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第19回 あなたにストーンギフト!「大会レポート(14) アルセウスVSTAR+ケッキングV+ハピナスV」

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    by もっさ

    第19回 あなたにストーンギフト!「大会レポート(14) アルセウスVSTAR+ケッキングV+ハピナスV」
    ごきげんよう、もっさ(@Mawssa2000)です。
    以前、強化拡張パック「Pokemon GO」発売時のデッキ紹介記事で取り上げさせていただいた<ケッキングV>を採用したデッキを使って、デッキ公開制の100人規模の大会に出場してきました。
    今回はその記事となります。

    使用動機としては、2点あります。
    一つは海外の大きな公式大会で<ケッキングV>を採用したデッキが優勝していたこと、
    もう一つは<キュワワー>や<ヤミラミ>を使ったいわゆるロスト軸のデッキが大会のトップメタとなっていることです。
    後者について深掘りすると、ロスト軸のデッキは、序盤は<ウッウ>でサイドを進めたり、倒せなくても相手の盤面にダメカンを増やすことができ、中盤・終盤はヤミラミでダメカンをばら撒いて一気にサイドを取り切ることができます。
    後攻1ターン目からでもサイドを取りやすく、特にうらこうさくを用いたデッキは高確率でメッソンが取られたり、取られなくてもメインとなるアタッカーがダメージを負ってしまうことが多いです。
    ロスト軸のデッキは相手のポケモンを倒せなくても、相手の盤面にダメカンが残っていれば後でどうとでもなるので、攻略するには「耐えるだけでなく、回復できる」必要があります。

    また、一度倒されてしまったメッソンは<やまびこホーン>で再び場に出てきてしまうので、極力非ルールのポケモンの力は頼りたくないです。
    そこで<アルセウスVSTAR>+<チェレンの気くばり>という組み合わせが上がってきます。
    ただし、前回も紹介したアルセウスVSTAR+うらこうさくのデッキであると、最近は<頂への雪道>が多く積まれたロスト軸のデッキが存在しているので、序盤にメッソンを取られた上で頂への雪道まで置かれると遅れて負けてしまうことがあったり、使用率がロスト軸に次いで2番目といっても過言ではない<オリジンパルキアVSTAR>+<キュレムVMAX>のデッキに<大きなおまもり>を貼っても一撃されてしまうダメージを受けて負けてしまう事が多いです。
    よって頂への雪道を自分でも出しながらサポートポケモン(うらこうさくなど)に頼らない動きをしたいということで今回のデッキを使用するに至りました。


    使用デッキ
    アルセウスVSTAR+ケッキングV+ハピナスV
    プレイヤー:もっさ
    ポケモン
    11
    スタジアム
    4


    工夫した点としては<キャプチャーエネルギー>の採用に加えて、<ミルタンク>を採用した点です。
    ミルタンクについて深堀りすると、このような回復系のデッキが苦手とする<キュレムVMAX>や、このデッキと同様の観点から注目が集まっている<ヒスイヌメルゴンVSTAR>のデッキの増加、<ヒスイゾロアークVSTAR>の<キャンセルコロン>採用減少などからミルタンクの通りの良いマッチが増加することから採用してみました。
    また、<ダブルターボエネルギー>のみだとやや火力不足そうなマッチにおいても<パワフル無色エネルギー>もあるので、効果的にミルタンクを使えると感じ採用しました。
    それでは以下レポートになります。
    大会レポート
    1回戦 vsロトムVSTAR 後攻 〇
    CL横浜の配信卓を盛り上げたデッキタイプですね。
    こうした<アルセウスVSTAR>を一撃できるデッキに対して、通常は厳しい戦いが想像されますが、<ミルタンク>を採用していたことでイージーウィンすることができました。

