
今回は新弾「WORLD PREMIERE PACK 2023」より、いくつかの汎用的なカードをピックアップして紹介します。
共命の翼 ガルーラ

海外先行の「WORLD PREMIERE PACK」ですが、一部は来日に先んじてマスターデュエルに実装されており、このカードもその中の1枚。 主に【ティアラメンツ】で活躍していました。 同種族・同属性のモンスター2体で出せるため、「ティアラメンツ」の共通効果により、「ティアラメンツ」自身や<未界域のネッシー>と融合できます。
この効果はどこから墓地へ送られてもいいため、攻撃力が1500あることもあって<天底の使徒>との相性は抜群で、<教導の聖女エクレシア>をサーチしつつ即座にドローできます。
<灰燼竜バスタード>等と違い<D.D.クロウ>を受けないのは利点ですね。
振子特急エントレインメント

縛りなしでシンクロできるレベル8・機械族・地属性の初のシンクロモンスターです。
シンクロ召喚した際に手札・EXデッキからレベル4以下のPモンスターを特殊召喚でき、<超重神童ワカ-U4>とレベル4モンスターから、機械族モンスター×2を作れるようになりました。

【地属性GS】や【機械族GS】系統のデッキでは、Pスケールを揃えたり地属性・機械族を用意したりと器用な動きができ、破格の性能を持ったわけではありませんが立ち回りの幅を作れる良カードです。
自身か自分のPモンスターが戦闘した際に相手モンスターが戦闘破壊されなかった場合、そのモンスターを効果破壊する効果もあり、相手の大型に自爆特攻したり戦闘破壊耐性持ちを除去したりとこちらも器用な効果。
金雲獣-馬龍

縛りなしのレベル6シンクロチューナーで、特殊召喚時に自身のレベルを上げるか下げるかすることができます。
【電脳堺】とは相性抜群で、今までは「勇者」などが絡まなければできなかった3の倍数以外のシンクロを、テーマのギミックだけでできるように。
レベルを上げて<電脳堺豸-豸々>と<フルール・ド・バロネス>を作ることができます。
また、こちらも<天底の使徒>との相性がよく、相手のカードを除去しつつサーチが行えます。
<旧神ヌトス>にできなかった破壊耐性持ちの除去ができるのは優秀です。

ピットナイト・アーリィ

効果モンスター2体と緩めの条件で出せるリンク2モンスター。
自身のリンク先のモンスターの効果発動にチェーンして、相手モンスターを対象に効果を無効化、攻撃力を0にします。
直接チェーンする必要があるため妨害される可能性はありますが、<I:Pマスカレーナ>や<水精鱗-サラキアビス>といったフリーチェーンの効果を持つモンスターの先に出すことで、ほぼフリーチェーンの妨害として運用できます。

戦闘・効果で破壊されたエンドフェイズに自己蘇生でき、エンドフェイズと遅くはあるもののバトルによる追撃でそのまま破壊されるおそれがなく、生き残りさえすれば次のターンの足がかりになるのも優秀です。
魔砲戦機ダルマ・カルマ

フィールドのモンスターすべてを裏側守備表示にし、表側で残ったモンスターをすべて墓地へ送る通常罠。
類似カードで対処できなかったリンクモンスターも除去でき、この墓地送りはプレイヤーへ強要する効果なため完全耐性持ちも除去が可能。
自分のモンスターも巻き込むとはいえほぼフリーチェーンの全除去に等しく、裏守備でモンスターを埋めることから単純な除去より強い場面も多々あります。
【ラビュリンス】では<迷宮城の白銀姫>でセットでき、裏返ったあとも<ビッグウェルカム・ラビュリンス>で戻すことで再度特殊召喚もでき、また特殊召喚した<白銀の城のラビュリンス>の効果で除去やハンデスが狙えるため非常に強力。
極端な例ではエクストラリンクしているモンスターをすべて墓地へ送れるため、相手を一気に突き崩すことができます。
前述の通り墓地送りはプレイヤーに強要する効果なため、各種「ラビュリンス」カードの条件を満たさない点には注意。
まとめ
以上がピックアップカードの紹介になります。個人的には<魔砲戦機ダルマ・カルマ>を評価しており、先攻での妨害としてはもちろん、<白銀の城の執事 アリアス>を用いた相手ターンでの発動や、盤面に対する捲りとしても優秀です。