対等ではない
    お久しぶりです、ねへほもんです。
    リンカーネイション発売が間近に迫ってきましたね!
    ということで、今回もリンカーネイションの新規カードをご紹介します。

    今回はテーマは「キー」です。

    今までのキーにはない、"ある特徴"が存在し、より強力で、よりクセの強いカードが登場します。
    例えばこちら。

    対極の選択 タマVSウリス
    LR 対極の選択 タマVSウリス
    カード種類:キー
    色:白黒
    コスト:コイン2
    【常】:あなたのルリグは以下の能力を得る。
    【起】《アタックフェイズアイコン》エクシード2:ターン終了時まで、対戦相手のルリグ1体とシグニ1体は「アタックできない。」を得る。対戦相手は自分のトラッシュからシグニを1枚まで手札に加える。
    【起】《アタックフェイズアイコン》エクシード2:対戦相手のシグニを2体まで手札に戻す。対戦相手は自分のトラッシュからあなたが選んだカード1枚をライフクロスに加える。
    【自】《ターン1回》:ルリグ1体がアタックしたとき、そのアタック終了時、そのアタックがすべて【ガード】されていた場合、そのルリグをアップする。
    パッケージのイラストにもなっている1枚で、名称に「VS」が入っています。
    注目すべきは最後の1文。

    「ルリグ1体がアタックしたとき」

    「自分の」と指定が無いのがポイントで、相手も効果を使用できます。
    今までのキーは、基本的に自分にメリットをもたらすものばかりでしたが、新弾では相手にもメリットを与えるキーが多数登場します。
    相手にメリットを与える分、クセは強いですが、その分自分が享受できるメリットも大きいため、上手く使えればデッキを大幅に強化できます。

    例えばタマVSウリスキーなら、お互いサーバントを2枚使わないとルリグアタックを止められなくなります。
    このお互いに及ぼされる効果で、自分がより大きなリターンを得る方法として、「サーバント0枚のデッキに入れる」ことが考えられます。
    今までだと、<ピルピルキー>でルリグアタックを止めるという発想が一般的でしたが、手札コストを要する上、シグニのアタックを止められないため、防御面数の点で物足りなさがありました。
    タマVSウリスキーだと、サーバントを2枚使えば相手がルリグアタックをガードできはしますが、毎ターン2枚使うのは現実的ではなく、こちらのルリグアタックが何回かは通るはずです。
    相手からのルリグアタックは当然全て通りますが、それはこのキーが無くても同じこと。
    盤面防御がある分、デッキ次第では<ピルピルキー>より実践的には強そうです。
    後は植物100%ユキで<ユキヤナギ>を100%ヒットさせる等、サーバント0枚構築ならではの強みを発揮しましょう。

    また、サーバント0枚という変わったことをせずとも、<TETRA>ならルリパンでダメージを受けません。
    他にも2面バウンス効果は相手にライフという旨味を与えてしまいますが、ライフ0枚の相手に使うことで、1点に構わず<アカズキン>で優羽莉で一撃必殺を狙う、アルフォウでデッキを落としてリフレッシュを狙う等、旨味を帳消しにする方法があります。

    ギブ&テイクという単語は一見公平なようですが、ギブとテイクの大きさまで同じとは限りません。

    「相手に旨味を与えず、自分だけが大きな果実を得る」

    これが、新弾のキーのポイントです。

    闘争の記憶 リルVSカーニバル
    LC 闘争の記憶 リルVSカーニバル
    カード種類:キー
    色:赤
    コスト:コイン1
    【常】:グロウフェイズの間、無色ではないルリグにグロウするためのエナコストは《赤×0》になる。
    (すべてのプレイヤーに影響する)
    【起】《ターン1回》《アタックフェイズアイコン》《コインアイコン》:あなたの手札からシグニ1枚を場に出す。そのシグニの【出】能力は発動しない。ターン終了時まで、そのシグニを《サーバント ZERO》にする。
    【起】《ターン1回》《アタックフェイズアイコン》《コインアイコン》:対戦相手のシグニ1体をバニッシュする。あなたにダメージを与える。
    今回はグロウコストがお互い0になるのが特徴です。
    キーセレルリグは基本的にグロウコストが共通ですが、相手が華代だとLv2で止まるため、コスト軽減効果を自分の方が多く受けられます。
    さすがに<糾う者>のグロウコストの踏み倒しは許されなかったのか、色指定が入っているので要注意。
    コイン1枚起動で1面埋められるのがポイントで、このキーにコインを5枚つぎ込めば4面守れます。
    出たシグニは<サーバントZERO>になり、アタック時除去には無力であるため、アタック時除去に強いアーツ構成のデッキと相性が良いです。