    2回戦 vsアルセウスVSTAR+ヒスイヌメルゴンVSTAR 後攻 〇
    「想定していたデッキがきた!」と内心ウキウキしていたものの、なんとお相手のデッキには<エンペルトV>が採用されていました。
    当然<頂への雪道>は4枚あるので、エンペルトVの特性を消すこともできますが、<結晶の洞窟>が3枚採用されていたため、<ミルタンク>を使うのは終盤にし、とりあえず盤面に出して圧力をかけながら「トリニティノヴァ」で<ハピナスV>に加速していきます。
    ここで<アルセウスV>に加速しなかった理由は、相手の<ヒスイヌメルゴンVSTAR>を手札に<パワフル無色エネルギー>と<こだわりベルト>があったことから<アルセウスVSTAR>+ハピナスVで処理できると判断したためです。
    ここでヌメルゴンVSTARが処理できると、次に出てくるであろう裏のアルセウスVSTARをハピナスVで一撃で倒すことも視野に入り、相手は「トリニティノヴァ」でミルタンク用のエンペルトVと<ヒスイヌメルゴンV>を1ターンである程度用意する必要が生じました。
    ここで、こちらの2体目のアタッカーがアルセウスVSTARだと相手目線もう一度トリニティノヴァが打ててしまうので、急ぐ必要がなくなってしまいます。
    この戦略の結果、相手は<博士の研究>等でドローすることを優先し、エネルギー等のリソースをトラッシュすることになった上、急いでエネルギーを加速した事によって、終盤ボスの指令を3回使って<かがやくサーナイト>を縛りつつ、前にミルタンクを置いたことでかがやくサーナイトを逃がしつつ、エンペルトVを作ることが不可能になってしまい山札切れで勝利しました。

    3回戦 オリジンパルキアVSTAR+キュレムVMAX 後攻 ×
    エンペルトV>が2枚採用されているものの、このデッキはスタジアムが少ないので、<頂への雪道>が4枚あればいくつか駆け引きに勝てると詰ませることができます。とはいえ、<マリィ>の通りが重要になってきます。
    しかし、継続して<アルセウスVSTAR>を倒せるダメージを出されてしまい、<ツツジ>から捲れそうでしたが、<こだわりベルト>、<パワフル無色エネルギー>、頂への雪道のいずれかをツツジで引ければ勝ちだったのですが、前2つはサイド落ち、3枚ある頂への雪道も残り山札16枚から6枚で引けず、お相手がすべて揃えて負けてしまいました。
    非常に惜しい試合でしたが、駆け引きがとても面白い試合でした。

    4回戦 キュワワー+ヤミラミ+かがやくリザードン 後攻 〇
    しっかり初ターンから<頂への雪道>までプレイして番を返してきました。それでも<博士の研究>から<アルセウスV>にエネルギーを貼り、次に進化できる状態にして番を返すことができました。
    あとは<チェレンの気くばり>や<マリィ>で盤面のダメカンを除去しながら相手への手札干渉を行うだけです。経験則にはなりますが、序盤のマリィから<キュワワー>を取られ続けてしまうと、相手は<かがやくリザードン>をしっかり使えるに至らないことが多いかなと思います。

    5回戦 オリジンディアルガVSTAR+キュワワー+ウッウ 後攻 〇
    最近注目のデッキの一つです。
    ウッウ>で攻撃できるので、<ミルタンク>を使うのは難しいですが、サイドプラン上、倒されてサイド1枚のポケモンが1匹出る分には試合に影響しないこともあり、序盤からプレイしていきます。
    頂への雪道>+<マリィ>によって<かがやくゲッコウガ>の特性【かくしふだ】を封じつつ、次のターンに<オリジンディアルガV>に先殴りする事に成功します。このまま押し切って勝利しました。
    流行しているデッキは<オリジンディアルガVSTAR>のラインが2-2であることが多く、後続の用意が不安定なようにも思えます。<あなぬけのヒモ>でウッウがくることがわかっていても、<アルセウスVSTAR>3匹を「スタークロノス」圏外にしておくことが最重要であると思ったので、ミルタンクを差し出したところが良かったと思います。

