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【第272話】真・殺戮の天使

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    by ねへほもん

    タイトルトップ.jpg
    【第272話】真・殺戮の天使
    どうも、ねへほもんです。
    前回までは新弾のカードに関する記事を書いてきましたが、今回は先日セレモニーで使用したデッキをご紹介します。

    今回のデッキは・・・こちらです!

    デッキレシピ
    真・殺戮の天使.jpg
    真・殺戮の天使


    セレモニーの戦績は以下の通りです。
    予選
    • 1回戦 グズ子 〇
    • 2回戦 タマ 〇
    • 3回戦 グズ子 〇
    • 4回戦 タマ ×
    決勝T
    • 1回戦 ピルルク 〇
    • 準決勝 タマ 〇
    • 決勝 タマ ×
    準優勝でした。

    まずはレシピのご紹介から。

    デッキコンセプト
    「Lv4に先にグロウし、<ゲイン>天使軍団で一気に押し切る」
    以前ご紹介した「殺戮の天使」を<レイラキー>対応版にアップデートしたものです。

    構築の方針
    このデッキはコンセプトが明確な分、対策も立てやすく、逆に言うと負け筋も予測しやすいです。
    全ての負け筋をケアすることは不可能なため、なるべく遭遇率の高い対策を乗り越えられるよう、最適な構築を選択する必要があります。

    ・・・と言いたいところですが、今期はデッキ分布がバラけ過ぎていて、最適解を見つけることに苦労しました。
    準優勝できたのも運の賜物というほかありません。
    想定される負け筋は以下の通りです。

    (1)アーツで攻撃を防がれて負ける
    特に厄介なのは以下の3枚です。
    アンチ・アビリティ / アイドル・ディフェンス / フラクタル・ケージ
    カーニバル等、今期はコストが重めのアーツを採用するデッキが多いこと、<レイラキー>によるハンデス妨害を嫌って青デッキが減少していることから、最も厄介な<アビリティ>は対策不要と判断しました。
    アビリティ>が多い環境なら、そもそも2アン等、<アビリティ>に強いデッキを選択せざるを得なくなる位、相性の悪いアーツです。

    他の2枚も厄介ですが、採用率はさほど高くなく、入るデッキは限定的なので、「そのデッキを対策する必要があるか?」という重要度に応じて対策するかを決定します。

    (2)LBで攻撃を防がれて負ける
    ゲイン天使軍団にLBは効きませんし、盤面出しLBはアサシン、アタック時除去、シグニゾーン消去と対策手段が多いため、LBで負けることは少ないです。
    一気に奪える点数が多いため、<デメニギス>、<テンドウ>等で多少ダメージを減らされても影響は小さいです。
    但し、ご存知かと思いますが、非常に厄介な1枚があります。

    音階の右律 トオン
    今までは<ナフシュ>で対策可能でしたが、カーニバルでは<レイラキー>とセットで採用されることが多いため、対策の幅がかなり狭まりました。
    トオン>を埋められる頻度はそこそこあるため、何らかの対策が必須となります。
    詳細は後述しますが、上記の構築の一番の問題点が<トオン>対策なのですが、追加で1枚対策札を入れる必要がありました。

    (3)先にライフを0にされる
    ミラーマッチ、2アン、燐廻グズ子が該当します。

    準決勝はミラーマッチだったため、対戦経過の中で解説します。

    2アンは火力が高いだけでなく、防御面でも無敵の<マーライ>の存在により、こちらからのダメージが通りづらいです。
    数少ない<フラクタル・ケージ>の採用デッキという点でも厄介で、綿密な対策プランが必要となります。

    燐廻グズ子は最近増加しているデッキで、存外厄介で頭を悩ませています。
    レイラキー>登場前は、<応報>+<ビカムユー>で燐廻ダイレクトの一撃を狙うプランが主流でしたが、<レイラキー>登場後はLv5までグロウし、相手によって<燐廻>と遊具連パンを使い分けるプランにシフトしていました。
    ここまでは特に問題ないのですが、最近は<ビカムユー>採用+Lv5採用という、「燐廻ダイレクトと遊具連パンでとにかく攻める」攻撃特化型の構築が増えてきました。

    ビカムユー>採用デッキ同士が対戦した場合、Lv2からグロウせずに殴り合うことになりますが、この時相手は<フーリッシュ>2発(<スピサル>回収込み)という、強力な除去&防御手段を抱えています。
    シグニ自体の除去力はこちらの方が上ですが、<フーリッシュ>1枚で3面守りつつ3面除去してきますので、勝ちが見込めません。
    前日の別のセレモニーで、グズ子は32分の5という割と大きなシェアとなっており、焦りましたが、明確な対策が浮かばず、「当たらないことを祈る」こととしました。
    既にアーツ&キーの5枠が固まっており、メインデッキでも対策できないためです。