    変わった使い方だと、オールスターの速攻デッキと組み合わせるという案もあります。
    Lv2,3でグロウコストが2ずつ軽減でき、アタックフェイズの起動で自分のライフを割りまくれば、更にエナを量産できます。
    後1、先2、後2で3枚クラッシュし、先3に溜まったエナで<応報>を撃ちつつ、最後のコイン1枚で<ゆきめキー>を出すといった流れのショットデッキが一案です。

    また、<雪月風火 花代・肆>、<アロス・ピルルク N>など、グロウコストのあるLv4ルリグが復権するかもしれません。
    特に<火鳥風月 遊月・肆>は、元々のグロウコストが重い上、LBでエナチャできるため、自分がダメージを受ける起動効果とも相性が良いです。

    LC 反覆する思念 ピルルクVSリメンバ
    カード種類:キー
    色:青白
    コスト:コイン1
    【常】:あなたのルリグは以下の能力を得る。
    【起】《アタックフェイズアイコン》エクシード2:対戦相手のシグニを2体までダウンする。あなたは手札を3枚捨てる。
    【自】:シグニ1体がダウンしたとき、そのシグニを凍結する。
    (凍結されたシグニは次の自分のアップフェイズにアップしない)
    筆者個人としては、見た瞬間に一番衝撃を受けた1枚です。

    「青ピルルクにコイン1枚の4面防御キーが来たやん・・・」

    3枚セルフハンデスを2回喰らうのは相当デメリットが大きいため、自分の手札を投げ捨てる前提の青ピルルクが最も好相性でしょう。
    お互いに及ぼされる効果はこちら。

    シグニ1体がダウンしたとき、そのシグニを凍結する。

    当初、「なるほど、起動で2面ダウンさせたら、防御しつつ凍結までこなせるのか。」位にしか考えていませんでした。
    シグニをダウンさせるカードは、基本青ルリグしか採用しないため、凍結効果はさほど影響が無いと思っていました。
    しかし、ダウンによる防御以上に、皆知らない間にダウンを繰り返していました。
    それは、

    アタック

    です。
    アタック時にダウンさせたシグニも凍結します。
    なお、無知な筆者は公式サイトで「ダウン」や「アタック」という、基本的過ぎて逆に知らない単語の定義を調べていました。
    「アタック時にダウン状態にする行為も含めてアタックなら、ダウン状態にはなるがダウンしたときには該当しないんじゃないか・・・?」とか、めっちゃ変なことを考えましたが、普通に凍結します。

    繚乱する花束 アルフォウVSハイティ
    LC 繚乱する花束 アルフォウVSハイティ
    カード種類:キー
    色:黒白
    コスト:コイン1
    【常】:各プレイヤーのライフクロスは1ターンに2枚までしかクラッシュされない。
    【出】:あなたのデッキの上からカードを3枚トラッシュに置く。その後、あなたのトラッシュからシグニ1枚を手札に加える。
    【起】《メインフェイズアイコン》《アタックフェイズアイコン》このキーを場からルリグトラッシュに置く:対戦相手のルリグトラッシュにあるアーツ1枚をあなたのルリグデッキにあるかのように使用してもよい。この方法でそのアーツを使用する際、コストの色を無視して支払える。それがチェックゾーンから別の領域に移動される場合、代わりにゲームから除外される。(限定条件、使用タイミングは無視しない)
    クラッシュされるライフクロスの枚数に上限を設けるという、非常に強い干渉効果を持った1枚です。
    以前ユキの記事を書いた際、「華代からの序盤の猛攻が全く止まらない・・・」と嘆いた記憶がありますが、このキー1枚である程度抑止できます。
    とはいえ、アーツを温存し過ぎると<爛漫>の1枚制限のせいでアーツを使い切れない可能性があるのと、<ゆきめキー>でクラッシュ制限とアタックフェイズ時のアーツ拝借が同時に封じられるのには要注意。