    6回戦 ヒスイヌメルゴンVSTAR 後攻 〇
    レシピ上、<ミルタンク>を単騎にすればお相手のデッキはサイドを取れなくなってしまう状況でしたが、試合には制限時間があるので、<ヒスイヌメルゴンVSTAR>のワザ「アイアンローリング」でダメージを軽減され続けてしまうと、ダメージが足りずに引き分けになってしまう可能性があります。
    よって、序盤からミルタンクを出しつつ、火力が高くヒスイヌメルゴンVSTARに効果的な<ケッキングV>に「トリニティノヴァ」で加速して攻めました。
    その結果、お相手は<博士の研究>等で山札を掘り進める必要が生じ、だいぶ山札が少なくなったため、一体目のヌメルゴンVSTARを倒したのちに<チェレンの気くばり>で<ケッキングV>を回収し、ミルタンクで詰み盤面を築いて勝利しました。

    7回戦 レジギガス 後攻 ×
    ノコッチ>を採用しておらず、かつ<大きなおまもり>がサイドに行ってしまい、<ハピナスV>+<タフネスマント>でしか<レジロック>の攻撃を耐えれない状況に。後手から<マリィ>をプレイしましたが、先攻2ターン目から順当に2枚ずつサイドを取られてしまい敗戦しました。
    不利対面だったので仕方のない試合であったとも思いますが、ノコッチを採用していたらどうなっていたかは気になりました。
    というのも、ノコッチを採用しても、<レジエレキ>のワザ「テラスパーク」でベンチにダメージをあたえることができる都合から、結局どこかでノコッチを倒されて闘弱点を消せなくなってしまう上、ベンチにいても40ダメージ以上<アルセウスVSTAR>がダメージを負うことになるので、大きなおまもりをつけていようがレジロックに一撃で倒されてしまうことから、<マナフィ>と合わせて採用しないとあまり効果的でないようにも思えます。
    そのあたりはこれから研究していきたいとも思います。

    おわりに
    よって、5勝2敗 10位で予選突破ならず(トップカットは8名)という結果でした。
    しかし、<ケッキングV>や<ミルタンク>の強みを活かした試合が多く、何より事故で負けた試合が無かったので、安定感のあるデッキであると感じました。
    是非試してみてください。

    それでは。

第18回 あなたにストーンギフト!「大会レポート(13) アルセウスVSTAR+うらこうさく」

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    by もっさ

    第18回 あなたにストーンギフト!「大会レポート(13) アルセウスVSTAR+うらこうさく」
    ごきげんよう、もっさ(@Mawssa2000)です。
    今回は100人規模の大会でベスト16、650人規模の大会でベスト64という成績を<アルセウスVSTAR>+うらこうさくのデッキで出しました。特別良い成績という訳ではないのですが、一点強調したい話題があったので今回は記事にしようと思いました。
    本題に入る前に一つ前提条件としてお伝えしておきたいのが、海外環境故、<Vガードエネルギー>や<セレナ>が未実装であるという点だけご理解頂ければと思います。特にVガードエネルギーがあればこのデッキは更に強くなります。

    それでは以下前者のベスト16になった際のレポートになります。


    使用したデッキ
    アルセウスVSTAR+うらこうさく
    プレイヤー:もっさ
    ポケモン
    19
    スタジアム
    3


    はじめに言及した「強調したい点」というのは、「HPが70のメッソン」の需要についてです。
    「どんどんよぶ」をあまりプレイしないことや、そもそも特性【うらこうさく】をガンガン使用する訳ではない<アルセウスVSTAR>+うらこうさくというデッキにおいて、昨今の環境を考慮すれば、HPが70の<メッソン>が有効であると考えるプレイヤーが増えています。