    トオン>対策が甘かったのは1枚足せば済みますが、対燐廻グズ子は抜本的な対策が必要であり、今後の検討課題と言えます。

    レシピ解説
    龍滅連鎖
    アイドル>・<ケージ>対策として採用しました。
    コストが重いようで、チェインで<落華流粋>を2コスト削れるため、そこまで重くはありません。
    とはいえ、ノーパンされた上から発動しようとすると、コストが重くのしかかるため、メインデッキでリソースを稼げる構築にする必要があります。

    ちなみに、「<レイラキー>+<アイドル>をセットで採用されたら、エナを削れないのでは?」と思われるかもしれませんが、<龍滅>であれば大丈夫です。
    アタックフェイズ時に『イノセンス』を使用し、レイラキーが影響している効果を打ち消すことで、<龍滅>でエナを削ることが可能です。

    同様に、リンゼのスペル・アーツ使用制限も『イノセンス』で解除することが可能です。
    アーツ構成から、<リンゼ>に対し無策に思われるかもしれませんが、アタックフェイズに『イノセンス』→<龍滅>→<レクイエム>→<ケージ>と繋げば問題なく攻めることができます。

    リンゼ>で<ビカムユー>が使えなくなるという問題がありますが、後攻の場合は1,2ターン目で先にビカムユーを使っておくことで対策可能です。
    Lv3にグロウしたターンに<ヴァルキリー>や<クロト>を出しつつ、ユニークスペルを連打し、事前にアドバンテージを稼いでおくことで、<リンゼ>や<アイドル>の0コスト使用を対策することができます。

    フラクタル・ケージ
    基本的には先にLv4へグロウし、<レクイエム>+<プロメウス>盤面で押し切れば良いのですが、デッキが色々居る環境のため、盤面除去が足りない、相手にLv4へグロウされてしまった等の不具合が生じる可能性があります。
    一番大きな仮想敵としては、対2アンを想定していました。

    マーライ>を<大盤振舞>で20000パンプされると、<マーライ>を殴り倒せなくなり、<プロメウス>で除去が出来ず、<アークゲイン>のダブクラ連パンしか通らなくなります。これではライフ2点からしか詰められないため、追加の盤面除去手段として<ケージ>を採用し、<アークゲイン>で4点、もう1体で詰めの1点として、ライフ4点から詰め切れるようにしました。
    セレモニーでは2アンとは当たりませんでしたが、準決勝で思わぬ活躍をしてくれました。

    小剣 ミカムネ / 小盾 オハン / 小砲 キライザ
    龍滅>採用を考慮し、メインデッキはアドバンテージを稼げる構成にしました。
    具体的には、<インデックス>・<物語>各4枚採用、そして<オハン>の4投です。

    オハン>はLv1ながら、ウェポンが場に居るという緩い条件で1ドローすることが可能です。
    インデックス>のサーチ先は、<アークゲイン>を1枚抱えるのが最優先として、次に<オハン>が<ヴァルキリー>・<クロト>に劣らず多いです。
    クロト>は回収が不確定、<ヴァルキリー>はサーチ時にダウンさせる必要があり、空いた盤面を殴れないという欠点があるため、単純にアドバンテージを稼ぐだけなら<オハン>が最も優秀という場面もあり得ます。

    後はLv1のウェポンとして、<アルマイル>ではなく<キライザ>を採用しました。
    後攻で1,2ターン目に<ビカムユー>を使用すると、相手とレベルがズレるためですが、相手のレベルに関係なく除去ができるため、使い勝手の良い1枚だと感じました。
    後、地味ながら<ミカムネ>のパワー5000になる効果が役立つ場面もあります。
    具体的には、中央に立てておくことで、相手の<アルマイル>の除去を妨害できるというもので、対2アンやミラーマッチでの被ダメージを1点抑えられる場合もあります。

    弩砲 アヴェンジャー
    トオン>対策の最終兵器です。
    ライフトップに埋まった<トオン>を容赦なく叩き割れます。

    また、<マーライ>や低コストアーツに阻まれ、打点を通しづらい対2アン戦等でダメージを追加でき、相手のライフをキルラインまで引き下げることも可能です。
    後、メインでの盤面除去能力が低いため、相手が<アビリティ>を採用しており、<プロメウス>に頼れない場面では、シグニ除去効果を使うケースもあります。

    まぁ、これだけでは<トオン>対策として片手落ちだということは認識していたのですが、実際に対戦するデッキは分からないのだからと、追加の対策を怠ってしまいました・・・

