遂に新弾「リンカーネイション」が発売されましたね!
皆さんはどんなデッキを組まれていますか?
今弾は面白い効果を持つキーが多い一方で、クセが強く、上手く使うにはどうすれば良いか、なかなか掴み切れずにいる状況です・・・
まずは慣れたルリグから組もう!と思い今回は、
新しいキーが出たら、とりあえずウリスに入れたくなるもの。
前回記事でご紹介した<因果の均衡 ウルトゥムVSリワト>を取り入れたレシピを考えてみました。
1.デッキレシピ
アーツ
計5枚
LB
計20枚
非LB
計20枚
2.ルリグデッキ
因果の均衡 ウルトゥムVSリワト
特に、1面除去+2面アタック時除去持ちや、2面除去+1面アタック時除去持ちというのような、混成盤面を作られた時に最も強く、
1面除去+2面アタック時除去持ち
→エクシード2使用で2体トラッシュに送り、2体(<アンミラ>×2)を蘇生。
<アンミラ>の出現時で手札を捨て、<ガルグ>を蘇生し、出現時能力を使用。手札を2枚捨てたので、-6000を4回使え、アタック時除去持ちをバニッシュできる。
2面除去+1面アタック時除去持ち
→エクシード2使用で1体トラッシュに送り、<アンミラ>を蘇生。
<アンミラ>の出現時で手札を捨て、<ガルグ>を蘇生し、出現時能力を使用。手札を2枚捨てたので、-6000を2回使え、アタック時除去持ちをバニッシュできる。
どちらでも、エクシード2だけで3面防御することが可能です。
このキーだけで6面防御、他4枚のアーツで各2面防御でき、「ディスペア」で2面防御できれば、計16面防御という理論値を叩き出します。
勿論、そんな理想パターンを相手が簡単に許してくれる訳はありませんが、チャンスがあれば多面防御を狙いましょう。
また、このキーの見逃せない効果として、リミット低下があります。
Lv4以降は、1面でも<ガルグ>を立てている限り、リミットを超過する心配はありませんが、問題は序盤です。
低レベルシグニの中でも、Lv1シグニの価値が相対的に高まり、メインデッキの構築に大きく影響します。
特にLv3ルリグが問題で、元々リミットが6しかないところが、5に減ってしまいます。
Lv3ルリグを変えるという選択肢もありますが、どんな龍獣シグニでも<アンミラ>のコストになるウリスでは、3ターン目の1ドローの有無が、巡り巡って終盤の手札コストが足りるかという勝敗に繋がる問題に発展しかねません。
個人的には、1ドローの価値は非常に大きく、どちらかと言えばメインデッキのレベル調整で対応すべき問題かと思います。
後はコインの獲得順序も重要です。
今まででは考えられませんが、この構築だと、先攻と後攻でコインの総獲得枚数が変わります。
先攻なら、Lv1グロウ時にコインを獲得し、<ウルトゥムVSリワトキー>を発動し、後1のリミットを1にして相手の盤面形成を妨害できます。
後攻なら、早くから<ウルトゥムVSリワトキー>を発動するメリットは薄いため、コイン獲得を放棄して手札を温存し、Lv3グロウ後に発動するという流れになります。
後攻のプレイングはケースバイケースで、対華代なら、どうせ3面空けられるものと諦め、後1から<ウルトゥムVSリワトキー>を発動し、相手のリミットを下げて動きが鈍るのを期待するという考え方もあります。
コインを獲得せずに手札の温存を優先するという選択肢が生まれたという意味でも、<ウルトゥムVSリワト>は過去の常識を打ち破る1枚と言えるでしょう。
サーベイジ・イリュージョン / オリジナル・サプライズ
パワーダウン+蘇生効果を持つアーツという共通点を持ちますが、使用タイミングが大きく異なります。
前者は対華代でも、序盤から使いやすい2面防御です。
後者は2つ効果を使うには、終盤を待つ必要がある一方で、パワーダウン効果と<ウルトゥムVSリワトキー>の<アンミラ>蘇生を併用することで、一気に3面除去を可能とし得る爆発力があります。
ところで、<オリジナル・サプライズ>の登場により、今までウリスが毎ターン当たり前のように実行していた恒例行事が、当たり前ではなくなるかもしれません。
それは何でしょう?