    具体例を挙げれば、<ヤミラミ>と<やまびこホーン>のコンボが挙げられます。<メッソン(れんげき)>だと、ヤミラミの「ロストマイン」で相手がサイド2枚を一度に取ることができ、サイドを2枚献上してしまいます。(メッソンのHPが60なので、それが2匹で120。ヤミラミでぴったりダメカンが足りてしまいます。)
    しかし、たったHPが10上がるだけで、サイド2枚献上を回避することができます。また、VSTAR軸のデッキなので、サイド1枚取られる分には、アタッカー3体(アルセウスVSTAR)を満遍なく使うことができる上、<ツツジ>も使いやすくなりますね。


    大会レポート
    今回は反省点についても別途最後にまとめようと思います。

    1.vsオリジンパルキアVSTAR 後攻 〇
    後1「トリニティチャージ」で加速した後に、<大きなおまもり>を付けていたことから、先2の「あくうのうねり」を耐え、そこから<チェレンの気くばり>を上手く使えたため勝利。
    今回はうまくいきましたが、このマッチは特に先攻を取られると厳しいことが多いでしょう。

    2.vsヒスイゾロアークVSTAR 後攻 ×
    日本では、<オリジンパルキアVSTAR>を意識して<Vガードエネルギー>や<かがやくサーナイト>を採用して耐久力を意識したタイプが増えていますが、海外環境では<かがやくルチャブル>を採用するほど、火力特化の構築が流行しています。
    大きなおまもり>を付けてHP310にした<アルセウスVSTAR>も一撃で倒されてしまい無念の敗戦。環境デッキへの理解が足りませんでした。

    3.vsロストバレット 後攻 〇
    このデッキを意識して今回は<アルセウスVSTAR>のデッキを使用しましたが、予想の通り、20%近いシェア率を誇っていました。
    今回はこのデッキに対して、<メッソン>の工夫以外に、<頂への雪道>+<マリィ>の動きで<かがやくゲッコウガ>の特性【かくしふだ】を封じつつ、手札干渉によって相手の動きを弱めるプレイを強くできるように構築をしました。
    その結果、<セイボリー>や<崩れたスタジアム>といった<オリジンパルキアVSTAR>の対策になる札を減らしてしまったのですが、オリジンパルキアVSTARは上から5番目のシェア率に留まり、読みが当たりました。

    試合は<マリィ>が刺さった上、メッソンに対して<ヤミラミ>のロストマインを使ってしまうあまり、アルセウスVSTARがほぼ無傷の状態で攻撃し続けることができたため、勝利できました。メッソンなどのある意味「エサ」になってしまうカードをアルセウスを守るために「敢えて出し」たり、「全く出さな」かったり、そのメリハリがこのマッチでは大事だと考えています。

    4.vsヒスイゾロアークVSTAR 後攻 ×
    またもや、先攻から順当に2枚サイドを取られて負けてしまいました。
    シェア率はとても低かったので、割り切っても良いマッチでしたが、少なくともこのような構築には弱いデッキであることをしっかり事前にインプットしておくべきでした。また、仮に先攻であったとしてもこちらは一撃で倒されてしまうので、不利であったと思います。

    5.vsオリジンパルキアVSTAR 先攻 〇
    先攻を取れたので、<アルセウスV>を2枚を用意して、<チェレンの気くばり>を上手く使えたことや、<ツツジ>のケアも兼ねて、相手の前の手負いの<オリジンパルキアVSTAR>ではなく、<ボスの指令>で裏の準備中のオリジンパルキアVSTARに攻撃したことが功を奏して勝利しました。
    ボスの指令が少ない<アルセウスVSTAR>+うらこうさくのデッキも多くありますが、私自身はボスの指令がちゃんと入っているタイプのデッキの方が、このようなシーンの時に有効なので好みです。

    6.vsロストバレット 先攻 〇
    この試合も先2の特性【スターバース】から<頂への雪道>+<マリィ>によって相手の動きを緩めつつ、攻撃し続けることで勝利しました。
    とはいえ、<かがやくリザードン>が<こだわりベルト>をつけると<アルセウスVSTAR>を簡単に処理されるので、最後まで注意しつつ、<ツツジ>のタイミングでもう一度頂への雪道をプレイしました。
    初動で<あなぬけのヒモ>からメッソンが<ウッウ>に簡単に取られてしまうので、この試合でも<メッソン>は1枚のみプレイかつ2ターン目からの展開を目指しました。このマッチでは1ターン目は<アルセウスV>に手張りしてターンを終わる試合がほとんどです。