    ◆実戦経過
    予選
    1回戦、3回戦 VSグズ子 〇
    対策を切ったところで燐廻グズ子と2回対戦することに。
    ついてない・・・

    とはいえ、どちらも後攻で、相手が先攻3ターン目にLv3へグロウしてくれました。
    幸い、<ビカムユー>は不採用だったようです。
    後攻3ターン目、<ビカムユー>からLv4へグロウし、ダブクラ連パン<ゲイン>等でロングショットを決めました。

    2回戦 VSタマ 〇
    アイアース>を出してルリパンで攻める型ながら、<トオン>は入っていない構築のようでした。
    後攻のため、早めに<ビカムユー>を使用し、先にLv3へグロウし、ユニークスペルを連打し、相手の先攻3ターン目の動きを見守りました。
    予想通り、<リンゼ>の攻撃を通されましたが、事前の準備通り、『イノセンス』→<龍滅>→<レクイエム>→<ケージ>と進め、無事に勝利しました。

    4回戦 VSタマ ×
    対策を怠ったツケが回りました。
    お互いLv3のターン、相手が<仁の遊 スプリング>で「何か」をトップに置き、ターンエンドしました。
    危惧していた事態が起こりました。

    そう、<アヴェンジャー>ではデッキトップに設置された<トオン>を除去できないのです!

    タマは<スプリング>を容易にサーチでき、<トオン>さえうまく引ければ、簡単にデッキトップに<トオン>を設置でき、<生生流転>でこちらのターンに<トオン>を埋めることができます。
    メツミ>1枚入れておけば対策できたのですが、「<レイラキー>相手には効かないし・・・」と採用していませんでした。

    ただ、現環境で<流転>を採用しているのは主にタマで、大半は<レイラキー>を採用していません。
    分かっていながら、「タマがどれだけ居るか分からないし・・・」という曖昧な理由で不採用としたことを恥じました。
    オハン>か<物語>辺りであれば、容易に1枠を捻出できたのですから。

    決勝T
    1回戦 VSアロスピルルク ○
    決勝1回戦から地獄のマッチングでした。
    レイラキー>、<チャクラム>、<イノセント>、<アクト>、<アビリティ>という構成でした。

    アビリティ>は聞いてねぇ・・・

    事前に知っていたのは<レイラキー>のみで、「2アン対策も兼ねて、<アイドル>でも入っているのかなー?」と思っていたら、予想を見事に外されました。

    先攻2ターン目、<十四年式>込みの2面要求を仕掛けましたが、LB<アノマリス>により1点分減らされ、ルリグアタック込みの2点のみ。
    先攻3ターン目も2面要求を仕掛けましたが、<アクト>(ベット無し)と<チャクラム>(使いきり)とサーバントにより1点も通らず、5点の状態で先攻4ターン目を迎えました。

    しかし、一気に攻め切られないという判断からか、相手が殴ってきてくれていたため、ピルルク相手ながら、エナ潤沢、手札6枚キープという状態でターンを迎えられたのが大きかったです。
    まずは相手のアーツ読みですが、状況から<アビリティ>を抱えているのは明らかでした。

    さすがに5点の上から詰めるのは無理であったため、<アヴェンジャー>で1点削った上でアタックフェイズに。
    龍滅>+<ケージ>で2面空け、残り1面に立てた<ゲイン>に<レクイエム>を使用しました。
    相手のライフは4点。<アビリティ>で<ゲイン>が1回攻撃となることで、盤面では2点+1点+1点のピッタリ4点しか奪えません。
    後は相手がサーバントを持っていないという可能性に賭けるのみでした。
    最初のLB<アノマリス>で1点ずらされたのが恨めしく思えます。

    ここで『イノセンス』を使うか悩みましたが、<龍滅>でバニッシュした後の相手のエナは青5枚、<アイドル>は使えず、<ケージ>の可能性は低く、やはり<アビリティ>に違いないと予想したため、エナを1枚削る必要性は薄いと考え、『イノセンス』は使わず、<龍滅>はバニッシュ+1点回復を選択しました。

    実戦では、まずは予想通り、<アビリティ>を使用されました。
    その後、

    「相手が<イノディ>を使用」

    2枚回収+ルリグ止めを選択しました。
    つまり、サーバントを持っていなかったようです。
    『イノセンス』+<龍滅>でエナを1枚削っておけば、<イノディ>でルリグを止められることはなかったのですが、そこまで求めるのは贅沢というもの。
    1点分だけ殴り、1エナのみで相手がグロウできない状況を作ってターンを渡しました。

