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じゃんけんでも...いいんだな? 勝った方先攻なー (^^)

posted

by K

えー

「先攻を先行と書くな!」

どうもKです。



今回は先攻後攻の決定の仕方の話をしたいと思います。ゲーム攻略面の話ではありませんが、ゲームをやる上で大事なことなので今回僕の考えをまとめてみました。



・先攻後攻決定の現状

ほとんどのカードゲームにおいて先攻後攻という概念は存在しており、その決め方はじゃんけんやサイコロが一般的なので、ここらへんに関して興味を持つ人は少ないと思います。実際あまり面白い話題では無いのでそれで全く問題ないのですが、誰もやらないと暗黙の了解のうちに本筋とは離れていく可能性もあるので、今回とりあげてみました。
ヴァイスシュヴァルツにおける先攻後攻の決め方は、じゃんけんが一般的だと思います。お互いに何の取り決めもなしにいきなりじゃんけんを始め、勝った方を先攻とするのが一般的です。これはこれで良いんですけど、今日はここにメスを入れていきます。


・総合ルール上の記述

強力な根拠となる総合ルールに関する記述から見ていきましょう。先攻後攻の決定についての記述は、現在の総合ルールだと5章の「ゲームの準備」の項にあります。デッキを用意しますとか、5枚引いて初期手札にします、任意の枚数入れ替えてください(マリガン)とか書いてあります。


・決定タイミングのお話

先攻後攻の決定もここに記載があるので、総合ルール上は「ゲームの準備」に属します。ここで感の良い人はお気づきかもしれませんが、今年頭の公式の案内を思い出して見てください。様々な案内があったかと思いますが、その一つに「ゲームの開始前に先攻後攻を決め、お互いマリガン後の状態で試合開始の合図を待つ」というものがあったかと思います。この改定?は反響はあったものの概ね好意的に受け入れられ、今ではかなり浸透したと言えるかと思います。一部のプレイヤーや運営は「今年からルールが変わり、マリガンまで行うようになりました」と説明していましたが、実は別にルールは変わってないんですよね。もともとそうあるべきだったわけです。ただ大昔から、先攻後攻決めを開始合図後にする文化が広く浸透していたわけです。しかし次第にカードのテキストが増え試合にかかる時間が増えてきました。途中試合時間の延長や特別延長のルールなどを設けてきましたが、それでも時間切れする試合は少なくありません。もう5分伸ばして35分にすると1日でさらに30分以上長引くことになるので、なんとか30分のままで実際の競技時間を増やせないものか、という流れになりました。そこでプレイヤーに効率的に時間を使ってもらうためにこれまで慣習でやっていたタイムロスに着手したわけです。これはルールを変える訳では無いので特別な手続きは要らないですし時間切れ防止の助けになるので、とても良い案内だったと思います。


・無作為な決定方法

だいぶ話が脱線しましたが、先攻後攻を決めるルールは総合ルールのゲームの準備の項にあるわけです。ここには「各プレイヤーは無作為に、どちらのプレイヤーが先攻プレイヤーであるかを決定します」と書いてあります。ここで重要なのが「無作為に」の部分です。ここではどちらが先攻か、二つに一つですから、等しく50%じゃないといけないわけですね。


・じゃんけん

先にも述べたように現状最も浸透しているのは、じゃんけんの勝敗によって先攻後攻を決める方法です。これは果たして本当に、無作為に先攻後攻を決める方法なのでしょうか。

じゃんけんは理論上勝率が50%のゲームですが、「じゃんけん必勝法」と検索すればいくつもヒットするように、現実は勝率がぴったり50%ということにはなかなかならないようです。そもそもタイミングを厳密には合わせることが難しく、動体視力で勝率が変わってしまう可能性があります。じゃんけんについて心理学の視点から研究している人もいますし、自分はじゃんけんの勝率が60%を超えていると豪語する人もいます。そういう意味では無作為に先攻後攻を決める方法として、じゃんけんが好ましいとは言えないのではないでしょうか。
ちなみにほとんどの場合こんな確認は行われませんが、厳密にいうとじゃんけんの結果、勝った方が先攻なのか負けた方が先攻なのかはしっかりと決めておく必要があります。どこにも勝った方が先攻とは書いていないですからね。じゃんけんの後に決めがなかったからやり直そうと言われても、ジャッジにもよりますがやり直しになる可能性も十分あると考えています。何事もしっかりと確認してやりましょう。


・じゃんけんは断れる

この話は今に始まった話ではなく、近年ちょくちょく話題に出ていました。去年のWGPでは、じゃんけんが発端となり決勝トーナメントでジャッジ案件になったこともありました。僕は勝率が50%とは限らないこと、トラブルになりやすいこと、上手くタイミングを合わせられなければ片方に不公平感をあたえてしまうおそれがあるなどの観点から、じゃんけんを用いることについては否定派です。ということで代替手段を考えましょう。

ここでひとつ知っておいて貰いたいのが、「じゃんけん(を先攻後攻決定の手段として使うこと)は断れる」ということです。これも習慣になってるからか知らない人が多いですが、総合ルールには、じゃんけん等によって先攻後攻を決めると言う記述はありません。あくまで無作為な方法によって先攻後攻を決めるとあるので、じゃんけんが無作為な方法ではないと主張すれば他の無作為な方法に変更したいと主張することができます。この時、こちら側の提案した手段よりもより無作為な手段を相手が提案しない限りは、こちらの用意した無作為な手段を使える可能性が高いため、じゃんけんに変わる先攻後攻決定手段を用意しておくことは効果があると考えられます。