    7.vsロストバレット 先攻 〇
    このマッチではお相手のデッキが少々特殊で、この方のタイプのデッキが翌日以降の大会で増えています。どういうものかというと、<頂への雪道>が4枚入っているのです。
    当然<かがやくリザードン>ないし<かがやくゲッコウガ>が採用されているので、頂への雪道とはミスマッチなようにも思えますが、自身は<キュワワー>の特性でデッキを回すことが出来、相手の<アルセウスVSTAR>や<ゲノセクトV>などの特性を止めることができます。
    そして、自身が頂への雪道を邪魔に思う盤面になれば、<ロストスイーパー>で除去し、盤面をすっきりさせつつ、ロストゾーンにあるカードの枚数を増やすことができます。<エーフィVMAX>のようなロストバレット泣かせの対策カードが流行していることも背景にはあります。
    とはいえ、特性【スターバース】を使えなくともアルセウスVSTARはエネルギーを貼って攻撃するだけなので、安定した攻撃ができました。<ギラティナVSTAR>のデッキも含めて、スタジアムが多くないことがロストデッキの特徴であったので、頂への雪道を厚めにしたアルセウスVSTARのデッキを持ち込んだのですが、そこまで読まれた構築であったように思えました。


    よって5勝2敗でベスト16という成績に終わりました。


    反省点
    ロストゾーン軸のデッキを意識しすぎてしまった事が挙げられます。
    はじめに紹介したもう一つの大会では、<キュレムVMAX>のデッキと<オリジンパルキアVSTAR>のデッキにコテンパンにされてしまいました。
    今回コテンパンにされた<ヒスイゾロアークVSTAR>も含めてやはり今回のデッキ選択は不利でした。その代わり、もう片方の大会では<ギラティナVSTAR>のデッキにも2戦2勝しており、ロスト軸のデッキには全勝しています。

    改善点としては、<こだわりベルト>の採用が挙げられます。
    実はロスト軸のデッキに続いて多かったデッキがキュレムVMAX+オリジンパルキアVSTARのデッキです。なので、少なくともこのデッキに対しては5分程度で戦えるようにしたいです。
    この対面で問題であったのは、サイドを刻むために<インテレオン(アクアバレット)>を挟もうにも、HP330という高耐久なキュレムVMAXには実質有効ではないダメージしか与えられないということがあります。
    こだわりベルトが採用されていないと、<アルセウスVSTAR>が出せる最大ダメージは200です。これにアクアバレットの120を足しても320ダメージ。キュレムVMAXを倒すことができないのです。
    これで倒せると、アルセウスVSTAR3体+インテレオンでどうにかキュレムVMAX2体を倒すなどして勝利しやすくなるのですが、結局このレシピではアルセウスVSTAR2体で1匹のキュレムVMAXを処理しなくてはならないです。
    これではキュレムVMAXは一撃でアルセウスVSTARを倒せるので、不利な状況になってしまいます。その為にこの火力アップの札は必要に思えました。
    こだわりベルトを採用する際は、<マナフィ>・<大きなおまもり>が入れ替え候補になります。

    おわりに
    いかがだったでしょうか。

    日本環境では繰り返しになりますが、<Vガードエネルギー>があるので、より安定した立ち位置で<アルセウスVSTAR>+うらこうさくのデッキを使えると思います。<ヒスイゾロアークVSTAR>のデッキも耐久に寄っていることも追い風ですね。
    トレーナーズリーグも始まりましたので、是非使ってみてください。