    後攻4ターン目、相手は3面並べるのみでエンド。
    そして先攻5ターン目、相手のライフは3点、<アイヤイキー>で1パン追加することで、合計4点通せ、勝ちきれます。
    問題は、相手の盤面を3面空けることでしたが、<プロメウス>に2回攻撃を付すことで、2面は空きます。
    残り1面をどうしようかと悩んでいたら、手札に<オハン>と<クロト>が2体居て、相手の場に<ヤゴ>が居るのを見つけました。

    2体の<クロト>で<プロメウス>と<キライザ>を回収し、リムーブしてから<オハン>と<キライザ>を立てて<ヤゴ>を除去、その後<物語>で<オハン>をバニッシュし、空いた盤面に<プロメウス>を立ててアタックに。
    リムーブ1回制限の中でギリギリの盤面形成で、最後は<アークゲイン>、<プロメウス>、<キライザ>と1面ウェポンを残してしまいましたが、相手はアーツを使い切っているため問題ありませんでした。
    特にLBも踏まず、無事4点通して勝利できました。

    セレモニーの中で最も運に恵まれた1戦だったと思います。

    準決勝 タマ ○
    レクイエムゲイン型タマのミラーマッチでした。
    前日に別のセレモニーで優勝された方で、その時の構築を熟知していましたが、大きな障害が1つありました。

    リンゼ>4枚採用。
    通常、先にLv3へグロウしてしまうと、返しのターンにグロウフェイズでLv3、続いて<ビカムユー>でLv4へグロウされてしまいますが、先に<リンゼ>で<ビカムユー>を止めておけば問題ありません。
    幸い、こちらのアーツ構成は知られていないようでしたが、何かの拍子でバレないとも限りません。

    相手に先にLv4へグロウされる前提で、勝てるプランは無いか・・・?と考えていました。
    すると、1つ条件を満たせれば、先にLv4へグロウされても、高い確率で勝利できるプランを編み出せました。
    その条件とは・・・

    「後攻を取ること」

    先攻だと、先に殴られる都合上、こちらのライフが減ってしまい、Lv4のターンのアタックに耐えることができません。
    ある程度のライフを残せれば、相手のロングショット要求に耐えられるプラン・・・その実現の第一歩のじゃんけんは・・・

    負け!!!

    無事に後攻を取れました。
    勝利への活路の第一歩でした。
    対戦は着々と進み、勝負の岐路となった3ターン目を迎えます。

    先攻3ターン目
    レクイエムゲイン型のタマに多く採用され、相手も採用している<イレイズ・ルフラン>があると3面<リンゼ>でも止まってしまうが、相手はどう動くか?
    挙動に注目していました。

    Lv3へグロウせず

    ここでストレートにグロウしてくれた方が、こちらとしてはターン数が伸びず、ライフが維持できるため楽でした。
    まぁ、最後まで見えない<ルフラン>を警戒してもらえ、Lv2同士で殴り合うという展開でも良かったですが。

    メインフェイズ、まずは相手が<シルシュ>を出してきました。
    こちらのエナ構成は白2、赤2、緑1だったのですが、白2枚を飛ばしてきました。
    どうやら、<ルフラン>の妨害を狙っていたようです。

    実際、<ルフラン>が使えない状況となったため、その後相手が<ビカムユー>を使用し、Lv3へグロウしてきました。
    リンゼ>2面を立ててアタックしてきましたが、プラン通りのため素通ししました。

    サーバントでガードできなかったこと、<リンゼ>に<アイヤイキー>を使い、1点ダメージを増やされたことから、こちらのライフは3点と危険水域に。
    とはいえ、最低限のライフは残せていました。

    後攻3ターン目
    普通にLv3へグロウし、普通に3面並べるのみでした。
    ここでおもむろに、

    「<アイヤイキー>を出し、2回攻撃を付してアタックに入りました。」

    これが勝利の切り札だったのですが、相手に警戒されぬよう、「どうせ次のターンでこちらが負けてしまうが、一応2回攻撃しておきたい」程度の意識で<アイヤイキー>を出したように見せかけるように努めました。
    ここの2回攻撃は<ルフラン>で能力を消され、止められましたが、サーバントの少ない相手のライフは着実に削れ、残り2点になりました。

    相手がLv4に乗って勝ちと思われる局面で、密かに勝利の方程式を完成させていました。

    先攻4ターン目
    予想通り、相手は<ゲイン>・<プロメウス>・<クロト>の盤面を作ってアタックしてきました。
    さらに相手は<クロト>で<割裂>を加え、こちらのエナを4エナまで削る動き。
    その後、<レクイエム>を<ゲイン>に、<アイヤイキー>を<プロメウス>に使用してアタックに入りました。