・サイコロや擬似じゃんけんの難しさ

代替手段として主に用いられるものは、サイコロだと思います。サイコロは、あらゆる面の出る確率が等しいならば、無作為な決定手段として使うことができるといえます(サイコロ使うときはちゃんと和が大きい方が先攻か後攻かって決めているように思います)。ただしじゃんけんほどではありませんが、サイコロも必ずしも無作為とは言い切れない部分があります。それはあらゆる面の出る確率が等しいとは言いきれない点にあります。特に回転が不十分であったり、狙った面を出す技術を持ち合わせている場合、無作為な決定手段として使う事はできなくなります。

昔見た例では、グーチョキパーに相当する3枚のカードを用意し、裏向きのそれらのカードを使ってじゃんけんを試みる方法がありました。今でもうさぎのじゃんけんと言うカードや、クレヨンしんちゃんのカードを使うことで、このような擬似じゃんけんを行うことができます。このような擬似じゃんけんはじゃんけんと違い、あいこがなく一発で勝負が決まる点に優れています。カードを用意しなかった側が先に選ぶのが一般的で、なかなか良さそうなアイディアです。しかし最終選択権が自分にある状態で擬似じゃんけんに使われるカードにマーキングが施されていた場合勝率は50%とは言えず、下手したら100%になってしまうのでやはり問題がないとは言い切れません。後出しじゃんけんになる形ですが、なんだかポケモンのライバルのような姑息さがありますね笑。


他にもアプリなどの電子機器を使う方法が候補として上がりますが、やはり対戦相手にぴったり50%であると納得してもらうことに難しさがあります。


・本題

とまぁながながと書いてきたわけですが、お待たせしましたこちらが本題です。このように無作為に先攻後攻を決めるのは難しいですが、今日は実用的な方法を提案したいと思います。とても簡単で、 「こちらのカードがマーキングされているが自分では気づいておらず、それを相手だけが知っている」というほぼありえないケース以外は、どうやっても勝率は50%にしかならないオススメの方法です。

その方法は簡単で、まずクライマックスとキャラを1枚ずつ用意します。出来ればメインデッキとは別に用意したいところですが、最悪メインデッキをシャッフルする前に2枚取り出して決めることもできます。
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これら2枚を裏向きにして机に出し、相手に1枚選んでもらい、選ばなかった方を自分のカードとします。この時クライマックスを引いた方を先攻とするわけです。この時大事なのは、選んだ後に必ずこちら側のカードも見せることです。相手に確認してもらって初めて50%となり無作為な先攻後攻決定が出来たと言えるわけです。
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・無作為であることの説明

勝率については考えてみればわかると思いますが、まずこちらの勝率はどんなに頑張っても50%を超えません。仮にマーキングが施されていても、最終的には2択から相手が1枚選ぶわけですから勝率は50%超えるわけがないわけです。人は右の方が選びやすいとかの心理学的要素は流石に考慮していません。
同様に相手の勝率も50%を超えないことがわかります。こちらの持ってきたカードですからマーキングはできないですし、どちらか片方は必ず負けのカードなので、どうやっても50%を越えられないことがわかります。以上よりお互いの勝率が50%を超えないので、この方法は勝率が50%の無作為な決定方法として好ましいと言えるでしょう。

もともとSkype対戦で使われていた方法ですが、同時性が必要なく手軽に決められる方法なので、最適な方法の1つとして僕は考えています。もちろん手軽さではじゃんけんに負けてしまうので、競技性の低い大会やフリー対戦において、ここまで厳密にやる必要があるとは思いません。しかしよりルールに忠実にと考えると、じゃんけんに比べてよりふさわしい決定方法だと言えるので、この記事が発端となって全国のプレイヤーにこの文化が浸透すれば幸いです。

・どうしてもじゃんけんっぽさが欲しい方へ
今回紹介した方法は、なるべく少ない準備で簡潔に行うことを目的として紹介致しました。しかしながらあまりにも簡素すぎるという方に、先に挙げたじゃんけんカードを使う方法も紹介します。
と言っても実に簡単で、グーチョキパー3枚のカードを用意し裏向きにして順番に選ぶだけです。ひとつだけ注意が必要なのが、「必ずカードを用意した側が先に選ぶ」ということです。マーキングが施されていた場合に後出しじゃんけんになってしまう可能性については先に述べた通り。なのでカードを用意した側が先に選ぶことでこの問題は解決します。残った2枚のカードから選んでもらい、同時にオープンすればあいこのない勝率50%のじゃんけんが出来ることでしょう。
よくよく考えると実は、クライマックス選んだ方が先攻で、っていう方式となんら変わりないんですけどね。自分が選ぶ分少しはじゃんけんしてるっぽさが出るので、こちらの方が良いと言う場合はじゃんけんのカードを用意して実践してみてください。

必ず「勝った方が先攻/後攻」を決めてから行いましょうね!

・まとめ
今回の記事はあくまで提案なので、みなさん思うところはあるかと思います。特にこれは言っておきたいという意見や、より良い方法の提案がありましたら、なんらかの手段を用いて伝えてもらえると幸いです。


短くまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?なんかしらの知見を得ることは出来ましたか?

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。皆さん、良いTCGライフを!



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