第17回 あなたにストーンギフト!「大会レポート(11) オリジンパルキアVSTAR」

    posted

    by もっさ

    第17回 あなたにストーンギフト!「大会レポート(11) オリジンパルキアVSTAR」
    ごきげんよう、もっさ(@Mawssa2000)です。
    今回は海外の130人規模の大会に参加しベスト8という成績を残せたため、そのレポートを書かせていただこうと思います。
    はじめに申し上げると、決勝トーナメント1回戦は2試合連続(2試合先取形式)で<オリジンパルキアV>が3枚と<頂への雪道>が<ミュウVMAX>相手にサイド落ちしてしまい、試合という試合にならず2試合取られて負けてしまいました。
    とはいえ、今回はとある自主大会で有名なプレイヤーが優勝したデッキをそのまま使用したのですが、今回の記事ではその安定感の高さを最も強調したいと思います。

    今回の形式では予選8試合で、決勝トーナメント進出のために負けてよい試合は1試合しかありませんでした。その中で予選を抜けることができたのはデッキの安定感が高かった証拠であると言えるでしょう。

    デッキレシピ
    オリジンパルキアVSTAR
    プレイヤー:もっさ
    サポート
    8
    Rカイ
    3枚
    2枚
    1枚
    1枚
    スタジアム
    3


    最近は<オリジンパルキアV>の枚数・<クイックボール>の枚数が少ないレシピがとても多くなっており、私自身もそういったレシピを最近は愛用してきましたが、そういったレシピに比べて、4枚のオリジンパルキアVや<クロバットV>の採用、ボール配分、エネルギー配分共に独特ですね。
    それでは決勝トーナメントは前述した通りなので、予選について振り返っていこうと思います。

    大会レポート
    予選1回戦 vsイシヘンジンVMAX 〇 後攻
    このマッチでのポイントはとにかく<オリジンパルキアV>の「ハイドロブレイク」を連打できるかです。
    相手はいわゆる単構築と呼ばれる、ベンチを絞りつつ要塞を築くタイプのデッキなので、<オリジンパルキアVSTAR>の「あくうのうねり」ではダメージがほとんど出ません。
    そして試合が長期戦になればなるほど、<ストーン闘エネルギー>などでダメージが通らなくなってしまいには「ストーンギフト」の120回復で受けきれる展開になり、こちらの山札が切れてしまいます。
    要するに序盤から「ハイドロブレイク」でベンチ展開にかかわらず200ダメージを与えつつ、<こだわりベルト>と<インテレオン【クイックシューター】>、<マリィ>あたりを上手く使って勝利を目指したいところです。

    この構築はオリジンパルキアVが4枚と<クロバットV>があったことで、先2で特性【スターポータル】を使わずに「ハイドロブレイク」をしっかり使う事ができました。
    オリジンパルキアVが3枚のデッキだとちょっとしたサイド落ちなどでハイドロブレイクを使う為のポケモンVが確保できず、途中から「あくうのうねり」を使う展開になり負けてしまうことが多いです。
    この試合はインテレオン【クイックシューター】とこだわりベルトがサイド落ちしている不利な展開だったのですが、火力で押し切って勝利できたのは構築が良かったからだと思います。お相手が事故らず、しっかり<イシヘンジンVMAX>を準備している状態で、オリジンパルキアVSTARで勝てるとかなり嬉しいので是非お友達等と試してみてください。

    予選2回戦 vsオリジンパルキアVSTAR+インテレオンVMAX(れんげき)+ゼラオラV × 後攻
    お相手はパルキアライン2-2で様々なポケモンが入っているデッキでしたが、しっかり<オリジンパルキアV>スタートで準備をしてきます。
    こちらは<オリジンパルキアVSTAR>が3枚と<ふしぎなあめ>がサイドにいってしまい、オリジンパルキアVでどうにか早々からサイドをとりたい状況です。<クロバットV>での展開を狙いましたが、3ドローでオリジンパルキアVを3枚引いてしまい、何もできず負けてしまいました。
    とはいえ、レシピから見うけられるような「しっかりパルキアを置く」ことは達成できています。2試合目でもう負けられなくなってしまいましたが、一回戦目で不利な<イシヘンジンVMAX>に勝てたことが一つ気持ちの切り替えに役立ちました。

