今日は先日発売されたアズールレーンのデッキを紹介していきます。
プールの雑感
まずプールの雑感ですが、アズールレーンは<光景>互換がない割に相手の山をひっくり返すような3レベ連動があるわけでもないので、ちゃぶ台返しをして勝つことは望めない一方で、防御札やソウルマイナスの連動があるわけでもないため普通に組むと粘り勝ちをするのも難しいという取り扱いが難しいプールだなと思いました。一方で足回りとしてはそこそこ優秀なカードが刷られており、
そういう観点でプールを見回した時に気になったカードがこの2枚です。
注目カード紹介
大鳳
まず大鳳です。 連動後手札のスロットを食う代わりに擬似的に<える集中>のようなことができます。自身の連動が宝であることに加えて、3ルック集中であることから連動を決められる可能性はかなり高いと言えるでしょう。課題として2面した時は実質手札スロットが5になるところがありますが、この連動自体が手札を増やさないことから序盤はそこまで気にならず、<える集中>で複数回ブーストする場合には自身を出し直して圧殺する(ハンド-1)ことを考えると中盤から終盤になるまで実質<える集中>と同等の価値を持つと判断しました。 |
アウグスト・フォン・パーセヴァル
次にアウグストです。 <光る>と結紐か髪を咥える絵になるんですが、あまりにもイラストが良すぎてうっかり手が滑りそうになりました。冗談はさておいて、このカードもレベル1で優位を築くことにおいて優秀なテキストを持っています。盤面条件なし9500手アンという破格のスペックに加えて、スタンバイ連動で自力スタンドしながら移動ロックを行います。移動ロックの使い方は色々あるのですが、まずもって<アウグスト>が手から出てきたレベル2対抗札以外に突破されにくくなります。 |
とりあえず、上記のカードを主軸に置いた8宝と8スタンバイを考えました。
デッキ紹介
8宝なのにアタッカー真っ青でなんやねんという気持ちですよね笑
0とフィニッシャーに連動枠を割くと1はいわゆる「サブアタッカー」だけで構成することになりますが、アズールレーンは1連動があまり強くない代わりに1のサブアタッカー軍団が結構強いんですよね、青に限らず。今回は経験として置きやすいようにゲームの主軸にはならない3として<ニュージャージー>に白羽の矢を立てたのでついでに1の構成もこのようになりました。
経験として置かれるカードは必ずゲームから除外されるため枚数を絞るのが難しい割にたくさん積んでも邪魔にならないものってことで結構選定が難しいです。<ニュージャージー>はアタッカーの色(ニュージャージーを共鳴先とする強いアタッカーを採用しているので卵が先か鶏が先かという話ですが笑)であり、かつ共鳴として手札に抱えたところでヒールが付いているので最後まで腐らないのが良いですね。また、<信濃>がアンコールステップヒールなのでメインでのヒールとしても1枚手札にある状態が保たれるデッキ性とあっています。サブアタッカー軍団に触れておくとどれも優秀なアタッカーでありつつストブ以外は起点になったり次につながるテキストを持っているので継戦能力も高いです。
続いて緑ですが、コンセプトの<大鳳>に加えてストックをソースに圧縮が決まるので<信濃>を採用しました。<信濃>は大体山がひっくり返ってしまい登場コストやアタック時コストが山に戻るのですが、ヒール分がアンコールステップなのでクロックで1圧縮できてカードの単体性能が高いなと感じました。実際問題山を破壊できないデッキなので1点や2点をたくさん喋る連動じゃないと勝てないのもあります。なんにせよこのデッキとは相性がいいです。また、<霞>(っていうと多くの人は<違うカード>が思いつきますよね笑)については、想像より結構強かったカードです。序盤の他アタッカー探しや<大鳳>の控え作り、<信濃>前の緊急山破壊などクライマックスしか切れない割にいい仕事をします。
続いて8スタンバイ
スタンバイ連動2種を搭載したデザイナーに近い構築になっています。
<3のスタンバイ連動>はラブライブスーパースターの<スタンバイ連動>の相互互換です。前列に出てくるカードなので自分のパワーが高いのは利点ですが、アタック中のスタンバイで後ろに出す時に効果発揮までにラグがあるので一長一短という評価。実を言うと終盤に連れて盤面は<ローン>で埋めていきたいので後ろからもパワーパンプできるほうが相性がいいと思うシーンも多かったです笑。とはいえ、連動したターンにトップ盛りできるのはかなり大きいです。2−2−1程度の打点で殴るわけですが、これが入る確率がかなり高いです。そして相手のトップドローを要らないキャラに固定しやすいので地味に嫌なコンボですね。
<ローン>について少し書いておくと、スタンバイデッキのヒールキャラとしてかなり申し分ない性能という評価です。ヒールキャラは基本的に手からプレイしてヒールをしたいわけですが、スタンバイデッキにおいてはヒールキャラも控え室から出てくるケースがあるのでただのヒールでは2打点以上の価値を創出できません。歴史上その欠点を超越したカードとしてデアラの<くるみ>(ちょっとこれは規格外ですが笑)などがいますが、そこまでではないものの盤面で活躍できるヒールということでデッキとしてはスタンバイに親和性のあるカードだなと思っています。
デッキとしては結構3連動をたくさんしたいのであまり面を取りすぎないのがコツ(面を取ると盛れないので)です。トップ盛りができると打点が通りやすくなるので踏んで踏ませてを意識したいですね。2回目以降の3連動が難しそうな時は積極的に<ローン>で面を塞ぎ打点差を意識しましょう。
いかがだったでしょうか。
アズールレーンは「これをしたら勝ち!」というわかりやすい道がない分、構築に色が出るので皆さんもぜひ色々試してみてください。
それではまた次の記事でお会いしましょう!