    アーツ拝借効果は限定条件を無視できませんが、コリジョン・リンカーネイションと無限定のアーツが多数登場するのは追い風かと思います。
    相性の良いルリグとしては<糾う者>が挙げられます。
    Lv4ルリグと比べると、Lv5へのグロウまでに時間が掛かり、ルリグデッキの防御が1枚分少ないですが、このキーがあればLv5グロウまでの時間を稼げます。

    因果の均衡 ウルトゥムVSリワト
    LC 因果の均衡 ウルトゥムVSリワト
    カード種類:キー
    色:黒白
    コスト:コイン1
    【常】:あなたのルリグは以下の能力を得る。
    【起】《アタックフェイズアイコン》エクシード2:あなたのすべてのシグニを場からトラッシュに置く。その後、あなたのトラッシュからこの方法でトラッシュに置いたシグニと同じ枚数までシグニを場に出す。
    【常】:ルリグのリミットは1減る。(お互いのルリグに影響する)
    キーセレでウリスをメインに使ってきた者としては、是非採用してみたい1枚です。

    お互いのルリグのリミットを減らすという、特徴的な干渉効果を持ちます。
    華代のリミットは元々5しか無いため、Lv1シグニを残すため、安易に<Pab>をトラッシュに送れなくなる等、盤面に制約が生じるかもしれません。
    Lv4ルリグでも、リメンバの<スリスト>や、遊月の<ティロス>等、終盤までLv3シグニの除去能力に頼るデッキだと、リミット減少が影響する場合があります。
    一方ウリスは<アンミラ>で<ガルグ>を出す動きが中心であるため、リミットが10になってもあまり困りません。
    また、先攻だと手札が1枚少ない分、初手にLv1シグニが2体揃わないケースが生じやすいですが、このキーを使うことで、相手の後攻1ターン目のリミットが1となるため、先攻1ターン目にLv1シグニを2体出す必要が無くなります。
    逆に先攻2ターン目は相手の盤面が1体のみであるため、相手にダメージを入れやすいです。

    アタックフェイズの起動効果はシグニを出し直すことで、出現時能力を使いまわせるというもの。
    元々居るシグニが1体だけでも、<アンミラ>から<ガルグ>を出せば、2面埋めつつ-12000を振れます。
    3面除去に弱いのが難点ですが、2回使えれば6面防御が可能です。

    新弾収録予定のオリジナル・サプライズと非常に相性が良く、トラッシュ条件が満たせていれば、このキーで後に<アンミラ>に替わるシグニを出しつつ、全体に8000マイナスを振ることで、<アンミラ>の出現時のパワーダウンと併せて盤面を除去できます。

    いかがでしょうか?
    相手にもメリットをもたらすキーが登場したことで、よりキーとデッキの相性を意識する必要が出てきます。
    ブロガーとして非常に興味深い新要素です。
    まずはウルトゥムVSリワトキーを採用したウリスを組む予定ですが、それ以外にも色々と考えてみたいと思います。
    では皆さん、良いリンカーネイションライフをお過ごしください(^^)/

ウィクロスパーティーに出よう!ver2024

by からばこ

READ MORE

ざっくり分かるデッキの組み方講座〜ディーセレ編

by からばこ

READ MORE

「理解すればディーセレが確実に強くなる!!」ダメージレース基礎講座(前編)

by しみずき

READ MORE

人気のあのカードについて教えて!シリーズまとめ

by -遊々亭- ウィクロス担当

READ MORE

【ディーヴァ】ゲームが上手くなるために!プレイング、立ち回り記事まとめ

by -遊々亭- ウィクロス担当

READ MORE