正解は、
<爆掃>起動のトラッシュ除外
です。
毎ターン1枚エナを削れるという強力な能力も、コストにトラッシュ除外が必要となるため、トラッシュの枚数に依存する<オリサプ>とは相性が悪いです。
<オリサプ>は、エナコスト3枚と、発動時の5枚トラッシュ送りを含めると、トラッシュ17枚以上の状態で発動すれば、2つの効果を使えますが、毎ターン起動能力で除外を続けていると、達成が阻害されるかもしれません。
相手のエナが潤沢で、エナを削っても仕方がないと思われる場合には、あえて起動能力を使わないのも手です。
また<オリサプ>の登場により、ただ起動能力を使い忘れただけの場合(ウリスあるある)でも、相手が<オリサプ>の存在を警戒してくれる可能性があります。
日頃から、トラッシュの枚数を数えやすいような並べ方にしておき、さも<オリサプ>があるかのように振る舞っておけば、ただの使い忘れというプレミが、相手の動揺を誘う高等戦術になるかもしれません。
トラッシュ調整が難しいようなら、<オリサプ>は存在だけ匂わせておき、実際には<グリモワール・ブラスト>で代用するというのも有力だと思います。
トラッシュ条件が整えば、<オリサプ>の方が爆発力は上ですが、いつでもLv3以下除去+蘇生を使えるという安定性では<グリモワール>の方が上なので、一長一短でしょう。
明日から全国1億2000万のウリス使いが、トラッシュ枚数が分かるような並べ方を始めたら、この記事の意味があったと言えるでしょう。
3.メイン(不採用枠)
次はメインデッキの解説ですが、標題が少し変わっています。これは良くも悪くも、ウリスというルリグの特性によるものです。
ウリスというルリグは、キーの選択肢が多いのと、シグニの回収手段が多いために、メインデッキの採用候補が非常に多いです。
何も考えず、採用候補を詰め込んだら60枚程度になってしまいます。
当然ながら、そういう構築は焦点がぼやけており、優良素材は集まったが、何をしたいのか分からないただの集合体となりがちです。
ルリグデッキ、今回なら<因果の均衡 ウルトゥムVSリワト>のような主役が居て、それと相性の良いカードは何か?ゲームプランに合ったカードは何か?と考えると、徐々に採用カードが絞られてきます。
今回提示した構築例に入っているカードだけ見ても、「まぁウリスなら無難に入るよね」というカードばかりです。
そうではなくて、「何が入っていないか」に目を向けることで、より構築の意図がご理解いただけるかと思います。
幻竜 スワード
ウリスの隆盛を支えた功労者ですが、今回は不採用となりました。
理由は大きく2つあります。
- 序盤の除去手段の欠如
- リミット低下による、Lv2シグニの価値の低下
<スワード>はパワーこそ高いものの、除去能力を持ちません。
除去能力を補うため、<スワード>よりも<ギヴル>の価値が相対的に高まりました。
後者は<ウルトゥムVSリワトキー>でも言及した話ですが、特に3ターン目がリミット5となるため、Lv3,1,1と並べるために、Lv2シグニが使いづらいという問題があります。
今回でもLv2シグニを5枚採用していますが、リミットの問題が重いと思えば、更に削ってLv1シグニに枠を回すかもしれません。
幻武竜 リョーマ
ここでも<ウルトゥムVSリワトキー>が影響しており、
- リミットの都合でLv2,3シグニの枠が取りづらく、3ターン目でのパワーダウンが安定しない
- <ハナレキー>、<ウリカニキー>といったトラッシュ肥やしの手段が無く、よりパワーダウンを使いづらい
- 3ターン目の除去役の後継者が登場した
後継者については後述します。
幻竜姫 ファブニル
- リミットの都合でLv2,3シグニの枠が取りづらい
デッキ内に各レベルのシグニが居る必要がありますが、Lv2,3の枠が薄いため、除去能力を使えない場面が多いです。
汎用的な出現時除去持ちとして、今回は腐りづらい<ブラックホール>を優先しました。
弩書 ザ・ロウ / 幻竜 エキドーナ
<ウルトゥムVSリワトキー>なら、こちらの盤面が残ろうと特に支障が無いため、不採用となりました。
<ザロウ>については、非龍獣を増やし過ぎると、<ガルグ>のコストにもならず、手札に滞留しかねないという事情もあります。
4.メイン(新規+α)
幻竜 バハムート
除去ラインが5000まで上がっており、トラッシュからカードを戻すという特殊な準備も必要ないため、非常に使いやすいです。
3ターン目に是非引きたいという意味では枚数を増やしたいと思う一方で、<ウルトゥムVSリワトキー>のリミット低下のせいで、なるべくLv1シグニに枠を割きたいという事情があり、枚数は難しいところです。
幻竜 コクリュ
Lv2でパワーが5000あるため、<スワード>の高パワー要員としての役目もある程度果たせます。
新規なので紹介がてら採用してみましたが、ランサーが<バハムート>と被り、トラッシュ枚数の枚条件は、ルリグ起動でトラッシュを除外すると達成が困難になるという都合があるため、なかなか明確な役割が無いというのが正直なところです・・・
幻竜 チビドラ
手札が少ない時、トラッシュに1体居るだけで、手札不足を打破できるかもしれません。
Lv3以下では唯一の手札補充手段であるため、<オリサプ>の蘇生先としては最有力と言えるでしょう。
いかがでしょうか?
新規カードが少ない中でも、<ウルトゥムVSリワトキー>の採用により、相対的に立場を高めたカード、落ちたカードが出てきて、メインデッキの再考が必要となりました。
飽きることなく、新しい要素を取り入れながら進化を続けるのがウリスの強みだと思うので、是非<ウルトゥムVSリワトキー>を使ってみてください!
ではまた(^^)/