    ゲイン>2点、<プロメウス>2点、<クロト>1点・・・ライフ3点では到底耐えきれません。

    種明かしをすると、こちらの耐えるプランとは、「<ケージ>で<ゲイン>を除去する」というものでした。
    つまり、<割裂>で4エナまで削られたことにより、<ケージ>使えなくなりました。
    万策尽きたということです。

    ・・・と思わせるのがこちらの狙いでしたが、<アイヤイキー>と<レクイエム>の対象をズラした辺り、相手の方は気付いたようです。

    答えは、「<アイヤイキー>をトラッシュに置き、2エナ分を捻出することで<ケージ>を発動する」でした。
    ゲインを除去し、残り3点分をピッタリ耐えきり、無事に後攻4ターン目を迎えました。

    後攻4ターン目
    相手のルリグデッキには何もなく、残り2点のため、3体の攻撃を通して勝ちでした。
    1つ注意点として、<レクイエム>でダブクラアサシンを付けると相手の『イノセンス』で剥がされてしまいます。
    ミスが無いよう、<龍滅>→<レクイエム>を両方除去に使い、先ほど<ケージ>で除去した1面を加え、3面分の攻撃を通して勝利しました。

    決勝 タマ ×
    予選最終戦と同じ方の再戦でした。
    今回は<メツミ>があっても無理で、トオン>が初期ライフに2枚埋まっているという負けパターンでした。

    先攻2ターン目に2面要求すると、LB<ヘスチア>で<ハニエル>を出され、1点防がれることで、ルリグアタックを通すも相手ライフは5点をキープされました。
    先攻3ターン目、相手の手札が悪かったようで前のターン盤面が埋まらず、3面空けの状態でアタックに入りましたが、ライフ1枚目で<トオン>を踏み、4点をキープされました。
    最後に先攻4ターン目、特に相手はデッキトップを操作しておらず、<アヴェンジャー>で<トオン>を撃ち抜けば優勝という状況でしたが・・・

    当然のように失敗

    最初のLB<ヘスチア>が無ければ、先攻2ターン目で<トオン>の1枚目を踏め、3ターン目で<トオン>を踏めていたので勝機はあったかもしれません。
    予選で勝っていれば、相手の方は2勝2敗で決勝Tに上がれなかったはずなので、<メツミ>1枚入れるのを怠った自分の責任と諦めました。


    いかがでしょうか?
    穴は多いデッキですが、マッチングと運を味方に付け、何とか準優勝することができました。

    次もオールスターのデッキをご紹介しますが、次はカジュアル仕様のデッキを取り上げます。
    ではまた(^^)/

ダブルMAISカーニバル

[キーセレクション]【第271話】ゆるゆーり ー後編ー

    posted

    by ねへほもん

    ゆーり.jpg
    【第271話】ゆるゆーり ー後編ー
    どうも、ねへほもんです。

    今回は前回に引き続き、優羽莉の紹介を行います。
    mtd.png
    まずデッキの構築方針をご説明し、その後具体的なサンプルレシピをご紹介するという流れで進めます。
    構築方針
    優羽莉の構築の型を分ける上で、この1枚が鍵になると考えています。
    ST AVAL科学財団
    カード種類:キー
    色:赤
    コスト:コイン1
    【常】:あなたのターンの間、あなたのすべての赤のシグニのパワーを+2000する。
    【出】:あなたのルリグが[Lov]の場合、あなたのデッキから[紅蓮]のシグニ1枚を探して公開し手札に加え、デッキをシャッフルする。
    【起】このキーを場からルリグトラッシュに置く:あなたのトラッシュから赤のシグニを2枚まで手札に加える。
    コイン1枚でシグニを計3体手札に加えることができ、2000パンプは紅蓮シグニの場持ちを良くしつつ、オトタチバナによる除去を補助できるので、優羽莉の攻撃面を考えると最強の1枚です。
    一方で、防御面では全く役に立たないため、採用すると防御力がダウンします。
    また、2000パンプを長く使うためには、財団を場に維持する必要があり、他のキーが出せないという意味でも防御面に制約がかかります。

    財団の有無により、攻撃・防御の比重が変わってくるのですが、火力を上げてゲームエンドを早めるか、耐久力を上げて複数ターンにわたってプレッシャーを掛けるか、どちらのプランでも優羽莉の『アルティメットレイド』が相手にとって大きな脅威となります。
    大まかには、以下の3パターンの構築があると考えています。
    • (1)財団で序盤の火力を上げ、ビカムユー>・<遊月キー>・<アイヤイキー>からの『アルティメットレイド』でLv4にグロウしたターンに詰める型
    • (2)財団で序盤の火力を上げるも、他は防御アーツで固め、攻防のバランスを取る型
    • (3)防御系のアーツ&キー5枚で固め、耐久力を高める型
    (2)は中でも攻撃・防御にどの程度寄せるかで構築に幅が出て一概には言えないため、(1)と(3)についてコメントしておきます。