    予選3回戦 vsうらこうさく+かがやくリザードン・ガラルファイヤー・ゼラオラ 〇 先攻
    お相手が<マナフィ>スタートで、<ふつうのつりざお>が1枚採用だったので、前のマナフィを先2でとって、どっかでマナフィをもう一回取ったあとか、出る前に<かがやくゲッコウガ>で<ジメレオン>あたりを2枚取れれば良いなと考えていました。
    ミルタンク>も入っていたので、<インテレオン(アクアバレット)>もどこかで使うかもしれなかったのですが、<とりつかい>+<モクロー>で序盤にサイドを取られることが大きな負け筋となるので、<メッソン>を複数体並べることよりもこちらもマナフィを早めに盤面に出すことを心掛けました。
    また、お相手のデッキに<ダンデ>はありましたが、<こだわりベルト>の採用が1枚だったので、相手の手札の枚数と動き的に<ゼラオラ>+こだわりベルトを<キバナ>から用意されることはこのターン(2ターン目)ないだろうと考えて、強気に<オリジンパルキアVSTAR>で攻撃を開始しました。
    予想外だったのは、マナフィを倒した返しに少ない手札からふつうのつりざおとボールをプレイして、すぐにマナフィが場に帰ってきたことだったのですが、オリジンパルキアVSTARがゼラオラの攻撃を無事耐えたので、そのままプラン通りマナフィを倒してからジメレオンを2体倒して、相手の動きを抑制しつつ、押し切って勝てました。

    予選4回戦 vsアルセウスVSTAR+そらをとぶピカチュウVMAX 〇 先攻
    この試合は「先攻をとれたこと」が最大の勝因になります。
    ただ、先攻の展開は<カイ>が打てないのでなかなか安定しないのが<オリジンパルキアVSTAR>デッキの一つの悩みであり、あまり展開できず後手1で「トリニティチャージ」等で綺麗に盤面を作られてしまうと巻き返せなくなってしまうことが多いです。
    しかし、このデッキは<キャプチャーエネルギー>で序盤から展開することができたので、後手1<頂への雪道>+「トリニティチャージ」で<そらをとぶピカチュウV>を準備されてしまいましたが、先2で【スターポータル】を切らずに<メロン>から<こだわりベルト>+「ハイドロブレイク」で前の<アルセウスV>を倒しつつ、後続準備もすることができました。
    お相手も次のターンから<そらをとぶピカチュウVMAX>でサイドをとり、1ターンの遅れも許されない試合展開になります。
    その中でこちらのアタッカーが尽きない中、お相手は「トリニティノヴァ」を使えない状況だったので、そらをとぶピカチュウVMAXが倒された後の後続が間に合わず、勝利することができました。

    予選5回戦 vsオリジンパルキアVSTAR 〇 後攻
    こちらは<マナフィ>スタートで無事<オリジンパルキアV>を2枚と<メッソン>を並べられたものの、お相手の先1の展開的に2ターン目は「何でもできる」状況でした。ここで取られたくないのは、まずはオリジンパルキアV、そして「げっこうしゅりけん」を意識してマナフィ、次点でメッソンでした。 お相手は先2フル展開した後<クロススイッチャー>でメッソンをとって、展開の邪魔をすることを選択しました。この試合はこの後も結構長かったのですが、正直この2ターン目が大きな分かれ目であったように思えます。結局相手の先2で1枚しかサイドを取られなかったので、こちらは先に相手の<オリジンパルキアVSTAR>に攻撃出来るようになり、かつ相手はフル展開しているので<オリジンパルキアVSTAR>を一撃で倒す権利がこちらにだけあります。(補足:こちらはベンチを絞っているので、相手のオリジンパルキアVSTARから自分のオリジンパルキアVSTARが一撃される危険性がほとんど無い。)
    基本的にこちらは2体のオリジンパルキアVSTARが攻撃し続けるだけで数ターン大丈夫なので、手札は悪かったもののメッソンはその合間に<キャプチャーエネルギー>で展開し終盤に備える事が出来ました。
    最終的には、温存していた【スターポータル】と<クロバットV>でがっつりエネルギー加速とドローをして<やまびこホーン>+クロススイッチャーで勝利できました。ベンチ管理の緩急がとても上手くいった試合でした。