    (1)は最も攻撃的で、優羽莉らしい構築と言えます。
    但し、『アルティメットレイド』は万能ではなく、詰めの盤面など『アルティメットレイド』効果付与シグニ以外にも耐性を付け、複数耐性持ちにし攻めることもあるかと思いますが、<イレイズ・ルフラン>1枚で最大3面が無力化される等、耐性の穴を衝くアーツ構成には弱いです。
    アーツ&キーの構成は、5枚全てが攻撃を意識したカードになりますが、その中でも、防御手段皆無の布陣で固めるか、防御にも使えるカードを入れるかで選択肢が分かれます。

    イノディ>や血晶紅盾は、防御性能は勿論、バニッシュ耐性を付与して攻撃にも使えるため、いざという時の保険のために最低1枠は割いておきたいです。
    ルリグデッキの枠が問題ですが、序盤の火力が十分ならば<アイヤイキー>までは不要ですし、単色デッキが多く、エナ焼きの価値が低い場合には<遊月キー>は不要等、攻撃用のキー&アーツを選別することで、最低限の枠は確保できるのではないかと思います。

    一方の(3)では、除去能力の確保が課題となります。
    赤ルリグで、『アルティメットレイド』という攻めに特化した必殺技の存在からは想像しづらいですが、存外除去能力が低いです。

    「あれっ?ツクヨミで2点要求できれば後1面空ければ3面要求になるのでは?」

    と思うかもしれませんが、これは大きな間違いです。
    相手がツクヨミの攻撃を素通ししてくれれば2面分の攻撃を通せますが、要求値の高いシグニは、当然ながら優先的に妨害の対象になります。
    ツクヨミ1体の攻撃が止まるだけで、通せるダメージが2点分減ってしまうので、実質的には1面要求と大差ありません。
    しかも、血晶武装は原則ターン1のため、2体のツクヨミを血晶武装にして盤面要求することは困難で、ツクヨミ1体を止められるだけで1点も通せないという事態も十分想定されます。

    毎ターン『アルティメットレイド』の存在をチラつかせ、相手のプレイングに制約を与えられるのは他のルリグには無い強みですので、後は火力と耐久力を他のルリグ並に確保できれば十分に活躍できそうです。

    サンプルレシピ
    構築を大きく3つに大別しましたが、筆者のイメージからすると(1)のレシピを紹介すると思われたかもしれません。
    ・・・が、今回は(3)のレシピをご紹介します。
    (1)のレシピではない理由は単純で、「環境的に戦えなくなるリスクが高いから」です。

    環境に<ルフラン>採用型のタマやユキが溢れると、(1)の構築では苦戦が予想されます。
    ワイルズの収録カードが未判明の現状でそのようなリスクを冒すよりは、安定的に戦えそうな(3)を採用した方が良いと判断しました。

    派手な点数要求をせず、ゆるーく気長に戦うという意味で、デッキ名を「ゆるゆーり」と名付けました。
    このネーミングを使いたいから耐久型にした訳ではありません

    後、(3)のプランだと、とあるカードを採用できるという利点もあります。
    地味なゲームプランに見えて、派手なカードも採用できるため、インパクトでは見劣りしないと思います。
    という訳で、今回の切り札はこの1枚です。
    ST 血晶魔杖
    カード種類:アーツ
    色:赤
    コスト:赤1
    使用タイミング:アタックフェイズ
    ベット―《コインアイコン》《コインアイコン》《コインアイコン》《コインアイコン》
    対戦相手のパワー10000以下のシグニ1体をバニッシュする。あなたがベットしていた場合、代わりに対戦相手のすべてのシグニをバニッシュする。
    そして、レシピはこちらです!
    ◆デッキレシピ
    キーカード
    《一途の巫女 ユキ》
    10006.jpg
    前編でも触れましたが、血晶魔杖でコイン4枚を消費すると、残りはコイン1枚、エクシード4枚となります。
    残る1枚のコインでエクシード消費型のキーを出すと、エクシードを無駄なく使いきることができます。

    他のルリグだと、キーが複数採用されており、最初に<エルドラキー>や<ソウイキー>を出して、後で別のキーに貼り替えて・・・という流れになることが多いですが、今回はキーが1枚のみのため、初手から出す意味のあるキーと相性が良いです。
    具体的には、初動のLv1シグニを回収できる<ユキキー>か、凍結効果を長い間使える<リメンバキー>が挙げられます。

    優羽莉では、Lv1,3でコインを得るために手札やエナを消費するため、単なる防御だけでなく、アドバンテージも稼げる<ユキキー>が適任と思い、<ユキキー>を採用しました。
    ユキキー>or<リメンバキー>+血晶魔杖のセットは、限定条件がなく、他のルリグでも採用可能なので、相性が良いルリグは無いかと探してみるのも面白そうです。

    ちなみに、「アーツとキーでコインを5枚使い切ると、『アルティメットレイド』を使えないのでは?」と思われるかもしれませんが、耐久型構築では、単に相手にプレッシャーを掛ける程度の存在としか考えていません。
    チャンスがあれば『アルティメットレイド』から詰めに行くし、相手が用心して動いてきたら、コイン5枚を全て防御に回すと臨機応変に対応します。

    《焚骨砕身》
    上述の通り、耐久型では火力の確保が課題となりますが、単に火力を上げるだけよりも、耐久力と火力を両立できた方が良いに決まっています。
    要は、「除去アーツを採用する」ということです。
    切り札こと血晶魔杖は勿論ですが、もう1枚位は除去手段が欲しいと感じました。血晶魔杖はコインを消費するものの、エナの消費量は少ないため、エナは使うがコインは使わない<焚骨砕身>と相性が良いと思い、採用しました。

    《獣爪一対》
    使用済の<ユキキー>を破棄することで、2エナで1体バニッシュ+2ドローorルリグ止めと効率よく守ることができます。
    当初、<イノディ>は必須級かと思っていましたが、このデッキのLv4での基本盤面は、ツクヨミorアカズキン(血晶武装)+下級2体で、ツクヨミによるシグニ回収が可能であることから、Lv4シグニを安定してキープできることに気付きました。

    アーツ、LBによる盤面空けを軸として、実際に立てるのは下級シグニで良いのであれば、イノディ>の回収効果は不要で、エナコストの軽い<獣爪一対>の2ドローで十分と判断しました。
    ちなみに、<イノディ>・血晶紅盾の比較でも悩みましたが、ミラーマッチで『アルティメットレイド』から特攻された時には、ダウンよりはダメージ軽減の方が役に立つと思い、血晶紅盾を優先しています。

    《紅蓮の使い魔 ママリリ》《血晶の斧撃》
    C 紅蓮の使い魔 ママリリ
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精械:紅蓮/古代兵器
    色:赤
    レベル:2
    パワー:5000
    限定条件:Lov限定
    【常】:このシグニが血晶武装状態であるかぎり、このシグニのパワーは+3000され、このシグニは、このシグニの正面以外の対戦相手のシグニゾーンにアタックできる。(シグニゾーンへのアタックでは対戦相手にダメージを与えない)
    【起】ダウン:このシグニの正面のパワー3000以下のシグニ1体をバニッシュする。
    ST 血晶の斧撃
    カード種類:スペル
    色:赤
    コスト:赤0
    限定条件:Lov限定
    以下の2つから1つを選ぶ。
    (1)あなたの[紅蓮]のシグニ1体を場からトラッシュに置く。そうした場合、対戦相手のパワー12000以下のシグニ1体をバニッシュする。
    (2)【エナチャージ1】(あなたのデッキの一番上のカードをエナゾーンに置く)
    ママリリでダウンし、斧撃でママリリをトラッシュに送ってもう1面空けるという、2面除去セットを採用しました。
    2面除去の過程で手札を2枚消費するため、事前に手札を補充できる<ユキキー>と相性が良いです。

    また、他のLv2シグニと異なり、ママリリには血晶武装状態で3000パンプするという利点があります。
    先攻2ターン目に血晶武装状態にできれば、パワー8000の状態で後攻2ターン目を耐え、3ターン目にも正面以外のシグニゾーンにアタックできる可能性が高いです。

    後、斧撃は「エナチャージ1」も選択できるため、アカズキンが居る時に出せば追加でエナをチャージすることができるという点でも相性が良いです。
    なお、<リメンバキー>採用型だと、手札消費が重くなるので、手札交換効果が終盤でも有用なオズマ姫が優先されるかと思います。