    予選6回戦 vsハピナスV+ミルタンク 〇 先攻
    お相手のデッキには<クラッシュハンマー>が採用されており、基本エネルギーの母数が少ないこのデッキではよりエネルギー管理に注意しようという意識で試合に臨みました。
    また、<ミルタンク>が2枚あったので、早期から<インテレオン(アクアバレット)>を動かせるように、<ハピナスV>は「ハイドロブレイク」+<こだわりベルト>+【クイックシューター】で取れることを忘れないようにという意識を持っていました。
    しかし、試合早々ハプニングが発生します。構築の良さから先2で「ハイドロブレイク」、なんならこだわりベルトまで貼れる展開だったのですが、<メッソン>3枚と<インテレオン(クイックシューター)>がサイドに行っており、<ボスの指令>からメッソン倒された際に、ミルタンクで詰みが発生する展開になってしまった上に【クイックシューター】がないので、とにかく「あくうのうねり」を打ち続け、回復されないよう祈りつつ、どこかで<クロススイッチャー>+「アクアバレット」で2面ダメカンを載せて<チェレンの気くばり>や<すごいきずぐすり>を使われても<ハピナスV>を倒せる展開を目指します。
    とにかく「パルキアが枯れない」おかげで、メッソンが1枚しか無かったとしても「ハイドロブレイク」を挟む余裕があったのが大きく、勝利することができました。

    予選7回戦 vsオリジンパルキアVSTAR 〇 先攻
    先攻を取れたものの手札が悪すぎたので、思い切って<クロバットV>までプレイしましたが、次のターン攻撃することができず、サイドを2枚取られる所からスタートしました。
    それでも、お相手がフル展開していたため、【クイックシューター】で後ろの<オリジンパルキアVSTAR>にダメカンを載せつつ、前のオリジンパルキアVSTARを<こだわりベルト>込みで一撃することに成功しました。
    お相手はどこかで「アクアバレット」で刻むためかベンチを非ルールのポケモンで埋めて「あくうのうねり」でこちらのパルキアを倒します。
    これで相手の残りサイドが2枚、こちらの残りサイドが4枚という状況でした。
    ここで、自分は最初に<崩れたスタジアム>をプレイして、相手の<トレーニングコート>を割りつつ、こちらの無傷のオリジンパルキアVSTARが倒されないようにします。その際になんとなくパルキアで攻撃するオーラを出しておきます。
    その結果、お相手が<マナフィ>をトラッシュしたので、次にスターポータルから<かがやくゲッコウガ>に加速し、<クロススイッチャー>+<ツツジ>から<ジメレオン>を2枚取り残りサイドを2枚にします。さすがに【うらこうさく】が無い中で、スタジアムを<頂への雪道>にし、<やまびこホーン>+<ボスの指令>でお相手が勝利することは厳しいので、その次のターンにやまびこホーン+ボスの指令でラスト2枚を取り切って勝利しました。
    【クイックシューター】で弱らせておいたオリジンパルキアVSTARを取って勝つプランも残されていたので、かなり綺麗に立ち回れたのではないかと思います。やはりこの試合も「パルキアが置けている」ことが光った試合ともいえるでしょう。「ポケモンを置く」こと以外にうらこうさくが割けることが非常に強みとなっています。


    8試合目をID(引き分け)にし、6勝1敗1分で決勝トーナメントを確定させることができました。

    おわりに
    いかがだったでしょうか。
    やはり「パルキアが置ける」ことがいかに重要なのかということをあらためて感じることのできた大会でした。それでは。

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