    《紅蓮の使い魔 コノハナサクヤ》
    ST 紅蓮の使い魔 コノハナサクヤ
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精械:紅蓮/古代兵器
    色:赤
    レベル:2
    パワー:5000
    限定条件:Lov限定
    【常】:このシグニは血晶武装状態であるかぎり、【アサシン】を得る。
    (【アサシン】を持つシグニがアタックすると正面のシグニとバトルをせず対戦相手にダメージを与える)
    【自】:このシグニがアタックしたとき、《赤》を支払ってもよい。そうした場合、対戦相手のパワー1000以下のシグニ1体をバニッシュする。
    序盤はパワー1000のシグニ除去、終盤はアサシンとゲーム中を通して活躍が期待できる1枚です。
    Lv4グロウ後はツクヨミかアカズキンを血晶武装するのが優先され、コノハナサクヤの出番は無いと思われるかもしれませんが、状況によってはツクヨミやアカズキンよりも活躍できる可能性があります。
    具体的には、

    「焚骨砕身を使用した直後のターン」

    です。
    相手の盤面が2面空いており、残り1面要求をプラスすれば、3面要求を達成できます。
    シグニが1体しか居ない状態でツクヨミを出すのは、赤2エナの除去コストを考えると勿体ないですし、アカズキンに血晶武装して、3面要求ではなくダブクラで要求点数を増やすとアカズキンが妨害されやすく、ダメージに繋がりづらいです。
    この場合、残り1体の正面にコノハナサクヤを出し、3面要求するのがLv4シグニの温存という観点からも効率的です。

    《紅蓮の使い魔 ミリア》《紅蓮の使い魔 モルモー》
    R 紅蓮の使い魔 ミリア
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精械:紅蓮/古代兵器
    色:赤
    レベル:1
    パワー:1000
    限定条件:-
    【自】:このシグニがアタックしたとき、あなたのデッキの一番上を公開する。それが[紅蓮]か[古代兵器]のシグニの場合、それをエナゾーンに置く。
    R 紅蓮の使い魔 モルモー
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精械:紅蓮/古代兵器
    色:赤
    レベル:1
    パワー:2000
    限定条件:-
    【出】:あなたのデッキの上からカードを4枚見る。その後、その中からあなたの場にあるこのシグニ以外の、[紅蓮]か[古代兵器]のシグニ1体と同じ名前のシグニ1枚を公開し手札に加え、残りをシャッフルしてデッキの一番下に置く。
    アドバンテージを稼げる下級シグニを計6枚採用しました。
    上述の通り、Lv4での優羽莉の基本盤面は「ツクヨミorアカズキン(血晶武装)+下級2体」で、ミリアやモルモーのようなLv1シグニでさえ、終盤の盤面に並ぶ可能性は十分にあります。
    ハンデスをしてくるピルルクのように、こちらのリソースを奪ってくる相手だと、アカズキンやツクヨミの赤2コストが重く感じられる場合もあり得るため、終盤でもリソースを稼げる両者に活躍の機会は十分にありあす。
    《血晶の紅雨》
    SR 血晶の紅雨
    カード種類:スペル
    色:赤
    コスト:赤3
    限定条件:Lov限定
    あなたの[紅蓮]のシグニ1体を血晶武装[デッキ]し、デッキをシャッフルする。ターン終了時まで、あなたの血晶武装状態のすべてのシグニのパワーを+5000し、それらは「【自】:このシグニがアタックしたとき、自身のパワー以下の対戦相手のシグニ1体をバニッシュする。」を得る。
    ライフバースト:どちらか1つを選ぶ。(1)対戦相手のパワー10000以上のシグニ1体をバニッシュする。(2)あなたのデッキから[紅蓮]のシグニ1枚を探して公開し手札に加え、デッキをシャッフルする。
    一発逆転の切り札というべき1枚です。
    通常ターン1でしか血晶武装できませんが、このスペルがあれば2体目の血晶武装が可能になります。

    キーセレではお互いの防御手段を読みやすいため、「要求点数を増やさないと、耐久レースで確実に負ける」と悟る状況が存在します。
    どれだけエナや手札があっても、防御手段が尽きればそれまでなので、エナコストが重いながら、要求点数を増やせるこのスペルはいざという場面で役に立つかと思います。
    前後編にわたり、色々なカードをご紹介してきましたが、いかがでしょうか。
    カードが豊富で、構築の幅も広いことを感じ取っていただければ幸いです。

    サンプルレシピでは、公式サイト、カードゲーマー、知り合いの方の仮組みレシピを見て、どこでも採用されていなかった《血晶魔杖》を敢えて採用してみました。
    環境次第でどの構築が勝ちやすいかが変わってくるので、色々なレシピを見ると参考になるかと思います。

    最後にまとめの一言を。

    「アニメ4期待ってます!」

    一体何のアニメのことなのでしょうか・・・(すっとぼけ)

    次は現環境に戻り、セレモニーで使用したデッキをご紹介します。
    それではまた(^^)/

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